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神尾真由子さんの凱旋コンサート [観ル・聴ク・読ム]

シンフォニーホールで行われた神尾真由子さんのコンサートから、帰ってきたところです。いや~ぁ、今日の神尾さんの演奏、ほんとすばらしかったです。

オール・チャイコフスキー・プログラムで、
1.歌劇「エフゲニー・オネーギン」より「ポロネーズ」(オーケストラのみ)
2.「懐かしい土地の思い出」作品42より「瞑想曲」
3.ワルツ・スケルツォ 作品34
4.ヴァイオリン協奏曲二長調 作品35
アンコール.タイスの瞑想曲
Vr:神尾真由子 指揮:末広誠 
管弦楽:大阪センチュリー交響楽団

シンフォニーホールは、さすがに音響が良いホールですねぇ~ストラディバリウスが低音部分はより深く、高音部分はよりクリアに響き渡ってました。

先日のBShiの神尾さんの特集で恩師が語っていたように、彼女はヴァイオリニストとしての体格に恵まれていて、日本人にしては力強い音色で弾ける数少ないヴァイオリニストだそうです。まさにそのとおりで、一つ一つの音がはっきり聴こえ、とても力強い、重厚な演奏でした。

彼女の演奏そのものは、先日の梅田芸術劇場での演奏と比べると、今日はすこし緊張していたような気がします。協奏曲では2、3箇所、音の入が不明瞭なところや音程がずれているところがあったかな。あと、オケと合ってない、というか逆かな?オケが彼女と合ってないところもすこしあったみたいだし。
でも、その“おや?”と思うようなところがあっても、彼女はそのあとの演奏では引きずらないで、弾ききっていたので、さすがですねぇ。

今日もやはり、協奏曲の第1楽章が終わったところで、『ブラボー!!』の声と、拍手が起こりましたネ。
面白かったのが、私の斜め前にいた若い外国人の男性。彼は神尾さんの超絶テクニックが出るところや、演奏の盛り上がるところで、目を真ん丸くして、頭を横に振って“オー・マイ・ガッ~!!”ってな表情で、喜んでました。(*^_^*) もう、神尾さんの演奏が聴けて、うれしくて仕方がないってかなんじで。あまりにご満悦な彼の喜びのジェスチャーが、ほんまおもしろくって。思わず笑ってしまいました。

さて今日の演奏会では、最初に大阪府の知事賞受賞の贈呈式がありました。彼女が大阪府出身ということで、コンクール優勝を期に知事賞が贈られたとのこと。太田房江知事が神尾さんに賞状と記念品を贈呈しました。そして知事もそのまま鑑賞されてました。
で、演奏会終了後、太田知事が私の隣の席にいた男性に話しかけに来られ『これから食事でもしましょうか~』っておっしゃってました~生・知事を、間近で拝見したのでした~(余談ですが) 

帰り際にホール前でもらったチラシを見ると、『第13回チャイコフスキー国際コンクール入賞者ガラ・コンサート ジャパンツアー公演開催決定!』ヴァイオリンの神尾さんだけでなく、ピアノ部門やチェロ部門、声楽部門での上位入賞者が出演するそうです。オーケストラもチャイコフスキー記念財団ロシア交響楽団とのこと。指揮者は、ユーリ・トカチェンコ(たぶん、高名なマエストロなんでしょうね) 来年の1/20、シンフォニーホールで公演されるそうです。……もちろん、行きますよ~ チケット、とれるかな。

あ、ところで。今日帰ったらメールで悲しいお知らせが。
来週行く予定だったパールマンのリサイタルが、急病のため中止になった!!とのこと (T_T)/~~~そういえば、先週土曜日にABCチケットセンターから、『パールマンのコンサートのことでお知らせがあります』って留守電に入ってたけど……まさか、中止とは。
ガァ~ァン!!ほんと、残念。むちゃくちゃ、楽しみにしてたのに~!!

でも、急病って……どんな状態なんでしょう。たいしたことなければいいんだけど……早く、良くなりますように。
チケットの払い戻しで15,000円戻ってくるので、給料日まであと2週間ツライなぁ~と思っていたので『おっ、食い繋げられる!』と、すこしラッキーに感じてしまった私は、不謹慎者です。ゴメンなさい。。。

気を取り直して。あさっては、NAOTOさんのコンサートに行ってきま~ス!
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コメント 2

カバニーニ

昨夜は、素晴らしかったですね!
しかめっ面で演奏する、神尾さんの表情が忘れられません。(笑)
表彰式のおかげで、声が聞けたのは良かったかも。(笑)
でもそのせいで、名古屋のプログラムより1曲(楽章?)少ないので、悲しかったかも。

ももんさんの席は、真ん中辺だったのね?
Tシャツ姿の外国人は、なんとなく記憶してます。
その外国人は通路の辺に座ってたような・・?
ワタクシは、S席だったので、後ろから4列目ぐらいでした。
オペラグラスで、食い入るように見ましたが。(笑)
by カバニーニ (2007-10-11 16:23) 

ももん

そうですヨ~!
通路の後ろ1列目にいた、Tシャツ姿の彼です!
私はその後ろの列でしたヨ。

曲数は、名古屋のプログラムと同じだと思いますヨ。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の第3楽章は、attacca(アッタッカ:休みをいれず、すぐ次の楽章にはいること)で演奏されるので、第2楽章と第3楽章が一つの楽章に聴こえたのかもしれないですネ。
by ももん (2007-10-11 21:29) 

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