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ヴァイオリニストたちのお話 [観ル・聴ク・読ム]

最近読んだ、ヴァイオリニストのお話を2冊。しばらく読書から遠ざかってましたが、YAMAHAに行った時目が留まったので買ってみました。

【千住真理子/聞いて、ヴァイオリンの詩】
12歳でプロデビューし、17歳でパガニーニ国際コンクールで最年少入賞し、40歳を過ぎた今も第一線で活躍されている千住真理子さんの自伝エッセイです。

2歳3ヶ月!でヴァイオリンを習い始めたそうですが、小学校3年生まで練習が嫌いで、ヴァイオリンが下手だったそうです。。。が、4年生の時に出た全日本学生コンクールで1位が取れなかったことが悔しくて、奮起して猛練習に励んで、翌年コンクールで優勝したとのこと。そしてついには、12歳でプロデビュー。

その後も順調に演奏活動をされていましたが、大学時代にスランプに陥って、ヴァイオリンを弾くことを完全に止めてしまったそうです。何年間かまったくヴァイオリンを弾かなかったそうです。それでも、再びヴァイオリンを手にするまでの葛藤やそのきっかけとなった出来事などを書いておられます。

幼くしてデビューするなど華々しい経歴の持ち主でもけっして天才ではなく、人よりもたくさん練習をしたから、ということになんだか励まされました。センスももちろん必要だと思うけど、やっぱり練習することが一番大切なんだと。

千住さんの演奏会には行ったことがないけど、機会があれば行ってみたいと思います。あ、ちなみに、千住さんは大学の後輩みたいですヨ。

【奥田昭則/五嶋節物語~母と神童】
こちらは、五嶋みどりさんと五嶋龍くんという二人のプロヴァイオリニストを育てたお母さん、五嶋節さんの物語です。節さん自身もヴァイオリニストとしてかなり認められていましたが、二人が生まれてからは、先生兼マネージャーとなって二人を一流ヴァイオリニストに育て上げました。

節さんのちょっと破天荒な生き方も面白かったし、ヴァイオリンに関する専門的な内容もたくさん書かれていて勉強にもなりました。なかなか面白い本でした。







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