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ホルモン治療開始 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今回から新しいお薬を始めることになりました。ホルモン治療のお薬です。

私のがんは、HER2陽性、ホルモン受容体も陽性で『ルミナールHER2型』というタイプです。共に、がんが増殖しやすい性質を持っているということですが、逆にそれぞれの特性に合ったピンポイントな治療法が使えるという訳です。
HER2には分子標的治療、つまりハーセプチン投与により、HER2タンパク(がんの増殖を促す物質)ががんに増殖信号を送るのをブロックしたり、免疫細胞がHER2を攻撃しやすくします。
同じように、ホルモン受容体があるタイプの場合は、ホルモン治療によって、がんの増殖を活発にする女性ホルモンのエストロゲンを抑えます。

再発予防のホルモン治療は閉経前か閉経後かによって治療方法が変わります。
そして閉経前の場合は、抗エストロゲン薬を5年間経口する方法と、LH-RHアナログ製剤を2年以上皮下注射するのと抗エストロゲン薬の5年間経口を併用する場合の2種類があります。
抗エストロゲン薬というのは、がん細胞のエストロゲン受容体をブロックしてエストロゲンが取り込まれるのを防ぐ薬で、タモキシフェン(製品名はノルバデックス)、トレミフェン(製品名はフェアストン)といったお薬があります。
LH-RHアナログ製剤という皮下注射薬は、ホルモン分泌の指令を出すLH-RHの働きを妨げる薬で、代表的な製品名は『ゾラデックス』『リュープリン』というお薬です。

ホルモン治療についてはハーセプチンが終わってからと思っていたので、もうスタートするってことでちょっとびっくり。なのでまだホルモン治療について詳しく調べていませんでした。
それで今回少し調べてみたんですが。。。

私の治療方針は、抗エストロゲン薬5年間のみのようです。
LH-RHアナログ製剤の皮下注射薬は、ネットなどでみるととても痛いらしいし、出来ることなら避けたい。
抗エストロゲン薬はノルバデックスが有名ですが、タスオミンというジェネリック薬もあります。薬剤師さんによれば、効能や副作用はどちらもほとんど変わらないとのことだったので、値段が安い方のタスオミンを処方してもらいました。
なんと、一粒100円も違う~[exclamation]
1ヵ月で3000円も変わるのでした。

タスオミンの副作用は、更年期障害の症状と似たものが出るそうです。のぼせ(ホットフラッシュ)、発汗、体重増加、イライラ感、鬱状態・・・
ただ、エストロゲン分泌を抑制するLH-RHアナログ製剤と違って、抗エストロゲン薬はがん細胞の受容体をブロックする薬なので、すこしはマシかもしれません。

ただ、5年間毎日1回薬を飲み続けるってことが、けっこう大変かも。

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