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初めての、寄席 [私の日記]

12月6日、ヴァイオリンのレッスンの後、ほぼ1年振りに、会社の後輩と会いました。
恒例の飲み会の前に、笑福亭鶴瓶さんの落語会『つるべ寄席』に行ってきました。

彼女は鶴瓶さんの落語が好きで、これまでもよく聴きに行っていたようですが、私は初めて。

今回の寄席は、鶴瓶さんがCM出演している鰹節調味料メーカー『ヤマキ』が協賛しているもので、毎年この時期に催されているそうです。
ゲストとして、若手落語家3人も出演されてました。

寄席というものを初めて聴きに行ったので勝手がわからなかったけど、いきなり落語の口上に入るのではなくて、最近の話題とか世間話みたいな話から入って行くものなんですね。

特に鶴瓶さんの場合は、TVや映画で活躍されていて芸能人との交流も多い方なので、みんなが知っている有名人の話題とか、息子さん(駿河太郎さん)と共演した『半沢直樹』の裏話などみんなが興味をそそられる話題が満載で、笑いもいっぱい。

バラエティー番組での鶴瓶さんは長々と独りで話すこともなく、他の共演者との面白い掛け合いの中でボケの役どころを務めることが多いので、朴訥な印象がありました。
が、今回の寄席を聴いてみて、鶴瓶さんに対する印象が全く変わりました。

今回のように寄席では、舞台上にはたった独りしかいなくて、中座することもなく30分以上しゃべりつづけます。しかも独りで一方的に自分の意見を述べる演説やスピーチとは違って、お客さんの反応を見ながら、お客さんに合わせた話題を次から次へと繰り出して、これでもかっ[exclamation]というほどに、笑いをどんどんとっていきます。
話が、ほんとに旨いのです。

それって、並みの人では出来る芸当ではないことなんですよね。頭の回転が良くなければ出来ないし、知識の引き出しがいっぱいなければならない。相手を楽しませるという、サービス精神も旺盛でなければ出来ない。
そして、鶴瓶さんの根底にある『人好き』『相手を思いやる心』『優しさ』が聴く人に伝わって、とても暖かな気持ちになれる。

会社での歓送迎会などで人前であいさつする機会がありますが、せいぜい頑張ってしゃべっても2、3分が限界ですよね。しかも、『笑いを取れた、うまくしゃべれた』と思えるほど、上手に自分の思っていることを話すことはなかなかできません。

そう思うと、どれほど鶴瓶さんのしゃべりが旨いのか、あらためて感嘆させられます。

落語自体は古典ではなくて、鶴瓶さんのお母さんのことを題材にした創作落語でしたが、落ちがとても愛情にあふれた落ちになっていて、笑いだけではない『心温まる良いはなし』でした。

そして久しぶりに、お腹の底から笑い続けた楽しい時間を過ごすことが出来ました。

また来年、聴きに行きたいな~

会場を出たところで、一緒に聴きに行った後輩とは別の後輩女性にばったり。彼女もつるべ寄席の常連さんのようで。
帰りには『ヤマキ』から白だしと麺つゆと鰹節ふりかけのお土産をもらえたし。
ちなみに家に帰って鶴瓶さんのこと調べてみたら、鶴瓶さんって、私の大学の先輩だったんですね~

その後梅田まで出て、飲みに行きました。この日はお泊りにしたので、彼女の終電間際まで、積もる話に花を咲かせました。
楽しい1日でした。



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