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免疫力アップ大作戦!㉕ in 奈良・京都2日目 [旅行]

奈良・京都旅行の2日目。
朝の[いい気分(温泉)]に入るために、この日も普段よりずっと早い6時半頃に起床。

生憎の[雨]
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しっとりとした小雨が降る中、ところどころ薄い雲の間から射した朝日に照らされて、艶やかに潤っている赤やピンクや緑の木々たち。
聴こえてくるのは、ウグイスの鳴き声だけ。
ソファに座って、この静かな空間を眺めながら、ボーっと。至福のひとときでした。

それでは、今回のお宿『保養センター美榛苑』さんの採点です。
部屋4、お風呂4、夕食4、朝食4、接客サービス4、癒され度5、コスパ5
総合評価は・・・4.3[満月][満月][満月][満月][三日月][ぴかぴか(新しい)]
じゃらんの口コミでは4.4。ほぼ同評価になりました。

5点は癒され度とコスパ。
癒され度は、何と言っても朝の静寂のひとときにすごく癒されたこと。それに温泉の気持ち良さと接客サービスが心地良く、ストレスを全く感じなかったこと。
コスパは、これだけのレベルでこの値段は文句なし!都心のビジネスホテルとほぼ同じ価格帯。夕食のお酒も良心的な値段だったし。さすが、公共の宿です。

その他は4点。
部屋はちょうど良い広さで、1階で眺望がなさそう・・・な割には、よく見れば窓の外の景色がとても素晴らしかったです。ウグイスや鳥のさえずりだけが聴こえる静かさも良かった。設備やアメニティは普通だけど、必要なものはちゃんと揃ってました。建物はそれなりの古さだけど、部屋の掃除も行き届いていたし、トイレがきれい!
お風呂は、ツルツルの温泉でとにかく気持ち良かった~ 露天風呂があれば間違いなく満点。
夕食は、品数はそんなに多くはなかったけど、近江牛のメイン料理2品という設定が斬新。ご飯類がバイキングだったので、食べるタイミングや量も自分で調整出来て、自由度が高かったのが良かった。
朝食は、バイキングの品数は普通だったけど、おにぎりをその場でおばちゃんが握ってくれるのがGood!握りたてのアツアツのおにぎり・・・最高でした。
接客サービスは全体的にどの従業員さんも淡々とした接客だったけど、ポイントをしっかり押さえていて心地の良い接客でした。夕食時の食事を運ぶタイミングも絶妙。しっかりとお客さんの食べる進み具合を見て料理を運んでくるので、呑兵衛な私にはノーストレスでした。

保養センターというのは国民休暇村のグループだそうで、公共の宿に泊まったのは初めてだったけど、料理の内容、温泉、接客サービスのレベルが高いのにはびっくり。しかも安い[exclamation] 最大の魅力は、おひとり様でも制限なく受入れ可能なところ。1人利用と2人利用との値段の差もほんのわずか。
部屋に置いてあった国民休暇村のガイドブックを見ると、これまで毎月温泉旅行で行ったエリアにあるお宿が10ヶ所もあった!人気の宿は休前日の予約が取りにくいようだけど、全くのノーマークだったことが悔しい~(^_^;)
さっそく家に帰ってから国民休暇村のHPでめぼしいお宿をチェックしましたヨ。

さてお宿を後にして、この日は京都へ向かいます。
11時前に京都駅に着いて、地下鉄で烏丸御池へ。そこからブラブラのんびりと散策しながら歩くこと10分。朝ご飯を食べたばかりというのに、もうランチです。

京都の有名な観光地はほとんど行ったことがあるので、観光というよりも未体験なことを体験するのが今回のテーマ。
そこで思いついたのが、京都の町家レストランで、ミシュラン☆付のフレンチのフルコースを戴くこと[レストラン]
ネットでの評判やHPを見て選んだのが、『MOTOI』さん。中華料理出身のシェフが4年前にオープンされたフレンチのお店です。
ランチ7,830円、ディナー14,580円(どちらもサービス料別)のコースのほか、特別室(蔵を改装した個室)メニューでランチ16,740円、ディナー28,080円という設定。
ランチでこのお値段はまさに未体験[ひらめき] 
町家レストランも初めて。
ミシュラン☆付のレストランも初めて。
いやがおうにも、期待で胸が弾みます[ぴかぴか(新しい)]

いよいよお店まであと少し・・・といったところで、こんなに素敵な場所に。
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左側の建物、中学校なんですよ。この京都御池中学校、御池通りに面した建物はマンション風の高層建物になっていて、1階がなんとおしゃれなレストラン。そして富小路通を北進すると校庭になっていて、道路との境界にこのような桜の木などが植樹されています。ほんとにおしゃれな中学校ですよね。

そして、MOTOIさんに到着。お店は12時開店ですが、10分ほど前に到着すると、ちょうどスタッフさんがのれんや看板を出しているところでした。
黒のスーツでピシッと決まったイケメンスタッフさんに、少々気遅れしながら『予約したももんです』と言うと、とてもにこやかに『お待ちしておりました~ どうぞこちらへ』と案内してくれました。

こちらのレストランは、もとは呉服問屋を営む方のご自宅で、大正時代の建物だそうです。京都の町家らしく、門を入ると玄関までは長い石畳のアプローチが続きます。
玄関を入ると小上がりになっていて、ウェイティングスペースになっています。そこで少し待ったあと、奥のメインフロアへ通されました。

写真を撮らせていただくのを忘れてしまって残念ですが、とにかく素敵な空間が待っていました[ぴかぴか(新しい)] 
12卓ほどのテーブルが適度な広さの間隔で配されていて、ゆったりとしたメインフロア。もともと六部屋あった和室の間仕切りを取り払い一部屋にしたそうです。素敵な花の模様が刻まれた欄間やガラス戸などが残してあって、昔の和室の名残りが随所に。
上を見上げれば吹き抜けになっていて、空間の奥行が感じられる構造。2階の床を取り払い、何本かの梁を等間隔に渡してあります。2階の夏障子がそのまま残されているのが見えて、とても情緒的。
梁に埋め込まれた照明が窓からの採光と相まって、バランスの良い明るさでお料理を照らしてくれます。
部屋の東側と西側の大きなガラス戸から見える2ヶ所の坪庭には、それぞれ庭木や石燈籠、大きな鬼瓦に庭石、手水鉢などがあり、落ち着いた和の景観を臨むことが出来ます。建物をリノベーションした時にも庭にはほとんと手を付けず、以前のオーナーさんが住まわれていた当時のままにしてあるそうです。
西側の坪庭の向こうには蔵も。こちらは特別室となっていて、メニューも特別室仕立て[ひらめき] 蔵の中を見せてもらえば良かったなぁ~忘れてた。
あまりにも素敵な空間だったので、建物の解説が長くなりました。

私が1番乗りでしたが、その後夫婦連れらしいカップルが3組と家族連れの方が1組来られました。年齢層が高い[グッド(上向き矢印)] 値段設定からすると、そうなりますよね~ 
おひとり様は私だけでしたが、席は南北それぞれの窓際ではなく中間あたり。その時は、1人だったら端っこの窓際席の方がいいのになぁ~と思っていましたが、食べログで1人で行った人の口コミを読んでいると[ひらめき] その人もたぶん私と同じ席だったようで、両方の坪庭や吹き抜けから見える夏障子などの見どころを一度に眺められるこの特等席を、一人客が退屈しないようにと用意してくれたんじゃないか、と書いておられました。腑に落ちました。

さていよいよお料理です。
とその前に、まずは飲み物をオーダー。やっぱりフレンチには[バー]でしょう~
ワインは普段あまり飲まないので、銘柄にも詳しくない。なので白ワインでお勧めのものを・・・と言うと3種類のワインをお勧めされました。その中の1つがこちら、シャルドネ。
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メニューに書いてある値段が、グラス1杯分なのかボトル1本分なのか、分からぬまま・・・(^_^;)
まあ、美味しかったから、良しとしましょう。

最初のお料理の前に、ヘーゼルナッツのキャラメリゼ。さっそくお酒のお供になりました。

amuse-bouche/アミューズブーシュ(ひとくちのお楽しみ) 豌豆(えんどう)のスープ 晩春の仕立で
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鱒やサーモン、オレンジが入った冷製スープ。豌豆の香ばしさの中に生魚や海藻の食感、オレンジの酸味がアクセントとなった面白い一品。

パンはフワフワとバケットの2種類から選べます。
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木製の小箱の上、奥の細長いものがバター。海苔をまぶしてあるので黒くなっています。手前の白いのは岩塩。ポルトガル産のオリーブオイルも。
パンが美味しくて、このあとバケットも戴きました。

foie gras/フォワグラ料理。フォワグラとクラテッロ。大原で獲れたクレソン添え。
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低温でボイルしたフォアグラを2種類のソースで食べたり、クラテッロと一緒にに食べたり。クラテッロは生ハムの一種で、クラテッロの塩加減がフォアグラとよく合います。
フォアグラ、さすが世界三大美味と言われるだけありますねぇ~ とろける~[ぴかぴか(新しい)]

noix de saint-jacques/ホタテのベニエ。
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ベニエとは『揚げた生地』という意味だそうで、イカスミを練り込んだ生地に帆立を包んで揚げてあります。この黒い生地の中に大きな帆立ちゃんが・・・
付け合せは粒つぶの穀物(名前、忘れました)と食用花のリゾット。カラフルできれい。粒々感が楽しい一品。

ここで3杯目のお酒を。
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実はこの前にすでに2杯目、山梨の鳥居平今村の赤ワインを飲み終わってます。
3杯目は山梨勝沼産の甲州白ワイン。
どちらも直接ワイナリーへ出かけて厳選したものだそうですよ。ワインのお話もたくさんしていただきました。

poisson/平鱸(すずき)のポワレ。桜海老ソースで。
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皮がパリパリに焼いてあって香ばしく、身は柔らか。桜海老のソース、桜海老なのに濃厚味噌でびっくり。美味です!

porc/炭火で焼き上げた豚肩ロース。たっぶりの野菜と共に。
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このお料理に2度びっくり[exclamation] メインのポークはジューシーで柔らかくて、こんなに美味しい豚肉料理を初めて食べた[exclamation] 焼き加減もちょうど良く。ソースも絶品。
もう一つの[exclamation]は、たっぷりのお野菜。なんと42種類もの野菜がそれぞれ違う調理法で調理されています。焼いたり、揚げたり、蒸したり・・・と飽きが来ない。野菜は京都産を中心に食べたことがないものもたくさん。一つ一つの野菜を楽しみながら食べられて、付け合せにもかかわらずメインディッシュのような感覚になるほど。
大感激の一品でした。

お料理はこれで終わりですが、この後もすごい。。。可愛らしいデザートが4品も[かわいい]
dessert1/フランボワーズの香りのカシューナッツ
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フランボワーズとはラズベリーのことです。凍らしたフランボワーズがアクセントになって美味しいです。

dewwert2/大原のコシヒカリ
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ココナッツミルクの中にコシヒカリのお米を硬めに炊いたものが入ってます。タピオカみたいなかんじ。
メニューを見た時、『コシヒカリ?フランス料理でごはんが出るの?』と?でしたが、こういうことだったんですねぇ~

dessert3/セロリのミルフィユ
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セロリが入ったクリームとパリパリの生地のミルフィーユです。アイスと一緒に食べると色んな味が楽しめます。盛付も凝ってますね。

mignardise/ミニャルディーズ(可愛いもの) cafeと一緒に。
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食後の一口サイズの焼き菓子が5品。
京都らしく八つ橋をアレンジしたものも。それぞれ趣向を凝らしてあって、楽しくなりました。
カフェは紅茶やコーヒーなど10数種類ものメニューから選べます。いろいろな果実やハーブのブレンドティーをいただきました。

お料理はどれも美味しくて、感激の連続でした。
支配人やスタッフさんたちは気さく、でも洗練された感じで、お料理を運んでくる時だけでなく適度に話し掛けに来られていろいろお話しました。おひとり様なので、退屈しないように気を遣っていただいたようです。
ランチにもかかわらず3時間近くかけて、ゆったりと食事とお酒、空間、そして心地良いサービスを楽しむことが出来ました。

チェックを見て『やっぱり、グラス一杯の値段だったか~(^_^;)』 いつものごとく、料理とお酒の値段がほとんど変わらない状況になりましたが、それでも大満足なランチでした。

帰る時には、シェフがお見送りに。店内の写真を撮っていなかったので、せめて外観だけでも~と思って『写真撮っていいですか?』と聞くと、シェフも一緒に写ってくれました。
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支配人さんととても雰囲気が似ておられたので『ご兄弟ですか?』と聞いてみたところ『よく言われますけど、違うんですよ。でも年も同じで誕生日も1日違いなんですよ~』と嬉しそうに話しておられました。
まだお若いのにこれまで有名レストランで修業を積まれて、5年前に自分のお店をオープンされていてスゴイです。お会いしたのは一瞬でしたが、とても気さくで優しそうな方でした。

この後『ありがとうございました~』とシェフに別れを告げてしばらく歩き出して・・・『もしや?』と思って振り返ると、まだシェフがお見送りをしていただいていました。このまま私が見えなくなるまで見送り続けられるのかも・・・?と思うと、一本目の角を曲がらずにはいられませんでした[わーい(嬉しい顔)]

大満足のランチの後は、この旅最後の目的地に向かって河原町通りを散策。新しいお店もたくさん出来ていたし、昔からあるお店も・・・いろいろと思い出のある通りなので、学生時代のことなどを思い出しながら。
そして向かったのが、錦市場。
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『京都は庭みたいなもの』と豪語しておきながら、実はこの錦市場には一度も行ったことがありませんでした。なのでこちらも未体験ゾーン。
狭い路地にたくさんのお店が並んでいて、観るだけで楽しいですよね。
人も多くて、特に外国人観光客ばかりだったけど、外国人がお店に売られている品物に興味津々、目を丸くして喜んでいる様子を見るのも楽しかったです。
その場で食べられる食べ物や美味しそうな飲食店もたくさんありましたが、ランチを食べたばかりなので手が出せません[たらーっ(汗)] 今度はお腹が空いている時に来ようと思ったのでした。

富小路二条から四条河原町まで、更にそこから錦市場を通って四条烏丸まで。かなり歩きました。お店を観ながらゆっくりだったので苦にはなりませんでしたが、前日の吉野に引き続き、とにかくたくさん歩いた二日間でした。

なので名古屋に帰ってから、マッサージのお店にも行ってリフレッシュ[るんるん] のつもりが、脚が疲れすぎて、マッサージ中に攣ってしまって大変でした[あせあせ(飛び散る汗)]

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今回のお土産。吉野で買ったにごり酒『大名庄屋酒』。桜井市の西内酒造のしぼりたてのお酒です。
錦市場では、田中鶏卵の京だし巻と、桝俉の筍の浅漬け。草津温泉にもある寺子屋本舗のおかき3種類。
どれも美味しかったです[るんるん]

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