免疫力アップ大作戦!㊷神奈川1日目 [旅行]
この土日で、箱根へ行ってきました。9月は3連休があるのですが、10月に異動があったら旅行に行ってる場合じゃなくなるので外しました。。。が、どうやらこの10月の異動はなさそうです(^^;
箱根へは今までに何度か行ってますが、伊豆と同様に見どころがたくさんあるので、何度でも行きたくなります。名古屋から新幹線で小田原までは1時間10分で、小田原から車でも電車でも1時間もあれば着くので手軽に行けるのも魅力の一つ。
前回は箱根登山鉄道やケーブルカーを乗り継いで、大涌谷方面に行ったので、今回はレンタカーで今までに行ったことがないエリアに行ってみました。
小田原駅から箱根新道を通って芦ノ湖スカイラインへ。
ナビで目的地が出なかったので次の目的地で検索したら、小田原駅から北方面へ走って小田原厚木道路経由で芦ノ湖スカイラインを南下するルートを案内されてしまいました。途中で変だと思って再度検索し直して軌道修正。予定では40分位で最初の目的地、芦ノ湖スカイラインの杓子峠に着くところ、1時間以上かかってしまいました。
まずは杓子峠に行く手前、道の駅箱根峠へ。
対岸に箱根神社や駒ケ岳が見えます。
二子山もきれいに見えてますね。
芦ノ湖スカイラインは休日にも拘らず、車は少な目でした。有料だからかな~ それに富士山が見たければ、大涌谷に行った方が大きく見えるからかな?
杓子峠の手前、レストハウスレイクビューへ。高台に登れば、芦ノ湖がきれいに見えるそうですが、肉離れのために登るのは断念。
その代わり、ヤギさんに相手になってもらいました
杓子峠に到着。。。『富士山、どこ??』
残念ながらモクモク雲さんのおかげで、富士山全く見えず
次は、どうだ 三国峠へ。
・・・やっぱりこちらもダメでした(^^;
気を取り直して、次の目的地、星の王子さまミュージアムへ。星の王子さまの物語と、作者のサン=テグジュペリを紹介したミュージアムです。
実は私、今まで星の王子さまの物語を読んだことがありませんでした。この箱根旅行の計画をたてた時に行ってみようかな~と何となく思い、色々と星の王子さまについて調べてみると、全世界で翻訳されている大ベストセラー。どうしてそんなに大ベストセラーになったのかを知りたくなりました。
なので、星の王子さまの本を買って事前予習。本を一度読んだだけではその物語の奥深さが分からなかったけど、こちらのミュージアムに来てみて、少しだけその良さが分かった気がしました。
星の王子さまが住んでいたB-612小惑星に佇む王子さまが出迎えてくれます。
前庭にはたくさんの花が咲いていて、とてもメルヘンチックな感じ。
蝶々も飛び回ってました。
ちょうど私が入場しようとしたら、園内の無料ガイドツアーが始まるところだったので参加しました。私の他には両親と小学生くらいの子供たちの家族だけと少人数だったので、プライベートガイドのようでした。
園内と展示室の中のガイドで、女性のガイドさんがサン=テグジュペリの生涯についてとても詳しくて、彼の作品やエピソードを歌のように諳んじておられてびっくりでした。
展示室の中は撮影禁止だったので写真はありませんが、サン=テグジュペリの幼少時代から学生時代、飛行機乗りとして働いていた頃、そして第二次世界大戦の軍人として空に消えていった人生の写真や作品など、たくさんの展示があって感心しました。
ガイドツアーが終わると、映像コーナーで星の王子さまの誕生秘話の映像などを観たり、園内を散策しました。
こちらが星の王子さまですね~
星の王子さまは自分の住んでいた小惑星を出て、6つの星に行き、そこで6人の面白い人たちに出会います。それがこの方たち。
自分の体面を保つことに執着する王と、夜空の星は自分のものだと主張してその星の数の勘定に日々を費やす実業家。
1分に1回自転する星のため、1分ごとにガス灯の点火と消火を交互に繰り返し続けている点燈夫と、本を読むのに夢中で自分の机を離れたこともないという地理学者。
あとの二人は、賞賛の言葉しか耳に入らない自惚れ屋と、酒を飲む事を恥じているのに、それを忘れるために酒を飲んでいる呑み助ですね。
これらの6人は人間の大人を象徴したもので、大人の愚かさを表現しているのです。
そして王子さまは最後に7番目の星、地球にやってきます。そこで物語の語り手『ぼく』と出会います。
『ぼく』は王子さまと出会って、王子さまからいろいろな『大切なこと』を教わるのです。その『大切なこと』、それが実際に物語を読む人にとっても『大切なこと』だということに気付かされます。それが、この物語がロングベストセラーになっている理由。
児童文学ではありますが、実際に子供が読むには難しいテーマではないかと思います。作者はおとなの人に向けて書いたんだろうと思います。
また、ファンタジーではなくて、戦争に反対する作者の政治批判メッセージだという批評もあるそうです。確かに物語の中に出てくる色々な象徴が、戦争に関することであるというのもうなずけます。
色々と奥の深いお話なので、まだ読んだことがない方は是非ご一読を。
星の王子さまミュージアムは箱根の仙石原エリアにあるんですが、このエリアには他にもたくさんの美術館や博物館があります。
次は車で1分、『箱根ラリック美術館』です。
実はこちらの美術館、とても楽しみにしていました。だって
あのオリエント急行として実際に走っていた本物のサロンカーがあるんです
車両内を見学することが出来ます
個室席内の装飾は、ラリックさんの作品だそうです。
オリエント急行がどうして好きなのかというと・・・アガサ・クリスティの名作『オリエント急行殺人事件』を初めて読んだ時の興奮と衝撃が忘れられなくて。高校から大学時代、アガサ・クリスティの作品に夢中になりました。自分が推理小説好きだという自覚を持ったのも、この『オリエント急行殺人事件』が始まり。
映画やテレビドラマでも何度も再演されていますが、とにかく最大級のトリックにいつも鳥肌が立ちます。その舞台となったオリエント急行の本物を見ることが出来るなんて・・・
他のお客さんが少なかったので、入口にいたスタッフさんが『座ってみてもいいですヨ~』と声を掛けてくれたので、この椅子に座ってみました。クッションは柔らかすぎず固すぎず、メチャクチャ座り心地の良い椅子で、大興奮
壁のガラス装飾もラリックさんの作品。テーブルの上のライトは、列車が揺れても動かないように固定されています。
こちらは窓を開閉する手動のバーと日よけ。実際に開け閉めしちゃいました!
こちらはテーブルセット。優雅に食事をしている風景が目に浮かびます。
トイレも! 後部ドアも!
オリエントエクスプレスと書かれたプレート、本物だ~
オリエント急行が日本を走ったことがあるって、知ってました??
1988年にフランス・パリを出発して、モスクワ・北京・香港を経由、約20日間陸路を走り続け、船で広島へ上陸。その後東京へ。そのあとは70ものツアーが組まれ、日本全国を走り回ったそうです。その時の写真の展示や、このサロンカーがラリック美術館に運ばれてくる映像などもあって、すごく楽しめました。
オリエント急行でかなり気持ちが盛り上がりましたが、ラリックさんの作品の展示もかなりテンション上がりました。ガラス工芸品を観るのは好きですが、ラリックさんのガラス工芸品は初めて。ガラスの彫刻ってこんなにも美しいのかと。。。繊細でリアルな宝飾作品も素晴らしかったです。
残念ながら美術館内は撮影禁止だったので写真はありませんが、本当に印象に残る素晴らしい作品たちに出会えました。来て良かったデス
この日のお宿『きたの風茶寮』さんへは、ラリック美術館から車で5分ほど。仙石原エリアの中心にあります。
まずはロビーでウェルカムドリンク。
お部屋は、露天風呂付きツイン44㎡。
とても広いバルコニーには露天風呂とシャワーブースがあります。
バルコニーから見える景色。
アメニティ―も充実してます。
冷蔵庫の飲み物は無料です。コーヒーミルのセットも。
コップが冷やしてあるのは、なかなかウレシイ心遣いですね~
こちらのお宿は全10室とこじんまりとしたお宿で、各部屋に露天風呂と内風呂があるので大浴場はありません。
夕食までの時間、お部屋の露天風呂にはいってのんびりタイム。
夕食は個室の食事処で。空間をゆったりと使った個室の配置だったので、すぐ隣り個室の声が良く聞こえる・・・ということはなく、静かに食事を楽しむことが出来ました。
こちらのお宿は『きたの風』というネーミングのとおり、北海道を拠点とするホテルグループさんが経営されているお宿です。なので食事も北海道と箱根や小田原の食材を使ったお料理が用意されています。
まずは、『山葵と柚の泡が消えてから』というネーミングの突き。瀬棚産蒸し鮑、静岡産鱒紅富士、しめじ、銀杏、紅葉麩、金粉。
そして食前酒『初秋の月あかり』、何層かに分かれているので混ぜていただきます。
日本酒は、北海道のお酒を。
旬菜『きたの風とすすきの風』。この仙石原はすすきでも有名ですが、飴細工ですすき野原を表現しているそうです。キレイですね~
室蘭鶉園のうずらの卵ゆかりピクルス、静岡産太刀魚蒲焼寿司、伊達鶏えのき茸八幡巻き、相模湾産クロムツ洋風丹波蒸し、標津産いくらのタルト、駿河湾産伊佐木菊花和え千枚大根巻き、厚岸産秋刀魚オイルサーディン。。。まさに北海道と静岡の融合
お酒のメニューを見ていると『鮑のお造り』が目に留まり・・・思わずオーダーしてしまいました。
別注で時価ですが、やっぱり美味しい~
香り『羅臼産昆布引き立てお出汁の蕪汁薄葛仕立て』
伊豆産焼き金目鯛蕪蒸し、満月卵豆腐、愛別産焼き舞茸。
恵み『すすき草原に棚引く北風の恵み』お造りです。
函館産松皮カレイ、函館産真ソイ焼き霜、襟裳産鮭銀聖の昆布〆め菊花盛り、紋別産ボタン海老、噴火湾産帆立貝。自家製土佐醤油と片浦レモンの自家製レモン酢で。
こちらはメニューにはないお料理で、料理長からのサービスとのこと。
生姜の入った餡がとても美味しいお椀でした。
強肴『茶寮の土瓶蒸し 羅臼産昆布引き立てのお出汁』
鱧と松茸、夏から秋への季節の移り変わりを感じますね~
煮物『折戸茄子と胡麻豆腐の揚げ出し』
止肴『苫小牧産ホッキ貝と柿の相州落花生白酢和え』
クコの実とザクロが添えられています。
食事『北海道米北斗産ふっくりんこ釜炊き』と『赤出汁仕立て』。
香の物は、登別産山葵昆布と浜名湖パパイヤ金平風、北海道産玉葱柚甘酢漬け、胡瓜粕漬け。
水菓子『登別酪農館牛乳を使った自社農園南瓜のアイスクリームときたの風茶寮デザートアミューズ』。
この南瓜のアイスにはたくさんのトッピングの中から3種類選べるんですが、黄な粉、黒蜜、季節の果物にしました。。。めちゃくちゃおいし~
デザートアミューズも何種類かの中から二つ選べたので、けっこうテンション上がりました。
夕食は全体的に、見た目の美しさや盛り付けに斬新さが感じられ、料理長の拘りがすごいなぁ~という印象を受けました。和食ですが、フレンチの要素もあって楽しめました。
北海道産のものをふんだんに使っているので、美味しいのは当然ですね~
夕食後はいつものごとく、寝酒と露天風呂三昧。
月がとってもきれいです。
2日目に続く。
箱根へは今までに何度か行ってますが、伊豆と同様に見どころがたくさんあるので、何度でも行きたくなります。名古屋から新幹線で小田原までは1時間10分で、小田原から車でも電車でも1時間もあれば着くので手軽に行けるのも魅力の一つ。
前回は箱根登山鉄道やケーブルカーを乗り継いで、大涌谷方面に行ったので、今回はレンタカーで今までに行ったことがないエリアに行ってみました。
小田原駅から箱根新道を通って芦ノ湖スカイラインへ。
ナビで目的地が出なかったので次の目的地で検索したら、小田原駅から北方面へ走って小田原厚木道路経由で芦ノ湖スカイラインを南下するルートを案内されてしまいました。途中で変だと思って再度検索し直して軌道修正。予定では40分位で最初の目的地、芦ノ湖スカイラインの杓子峠に着くところ、1時間以上かかってしまいました。
まずは杓子峠に行く手前、道の駅箱根峠へ。
対岸に箱根神社や駒ケ岳が見えます。
二子山もきれいに見えてますね。
芦ノ湖スカイラインは休日にも拘らず、車は少な目でした。有料だからかな~ それに富士山が見たければ、大涌谷に行った方が大きく見えるからかな?
杓子峠の手前、レストハウスレイクビューへ。高台に登れば、芦ノ湖がきれいに見えるそうですが、肉離れのために登るのは断念。
その代わり、ヤギさんに相手になってもらいました
杓子峠に到着。。。『富士山、どこ??』
残念ながらモクモク雲さんのおかげで、富士山全く見えず
次は、どうだ 三国峠へ。
・・・やっぱりこちらもダメでした(^^;
気を取り直して、次の目的地、星の王子さまミュージアムへ。星の王子さまの物語と、作者のサン=テグジュペリを紹介したミュージアムです。
実は私、今まで星の王子さまの物語を読んだことがありませんでした。この箱根旅行の計画をたてた時に行ってみようかな~と何となく思い、色々と星の王子さまについて調べてみると、全世界で翻訳されている大ベストセラー。どうしてそんなに大ベストセラーになったのかを知りたくなりました。
なので、星の王子さまの本を買って事前予習。本を一度読んだだけではその物語の奥深さが分からなかったけど、こちらのミュージアムに来てみて、少しだけその良さが分かった気がしました。
星の王子さまが住んでいたB-612小惑星に佇む王子さまが出迎えてくれます。
前庭にはたくさんの花が咲いていて、とてもメルヘンチックな感じ。
蝶々も飛び回ってました。
ちょうど私が入場しようとしたら、園内の無料ガイドツアーが始まるところだったので参加しました。私の他には両親と小学生くらいの子供たちの家族だけと少人数だったので、プライベートガイドのようでした。
園内と展示室の中のガイドで、女性のガイドさんがサン=テグジュペリの生涯についてとても詳しくて、彼の作品やエピソードを歌のように諳んじておられてびっくりでした。
展示室の中は撮影禁止だったので写真はありませんが、サン=テグジュペリの幼少時代から学生時代、飛行機乗りとして働いていた頃、そして第二次世界大戦の軍人として空に消えていった人生の写真や作品など、たくさんの展示があって感心しました。
ガイドツアーが終わると、映像コーナーで星の王子さまの誕生秘話の映像などを観たり、園内を散策しました。
こちらが星の王子さまですね~
星の王子さまは自分の住んでいた小惑星を出て、6つの星に行き、そこで6人の面白い人たちに出会います。それがこの方たち。
自分の体面を保つことに執着する王と、夜空の星は自分のものだと主張してその星の数の勘定に日々を費やす実業家。
1分に1回自転する星のため、1分ごとにガス灯の点火と消火を交互に繰り返し続けている点燈夫と、本を読むのに夢中で自分の机を離れたこともないという地理学者。
あとの二人は、賞賛の言葉しか耳に入らない自惚れ屋と、酒を飲む事を恥じているのに、それを忘れるために酒を飲んでいる呑み助ですね。
これらの6人は人間の大人を象徴したもので、大人の愚かさを表現しているのです。
そして王子さまは最後に7番目の星、地球にやってきます。そこで物語の語り手『ぼく』と出会います。
『ぼく』は王子さまと出会って、王子さまからいろいろな『大切なこと』を教わるのです。その『大切なこと』、それが実際に物語を読む人にとっても『大切なこと』だということに気付かされます。それが、この物語がロングベストセラーになっている理由。
児童文学ではありますが、実際に子供が読むには難しいテーマではないかと思います。作者はおとなの人に向けて書いたんだろうと思います。
また、ファンタジーではなくて、戦争に反対する作者の政治批判メッセージだという批評もあるそうです。確かに物語の中に出てくる色々な象徴が、戦争に関することであるというのもうなずけます。
色々と奥の深いお話なので、まだ読んだことがない方は是非ご一読を。
星の王子さまミュージアムは箱根の仙石原エリアにあるんですが、このエリアには他にもたくさんの美術館や博物館があります。
次は車で1分、『箱根ラリック美術館』です。
実はこちらの美術館、とても楽しみにしていました。だって
あのオリエント急行として実際に走っていた本物のサロンカーがあるんです
車両内を見学することが出来ます
個室席内の装飾は、ラリックさんの作品だそうです。
オリエント急行がどうして好きなのかというと・・・アガサ・クリスティの名作『オリエント急行殺人事件』を初めて読んだ時の興奮と衝撃が忘れられなくて。高校から大学時代、アガサ・クリスティの作品に夢中になりました。自分が推理小説好きだという自覚を持ったのも、この『オリエント急行殺人事件』が始まり。
映画やテレビドラマでも何度も再演されていますが、とにかく最大級のトリックにいつも鳥肌が立ちます。その舞台となったオリエント急行の本物を見ることが出来るなんて・・・
他のお客さんが少なかったので、入口にいたスタッフさんが『座ってみてもいいですヨ~』と声を掛けてくれたので、この椅子に座ってみました。クッションは柔らかすぎず固すぎず、メチャクチャ座り心地の良い椅子で、大興奮
壁のガラス装飾もラリックさんの作品。テーブルの上のライトは、列車が揺れても動かないように固定されています。
こちらは窓を開閉する手動のバーと日よけ。実際に開け閉めしちゃいました!
こちらはテーブルセット。優雅に食事をしている風景が目に浮かびます。
トイレも! 後部ドアも!
オリエントエクスプレスと書かれたプレート、本物だ~
オリエント急行が日本を走ったことがあるって、知ってました??
1988年にフランス・パリを出発して、モスクワ・北京・香港を経由、約20日間陸路を走り続け、船で広島へ上陸。その後東京へ。そのあとは70ものツアーが組まれ、日本全国を走り回ったそうです。その時の写真の展示や、このサロンカーがラリック美術館に運ばれてくる映像などもあって、すごく楽しめました。
オリエント急行でかなり気持ちが盛り上がりましたが、ラリックさんの作品の展示もかなりテンション上がりました。ガラス工芸品を観るのは好きですが、ラリックさんのガラス工芸品は初めて。ガラスの彫刻ってこんなにも美しいのかと。。。繊細でリアルな宝飾作品も素晴らしかったです。
残念ながら美術館内は撮影禁止だったので写真はありませんが、本当に印象に残る素晴らしい作品たちに出会えました。来て良かったデス
この日のお宿『きたの風茶寮』さんへは、ラリック美術館から車で5分ほど。仙石原エリアの中心にあります。
まずはロビーでウェルカムドリンク。
お部屋は、露天風呂付きツイン44㎡。
とても広いバルコニーには露天風呂とシャワーブースがあります。
バルコニーから見える景色。
アメニティ―も充実してます。
冷蔵庫の飲み物は無料です。コーヒーミルのセットも。
コップが冷やしてあるのは、なかなかウレシイ心遣いですね~
こちらのお宿は全10室とこじんまりとしたお宿で、各部屋に露天風呂と内風呂があるので大浴場はありません。
夕食までの時間、お部屋の露天風呂にはいってのんびりタイム。
夕食は個室の食事処で。空間をゆったりと使った個室の配置だったので、すぐ隣り個室の声が良く聞こえる・・・ということはなく、静かに食事を楽しむことが出来ました。
こちらのお宿は『きたの風』というネーミングのとおり、北海道を拠点とするホテルグループさんが経営されているお宿です。なので食事も北海道と箱根や小田原の食材を使ったお料理が用意されています。
まずは、『山葵と柚の泡が消えてから』というネーミングの突き。瀬棚産蒸し鮑、静岡産鱒紅富士、しめじ、銀杏、紅葉麩、金粉。
そして食前酒『初秋の月あかり』、何層かに分かれているので混ぜていただきます。
日本酒は、北海道のお酒を。
旬菜『きたの風とすすきの風』。この仙石原はすすきでも有名ですが、飴細工ですすき野原を表現しているそうです。キレイですね~
室蘭鶉園のうずらの卵ゆかりピクルス、静岡産太刀魚蒲焼寿司、伊達鶏えのき茸八幡巻き、相模湾産クロムツ洋風丹波蒸し、標津産いくらのタルト、駿河湾産伊佐木菊花和え千枚大根巻き、厚岸産秋刀魚オイルサーディン。。。まさに北海道と静岡の融合
お酒のメニューを見ていると『鮑のお造り』が目に留まり・・・思わずオーダーしてしまいました。
別注で時価ですが、やっぱり美味しい~
香り『羅臼産昆布引き立てお出汁の蕪汁薄葛仕立て』
伊豆産焼き金目鯛蕪蒸し、満月卵豆腐、愛別産焼き舞茸。
恵み『すすき草原に棚引く北風の恵み』お造りです。
函館産松皮カレイ、函館産真ソイ焼き霜、襟裳産鮭銀聖の昆布〆め菊花盛り、紋別産ボタン海老、噴火湾産帆立貝。自家製土佐醤油と片浦レモンの自家製レモン酢で。
こちらはメニューにはないお料理で、料理長からのサービスとのこと。
生姜の入った餡がとても美味しいお椀でした。
強肴『茶寮の土瓶蒸し 羅臼産昆布引き立てのお出汁』
鱧と松茸、夏から秋への季節の移り変わりを感じますね~
煮物『折戸茄子と胡麻豆腐の揚げ出し』
止肴『苫小牧産ホッキ貝と柿の相州落花生白酢和え』
クコの実とザクロが添えられています。
食事『北海道米北斗産ふっくりんこ釜炊き』と『赤出汁仕立て』。
香の物は、登別産山葵昆布と浜名湖パパイヤ金平風、北海道産玉葱柚甘酢漬け、胡瓜粕漬け。
水菓子『登別酪農館牛乳を使った自社農園南瓜のアイスクリームときたの風茶寮デザートアミューズ』。
この南瓜のアイスにはたくさんのトッピングの中から3種類選べるんですが、黄な粉、黒蜜、季節の果物にしました。。。めちゃくちゃおいし~
デザートアミューズも何種類かの中から二つ選べたので、けっこうテンション上がりました。
夕食は全体的に、見た目の美しさや盛り付けに斬新さが感じられ、料理長の拘りがすごいなぁ~という印象を受けました。和食ですが、フレンチの要素もあって楽しめました。
北海道産のものをふんだんに使っているので、美味しいのは当然ですね~
夕食後はいつものごとく、寝酒と露天風呂三昧。
月がとってもきれいです。
2日目に続く。
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