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歌舞伎座 壽初春大歌舞伎2019 [歌舞伎!!]

最終日、とても嬉しくて興奮した朝を迎えました。そうですね~ 海老さまの十三代目市川團十郎襲名、勸玄くんの八代目市川新之助襲名の発表があったのです[exclamation]
この日は歌舞伎座近くのホテルに宿泊していたので、発表会見の終わった時間にホテルを出て歌舞伎座へ直行。何台ものTV中継車が停まっていて、TVクルーの人たちもたくさんいたので、『ほんの数分前まで、ここで海老さまが襲名発表会見をやってたんだ~』とメチャクチャ感慨深いものがありました。
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そして、歌舞伎座でのお芝居。翌日は仕事があり、夜の部までいるとさすがにハードなので、この日は昼の部だけです。
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席は1階16列10番。花道は良く見えたんですが、前の席のおじさんが前のめりになって観ていたので、かなりイライラ。。。
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一つ目の演目は『舌出三番叟(しただしさんばそう)』
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中村芝翫丈と中村魁春丈による舞踊です。二人ともベテラン俳優さんなので安定感がありますね。

二つ目、『吉例寿曽我(きちれいことぶきそが)』
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前日の『壽曽我対面』では曽我兄弟が対面する仇討相手は工藤祐経ですが、こちらはその奥方である梛の葉御前との対面になります。この梛の葉御前を長い闘病生活から復帰された中村福助丈が勤め、舞鶴役の中村児太郎丈との親子共演が実現しました。
あれ?児太郎丈、新橋演舞場にも出てませんか~? 掛け持ちなんてスゴイですね~ 
曽我五郎を中村芝翫丈、曽我十郎を中村七之助丈が勤めているんですが、やはり二人とも華がありますね~ 特に芝翫丈の五郎は、血気盛んな様が素晴らしいデス。

三つ目は『夕霧 伊左衛門 廓文章(くるわぶんしょう)吉田屋』
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七之助丈の夕霧、ほんと~にキレイ[ぴかぴか(新しい)] 台詞がほとんどないのに、伊左衛門を想う気持ちがひしひしと伝わってきます。
対する松本幸四郎丈の伊左衛門も負けていません。可愛げのある落ちぶれた若旦那の役どころ、幸四郎丈はこういうナヨっとした愛嬌のある色男を勤めるのがとても上手ですね~ 
二人の痴話喧嘩の掛け合いがほんとに面白い。ほっこりとした気持ちになれる演目です。

昼の部の切りは『一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)』
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主人公の一條大蔵長成を松本白鸚丈が勤めます。一條大蔵長成が源氏再興を願っていることを平家に知られないように阿呆のふりをしている・・・というところがミソ。
昨年2月の高麗屋三代襲名では幸四郎丈が一條大蔵長成を勤めていたので、親子の芸を見比べることが出来るというのも乙です。個人的には、幸四郎丈の長成の阿呆ぶりが好きかも。

3日間を通して17演目、そのどれもが面白くて、あっという間に時間が過ぎました。
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