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私は長女ですが、姉がいました [私の日記]

母は生涯で5人の赤ちゃんを身ごもりました。が、無事に産まれてきたのは私と妹だけ。
先日TVドラマを見ていて、ふと、自分には亡くなった兄弟がいたことを思い出し、母が亡くなった時に取得した除籍謄本を見てみました。あと三人いたはずなのに、戸籍上、母の産んだ子供は私と妹だけでした。。。調べてみると、死産の場合は戸籍に記載されないということを初めて知りました。

私と妹がまだ幼い頃、地元の産院に入院していた母を見舞う記憶が、今でもあります。もう50年近くも前の話、その産院も今のような近代的なところではなく、昔を舞台にしたドラマに出てくるような簡素な造りの部屋。それでも、『弟か?妹か?』と楽しみに、母を見舞った記憶があります。産まれたのは弟だったと聞いた気がしますが、けっきょくその弟は自宅に帰ることはありませんでした。
当時の私は、それがどういうことなのかよく分かっていなかったし、どういう状況だったのかも知りません。ただ、母のお腹に大きな手術痕があったことは覚えています。
その後も母は妊娠したようですが、その赤ちゃんが産まれてくることはありませんでした。そしてそのことについて、私の中の記憶はほとんどありません。

大人になってからも当時の妊娠、死産について母と話をすることもなく、だけど、母が幼少の私によく話していたのが、私と同じ誕生日に産まれていた姉の存在のこと。私が生まれるよりも2年前のことだったと。だから私は姉の分まで生きているんだよと、母はよく言っていました。
ただ、その姉が産まれた事実が戸籍では分からないということが、なんだかとても悲しいことだなぁ~と思ったのでした。

死産は戸籍には載らない、そのことで辛い思いをしているお母さんたちがたくさんいることを、今回改めて知りました。



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