時代錯誤?! [おしごとのこと]
ちょっと頭の痛い話。。。
私の部下の中に、8月末から産休・育休を取得する予定の女性(Aさん)がいます。Aさんは一人目の産育休を1年半ほど取って昨年4月に復帰、今回2回目の取得となります。
労働基準法では、産前6週間(本人が申請した場合)と産後8週間(強制的)は、母性保護のために休業させなければならないという規定があります。
もちろんうちの会社の規程もそれを遵守したものになっています。
5月上旬にAさんから妊娠の申告があり、8月末から産育休を取る予定であることが分かってから、Aさんの休業に備えられるよう、事務課の業務分担を急きょ変えました。
うちの課は、3名ずつのチームで異なる商品の事務を担当しています。
現在Aさんと同じ商品の業務を行っているのは、Aさんを含めて3人。Aさんが休業すると2人になってしまいます。しかもそのうちの1人は時短勤務者。
業務には忙しさに波があり、案件が集中する時はとても2人ではこなしきれません。なので、忙しい時にカバー出来るように、別の商品の業務をやっているBさんに、Aさんがやっている業務を一から覚えてもらっているところです。
5月の下旬からAさんが休業する8月末までの実質3ヶ月間で、Bさんに一人前になってもらうべく、OJTを集中的にやっている状況。
この間は、それまでBさんが中心となってやっていた別の業務が出来なくなり、Bさん以外の2人のメンバーの負担が増えている状態。。。
こういう状況の中、Aさんから7月に計6日の年休申請がありまして。。。
Aさんは、この4月から6月の3ヶ月間で、すでに12日の年休を取得しています。7月の予定を含めると18日・・・月平均4.5日になります。6月には1週間の連続休暇も取っています。
この1週間の連続休暇は、職場離脱義務と有休消化率アップのために、1年度に5日間連続して休暇を取るようにと会社から義務付けられているんですが、5ヶ月間しか就業しないのにもかかわらず、1年間仕事を続ける人と同じように取得しています。会社としては、退職や産育休など年度途中で休業する人にも適用されるのかを明確に定めていないため、規定上では取得可能なのです。
Aさんからは、『医師の指導がある訳ではないけど、出来るだけ体を休めたい』ということでした。
有休休暇は毎年年度初めに20日与えられますが、前年度までに未消化だった有休は20日まで翌年度に取得できるので、最大40日可能です。
Aさんとしては、8月末の産育休前までのあいだに、この40日の有休を出来る限り消化したいという訳です。
実際に5月6月もよく休暇を取っていたので、Aさんには案件を担当してもらうことが難しくなってきています。その分、他の2人の業務負担が増えています。
なおかつ、今はそのうちの1人が、BさんのOJTに付きっ切りになっているので、実質的に稼働しているのは1人という状態。
それでも5月6月は、忙しさの状況を見ながら休暇を取得しているようだったので、休暇の承認をしていましたが。。。
それが今日、7月の休暇申請を一気に6日分!!
あまりにも違和感を感じて、支店長に相談しました。
労働基準法では、産前産後休業までの妊娠中も、医師の指導があれば、事業主は勤務時間の変更や勤務内容の軽減等の措置を講じなければならない、と定められています。
Aさんからは『医師の指導がある訳ではない』とは聞いているので、この規定には当てはまらない状況だと思うのですが…
子供を産んで、子育てをしながら女性が働くこと、これは日本社会にとってはとても大事なことだと思います。少子高齢化の日本にとっては、女性の労働力を活用出来る環境を整えることは必須だとも思います。
ただ・・・そのために定められている法律の規定を超えて、手放しで多くの休暇を認めていいものなのか・・・??
当然妊娠中の女性に対する基本的な配慮はしていますが、負担が増える他のメンバーのことも考えなければならないと思うのですが…
理想論としては、Aさんが休業する代わりに会社が他の人を雇ったり、他部署から配置換えなどをしてくれるのが一番ですが、そう簡単にはいきません。仮に新しいメンバーがやってきたとしても、仕事を覚えるまでの間は戦力が落ちます。
今回は、Aさんの補充はあまり期待できそうになく、今いるメンバーの中でやりくりしなくてはいけないので、Aさん以外のメンバーにかなり負担がかかっている状態なんです。
が、Aさんは『出来るだけ休みたい』と。
正直、『それって、ありなの??』と思ってしまいます。
子供を産んで子育てしながら働こうと思っている以上、自分が休業を取ることで負担が増える同僚に対して理解を得る努力や、迷惑を掛けることに感謝する姿勢が必要なのでは?と思ったりするんですが、それって時代錯誤??
Aさんが『出来るだけ休みたい』と言って自由に休暇を取ることで、他のメンバーが休めないという状況にもなっています。
有休は権利でもあるし、認められた日数を消化することになんで文句を言われなくてはいけないのか!という思いがあるんだと思うけど。
明日、Aさんにこのことについて話をするつもりです。
7月の有休申請についは、事前に休む日を決めるのではなく、業務の繁忙を見ながら、他のメンバーへの負担が最大限低くなるように調整しながらにしてほしいと。
ちなみに、管理職は部下から有休申請があっても100%承認する必要はなく、業務の繁忙や状況によっては承認しないことも認められています。
相談した支店長も私と同意見でした。
私の部下の中に、8月末から産休・育休を取得する予定の女性(Aさん)がいます。Aさんは一人目の産育休を1年半ほど取って昨年4月に復帰、今回2回目の取得となります。
労働基準法では、産前6週間(本人が申請した場合)と産後8週間(強制的)は、母性保護のために休業させなければならないという規定があります。
もちろんうちの会社の規程もそれを遵守したものになっています。
5月上旬にAさんから妊娠の申告があり、8月末から産育休を取る予定であることが分かってから、Aさんの休業に備えられるよう、事務課の業務分担を急きょ変えました。
うちの課は、3名ずつのチームで異なる商品の事務を担当しています。
現在Aさんと同じ商品の業務を行っているのは、Aさんを含めて3人。Aさんが休業すると2人になってしまいます。しかもそのうちの1人は時短勤務者。
業務には忙しさに波があり、案件が集中する時はとても2人ではこなしきれません。なので、忙しい時にカバー出来るように、別の商品の業務をやっているBさんに、Aさんがやっている業務を一から覚えてもらっているところです。
5月の下旬からAさんが休業する8月末までの実質3ヶ月間で、Bさんに一人前になってもらうべく、OJTを集中的にやっている状況。
この間は、それまでBさんが中心となってやっていた別の業務が出来なくなり、Bさん以外の2人のメンバーの負担が増えている状態。。。
こういう状況の中、Aさんから7月に計6日の年休申請がありまして。。。
Aさんは、この4月から6月の3ヶ月間で、すでに12日の年休を取得しています。7月の予定を含めると18日・・・月平均4.5日になります。6月には1週間の連続休暇も取っています。
この1週間の連続休暇は、職場離脱義務と有休消化率アップのために、1年度に5日間連続して休暇を取るようにと会社から義務付けられているんですが、5ヶ月間しか就業しないのにもかかわらず、1年間仕事を続ける人と同じように取得しています。会社としては、退職や産育休など年度途中で休業する人にも適用されるのかを明確に定めていないため、規定上では取得可能なのです。
Aさんからは、『医師の指導がある訳ではないけど、出来るだけ体を休めたい』ということでした。
有休休暇は毎年年度初めに20日与えられますが、前年度までに未消化だった有休は20日まで翌年度に取得できるので、最大40日可能です。
Aさんとしては、8月末の産育休前までのあいだに、この40日の有休を出来る限り消化したいという訳です。
実際に5月6月もよく休暇を取っていたので、Aさんには案件を担当してもらうことが難しくなってきています。その分、他の2人の業務負担が増えています。
なおかつ、今はそのうちの1人が、BさんのOJTに付きっ切りになっているので、実質的に稼働しているのは1人という状態。
それでも5月6月は、忙しさの状況を見ながら休暇を取得しているようだったので、休暇の承認をしていましたが。。。
それが今日、7月の休暇申請を一気に6日分!!
あまりにも違和感を感じて、支店長に相談しました。
労働基準法では、産前産後休業までの妊娠中も、医師の指導があれば、事業主は勤務時間の変更や勤務内容の軽減等の措置を講じなければならない、と定められています。
Aさんからは『医師の指導がある訳ではない』とは聞いているので、この規定には当てはまらない状況だと思うのですが…
子供を産んで、子育てをしながら女性が働くこと、これは日本社会にとってはとても大事なことだと思います。少子高齢化の日本にとっては、女性の労働力を活用出来る環境を整えることは必須だとも思います。
ただ・・・そのために定められている法律の規定を超えて、手放しで多くの休暇を認めていいものなのか・・・??
当然妊娠中の女性に対する基本的な配慮はしていますが、負担が増える他のメンバーのことも考えなければならないと思うのですが…
理想論としては、Aさんが休業する代わりに会社が他の人を雇ったり、他部署から配置換えなどをしてくれるのが一番ですが、そう簡単にはいきません。仮に新しいメンバーがやってきたとしても、仕事を覚えるまでの間は戦力が落ちます。
今回は、Aさんの補充はあまり期待できそうになく、今いるメンバーの中でやりくりしなくてはいけないので、Aさん以外のメンバーにかなり負担がかかっている状態なんです。
が、Aさんは『出来るだけ休みたい』と。
正直、『それって、ありなの??』と思ってしまいます。
子供を産んで子育てしながら働こうと思っている以上、自分が休業を取ることで負担が増える同僚に対して理解を得る努力や、迷惑を掛けることに感謝する姿勢が必要なのでは?と思ったりするんですが、それって時代錯誤??
Aさんが『出来るだけ休みたい』と言って自由に休暇を取ることで、他のメンバーが休めないという状況にもなっています。
有休は権利でもあるし、認められた日数を消化することになんで文句を言われなくてはいけないのか!という思いがあるんだと思うけど。
明日、Aさんにこのことについて話をするつもりです。
7月の有休申請についは、事前に休む日を決めるのではなく、業務の繁忙を見ながら、他のメンバーへの負担が最大限低くなるように調整しながらにしてほしいと。
ちなみに、管理職は部下から有休申請があっても100%承認する必要はなく、業務の繁忙や状況によっては承認しないことも認められています。
相談した支店長も私と同意見でした。
今年の山場が終わりました [おしごとのこと]
昨日までの3日間で支店に本部の監査が入っていて、目の回るような忙しさだったんですが、何とか無事に乗り切りました。
ほぼ1年に一度の間隔で監査が入るのですが、私が監査対応責任者なので、事前の準備から当日の対応、他の人への指示、監査で指摘されたことの対応などなど、怒涛の忙しさ。通常業務の方も月末の契約実行の準備でひと月の中でも一番忙しい頃。あっちでも呼ばれこっちでも呼ばれる中、マッハの如く通常業務を処理。
いやぁ~疲れた~
それでも今回は特に大きな指摘事項はなく、細かな不備事項も昨年よりは減ったので、想定していたよりも無難に乗り切ることが出来ました。
今年から親銀行出身の監査のエキスパートさんが監査部長になられたので、前回までとは一味違う監査になりました。
こう言ってはなんですが、以前は『そんな大勢に影響のない細かいことを指摘してどうするの~』と思うようなことを指摘されたり、店部の見解と監査部の見解が相違してバトルになったり…というようなことも多かったんですが、今回はそういうのは少なくなりました。
そして前回と大きく変わったのが、監査終了後の講評。以前は指摘や不備事項について1件ずつ指摘されてその度に意気消沈する・・・というような恐怖の時間でした。が、今回からは意見交換会という名目になり、個別の内容については概要や件数の報告のみに留まり、その代わりに全体的な感想を述べられました。そして支店側の意見や質問などを受けて終了。
これまでは監査といえば、侃々諤々なバチバチとした火花も見られましたが・・・今回はとても和気あいあいな感じで終了しました。ちょっとびっくり。
まあ、日頃から監査対策として??丁寧な事務処理や規程通りの処理をやっているから、今回の結果は当然と言えば当然だぁ~
もう一つ驚いたことがありました。
監査部長ともう一人同じく親銀行出身の方が述べられた感想として、事務課の複線化が図られていることと店内検査がしっかりと出来ていること、それと人材育成のための勉強会が計画的に実施されていることが素晴らしいと述べられました。
どれも他の店部ではなかなか出来ていない理想的な取り組みなので、大変感動したとも実は、この3つのことはどれも私が事務課の課長になってから中心的に取り組んできたことなのでした。
事務の複線化というのは、融資案件を各自が担当して契約書を作ったりする以外にも様々な業務があり、それを各担当で分担してやってもらっています。その分担を決めたり、半年から1年ほどで違う業務を担当するようにローテーションさせるのが私の役目。
それは、人数が少ないために、事務課全員が色々な業務が出来るようになれば休暇が取りやすくなるし、突然の退職があってもすぐにカバー出来るようにするため、必然性があってやっていることなんですが。。。
ただ、みんながそれぞれの業務をやっと覚えた~と思ったら、また新しい仕事を覚えなくてはいけないというデメリットもあり、みんなが覚えるまでは業務効率は悪くなります。それぞれの業務に慣れた人が集中的にやれば効率は上がるのです。
が、それはそれで今度は、一人の人が出来る業務が限られてしまい、担当する業務によっては忙しい人と忙しくない人とバラツキが生まれます。一人一人が出来る業務の幅が増えれば、業務平準化もしやすいのです。
なので、業務平準化を掲げている会社としては一人一人の業務の幅を増やすことを目指したいところですが、なかなか出来ないという現状です。
そんな中でうちの支店では実際に取り組んでやっているのでスゴイということでした。
監査部から褒められたことなんて今までほとんどなかったので、あまりにも称賛されたのでビックリでした。名指しで褒めていただいたので、照れくさすぎて困るほどに。
アイデアや実践は私が中心となってやっているけど、私のやりたいようにさせてくれた上司や私についてきてくれている部下たちがいるので形になってきたというのが本当のところ。
特に部下たちは、負荷の掛かる状況をあれこれと文句を言いながらも(^^; 受け入れて実践してくれているので、ほんとに感謝です。
ほぼ1年に一度の間隔で監査が入るのですが、私が監査対応責任者なので、事前の準備から当日の対応、他の人への指示、監査で指摘されたことの対応などなど、怒涛の忙しさ。通常業務の方も月末の契約実行の準備でひと月の中でも一番忙しい頃。あっちでも呼ばれこっちでも呼ばれる中、マッハの如く通常業務を処理。
いやぁ~疲れた~
それでも今回は特に大きな指摘事項はなく、細かな不備事項も昨年よりは減ったので、想定していたよりも無難に乗り切ることが出来ました。
今年から親銀行出身の監査のエキスパートさんが監査部長になられたので、前回までとは一味違う監査になりました。
こう言ってはなんですが、以前は『そんな大勢に影響のない細かいことを指摘してどうするの~』と思うようなことを指摘されたり、店部の見解と監査部の見解が相違してバトルになったり…というようなことも多かったんですが、今回はそういうのは少なくなりました。
そして前回と大きく変わったのが、監査終了後の講評。以前は指摘や不備事項について1件ずつ指摘されてその度に意気消沈する・・・というような恐怖の時間でした。が、今回からは意見交換会という名目になり、個別の内容については概要や件数の報告のみに留まり、その代わりに全体的な感想を述べられました。そして支店側の意見や質問などを受けて終了。
これまでは監査といえば、侃々諤々なバチバチとした火花も見られましたが・・・今回はとても和気あいあいな感じで終了しました。ちょっとびっくり。
まあ、日頃から監査対策として??丁寧な事務処理や規程通りの処理をやっているから、今回の結果は当然と言えば当然だぁ~
もう一つ驚いたことがありました。
監査部長ともう一人同じく親銀行出身の方が述べられた感想として、事務課の複線化が図られていることと店内検査がしっかりと出来ていること、それと人材育成のための勉強会が計画的に実施されていることが素晴らしいと述べられました。
どれも他の店部ではなかなか出来ていない理想的な取り組みなので、大変感動したとも実は、この3つのことはどれも私が事務課の課長になってから中心的に取り組んできたことなのでした。
事務の複線化というのは、融資案件を各自が担当して契約書を作ったりする以外にも様々な業務があり、それを各担当で分担してやってもらっています。その分担を決めたり、半年から1年ほどで違う業務を担当するようにローテーションさせるのが私の役目。
それは、人数が少ないために、事務課全員が色々な業務が出来るようになれば休暇が取りやすくなるし、突然の退職があってもすぐにカバー出来るようにするため、必然性があってやっていることなんですが。。。
ただ、みんながそれぞれの業務をやっと覚えた~と思ったら、また新しい仕事を覚えなくてはいけないというデメリットもあり、みんなが覚えるまでは業務効率は悪くなります。それぞれの業務に慣れた人が集中的にやれば効率は上がるのです。
が、それはそれで今度は、一人の人が出来る業務が限られてしまい、担当する業務によっては忙しい人と忙しくない人とバラツキが生まれます。一人一人が出来る業務の幅が増えれば、業務平準化もしやすいのです。
なので、業務平準化を掲げている会社としては一人一人の業務の幅を増やすことを目指したいところですが、なかなか出来ないという現状です。
そんな中でうちの支店では実際に取り組んでやっているのでスゴイということでした。
監査部から褒められたことなんて今までほとんどなかったので、あまりにも称賛されたのでビックリでした。名指しで褒めていただいたので、照れくさすぎて困るほどに。
アイデアや実践は私が中心となってやっているけど、私のやりたいようにさせてくれた上司や私についてきてくれている部下たちがいるので形になってきたというのが本当のところ。
特に部下たちは、負荷の掛かる状況をあれこれと文句を言いながらも(^^; 受け入れて実践してくれているので、ほんとに感謝です。
やりきれない思い [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]
6月22日、小林麻央さんが旅立たれました。
実は海老蔵さんが出演される7月の大歌舞伎、8月の中日劇場での六本木歌舞伎のチケットを取っていて、とても楽しみにしていたんですが…麻央さんのブログでの様子から、もしかしたらその舞台の前に亡くなられるかもしれないのでは…と心配していました。
それが、本当になってしまいました。。。
御主人の市川海老蔵さんの会見をみました。まだ亡くなってから丸一日も経っていないのに、20分近くもの長い時間インタビューを受けて、涙しながらそれでも気丈に答えている海老蔵さんを見ているのは、本当に辛いです。
乳がんであることを公表してからこの1年、度々マスコミでも報道されたり、海老蔵さんや麻央さんのブログも紹介されていたので、ファンでなくてもみんなが注目していました。亡くなられたことについての報道も、かなりのものです。
最愛の人が亡くなった悲しみで押し潰されそうになり、その死を受け入れることもなかなか出来ない状況の中、ちゃんと報告する義務があるということで会見を開かれたのでした。
何より、亡くなられた次の日も2回公演をちゃんと務められています。『役者とは、何があっても演じること』と。。。
がんを公表された時点で、麻央さんの病状はかなりの重篤な状態で、お二人とも死を受け入れる準備はされてきたのだろうと思います。もちろん、死ぬということの覚悟なんて、簡単には出来ません。でも命に限りがあることを覚悟した時、悔いなく生きることへの執着も生まれるのだと思います。
そういう意味では、麻央さんも常に前向きに生きる努力をされていたように思います。そしてその姿は、同じ病気と闘っている人やその家族、病気でなくても生き方に迷っている人たちを勇気づけてくれました。
小さなお子さん、そして何より最愛の人を残して旅立たれるのは、ほんとうに心残りであったと思います。でも海老蔵さんはその麻央さんの想いをしっかりと受け止めて、歌舞伎界を代表する歌舞伎役者として、そしてお父さんとして、これからも邁進されるのだと思います。
心からご冥福をお祈りします。
そして、本当によく頑張られました。麻央さん、ほんとうにお疲れさまでした。
実は海老蔵さんが出演される7月の大歌舞伎、8月の中日劇場での六本木歌舞伎のチケットを取っていて、とても楽しみにしていたんですが…麻央さんのブログでの様子から、もしかしたらその舞台の前に亡くなられるかもしれないのでは…と心配していました。
それが、本当になってしまいました。。。
御主人の市川海老蔵さんの会見をみました。まだ亡くなってから丸一日も経っていないのに、20分近くもの長い時間インタビューを受けて、涙しながらそれでも気丈に答えている海老蔵さんを見ているのは、本当に辛いです。
乳がんであることを公表してからこの1年、度々マスコミでも報道されたり、海老蔵さんや麻央さんのブログも紹介されていたので、ファンでなくてもみんなが注目していました。亡くなられたことについての報道も、かなりのものです。
最愛の人が亡くなった悲しみで押し潰されそうになり、その死を受け入れることもなかなか出来ない状況の中、ちゃんと報告する義務があるということで会見を開かれたのでした。
何より、亡くなられた次の日も2回公演をちゃんと務められています。『役者とは、何があっても演じること』と。。。
がんを公表された時点で、麻央さんの病状はかなりの重篤な状態で、お二人とも死を受け入れる準備はされてきたのだろうと思います。もちろん、死ぬということの覚悟なんて、簡単には出来ません。でも命に限りがあることを覚悟した時、悔いなく生きることへの執着も生まれるのだと思います。
そういう意味では、麻央さんも常に前向きに生きる努力をされていたように思います。そしてその姿は、同じ病気と闘っている人やその家族、病気でなくても生き方に迷っている人たちを勇気づけてくれました。
小さなお子さん、そして何より最愛の人を残して旅立たれるのは、ほんとうに心残りであったと思います。でも海老蔵さんはその麻央さんの想いをしっかりと受け止めて、歌舞伎界を代表する歌舞伎役者として、そしてお父さんとして、これからも邁進されるのだと思います。
心からご冥福をお祈りします。
そして、本当によく頑張られました。麻央さん、ほんとうにお疲れさまでした。
免疫力アップ大作戦!㊴香川3日目 [旅行]
香川旅行3日目。
朝の海はとても静か。
朝食はレストランで。洋食か和食を選べます。
美味しそうなオムレツでしょ? バターは小豆島産のオリーブオイルと和えてあります。
さてそれでは、こちらのお宿『AQUA』さんの採点です。
部屋5、お風呂4、夕食5、朝食4、接客サービス4、癒され度5、コスパ5
総合評価は…4.6 こちらも高評価! じゃらんの口コミでは4.7でした。
シンプルな接客やサービスですが必要なものは充分揃っていて、本当にリラックスしたい人向けのリーズナブルなお宿です。
10時前にお宿を出発して、道の駅小豆島オリーブ園へ。海岸線沿いに走るルートを20分ほど行くと、眺めの良いPAがあったので立ち寄ってみると…
干潮になると、城ヶ島という島と陸地をつなぐ『希望の道』という道が現れるそうですヨ。この日の干潮の時間帯は午後2時頃と、ご親切に案内板に書いてありました。
小豆島オリーブ園は道の駅になっています。
オリーブ園というだけあって、オリーブの木がたくさん。
オリーブの葉っぱって、初めて間近で見ました。ハート形になっているものを探して、栞に出来るコーナーもありました。
オリーブの実は、まだまだ小さかったですが。
風車と海、とても絵になります。・・・が、この写真を撮るのにかなり苦労しました。
というのも、箒を持ったカップルや若者たちがやたらと多くて、しかもこのショットを背景にして箒に跨って飛び上がった瞬間を写真に撮っているのです。それが、なかなかベストショットが撮れないようで、何度も何度も飛んでました(^^; 一組がやっと撮り終えると、次のグループが再び同じように何度も飛んで、の繰り返し。
どうやら『魔女の宅急便』の実写版映画のロケセットがあるそうで、箒はそこで貸してくれるそうです。箒に跨ってジャンプしたショットをインスタに載せるキャンペーンがあったようです。
それにしても。。。本人たちはとても楽しそうなんだけど、ベストポジションを延々独占して飛び続けている様子はとても奇妙だし、純粋に景色を撮りたいと思っている人にとっては、大迷惑な話です。
やっと一組が撮り終えて、次のグループと入れ替わる瞬間を狙って望遠で撮ったのがこちらの写真。フレームの外には、箒を持った若者がうじゃうじゃいます(^^;
オリーブの木以外にも色々な木々や花たちが咲いていました。
クマンバチのお食事タイム。
カフェでお昼ごはん。
サラダピザを頼んでみたら、一人前のボリュームに驚き。
オリーブ関連のお土産を買いこんだ後、次の目的地へ。この日は小豆島の坂手港からフェリーで神戸港まで帰る予定だったので、坂手港近くのマルキン醤油記念館へ。
小豆島はお醤油の産地でもあります。車から降りた瞬間からお醤油の匂いがスゴイ。
記念館にはお醤油の作り方を説明したパネルや実際に使用する用具が展示されています。
記念館から徒歩5分程度のところに天然醸造蔵のギャラリーステージがあり、100個ほどの大きな樽で発酵熟成中の様子を見ることが出来ます。
蔵の中に入ることは出来ないけど、圧巻です。
今回の旅お初のソフト。醤油のソフトクリームです~ お味は…ビックリするくらいの醤油味
予定ではこのマルキン醤油見学の後、フェリー乗り場へ行くつもりだったけど、マルキン醤油見学があっさりと終ってしまったので1時間ほど時間が余ってしまいました。
ということで、ここから車で15分程度の所にある二十四の瞳映画村に行くことに。
ここにも以前学生時代の友人たちと来たことがあるはずだけど、ほとんど覚えてません・・・(^^;
ロケセットや昭和初期の街並みが再現されています。
岬の分教場。
目の前には瀬戸内の海が広がります。
『二十四の瞳』は過去に何度も映画化されたりTVドラマになっていますが、こちらは1987年に公開された田中裕子主演のもののオープンセットです。
1954年公開の初代『二十四の瞳』の映画、木下恵介監督、高峰秀子主演にまつわる展示も。
実はこのどちらの映画も続けて観たことがあって、主人公の大石先生と12人の子供たちの演技がとても印象に残っています。子供たちの純真無垢で可愛らしい様子にほのぼのする一方、戦争の悲しさが増して感じられるお話です。
オープンセットの他にも、1950年代の日本映画黄金期の名作にまつわる展示や映画館、限定品のお土産物や雑貨ショップがあったりと色々楽しめる施設になっています。
以前来た時には分教場のセット位しかなかったような…? なので今回の旅では当初予定には入れていませんでした。でもそれほど期待せずに行ってみると予想外に楽しめそうだったのに、残念ながら時間の余裕がなかったので、また小豆島に来ることがあればゆっくりと時間を取って行ってみたいと思います。
映画村の前の海。先ほどの海とは反対側になります。本当に半島になっているんですね~
坂手港から神戸港行きのカーフェリー、事前予約していなかったので出港45分位前には乗り場へ。車で待機している間に、高松港からやってきたフェリーが到着。むちゃくちゃ、デカい
着岸する様子がお見事。
この小豆島ジャンボフェリー、小豆島坂手港から神戸港まで約3時間半です。小豆島から名古屋へ戻るルートとしては、フェリーで高松、岡山、姫路、神戸に出る選択肢がありますが、フェリーに乗っている時間、港から新幹線駅までの距離、新幹線の時間などを考えると、名古屋への到着時間はほとんど変わりません。神戸ルートだとフェリーに乗っている時間が一番長いけど、港から新幹線駅までの移動が一番楽なので、このルートにしました。
車両デッキはこんなかんじ。
展望デッキに出てみました。
小豆島が遠ざかっていきます。ありがとうね~
客室での写真撮影は禁止されているので船内の様子は写していませんが、4層になっていて、椅子の席のほか、個室、女性専用フロア、キッズルーム、カーペット席、トラック運転手さん専用客室などいろいろあります。シャワー室やサウナ室もあるようです。3時間以上もの長旅だと眠る人も多いので、静かに過ごせる工夫がされています。
簡単な食事も出来ます。オリーブ牛のカレーうどん。そういえば今回の旅、3日間ともお昼はうどんでした やっぱりうどん県
1時間ほどは船内の椅子席で過ごしましたが、やっぱり海が見たいということで、その後はほとんど展望デッキで写真撮影して過ごしました。
だって、こんなに素晴らしい景色がまっているのだから。
神戸港まであと1時間ほどという頃になると…淡路島と明石を結ぶ明石海峡大橋が見えてきます。
このフェリー、明石大橋の下をくぐるんですヨ~
いよいよ、橋の真下に・・・
通り過ぎました これは非常に楽しい経験でした。
橋を通り過ぎると、夕陽と橋のコラボが待っていました。
天使の梯子が放射線状にくっきりと見えて、それはそれは幻想的。特にこの日はちょうど良い雲の多さで、私が展望デッキにいる間、ほとんどこういう風景を見ることが出来ました。大興奮です
神戸の街も見えてきましたヨ~
再び、天使の梯子。
見覚えのある神戸の街並み。
18時半頃、神戸港に到着。
神戸港から新神戸駅までは15分ほど。レンタカーを返却して、新幹線で名古屋まで戻りました。
今回の旅では、1日目の金毘羅さん参りや2日目の寒霞渓ハイキングとかなりの運動をしたり、3日目のエキサイトなフェリー体験と、いつもの旅とはちょっと違う旅になりました。
小豆島のお土産。
道の駅オリーブ園で買った小豆島産オリーブオイル、ガーリックオリーブオイル、オリーブ入りのそうめんとラーメン。マルキン醤油で買ったマルキン醤油。坂手港フェリー乗場で買ったオリーブサイダーと醤油サイダー 醤油サイダー、ほんのり醤油の味がします。おっかなびっくり、いただきました
朝の海はとても静か。
朝食はレストランで。洋食か和食を選べます。
美味しそうなオムレツでしょ? バターは小豆島産のオリーブオイルと和えてあります。
さてそれでは、こちらのお宿『AQUA』さんの採点です。
部屋5、お風呂4、夕食5、朝食4、接客サービス4、癒され度5、コスパ5
総合評価は…4.6 こちらも高評価! じゃらんの口コミでは4.7でした。
シンプルな接客やサービスですが必要なものは充分揃っていて、本当にリラックスしたい人向けのリーズナブルなお宿です。
10時前にお宿を出発して、道の駅小豆島オリーブ園へ。海岸線沿いに走るルートを20分ほど行くと、眺めの良いPAがあったので立ち寄ってみると…
干潮になると、城ヶ島という島と陸地をつなぐ『希望の道』という道が現れるそうですヨ。この日の干潮の時間帯は午後2時頃と、ご親切に案内板に書いてありました。
小豆島オリーブ園は道の駅になっています。
オリーブ園というだけあって、オリーブの木がたくさん。
オリーブの葉っぱって、初めて間近で見ました。ハート形になっているものを探して、栞に出来るコーナーもありました。
オリーブの実は、まだまだ小さかったですが。
風車と海、とても絵になります。・・・が、この写真を撮るのにかなり苦労しました。
というのも、箒を持ったカップルや若者たちがやたらと多くて、しかもこのショットを背景にして箒に跨って飛び上がった瞬間を写真に撮っているのです。それが、なかなかベストショットが撮れないようで、何度も何度も飛んでました(^^; 一組がやっと撮り終えると、次のグループが再び同じように何度も飛んで、の繰り返し。
どうやら『魔女の宅急便』の実写版映画のロケセットがあるそうで、箒はそこで貸してくれるそうです。箒に跨ってジャンプしたショットをインスタに載せるキャンペーンがあったようです。
それにしても。。。本人たちはとても楽しそうなんだけど、ベストポジションを延々独占して飛び続けている様子はとても奇妙だし、純粋に景色を撮りたいと思っている人にとっては、大迷惑な話です。
やっと一組が撮り終えて、次のグループと入れ替わる瞬間を狙って望遠で撮ったのがこちらの写真。フレームの外には、箒を持った若者がうじゃうじゃいます(^^;
オリーブの木以外にも色々な木々や花たちが咲いていました。
クマンバチのお食事タイム。
カフェでお昼ごはん。
サラダピザを頼んでみたら、一人前のボリュームに驚き。
オリーブ関連のお土産を買いこんだ後、次の目的地へ。この日は小豆島の坂手港からフェリーで神戸港まで帰る予定だったので、坂手港近くのマルキン醤油記念館へ。
小豆島はお醤油の産地でもあります。車から降りた瞬間からお醤油の匂いがスゴイ。
記念館にはお醤油の作り方を説明したパネルや実際に使用する用具が展示されています。
記念館から徒歩5分程度のところに天然醸造蔵のギャラリーステージがあり、100個ほどの大きな樽で発酵熟成中の様子を見ることが出来ます。
蔵の中に入ることは出来ないけど、圧巻です。
今回の旅お初のソフト。醤油のソフトクリームです~ お味は…ビックリするくらいの醤油味
予定ではこのマルキン醤油見学の後、フェリー乗り場へ行くつもりだったけど、マルキン醤油見学があっさりと終ってしまったので1時間ほど時間が余ってしまいました。
ということで、ここから車で15分程度の所にある二十四の瞳映画村に行くことに。
ここにも以前学生時代の友人たちと来たことがあるはずだけど、ほとんど覚えてません・・・(^^;
ロケセットや昭和初期の街並みが再現されています。
岬の分教場。
目の前には瀬戸内の海が広がります。
『二十四の瞳』は過去に何度も映画化されたりTVドラマになっていますが、こちらは1987年に公開された田中裕子主演のもののオープンセットです。
1954年公開の初代『二十四の瞳』の映画、木下恵介監督、高峰秀子主演にまつわる展示も。
実はこのどちらの映画も続けて観たことがあって、主人公の大石先生と12人の子供たちの演技がとても印象に残っています。子供たちの純真無垢で可愛らしい様子にほのぼのする一方、戦争の悲しさが増して感じられるお話です。
オープンセットの他にも、1950年代の日本映画黄金期の名作にまつわる展示や映画館、限定品のお土産物や雑貨ショップがあったりと色々楽しめる施設になっています。
以前来た時には分教場のセット位しかなかったような…? なので今回の旅では当初予定には入れていませんでした。でもそれほど期待せずに行ってみると予想外に楽しめそうだったのに、残念ながら時間の余裕がなかったので、また小豆島に来ることがあればゆっくりと時間を取って行ってみたいと思います。
映画村の前の海。先ほどの海とは反対側になります。本当に半島になっているんですね~
坂手港から神戸港行きのカーフェリー、事前予約していなかったので出港45分位前には乗り場へ。車で待機している間に、高松港からやってきたフェリーが到着。むちゃくちゃ、デカい
着岸する様子がお見事。
この小豆島ジャンボフェリー、小豆島坂手港から神戸港まで約3時間半です。小豆島から名古屋へ戻るルートとしては、フェリーで高松、岡山、姫路、神戸に出る選択肢がありますが、フェリーに乗っている時間、港から新幹線駅までの距離、新幹線の時間などを考えると、名古屋への到着時間はほとんど変わりません。神戸ルートだとフェリーに乗っている時間が一番長いけど、港から新幹線駅までの移動が一番楽なので、このルートにしました。
車両デッキはこんなかんじ。
展望デッキに出てみました。
小豆島が遠ざかっていきます。ありがとうね~
客室での写真撮影は禁止されているので船内の様子は写していませんが、4層になっていて、椅子の席のほか、個室、女性専用フロア、キッズルーム、カーペット席、トラック運転手さん専用客室などいろいろあります。シャワー室やサウナ室もあるようです。3時間以上もの長旅だと眠る人も多いので、静かに過ごせる工夫がされています。
簡単な食事も出来ます。オリーブ牛のカレーうどん。そういえば今回の旅、3日間ともお昼はうどんでした やっぱりうどん県
1時間ほどは船内の椅子席で過ごしましたが、やっぱり海が見たいということで、その後はほとんど展望デッキで写真撮影して過ごしました。
だって、こんなに素晴らしい景色がまっているのだから。
神戸港まであと1時間ほどという頃になると…淡路島と明石を結ぶ明石海峡大橋が見えてきます。
このフェリー、明石大橋の下をくぐるんですヨ~
いよいよ、橋の真下に・・・
通り過ぎました これは非常に楽しい経験でした。
橋を通り過ぎると、夕陽と橋のコラボが待っていました。
天使の梯子が放射線状にくっきりと見えて、それはそれは幻想的。特にこの日はちょうど良い雲の多さで、私が展望デッキにいる間、ほとんどこういう風景を見ることが出来ました。大興奮です
神戸の街も見えてきましたヨ~
再び、天使の梯子。
見覚えのある神戸の街並み。
18時半頃、神戸港に到着。
神戸港から新神戸駅までは15分ほど。レンタカーを返却して、新幹線で名古屋まで戻りました。
今回の旅では、1日目の金毘羅さん参りや2日目の寒霞渓ハイキングとかなりの運動をしたり、3日目のエキサイトなフェリー体験と、いつもの旅とはちょっと違う旅になりました。
小豆島のお土産。
道の駅オリーブ園で買った小豆島産オリーブオイル、ガーリックオリーブオイル、オリーブ入りのそうめんとラーメン。マルキン醤油で買ったマルキン醤油。坂手港フェリー乗場で買ったオリーブサイダーと醤油サイダー 醤油サイダー、ほんのり醤油の味がします。おっかなびっくり、いただきました
免疫力アップ大作戦!㊴香川2日目 [旅行]
6月10日、香川旅行の二日目です。
朝ごはんは前日と同じ食事処で。席はボックス席でした。
卵焼きがアツアツで運ばれてきます。アジの開きや湯豆腐、明太子もありました サラダは目の前でドレッシングと和えてくれます。鰹節も削って、サラダに振りかけてくれます。細かい所で工夫がなされている朝食でした。
それではこちらのお宿『琴平花壇』さんの採点です。
今回から、業務効率化・・・(^^; ということで、コメントは特筆すべきことがある時のみとさせていただきます。
部屋5、お風呂4、夕食5、朝食5、接客サービス4、癒され度5、コスパ5
総合評価は・・・4.7 高評価出ました~
朝夕のお料理も、部屋も露天風呂も、満足度の高いお宿で、またこちらに来ることがあれば泊まってみたいと思います。
この日は高松で『一鶴』の骨付鶏を食べるつもりだったけど、朝ごはんでお腹いっぱいだったので、今回は見送り。与島SAで骨付鶏のお土産が売られていたので、高松港の売店にあったら買おう…と思っていたのに、あいにく、高松港に売店がありませんでした~
高松港からフェリーで小豆島へ。
フェリーに車と一緒に乗るのは、20年近く前に北海道にフェリーで行った時以来なので、ちょっと緊張しました。
高松港から小豆島の土庄港へは、カーフェリーで約1時間です。
源平合戦の舞台の一つ、屋島の横を通り過ぎていきます。
一番乗りだったので、船が到着して扉が開くところを車の中から。
小豆島の土庄港から寒霞渓へ向かいます。山頂から渓谷を徒歩で下って、ロープウェイで戻ってくるという計画。
こちらは山頂の展望台からの眺め。
寒霞渓は2度目ですが、前回のことはロープウェイに乗ったことしか覚えてない~
寒霞渓の登山道には表と裏があります。今回は表登山道約2㎞に挑戦。上りは1時間、下りなら45分とパンフレットに書いてあったので、下りなら何とかなるかなと。
で、出発。最初はこういう道が続きます。
地道だけどそれほどの急勾配もなく、最初の展望台の四望頂まで割と楽に行けました。
寒霞渓は日本三大渓谷と言われる景勝地で、はるか昔の火山活動によって出来た奇岩がたくさん見られる渓谷です。四望頂からは切り立った迫力のある奇岩を見ることが出来ます。
さてその先を進もうとしたら・・・『 ここを降りて行くの~』
本格的な登山と変わらないほどの崖が待っていました。安全鎖に掴まりながら、一歩一歩慎重に岩場に足を乗せて降りて行きました。
『なんじゃぁ~ こりゃぁ~』と言いながら。
しばらくものすごい崖路を降りた後、ようやくコンクリート道になりました。
コンクリート道とはいえ、これまたかなりの勾配で、落ち葉なども積もっていたので、滑らないように慎重に、慎重に・・・
この辺りではもうすっかり森の中。苔むした大きな岩や、岩から生えている木など、普段見ることのない自然がいっぱいでした。
それにしても、岩に根を張っている木が多くてびっくりでした。
画帖石(がちょうせき)大きな岩に縞模様があります。
玉旬峰(ぎょくじゅんぽう)
蟾蜍岩(せんじゅんがん)
木が生い茂っているので、このような案内板があるところで足を止めて、上を見上げなければ気が付きません。
錦屏風(きんびょうぶ)これは渓谷の麓、ロープウェイからもよく見える岩です。
通天窓(つうてんそう)
やっとこさ、ほぼ1時間掛けて、麓の紅雲駅へ着きました。
『やっと着いた~』と思ったら、ロープウェイに乗るにはこの階段が待ってました
私が下りてきたのは、左側のルートです。
ロープウェイの駅からは、さきほどの錦屏風がよく見えます。
さてここからはロープウェイの車窓です。
雄大な景色が広がります。奇岩すれすれのところを通るので迫力あります。
1時間かけて降りたところを、ロープウェイはたったの5分で上って行きます
下り初めの崖の所以外は、そんなに足への負担もなく、森や奇岩の景色を見ながら楽しく下りることが出来ました。二日続けて、いい運動になりました。
寒霞渓を後にして、この日のお宿『AQUA』さんへ向かいます。寒霞渓のある小豆島スカイラインをから大部港へ出る県道31号線は、割と細い道が続くワインディングロードになっています。
大部港からは海岸線沿いを走って、約30分ほどでお宿に到着。
もともとはリゾートマンションだったのかな~と思うような造りのホテルです。
海に面した部分が一面のガラス窓になっているので、とても開放感があります。
簡単な自炊も出来るようになっています。
お風呂も、ブラインドを上げると一面のガラス窓。ただ、左側のブラインドを上げるとお隣の建物からよく見えそうなので、ちょっと残念。
こちらのお風呂、ちょっと驚いたことには、左側のブラインドの向こうには開閉出来る窓になっていたので少し開けていたんですが、お湯を張り過ぎて湯船に浸かるとお湯が溢れてしまったんです。。。するとフロントから電話が。『お湯が下の階に漏れているので、窓は閉めて入ってください』と よく見ると湯船の縁と窓がフラットになっていて、お湯が排水出来るようになってはおらず、湯船から溢れたお湯は窓下の外壁を伝ってしまう構造。ちょうど同じタイミングで下の階の人もブラインドを上げてお風呂に入っていたところ、窓の外をお湯が流れてきた・・・ことのようです。
そういう構造なら、窓は開けないで下さいという注意書きがあってもいいと思うんだけど。本人にとっては予想外の出来事だけど、よくありそうな気もするし。
ベランダから見える景色。内海になっていて、とても静かです。
波がほとんどない代わりに、さざ波が。この水面の模様は、とても珍しい模様。
8階だったので、眼下を見るのも面白いです。お隣りさんの猫ちゃんたちが、完全に我が家のように路上でおねんね。実はこの道路はホテルに面する道路ですが、この先は2、3軒の家がある他は行き止まりになっているのです。なので、車もほとんど通りません。
チェックインの後夕食まで、ほとんどベランダから海を見て過ごしました。海を見ているだけで全然飽きないのです。それはなぜかと言うと・・・
たとえば、魚の群れが海面ギリギリまで回遊してくると、こんな風に海面がザワザワ。かと思うと、また静かな海面に。そして再び魚の群れが浮上してきたりという状況が繰り返えされるのです。
ホテルの海側と反対側は森になっているので、色んな鳥たちのさえずりも良く聞こえます。ウグイスやトンビの鳴き声が、ひときわ大きく聞こえます。
トンビが電線にとまった後、海面すれすれを魚を狙って飛んでいたり。
海面が輪状になっているのは、トビウオ?が飛んだ跡です。トビウオが飛んでいる瞬間、撮れました~ 左上の小さな白いものが見えますか?これ、魚ですヨ。
そうこうしているうちに、さざ波が立っていた海面がピタッと静かになり、凪になりました。鏡のようになっています。
今度は、潮の満ち引きの加減から、凪いでいる所とさざ波が立っている所がくっきりと分かれているのが見えます。海の神秘ですね~
猫ちゃん、再び。萌えますね~ 伸びすぎでしょ
さて、夕食タイムになりました。お部屋に三段重のお弁当が届けられます。
お弁当というにはもったいない位の豪勢なメニューです。
お酒は、来る途中のコンビニでたくさん仕入れてきましたヨ。
小豆島産天然真鯛のお造り、スティック野菜~オリジナルのもろみ味噌で。
鯛はプリプリ。もろみ味噌がとても美味しくて、野菜に付けるだけでなく、完全にお酒のあてになりました。
アボカドの生ハム巻、小豆島産ぜんご(小あじ)のエスカベッシュ。
生ハムメロンよりもクリーミーでこちらも美味。
南瓜と焼き茄子の翡翠煮、サワラの味噌漬焼き。
海老の素麺揚げ、若鶏のオリーブ香草焼き。
どちらも塩加減が丁度良くて、めちゃくちゃ美味しかったです。
瀬戸内産焼穴子の小豆島ひしお巻き、イエローキングメロントレッドグローブ。
おかずはそれぞれ一口サイズだったけど、このお寿司があったのでちょうど良い感じでした。
二本目のお酒に突入。
どのお料理も美味しくて、暮れ行く窓の外を見ながらお酒を飲んで・・・とてもテンションが上がる夕食になりました。食事が終わったら部屋の外のワゴンにお重を自分で置いておくんですが、最初お重を持ってきてくれた以外は、スタッフさんが部屋に出入りすることがないので、ほんとに自分の家でリラックスしながら食べている感じ。接客が煩わしいと思う人にとっては、ほんとにありがたいシステムです。
ゆっくり夕食を楽しんでいるうちに、すっかり陽が落ちました。
灯りがついている建物からは、何かコンサートをやっているような音楽が聞こえてきました。ホテルの前の駐車場もライトアップされて、すっかりリゾート気分。
更に夜の帳が下りて、静かな内海の風景になりました。遠くに船が行き交うのが見えます。なんともロマンチックですね~
3日目へ続く。
朝ごはんは前日と同じ食事処で。席はボックス席でした。
卵焼きがアツアツで運ばれてきます。アジの開きや湯豆腐、明太子もありました サラダは目の前でドレッシングと和えてくれます。鰹節も削って、サラダに振りかけてくれます。細かい所で工夫がなされている朝食でした。
それではこちらのお宿『琴平花壇』さんの採点です。
今回から、業務効率化・・・(^^; ということで、コメントは特筆すべきことがある時のみとさせていただきます。
部屋5、お風呂4、夕食5、朝食5、接客サービス4、癒され度5、コスパ5
総合評価は・・・4.7 高評価出ました~
朝夕のお料理も、部屋も露天風呂も、満足度の高いお宿で、またこちらに来ることがあれば泊まってみたいと思います。
この日は高松で『一鶴』の骨付鶏を食べるつもりだったけど、朝ごはんでお腹いっぱいだったので、今回は見送り。与島SAで骨付鶏のお土産が売られていたので、高松港の売店にあったら買おう…と思っていたのに、あいにく、高松港に売店がありませんでした~
高松港からフェリーで小豆島へ。
フェリーに車と一緒に乗るのは、20年近く前に北海道にフェリーで行った時以来なので、ちょっと緊張しました。
高松港から小豆島の土庄港へは、カーフェリーで約1時間です。
源平合戦の舞台の一つ、屋島の横を通り過ぎていきます。
一番乗りだったので、船が到着して扉が開くところを車の中から。
小豆島の土庄港から寒霞渓へ向かいます。山頂から渓谷を徒歩で下って、ロープウェイで戻ってくるという計画。
こちらは山頂の展望台からの眺め。
寒霞渓は2度目ですが、前回のことはロープウェイに乗ったことしか覚えてない~
寒霞渓の登山道には表と裏があります。今回は表登山道約2㎞に挑戦。上りは1時間、下りなら45分とパンフレットに書いてあったので、下りなら何とかなるかなと。
で、出発。最初はこういう道が続きます。
地道だけどそれほどの急勾配もなく、最初の展望台の四望頂まで割と楽に行けました。
寒霞渓は日本三大渓谷と言われる景勝地で、はるか昔の火山活動によって出来た奇岩がたくさん見られる渓谷です。四望頂からは切り立った迫力のある奇岩を見ることが出来ます。
さてその先を進もうとしたら・・・『 ここを降りて行くの~』
本格的な登山と変わらないほどの崖が待っていました。安全鎖に掴まりながら、一歩一歩慎重に岩場に足を乗せて降りて行きました。
『なんじゃぁ~ こりゃぁ~』と言いながら。
しばらくものすごい崖路を降りた後、ようやくコンクリート道になりました。
コンクリート道とはいえ、これまたかなりの勾配で、落ち葉なども積もっていたので、滑らないように慎重に、慎重に・・・
この辺りではもうすっかり森の中。苔むした大きな岩や、岩から生えている木など、普段見ることのない自然がいっぱいでした。
それにしても、岩に根を張っている木が多くてびっくりでした。
画帖石(がちょうせき)大きな岩に縞模様があります。
玉旬峰(ぎょくじゅんぽう)
蟾蜍岩(せんじゅんがん)
木が生い茂っているので、このような案内板があるところで足を止めて、上を見上げなければ気が付きません。
錦屏風(きんびょうぶ)これは渓谷の麓、ロープウェイからもよく見える岩です。
通天窓(つうてんそう)
やっとこさ、ほぼ1時間掛けて、麓の紅雲駅へ着きました。
『やっと着いた~』と思ったら、ロープウェイに乗るにはこの階段が待ってました
私が下りてきたのは、左側のルートです。
ロープウェイの駅からは、さきほどの錦屏風がよく見えます。
さてここからはロープウェイの車窓です。
雄大な景色が広がります。奇岩すれすれのところを通るので迫力あります。
1時間かけて降りたところを、ロープウェイはたったの5分で上って行きます
下り初めの崖の所以外は、そんなに足への負担もなく、森や奇岩の景色を見ながら楽しく下りることが出来ました。二日続けて、いい運動になりました。
寒霞渓を後にして、この日のお宿『AQUA』さんへ向かいます。寒霞渓のある小豆島スカイラインをから大部港へ出る県道31号線は、割と細い道が続くワインディングロードになっています。
大部港からは海岸線沿いを走って、約30分ほどでお宿に到着。
もともとはリゾートマンションだったのかな~と思うような造りのホテルです。
海に面した部分が一面のガラス窓になっているので、とても開放感があります。
簡単な自炊も出来るようになっています。
お風呂も、ブラインドを上げると一面のガラス窓。ただ、左側のブラインドを上げるとお隣の建物からよく見えそうなので、ちょっと残念。
こちらのお風呂、ちょっと驚いたことには、左側のブラインドの向こうには開閉出来る窓になっていたので少し開けていたんですが、お湯を張り過ぎて湯船に浸かるとお湯が溢れてしまったんです。。。するとフロントから電話が。『お湯が下の階に漏れているので、窓は閉めて入ってください』と よく見ると湯船の縁と窓がフラットになっていて、お湯が排水出来るようになってはおらず、湯船から溢れたお湯は窓下の外壁を伝ってしまう構造。ちょうど同じタイミングで下の階の人もブラインドを上げてお風呂に入っていたところ、窓の外をお湯が流れてきた・・・ことのようです。
そういう構造なら、窓は開けないで下さいという注意書きがあってもいいと思うんだけど。本人にとっては予想外の出来事だけど、よくありそうな気もするし。
ベランダから見える景色。内海になっていて、とても静かです。
波がほとんどない代わりに、さざ波が。この水面の模様は、とても珍しい模様。
8階だったので、眼下を見るのも面白いです。お隣りさんの猫ちゃんたちが、完全に我が家のように路上でおねんね。実はこの道路はホテルに面する道路ですが、この先は2、3軒の家がある他は行き止まりになっているのです。なので、車もほとんど通りません。
チェックインの後夕食まで、ほとんどベランダから海を見て過ごしました。海を見ているだけで全然飽きないのです。それはなぜかと言うと・・・
たとえば、魚の群れが海面ギリギリまで回遊してくると、こんな風に海面がザワザワ。かと思うと、また静かな海面に。そして再び魚の群れが浮上してきたりという状況が繰り返えされるのです。
ホテルの海側と反対側は森になっているので、色んな鳥たちのさえずりも良く聞こえます。ウグイスやトンビの鳴き声が、ひときわ大きく聞こえます。
トンビが電線にとまった後、海面すれすれを魚を狙って飛んでいたり。
海面が輪状になっているのは、トビウオ?が飛んだ跡です。トビウオが飛んでいる瞬間、撮れました~ 左上の小さな白いものが見えますか?これ、魚ですヨ。
そうこうしているうちに、さざ波が立っていた海面がピタッと静かになり、凪になりました。鏡のようになっています。
今度は、潮の満ち引きの加減から、凪いでいる所とさざ波が立っている所がくっきりと分かれているのが見えます。海の神秘ですね~
猫ちゃん、再び。萌えますね~ 伸びすぎでしょ
さて、夕食タイムになりました。お部屋に三段重のお弁当が届けられます。
お弁当というにはもったいない位の豪勢なメニューです。
お酒は、来る途中のコンビニでたくさん仕入れてきましたヨ。
小豆島産天然真鯛のお造り、スティック野菜~オリジナルのもろみ味噌で。
鯛はプリプリ。もろみ味噌がとても美味しくて、野菜に付けるだけでなく、完全にお酒のあてになりました。
アボカドの生ハム巻、小豆島産ぜんご(小あじ)のエスカベッシュ。
生ハムメロンよりもクリーミーでこちらも美味。
南瓜と焼き茄子の翡翠煮、サワラの味噌漬焼き。
海老の素麺揚げ、若鶏のオリーブ香草焼き。
どちらも塩加減が丁度良くて、めちゃくちゃ美味しかったです。
瀬戸内産焼穴子の小豆島ひしお巻き、イエローキングメロントレッドグローブ。
おかずはそれぞれ一口サイズだったけど、このお寿司があったのでちょうど良い感じでした。
二本目のお酒に突入。
どのお料理も美味しくて、暮れ行く窓の外を見ながらお酒を飲んで・・・とてもテンションが上がる夕食になりました。食事が終わったら部屋の外のワゴンにお重を自分で置いておくんですが、最初お重を持ってきてくれた以外は、スタッフさんが部屋に出入りすることがないので、ほんとに自分の家でリラックスしながら食べている感じ。接客が煩わしいと思う人にとっては、ほんとにありがたいシステムです。
ゆっくり夕食を楽しんでいるうちに、すっかり陽が落ちました。
灯りがついている建物からは、何かコンサートをやっているような音楽が聞こえてきました。ホテルの前の駐車場もライトアップされて、すっかりリゾート気分。
更に夜の帳が下りて、静かな内海の風景になりました。遠くに船が行き交うのが見えます。なんともロマンチックですね~
3日目へ続く。
免疫力アップ大作戦!㊴香川1日目 [旅行]
6月9日から2泊3日で、香川県に行ってきました。今回の旅は行く前からちょっとドキドキ。嬉しくてとかではなくて、あることが不安で。
それは、こんぴらさんの本宮までたどり着けるか 765段の階段を昇れるのか
この旅行の計画を立てた時、何度も迷いました。『行くか、止めるか』
785段の階段なんて、私にとっては未知の世界。まったく体力に自信のない、というよりも体のあちこちガタが来ている私に、そんな無謀なことが出来るのか??
ただ、なぜだか、香川のこんぴらさんには以前から行ってみたいと思っていたのでした。決して信心深い訳ではないけど。
こんぴらさん、子供の頃から慣れ親しんだ名前だからかもしれません。私の実家から歩いてすぐのところにもこんぴらさんがあります。この香川のこんぴらさんの御分霊が祀られています。峰山藩の京極家が何度も交渉して、丹後にこんぴらさんを招致したそうです。
この丹後のこんぴらさんは、子供の頃の遊び場でした。よく考えてみると、学校以外で遊んだ場所としては一番多かった気がします。私にとってのお祭りや初詣といえば、こんぴらさんなのでした。
そのこんぴらさんの本家本元が香川県にあることを知って以来、気になる存在になったというわけです。ただ実際に行くには、やたらと階段が多いということで二の足を踏むばかりでした。
ところが。この免疫力アップ大作戦!の旅で、宿泊していない県が残りわずかとなった中の一つが香川県だったので、これはもう行ってみるしかないか!と。
本宮までたどり着けないかもしれないけど、とりあえず挑戦してみることにしたのでした。
ちなみに金毘羅さん(こんぴらさん)というのは通称で、神社の正式名称は『金刀比羅宮(ことひらぐう)』、神社のある象頭山全体の通称名が『金毘羅山(こんぴらさん)』となります。こんぴらさんのある町が『琴平町(ことひらちょう)』になります。こんぴらさんというときは、神社そのものを指す場合と象頭山を指す場合があります。
新幹線で岡山、岡山でレンタカーを借りて出発。瀬戸大橋を渡っていきますヨ。
毎度のことながら、良い眺めでございます。
与島SAで休憩タイム。
これから向かう讃岐富士も見えますね。
与島からは30分程度で、金毘羅さんに到着します。まずは、この日のお宿『琴平花壇』さんに行って、車を停めさせてもらいました。チェックイン前だけど荷物も預かってもらって、部屋に運んでくれていました。
お宿から参道入口までは歩いて5分ほど。平日だったけど、修学旅行生や観光客でけっこう賑わっていました。
階段に挑戦する前に、まずは腹ごしらえ。香川と言えば・・・讃岐うどん
讃岐うどんにはいろんな食べ方がありますよね。私は関西人?なので、関西風だしのかけうどんが好きだけど、せっかくなので他ではあまり見られない食べ方で。とり天しょうゆうどんです。
茹でたうどんに醤油をかけていただきます。出汁をかけるぶっかけとはまた違ったかんじですが、美味しかったデス。
いよいよ、階段スタート
しばらくは緩やかに参道が続くので、『これなら大丈夫かも?』と思ったりするのですが。
大門までの365段は、こちらの籠に乗って行くことが出来ます。でも、籠に乗る態勢もけっこう辛そう・・・籠の屋根の上の座布団は、干しているのかな?
この辺りまでは10段位までの階段があった後、しばらくはフラットになる…の繰り返しなので上りやすいですが、だんだんと本格的な階段が待っています。
見上げるとその先に立派な門が見えます。『お~ もうすぐだぁ~』
いえいえ、まだ大門に着いたばかり。この先からが金毘羅さんの境内になります。
大門からの眺め。既に良い眺め。ここまでで365段 でもまだ半分以上残ってる(^^;
大門を過ぎると、『五人百姓』のお母さんたちが加美代飴というべっこう飴を売っています。籠屋さんが大門までなのは、境内は神聖な場所なので営業が許されていないから。なので、この先はお店屋さんもないし自動販売機もありません。
唯一営業を許されているのが、この『五人百姓』たち。ご供養に功労があった五家のみに境内での営業が許されているとのこと。この5人とも同じ飴のみを売っているので、誰から買うのか迷います(^^;
しばらくはフラットな道が続き、ほっと一息。
と思ったら、またまた階段。
『おっ、屋根が見えるぞ~ もうすぐだぁ~』
と思ったら、本宮ではなくて旭社という社殿。建物全体に施された彫刻が立派で、完成までに40年かかったそうです。
旭社から更に奥に行くと、急に木々に囲まれて荘厳な雰囲気になります。
『何だってぇ~』と思わず口にしてしまうほど、インパクトのある急勾配の階段が目の前に立ちふさがります。これまでで一番の急階段が最後の最後に待っているなんて~ 心が折れそう。
そんな人たちを励ましてくれています。
階段の途中で休憩しながら、何とか本宮に到着~
『やったどぉ~ 登れたぞぉ~』
頑張った私を待っていてくれたのは、こんなに見事な讃岐富士
遠くに、瀬戸大橋も見えます。
上ってくる途中で、幼稚園くらいの男の子がお父さんに連れられて一生懸命上っていました。
『もうしんどいよぉ~』
『もうちょっとだから、がんばれ~ 本宮さんに行ったら、賢くなるんだぞ~』
そんな会話の二人を追い越し一足先に本宮へ到着したんですが、その後、男の子が最後の一段を上り終えた瞬間に再び遭遇。
『やったぁ~ やったぁ~』
よく頑張った男の子の喜ぶ様子を見て、目を細めているお父さんも素敵でした。
私は、上り始めてから、休憩を入れてだいたい30分くらいで上れました。上っている間はとてつもなく長く感じましたが、意外と短かったことにびっくり。
あまり運動をしない私でも、普段通勤で地下鉄駅の40段くらいの階段を上り下りしているせいか、実は意外と体力があったんだなぁ~と。
上りきった達成感、ひしひしと感じました。
本宮のお社に参拝して、境内を散策。荘厳な雰囲気です。
長い渡り廊下が圧巻。
座って休憩するベンチが少なかったので、渡り廊下で日陰になっている階段でしばし休憩。この日は30度近い気温で暑かったけど、日陰だと心地良い風が吹いてとても気持ち良かった~
ここからの眺め、一枚の絵のようです。
そうそう、写真に写っている参拝者の方たち、杖を持っている人が多いですよね。この杖は参道のお店でただで貸してもらえるそうです。お礼に返す時にお土産を買っていく…ということみたいです。
私は行きはお店に寄らなかったので、杖なしで上りました。行き交う人を見ると杖を持っているのは半分くらいかな。杖があったら、もっと楽だったのかな?
可愛らしいおみくじがありました。『こんぴら狗(いぬ)』のお守りがもらえます。
江戸地方から金毘羅さん参りに行きたくても行けない人たちが、自分の代わりに飼い犬に代参させたという風習があり、主に代わって金毘羅さん詣でをする飼い犬のことを『こんぴら狗』と言うそうです。犬が何百キロも旅をして、この階段を上って金毘羅さん詣でするなんて、なんとも素敵な話ですよね~
金毘羅さんのお守りといえばこちら。幸せの黄色いお守り。ウコンで染められた生地で出来たお守りで、金毘羅さんの『金』と相まった黄金の福々しいお守りです。
甥っ子たちにお土産として買いました。上の甥っ子が今年から海上自衛隊に入隊したので、海の神様が祀られている金毘羅さんのお守りを渡したいと思って。
金毘羅さんには海の神様である大物主が祀られています。なので、たくさんの船の写真が奉納されています。海上から撮った船の雄姿に名前も刻まれていて、それぞれの船の海上安全、大漁祈願が祈られています。
これは以前TVで見たことがあります。船乗りたちが金毘羅さん近くの海を航行した時、自分たちで金毘羅さんにお参りする代わりに、この流し樽に初穂やお神酒、お賽銭などを入れて、『奉納金刀比羅宮』というのぼりを立てて海に流します。それを拾った地元の人が金毘羅さんへ届けて奉納するという慣習です。海上自衛隊の練習船からの流し樽もありましたヨ。
こちらも『こんぴら狗』と同じように、自らお参り出来なくても代わりの方法を見つける…ほどに信仰が厚いということを感じます。代わりを頼まれた犬や樽は、これまた信仰の厚い庶民に助けられて無事に金毘羅さんまでたどり着く。信仰の数珠繋がり、とても素敵な風習ですね。
こちらには、世界的冒険家堀江謙一氏が、南米エクアドルから東京まで138日間かけて単独航行した時に乗っていたアルミ缶リサイクルソーラーボートが奉納されています。どこにも寄港せず、5ヶ月近くもこの船で生活しながら太平洋を横断したなんて、ほんとにすごいことです。
本宮をお参りしたあとは、再び階段との格闘。下りは上りに比べると息は楽だけど、足がツライ。足への負担を掛けないように、行きに見過ごしたビューポイントに寄りながらゆっくりと下りて行きました。
こちらは『神馬(しんめ)』、馬が2頭います。神事のときにお出ましになります。
大型車両運搬船用の大きなプロペラが奉納されています。めちゃくちゃ大きいです。
『こんぴら狗』の銅像、可愛いです。
御寄進の石碑がずらりと並んでいます。この風景、丹後の金毘羅さんにもあるので、何だか懐かしいです。
大門を過ぎて、参道に降りてきました。
軒下に見慣れないものが。何のためにあるんでしょう??
参道のお店で一休み。ブラッドオレンジのグラニテ。
ブラッドオレンジジュースをそのままシャーベット状にしたもので、とても美味しかったです。
参道からお宿に向かう途中、見事な屋根付きの橋があります。『鞘橋』という橋で、先ほどの神馬が1年に一度の神事でこの橋を通るそうです。普段は通れないようになっています。
この日のお宿『琴平花壇』さんに戻ってきました。チェックインは眺めの良いラウンジで。
ウェルカムドリンクは冷やし飴です。
お部屋は露天風呂付36㎡のツインルーム。
露天風呂は眺望はありませんが、新緑の木々がいい感じ。源泉掛け流しです。
コーヒーはサービスですが、冷蔵庫は有料。この冷蔵庫についてはお宿からの説明書きがあって、地元ならではのものや珍しい飲み物を厳選して用意しているとのこと。確かに、ワクワクするようなラインナップです。
アメニティも充実。
とりあえずは地ビールを頂いて、ほっと一息。
部屋のお風呂の前に、お宿の大浴場に行きました。
ところが。体を洗ってから内湯に浸かった途端、足が攣った~
いつもよく攣るのはふくらはぎだったり、太ももの内側だったりするんですが、この時は太ももの前側が攣って、激痛 しかも両足とも!
湯船の中で態勢を変えても治らないので、このままではヤバいと思ってすぐに湯船から上がって体を拭く間もなく脱衣場へ。幸い誰もいなかったので、とりあえずバスタオルを羽織っただけの状態で、足を伸ばしたりいろいろやってみたものの治まりそうになくて。立てないほどだったけど、何と幸いなことに、脱衣場の一部がガラス窓になっていて、その向こうの庭を眺めながめながら涼めるように外向きに椅子が用意してありました。しばらくこの椅子に座って、痛みが治まるのを待ちました。。。まだ裸にバスタオルだけの状態で・・・(^^;
その間、他のお客さんが出入りしていたけど、涼んでいる風に思われたのか、なんとか悟られずに。
椅子に浅く腰かけて膝を曲げて、太ももの上部を伸ばした姿勢のままでいると、しばらくすると痛みが和らいできました。
一時は、このままでは誰かお宿の人を呼ばなきゃいけないかも。。。と思うほどの痛みだったので、ほんと焦りました。
普段運動をしていない人が785段もの階段を上り下りするなんてことは、やっぱりキケンですね~ 筋肉痛を心配していたものの、こんな風に太ももが攣るなんてことは想定外でした。ちなみに筋肉痛は翌日ありましたが、大したことはなかったです。
お宿の大浴場は内湯の他に露天風呂もあるんですが、また足が攣ったら怖いと思って、けっきょくその後入らずじまい。
その代わり部屋の露天風呂には入りました。もしまた足が攣っても、変な態勢をとっても人目を気にすることがないですからね~
幸い、部屋の露天風呂では足は攣らず、湯船に浸かってしっかり足をマッサージしました。
夕食は食事処で。おひとり様には窓に面したカウンター席を案内してくれました。
前菜。鶏煮凝り、蛸旨煮、蓮根酢漬け、アラ海老唐揚…そしてとろろ汁。山芋アレルギーにもかかわらず、美味しそうだったので食べてみたところ、痒みは現れず。
最初のお酒は、土佐鶴吟醸千寿。
お造り。鯛、縞鯵、炙りまながつお、サーモン、カンパチ。菊菜を擂ったお醤油や卵白を泡立てた醤油でいただきます。
焼き物。讃岐牛の石焼き。お肉も美味しかったけど、それ以上に野菜がめちゃウマ。
冷やし鉢。焼き茄子と冬瓜。とても美味しい出汁での味付け。
強肴。鱧すき鍋。鱧の季節ですね~
次のお酒は、金陵濃酵純米酒。金毘羅さんの参道に金陵酒造の酒蔵があり、見学出来るようになっていたけど、時間の都合上寄りませんでした。
酢の物。鱧落とし。梅肉で頂くんですが、鱧がこんなに美味しいと思ったのは初めてかも。
油もの。メゴチの天婦羅。野菜はカボチャ、茄子、山菜、ヤングコーン。
このメゴチの天婦羅が絶品 素材の魚が美味しいのか、天婦羅の揚げ方が上手いのか? たぶん両方が相俟って、ものすごく美味しいんだと思います。
3つ目のお酒は、綾菊のがいな酒。そろそろ締めだというのに、いつもの如く駆け込みオーダー(^^;
赤出汁、お椀がカワ(・∀・)イイ!! 味も美味しかったですヨ。それにも増して御飯がめちゃくちゃ美味しかったです。お米そのものの美味しさと炊き加減が絶妙。
デザートは、和三盆ロールケーキ。和三盆は地元香川県の名産品です。クレームブリュレのように和三盆を炙ってパリパリにしてあります。美味しかった~
隣りの席には3人連れの女性客がいたので、最初はうるさそうで嫌だな…と思ったらそうでもなく。看護師さん仲間の先輩後輩の間柄のようで、会話は弾んでいるけど、声のトーンに気をつけてしゃべっているので不快な思いはしませんでした。
逆に、彼女たちの会話に耳だけ参加させてもらって、心地良い時間を過ごさせてもらいました。
お月様、とてもキレイ。
部屋に戻ってからは再び露天風呂三昧。ゆっくりのんびり過ごしました~
この日のお土産。あ、毎度のことながら自分用です。
金毘羅さんで買った幸せの黄色いお守り。甥っ子2人の分も。五人百姓のお母さんから買った加美代飴。参道で買った今治タオルのハンカチ。瀬戸大橋の与島SAで買った四国の名産品、じゃこ天ぷら、鶏軟骨入りかまぼこ、四万十川の岩海苔、蛸のジャン辛。ちなみに食べ物類は、この日と次の日のおつまみになりました。
五人百姓の飴、一緒に付いている金槌で割って食べるんですヨ。これは江戸時代、金毘羅さん参りのお土産としてもらったものを、みんなで分け合って食べていたことに由来しているそうです。
2日目へ続く。
それは、こんぴらさんの本宮までたどり着けるか 765段の階段を昇れるのか
この旅行の計画を立てた時、何度も迷いました。『行くか、止めるか』
785段の階段なんて、私にとっては未知の世界。まったく体力に自信のない、というよりも体のあちこちガタが来ている私に、そんな無謀なことが出来るのか??
ただ、なぜだか、香川のこんぴらさんには以前から行ってみたいと思っていたのでした。決して信心深い訳ではないけど。
こんぴらさん、子供の頃から慣れ親しんだ名前だからかもしれません。私の実家から歩いてすぐのところにもこんぴらさんがあります。この香川のこんぴらさんの御分霊が祀られています。峰山藩の京極家が何度も交渉して、丹後にこんぴらさんを招致したそうです。
この丹後のこんぴらさんは、子供の頃の遊び場でした。よく考えてみると、学校以外で遊んだ場所としては一番多かった気がします。私にとってのお祭りや初詣といえば、こんぴらさんなのでした。
そのこんぴらさんの本家本元が香川県にあることを知って以来、気になる存在になったというわけです。ただ実際に行くには、やたらと階段が多いということで二の足を踏むばかりでした。
ところが。この免疫力アップ大作戦!の旅で、宿泊していない県が残りわずかとなった中の一つが香川県だったので、これはもう行ってみるしかないか!と。
本宮までたどり着けないかもしれないけど、とりあえず挑戦してみることにしたのでした。
ちなみに金毘羅さん(こんぴらさん)というのは通称で、神社の正式名称は『金刀比羅宮(ことひらぐう)』、神社のある象頭山全体の通称名が『金毘羅山(こんぴらさん)』となります。こんぴらさんのある町が『琴平町(ことひらちょう)』になります。こんぴらさんというときは、神社そのものを指す場合と象頭山を指す場合があります。
新幹線で岡山、岡山でレンタカーを借りて出発。瀬戸大橋を渡っていきますヨ。
毎度のことながら、良い眺めでございます。
与島SAで休憩タイム。
これから向かう讃岐富士も見えますね。
与島からは30分程度で、金毘羅さんに到着します。まずは、この日のお宿『琴平花壇』さんに行って、車を停めさせてもらいました。チェックイン前だけど荷物も預かってもらって、部屋に運んでくれていました。
お宿から参道入口までは歩いて5分ほど。平日だったけど、修学旅行生や観光客でけっこう賑わっていました。
階段に挑戦する前に、まずは腹ごしらえ。香川と言えば・・・讃岐うどん
讃岐うどんにはいろんな食べ方がありますよね。私は関西人?なので、関西風だしのかけうどんが好きだけど、せっかくなので他ではあまり見られない食べ方で。とり天しょうゆうどんです。
茹でたうどんに醤油をかけていただきます。出汁をかけるぶっかけとはまた違ったかんじですが、美味しかったデス。
いよいよ、階段スタート
しばらくは緩やかに参道が続くので、『これなら大丈夫かも?』と思ったりするのですが。
大門までの365段は、こちらの籠に乗って行くことが出来ます。でも、籠に乗る態勢もけっこう辛そう・・・籠の屋根の上の座布団は、干しているのかな?
この辺りまでは10段位までの階段があった後、しばらくはフラットになる…の繰り返しなので上りやすいですが、だんだんと本格的な階段が待っています。
見上げるとその先に立派な門が見えます。『お~ もうすぐだぁ~』
いえいえ、まだ大門に着いたばかり。この先からが金毘羅さんの境内になります。
大門からの眺め。既に良い眺め。ここまでで365段 でもまだ半分以上残ってる(^^;
大門を過ぎると、『五人百姓』のお母さんたちが加美代飴というべっこう飴を売っています。籠屋さんが大門までなのは、境内は神聖な場所なので営業が許されていないから。なので、この先はお店屋さんもないし自動販売機もありません。
唯一営業を許されているのが、この『五人百姓』たち。ご供養に功労があった五家のみに境内での営業が許されているとのこと。この5人とも同じ飴のみを売っているので、誰から買うのか迷います(^^;
しばらくはフラットな道が続き、ほっと一息。
と思ったら、またまた階段。
『おっ、屋根が見えるぞ~ もうすぐだぁ~』
と思ったら、本宮ではなくて旭社という社殿。建物全体に施された彫刻が立派で、完成までに40年かかったそうです。
旭社から更に奥に行くと、急に木々に囲まれて荘厳な雰囲気になります。
『何だってぇ~』と思わず口にしてしまうほど、インパクトのある急勾配の階段が目の前に立ちふさがります。これまでで一番の急階段が最後の最後に待っているなんて~ 心が折れそう。
そんな人たちを励ましてくれています。
階段の途中で休憩しながら、何とか本宮に到着~
『やったどぉ~ 登れたぞぉ~』
頑張った私を待っていてくれたのは、こんなに見事な讃岐富士
遠くに、瀬戸大橋も見えます。
上ってくる途中で、幼稚園くらいの男の子がお父さんに連れられて一生懸命上っていました。
『もうしんどいよぉ~』
『もうちょっとだから、がんばれ~ 本宮さんに行ったら、賢くなるんだぞ~』
そんな会話の二人を追い越し一足先に本宮へ到着したんですが、その後、男の子が最後の一段を上り終えた瞬間に再び遭遇。
『やったぁ~ やったぁ~』
よく頑張った男の子の喜ぶ様子を見て、目を細めているお父さんも素敵でした。
私は、上り始めてから、休憩を入れてだいたい30分くらいで上れました。上っている間はとてつもなく長く感じましたが、意外と短かったことにびっくり。
あまり運動をしない私でも、普段通勤で地下鉄駅の40段くらいの階段を上り下りしているせいか、実は意外と体力があったんだなぁ~と。
上りきった達成感、ひしひしと感じました。
本宮のお社に参拝して、境内を散策。荘厳な雰囲気です。
長い渡り廊下が圧巻。
座って休憩するベンチが少なかったので、渡り廊下で日陰になっている階段でしばし休憩。この日は30度近い気温で暑かったけど、日陰だと心地良い風が吹いてとても気持ち良かった~
ここからの眺め、一枚の絵のようです。
そうそう、写真に写っている参拝者の方たち、杖を持っている人が多いですよね。この杖は参道のお店でただで貸してもらえるそうです。お礼に返す時にお土産を買っていく…ということみたいです。
私は行きはお店に寄らなかったので、杖なしで上りました。行き交う人を見ると杖を持っているのは半分くらいかな。杖があったら、もっと楽だったのかな?
可愛らしいおみくじがありました。『こんぴら狗(いぬ)』のお守りがもらえます。
江戸地方から金毘羅さん参りに行きたくても行けない人たちが、自分の代わりに飼い犬に代参させたという風習があり、主に代わって金毘羅さん詣でをする飼い犬のことを『こんぴら狗』と言うそうです。犬が何百キロも旅をして、この階段を上って金毘羅さん詣でするなんて、なんとも素敵な話ですよね~
金毘羅さんのお守りといえばこちら。幸せの黄色いお守り。ウコンで染められた生地で出来たお守りで、金毘羅さんの『金』と相まった黄金の福々しいお守りです。
甥っ子たちにお土産として買いました。上の甥っ子が今年から海上自衛隊に入隊したので、海の神様が祀られている金毘羅さんのお守りを渡したいと思って。
金毘羅さんには海の神様である大物主が祀られています。なので、たくさんの船の写真が奉納されています。海上から撮った船の雄姿に名前も刻まれていて、それぞれの船の海上安全、大漁祈願が祈られています。
これは以前TVで見たことがあります。船乗りたちが金毘羅さん近くの海を航行した時、自分たちで金毘羅さんにお参りする代わりに、この流し樽に初穂やお神酒、お賽銭などを入れて、『奉納金刀比羅宮』というのぼりを立てて海に流します。それを拾った地元の人が金毘羅さんへ届けて奉納するという慣習です。海上自衛隊の練習船からの流し樽もありましたヨ。
こちらも『こんぴら狗』と同じように、自らお参り出来なくても代わりの方法を見つける…ほどに信仰が厚いということを感じます。代わりを頼まれた犬や樽は、これまた信仰の厚い庶民に助けられて無事に金毘羅さんまでたどり着く。信仰の数珠繋がり、とても素敵な風習ですね。
こちらには、世界的冒険家堀江謙一氏が、南米エクアドルから東京まで138日間かけて単独航行した時に乗っていたアルミ缶リサイクルソーラーボートが奉納されています。どこにも寄港せず、5ヶ月近くもこの船で生活しながら太平洋を横断したなんて、ほんとにすごいことです。
本宮をお参りしたあとは、再び階段との格闘。下りは上りに比べると息は楽だけど、足がツライ。足への負担を掛けないように、行きに見過ごしたビューポイントに寄りながらゆっくりと下りて行きました。
こちらは『神馬(しんめ)』、馬が2頭います。神事のときにお出ましになります。
大型車両運搬船用の大きなプロペラが奉納されています。めちゃくちゃ大きいです。
『こんぴら狗』の銅像、可愛いです。
御寄進の石碑がずらりと並んでいます。この風景、丹後の金毘羅さんにもあるので、何だか懐かしいです。
大門を過ぎて、参道に降りてきました。
軒下に見慣れないものが。何のためにあるんでしょう??
参道のお店で一休み。ブラッドオレンジのグラニテ。
ブラッドオレンジジュースをそのままシャーベット状にしたもので、とても美味しかったです。
参道からお宿に向かう途中、見事な屋根付きの橋があります。『鞘橋』という橋で、先ほどの神馬が1年に一度の神事でこの橋を通るそうです。普段は通れないようになっています。
この日のお宿『琴平花壇』さんに戻ってきました。チェックインは眺めの良いラウンジで。
ウェルカムドリンクは冷やし飴です。
お部屋は露天風呂付36㎡のツインルーム。
露天風呂は眺望はありませんが、新緑の木々がいい感じ。源泉掛け流しです。
コーヒーはサービスですが、冷蔵庫は有料。この冷蔵庫についてはお宿からの説明書きがあって、地元ならではのものや珍しい飲み物を厳選して用意しているとのこと。確かに、ワクワクするようなラインナップです。
アメニティも充実。
とりあえずは地ビールを頂いて、ほっと一息。
部屋のお風呂の前に、お宿の大浴場に行きました。
ところが。体を洗ってから内湯に浸かった途端、足が攣った~
いつもよく攣るのはふくらはぎだったり、太ももの内側だったりするんですが、この時は太ももの前側が攣って、激痛 しかも両足とも!
湯船の中で態勢を変えても治らないので、このままではヤバいと思ってすぐに湯船から上がって体を拭く間もなく脱衣場へ。幸い誰もいなかったので、とりあえずバスタオルを羽織っただけの状態で、足を伸ばしたりいろいろやってみたものの治まりそうになくて。立てないほどだったけど、何と幸いなことに、脱衣場の一部がガラス窓になっていて、その向こうの庭を眺めながめながら涼めるように外向きに椅子が用意してありました。しばらくこの椅子に座って、痛みが治まるのを待ちました。。。まだ裸にバスタオルだけの状態で・・・(^^;
その間、他のお客さんが出入りしていたけど、涼んでいる風に思われたのか、なんとか悟られずに。
椅子に浅く腰かけて膝を曲げて、太ももの上部を伸ばした姿勢のままでいると、しばらくすると痛みが和らいできました。
一時は、このままでは誰かお宿の人を呼ばなきゃいけないかも。。。と思うほどの痛みだったので、ほんと焦りました。
普段運動をしていない人が785段もの階段を上り下りするなんてことは、やっぱりキケンですね~ 筋肉痛を心配していたものの、こんな風に太ももが攣るなんてことは想定外でした。ちなみに筋肉痛は翌日ありましたが、大したことはなかったです。
お宿の大浴場は内湯の他に露天風呂もあるんですが、また足が攣ったら怖いと思って、けっきょくその後入らずじまい。
その代わり部屋の露天風呂には入りました。もしまた足が攣っても、変な態勢をとっても人目を気にすることがないですからね~
幸い、部屋の露天風呂では足は攣らず、湯船に浸かってしっかり足をマッサージしました。
夕食は食事処で。おひとり様には窓に面したカウンター席を案内してくれました。
前菜。鶏煮凝り、蛸旨煮、蓮根酢漬け、アラ海老唐揚…そしてとろろ汁。山芋アレルギーにもかかわらず、美味しそうだったので食べてみたところ、痒みは現れず。
最初のお酒は、土佐鶴吟醸千寿。
お造り。鯛、縞鯵、炙りまながつお、サーモン、カンパチ。菊菜を擂ったお醤油や卵白を泡立てた醤油でいただきます。
焼き物。讃岐牛の石焼き。お肉も美味しかったけど、それ以上に野菜がめちゃウマ。
冷やし鉢。焼き茄子と冬瓜。とても美味しい出汁での味付け。
強肴。鱧すき鍋。鱧の季節ですね~
次のお酒は、金陵濃酵純米酒。金毘羅さんの参道に金陵酒造の酒蔵があり、見学出来るようになっていたけど、時間の都合上寄りませんでした。
酢の物。鱧落とし。梅肉で頂くんですが、鱧がこんなに美味しいと思ったのは初めてかも。
油もの。メゴチの天婦羅。野菜はカボチャ、茄子、山菜、ヤングコーン。
このメゴチの天婦羅が絶品 素材の魚が美味しいのか、天婦羅の揚げ方が上手いのか? たぶん両方が相俟って、ものすごく美味しいんだと思います。
3つ目のお酒は、綾菊のがいな酒。そろそろ締めだというのに、いつもの如く駆け込みオーダー(^^;
赤出汁、お椀がカワ(・∀・)イイ!! 味も美味しかったですヨ。それにも増して御飯がめちゃくちゃ美味しかったです。お米そのものの美味しさと炊き加減が絶妙。
デザートは、和三盆ロールケーキ。和三盆は地元香川県の名産品です。クレームブリュレのように和三盆を炙ってパリパリにしてあります。美味しかった~
隣りの席には3人連れの女性客がいたので、最初はうるさそうで嫌だな…と思ったらそうでもなく。看護師さん仲間の先輩後輩の間柄のようで、会話は弾んでいるけど、声のトーンに気をつけてしゃべっているので不快な思いはしませんでした。
逆に、彼女たちの会話に耳だけ参加させてもらって、心地良い時間を過ごさせてもらいました。
お月様、とてもキレイ。
部屋に戻ってからは再び露天風呂三昧。ゆっくりのんびり過ごしました~
この日のお土産。あ、毎度のことながら自分用です。
金毘羅さんで買った幸せの黄色いお守り。甥っ子2人の分も。五人百姓のお母さんから買った加美代飴。参道で買った今治タオルのハンカチ。瀬戸大橋の与島SAで買った四国の名産品、じゃこ天ぷら、鶏軟骨入りかまぼこ、四万十川の岩海苔、蛸のジャン辛。ちなみに食べ物類は、この日と次の日のおつまみになりました。
五人百姓の飴、一緒に付いている金槌で割って食べるんですヨ。これは江戸時代、金毘羅さん参りのお土産としてもらったものを、みんなで分け合って食べていたことに由来しているそうです。
2日目へ続く。
レッスン219回目 [ヴァイオリンのこと]
今日、大阪までヴァイオリンのレッスンに行ってきました。実は5/20の予定だったところ、行くのがとても億劫になりドタキャン。ほぼ1ヶ月半ぶりのレッスンでした。
4月の発表会が終わった後、なんだか気が抜けてしまったというか。ドッペルから再びシャコンヌに戻ったものの、練習意欲減退…
一旦弾き出すと面白いんだけど、弾くまでの動作になかなか入れない。練習が面倒くさいなぁ~と。でもそういいながら10年以上もやっているのは、我ながらすごいと思うけど。
レッスンに行くと先生が『体調は大丈夫ですか?』と。『あ、すいません』と思わず謝ってました(^^; そこは『もう大丈夫です』と言うべきでしょう~
音階は、久しぶりにもかかわらず、そんなに悪くはなかったかな。ただやっぱり、3度の重音はなかなか指が広がらない。1音ずつ弾く時は開いているけど、2音ずつのスラ―で弾く時は指の広がりが甘くなります。指が短いのは損だな~
『MAZAS Op36-1』27番。重音の所から。
2と4の指を広げて取る重音がやたらと出てくるんですが、これがまた指が広がらない。4の指から音を取るように。
まだ次の音を考えながら弾いているので、ブチブチ音が切れてしまっています。
それと次の音を押さえるまでは、前の指を離さないように。開放弦の音が入ってしまうので。
『ヴィターリ シャコンヌ』
今日はこの部分だけで終わりました。
弓を飛ばす奏法がなかなかできない…右手の肘をとにかく上げること。上から弓を弦に落とす感じで。
左手も和音の展開が変わる繋ぎ目があやふやなので、まずは右手は全部レガートで弾いて左手だけを練習すること。繋ぎ目の2小節ずつを完璧に弾けるようになるまで。右手は開放弦で飛ばす練習。それぞれ別に練習すること。
教室に着いた時、先生がこのシャコンヌを練習していました。先生でも所々音を確認しながら練習されている位なんだから、やっぱり難しい曲なんだな~と。私に全部弾くことが出来るのかしら…?
4月の発表会が終わった後、なんだか気が抜けてしまったというか。ドッペルから再びシャコンヌに戻ったものの、練習意欲減退…
一旦弾き出すと面白いんだけど、弾くまでの動作になかなか入れない。練習が面倒くさいなぁ~と。でもそういいながら10年以上もやっているのは、我ながらすごいと思うけど。
レッスンに行くと先生が『体調は大丈夫ですか?』と。『あ、すいません』と思わず謝ってました(^^; そこは『もう大丈夫です』と言うべきでしょう~
音階は、久しぶりにもかかわらず、そんなに悪くはなかったかな。ただやっぱり、3度の重音はなかなか指が広がらない。1音ずつ弾く時は開いているけど、2音ずつのスラ―で弾く時は指の広がりが甘くなります。指が短いのは損だな~
『MAZAS Op36-1』27番。重音の所から。
2と4の指を広げて取る重音がやたらと出てくるんですが、これがまた指が広がらない。4の指から音を取るように。
まだ次の音を考えながら弾いているので、ブチブチ音が切れてしまっています。
それと次の音を押さえるまでは、前の指を離さないように。開放弦の音が入ってしまうので。
『ヴィターリ シャコンヌ』
今日はこの部分だけで終わりました。
弓を飛ばす奏法がなかなかできない…右手の肘をとにかく上げること。上から弓を弦に落とす感じで。
左手も和音の展開が変わる繋ぎ目があやふやなので、まずは右手は全部レガートで弾いて左手だけを練習すること。繋ぎ目の2小節ずつを完璧に弾けるようになるまで。右手は開放弦で飛ばす練習。それぞれ別に練習すること。
教室に着いた時、先生がこのシャコンヌを練習していました。先生でも所々音を確認しながら練習されている位なんだから、やっぱり難しい曲なんだな~と。私に全部弾くことが出来るのかしら…?
新しい支店長に変わって、ついに逆襲! [おしごとのこと]
4月に直接の上司である支店長が異動で変わってから、2ヶ月が経ちました。
新支店長が赴任してしてからしばらくは、支店の中の体制や色々な事情とか、それぞれの働きぶりだとかについては何も言わず様子見でしたが、ようやく慣れて、状況の把握も出来たようで・・・
最近、新支店長の指示が色々と飛ぶようになりました。状況を理解したうえで、問題点や改善すべき点について、ご自分の意見を言われるようになりました。
と言っても、私は総務関連業務の責任者であり、支店運営に関わるたくさんの業務について私しか知らないことも多いので、新支店長に説明する役目。そういう関係から、支店の状況や各メンバーの仕事ぶり、問題点などについても聞かれます。元々、前支店長の時から実質的に支店長の補佐役でもあったので、新支店長との関係もそれを踏襲するような感じになりつつあります。
でも実際には、ナンバーツーは他にいる訳で。このブログでも度々愚痴らせていただいている彼のことです。
そしてすでに新支店長は、このナンバーツーがナンバーツーの仕事をしていないことが問題であると認識していて、彼に対して負荷をどんどん掛け始めています。
新支店長とナンバーツーは以前別の支店で一緒に仕事をしたことがあり、彼がどういう人物なのか、よく分かっているようです。でも、彼にちゃんとナンバーツーの仕事をしてもらわないと支店運営に大きな影響を与えるので、何も言わず放置することは出来ないと思ったようです。
私がこのナンバーツーともめた時、前支店長は私の意見に同調してくれたけど、けっきょく彼には何も言いませんでした。。。ナンバーツーが問題だと分かっているけど、言えないというか。
なぜ言えないかったのかというと、ナンバーツーと前支店長は元々の出身会社が違うので遠慮があるということと、5つ近く年下だったから。それと…今思うと、前支店長は『事なかれ主義』『揉め事は御免』というタイプ。なので、ナンバーツーに対しては目を瞑っていたのでした。
が、新支店長は前支店長とは逆のタイプで、『間違っているとか理不尽だと思ったら、とことん戦う』タイプ。ただ、闇雲に反戦するのではなくて、計画的に勝つための作戦をちゃんと考えるタイプでもあります。
なので、新支店長のナンバーツーへの負荷の掛け方も、巧妙。
昨日、ナンバーツーが可愛がっている部下の女性がやった仕事ぶりがあまりにもひどい内容で、さすがに見過ごすことが出来ないと思って、彼女に対して注意喚起のメールを送りました。その時彼女の直接の上司であるナンバーツーと新支店長にも状況を把握してもらおうと思って、CCを入れました。
この仕事は、本来なら彼女が申請したものをナンバーツーが承認するという流れですが、ナンバーツーが承認する前に先に私が気付いたので、メールをしたのでした。
するとその後、新支店長から『こういう場合は、ナンバーツーに一旦承認させてから、こっそり僕に教えて』と。『ナンバーツーが承認したものを、僕が後で見て気が付いたということでナンバーツーに注意するから』と。
つまり、私から直接指摘させるのではなくて、ナンバーツーの仕事ぶりに対して支店長から注意するということです。部下に対する指導を徹底しろと。
確かにその方がずっと効果があります。
というのもつい先日、事務担当の方からは何度も営業サイド(さきほどの彼女)に対して要請していることを、彼女はなかなかやってくれない…ということがあったんですが、新支店長にそのことを説明すると、すぐにナンバーツーを自席へ呼びました。そして『そんなことをやっていては、問題が起こるじゃないか! 二度とこういうことはするな!』と、割と大きな声で怒りました。周りには私を含め、何人もそれを聞いていて、『アラアラ…ナンバーツーが怒られちゃってるわ~』と思ったのでした。
私が言うとむちゃくちゃ反撃されることも、新支店長が言うと一発で解決って感じで。
強力な戦士が現れたことで、かなりスッキリしました。支店長からは『ナンバーツーやその部下の仕事ぶりで、問題だと思うことがあったら、僕にそっと教えて』と言われているので、どんどんそうしようと思います。
逆襲の始まりだ~
あ、私のストレス解消のためではありませんヨ(^^; あくまでも適切な店部運営のためですヨ
前支店長とは関係が良好だったので、異動になった時はどうなることやらと思ったけど、新支店長もさすがに支店長になった人だけあって、すごくまともな考えを持った人で良かったです。
支店長としては珍しく?細かい所にも結構気が廻る人だし、自分から良く動く人です。今まで支店の総務的な仕事はほとんど私一人だけで仕切っていたけど、新支店長も一緒にやってくれるので助かっています。
今日も、応接室の空調(ビルの全館集中管理なので個別の温度調整が出来ない)がとても寒いので何とかならないかと思った支店長は、私に『空調のこと、どこに聞けばいい?』と聞いてこられました。同じフロアにビルの管理事務所があるのでそれを説明すると、さっそく自分で交渉に行かれました。前支店長は『寒いけど、全館集中空調なので仕方がないか・・・』という人だけど、新支店長は『それは分かっているけど、何とかなるかもしれないから自分が聞きにいってみよう』と思う人。さっそくすぐにビルの空調担当者さんが様子を見に来てくれて、明日、空気口の調整をしてくれることになりました。新支店長の行動力、スゴイです。
新支店長が来られたこと、私にとってはラッキー、ナンバーツーにとっては災難って感じになってきてます。
新支店長が赴任してしてからしばらくは、支店の中の体制や色々な事情とか、それぞれの働きぶりだとかについては何も言わず様子見でしたが、ようやく慣れて、状況の把握も出来たようで・・・
最近、新支店長の指示が色々と飛ぶようになりました。状況を理解したうえで、問題点や改善すべき点について、ご自分の意見を言われるようになりました。
と言っても、私は総務関連業務の責任者であり、支店運営に関わるたくさんの業務について私しか知らないことも多いので、新支店長に説明する役目。そういう関係から、支店の状況や各メンバーの仕事ぶり、問題点などについても聞かれます。元々、前支店長の時から実質的に支店長の補佐役でもあったので、新支店長との関係もそれを踏襲するような感じになりつつあります。
でも実際には、ナンバーツーは他にいる訳で。このブログでも度々愚痴らせていただいている彼のことです。
そしてすでに新支店長は、このナンバーツーがナンバーツーの仕事をしていないことが問題であると認識していて、彼に対して負荷をどんどん掛け始めています。
新支店長とナンバーツーは以前別の支店で一緒に仕事をしたことがあり、彼がどういう人物なのか、よく分かっているようです。でも、彼にちゃんとナンバーツーの仕事をしてもらわないと支店運営に大きな影響を与えるので、何も言わず放置することは出来ないと思ったようです。
私がこのナンバーツーともめた時、前支店長は私の意見に同調してくれたけど、けっきょく彼には何も言いませんでした。。。ナンバーツーが問題だと分かっているけど、言えないというか。
なぜ言えないかったのかというと、ナンバーツーと前支店長は元々の出身会社が違うので遠慮があるということと、5つ近く年下だったから。それと…今思うと、前支店長は『事なかれ主義』『揉め事は御免』というタイプ。なので、ナンバーツーに対しては目を瞑っていたのでした。
が、新支店長は前支店長とは逆のタイプで、『間違っているとか理不尽だと思ったら、とことん戦う』タイプ。ただ、闇雲に反戦するのではなくて、計画的に勝つための作戦をちゃんと考えるタイプでもあります。
なので、新支店長のナンバーツーへの負荷の掛け方も、巧妙。
昨日、ナンバーツーが可愛がっている部下の女性がやった仕事ぶりがあまりにもひどい内容で、さすがに見過ごすことが出来ないと思って、彼女に対して注意喚起のメールを送りました。その時彼女の直接の上司であるナンバーツーと新支店長にも状況を把握してもらおうと思って、CCを入れました。
この仕事は、本来なら彼女が申請したものをナンバーツーが承認するという流れですが、ナンバーツーが承認する前に先に私が気付いたので、メールをしたのでした。
するとその後、新支店長から『こういう場合は、ナンバーツーに一旦承認させてから、こっそり僕に教えて』と。『ナンバーツーが承認したものを、僕が後で見て気が付いたということでナンバーツーに注意するから』と。
つまり、私から直接指摘させるのではなくて、ナンバーツーの仕事ぶりに対して支店長から注意するということです。部下に対する指導を徹底しろと。
確かにその方がずっと効果があります。
というのもつい先日、事務担当の方からは何度も営業サイド(さきほどの彼女)に対して要請していることを、彼女はなかなかやってくれない…ということがあったんですが、新支店長にそのことを説明すると、すぐにナンバーツーを自席へ呼びました。そして『そんなことをやっていては、問題が起こるじゃないか! 二度とこういうことはするな!』と、割と大きな声で怒りました。周りには私を含め、何人もそれを聞いていて、『アラアラ…ナンバーツーが怒られちゃってるわ~』と思ったのでした。
私が言うとむちゃくちゃ反撃されることも、新支店長が言うと一発で解決って感じで。
強力な戦士が現れたことで、かなりスッキリしました。支店長からは『ナンバーツーやその部下の仕事ぶりで、問題だと思うことがあったら、僕にそっと教えて』と言われているので、どんどんそうしようと思います。
逆襲の始まりだ~
あ、私のストレス解消のためではありませんヨ(^^; あくまでも適切な店部運営のためですヨ
前支店長とは関係が良好だったので、異動になった時はどうなることやらと思ったけど、新支店長もさすがに支店長になった人だけあって、すごくまともな考えを持った人で良かったです。
支店長としては珍しく?細かい所にも結構気が廻る人だし、自分から良く動く人です。今まで支店の総務的な仕事はほとんど私一人だけで仕切っていたけど、新支店長も一緒にやってくれるので助かっています。
今日も、応接室の空調(ビルの全館集中管理なので個別の温度調整が出来ない)がとても寒いので何とかならないかと思った支店長は、私に『空調のこと、どこに聞けばいい?』と聞いてこられました。同じフロアにビルの管理事務所があるのでそれを説明すると、さっそく自分で交渉に行かれました。前支店長は『寒いけど、全館集中空調なので仕方がないか・・・』という人だけど、新支店長は『それは分かっているけど、何とかなるかもしれないから自分が聞きにいってみよう』と思う人。さっそくすぐにビルの空調担当者さんが様子を見に来てくれて、明日、空気口の調整をしてくれることになりました。新支店長の行動力、スゴイです。
新支店長が来られたこと、私にとってはラッキー、ナンバーツーにとっては災難って感じになってきてます。