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免疫力アップ大作戦!㊵群馬・埼玉3日目 [旅行]

群馬・埼玉旅行最終日。

朝ごはんは、前日と同じレストランで。和洋バイキングでしたが、メニューの種類も豊富で充実してました。

それでは、『かんぽの宿寄居』さんの採点です。
部屋3、お風呂4、夕食3、朝食4、接客サービス4、癒され度3、コスパ5
総合評価は・・・3.7[満月][満月][満月][半月][三日月] じゃらんの口コミでは4.5と高得点です。。。

まあ全体的に普通といった感じ。可もなく不可もなくでした。ただ、お風呂や朝食が充実していたし、お宿代から考えるとコスパはかなりいいと思います。

お宿から車で20分位走ると、この日の目的地長瀞に到着します。長瀞と言えば荒川ライン下りですネ~
10時過ぎに到着した時点で、かなりの人。やっぱり夏の三連休、川下りは人気がありますね。ライン下りはAコースとBコース、そして両方のコースを楽しめる定期便っていうのがあります。チケット売り場のおっちゃんが、予約なしだとAコースはいっぱいでBコースしか乗れないと。。。
せっかくなので全コースを楽しみたいということで、1ヶ月近く前からネットで予約していたので、予約優先ですぐにシャトルバスに案内してもらえました。
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秩父鉄道の長瀞駅近くにある岩畳を拠点にして、上流の親鼻橋の船乗り場までシャトルバスで連れて行ってくれます。Aコースは親鼻橋から岩畳まで、Bコースは岩畳から下流の高砂橋までというコース。

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こちらがスタート地点の親鼻橋。
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シャトルバスを降りたら待ち時間はなく、そのまま舟に。ライフジャケットを着込んで、さあ、出発です。
舟は20人乗り。二人の船頭さんが、いろいろと説明してくれます。流れの緩い所では櫂で川底を押しながら進めなければならず、けっこうな重労働のようでした。体全体を使って漕いでいました。

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河原にはキャンプしたり、川遊びをしている人たちもいっぱい。このおじさんは、舟が通る度に川にダイブして楽しませているみたいです。
秩父鉄道の鉄橋下を通ります。ちょうど電車がやってきたところでした~

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流れの激しい所の水しぶき対策としてビニールシートが用意されています。船頭さんが『それじゃぁ、ビニールかぶって下さ~い[わーい(嬉しい顔)]』と合図してくれます。
この頃、全国各地でゲリラ豪雨や洪水被害が相次いでいましたが、全体的には雨量が少なくて、川の水量も少ないとのこと。なのでそれほどの水しぶきは掛かりませんでした。

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この辺りは、急流スポット。水量は少ないとはいえ、けっこうスリルあります。

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急流だけでなく両岸の風景も、地層がはっきり見えたり、動物の形の岩などがあって、かなりの名勝です。

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岩の近くに舟を寄せてくれるので、迫力があります。

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切り立った断崖の岩肌に、山百合が咲いているんですヨ~

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こちらが『岩畳』。岩畳は幅80m、長さ500mもの大きさの一枚岩だそうです。荒川の流れで浸食されて、畳のような形状になっているのですね。川から見ると、その様子はあまり分かりませんが。。。今思うと、時間があったので地上からも観に行けばよかった・・・(^^;

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岩畳を過ぎたところがAコースの終点。意外と短い時間でした。この舟に乗っていた20人中、全コースのお客さんは私だけでした。船頭さんに確認されて『一人?? 一人なのに、全コース予約出来たの??』と驚かれていたけど・・・それを私に言われても困るんですけどねぇ(;'∀')
Aコースの人はここで降りるけど、今度はBコースの人たちが乗ってきます。が、全コースの私は、そのまま乗っててと。同じ舟に乗るってことは船頭さんたちも同じってことで。ま、そりゃそうですね。
ただ、こういう舟の旅って、船頭さんのおしゃべりも一つの楽しみなんだけど。。。当たり外れがあるって、チケット売り場のおっちゃんが言ってたなぁ~ 全コースって言った時の対応やおしゃべりの口調が、どうも私的にはテンション下がる感じでした。。。残念ながら。

さてここからはBコース。岩畳から高砂橋まで、約3キロのコースです。
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岩畳の対岸は、秩父赤壁と呼ばれる絶壁です。赤壁というだけあって、ちょっと赤色の岩になってますね。

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岩畳を出発してしばらくは緩やかな流れが続いていたけど、すこし急流のスポットに差し掛かりました。私の隣には子供たちが乗っていたので、すごく楽しそうでした。

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絶壁から巨大な岩が崩れ落ちているそうです。圧巻。

金石水管橋。景観を壊すので橋をなるべく作らないよう反対運動もある中、道路を通すだけでなく水道管を通すことで橋の建設に折り合いがついたようです。
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浅瀬では、川底から覗く岩がゴロゴロしているので、船頭さんの腕の見せ所です。
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ほんとに両岸の岩々が美しいです。

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浅瀬なので川のほぼ真ん中で遊んでいる子供たちに遭遇。『お~い!!』『バイバ~イ』(@^^)/~~~ 乗客と子供たちの微笑ましい一コマでした。

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再び、急流スポット。川底に岩がゴロゴロしているので、スリルあります[あせあせ(飛び散る汗)]

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巨大な岩のすぐ横を通り過ぎて、迫力満点。
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…と思ったら、もう終点になりました。やはりあっという間。
暑かったけど、時折気持ちの良い川風が吹いたりして、なかなか楽しいライン下りでした。

終点から岩畳まで、シャトルバスで送迎してくれます。
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このトラックで、終点から上流の親鼻橋まで舟を運ぶんですヨ。

岩畳のある長瀞駅に戻ってきました。すると・・・[ひらめき] 運良く蒸気機関車が長瀞駅に停車している所に出くわしました。実際にSLが走るのを間近で見るのって初めてかも。
出発するとき『ボッ~[exclamation]』と黒い煙と共にものすごい音の汽笛が。みんなワクワクして見てましたヨ~
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あまりの迫力に、ただひたすら感動[ぴかぴか(新しい)] 
調べてみると運転日が限定されていて1日1往復しか運行されていなくて、しかも長瀞駅には11分しか停車しないようです。SLが走っていることも知らなかったのに、このタイミングに出会えたということはめちゃくちゃラッキー[ひらめき] 
パレオエクスプレスというそうですね。

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長瀞駅周辺。
長瀞の名物と言えば、かき氷だそうです。
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阿佐美冷蔵さんという氷屋さんが有名ですが、長蛇の列だそうです。でも同じ阿佐美冷蔵の氷を使ったかき氷やさんもあるので、すぐに食べられそうなお店に入りました。
かき氷、だいすきっ[るんるん]

時間が予定よりも余ったので、ランチにしました。飲食店はどこも長蛇の列・・・そんな中、『ここってお店??』と思う佇まいの建物が。閑静な雰囲気のお蕎麦屋さんです。
ちょっと敷居が高そうなかんじだったけど思い切って入ってみると、2~3組が待っている程度。囲炉裏の部屋で待っていると、奥のお座敷に案内してもらえました。
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すごく雰囲気のある古民家風のお店で、お座敷に大きめの6~7人用の座卓が何卓かありました。なのでみんな相席で、私は女性3人組のお姉さんたちと相席でした。彼女たちの話をおかずにしながら、美味しいお蕎麦をいただきました。
色々な種類のお蕎麦4種盛をオーダー。一番の人気はつけだれが4種類のお蕎麦だそうですが、つけだれの一つがとろろだったのでやめときました。4種盛も美味しかったですヨ。

この後は熊谷駅まで戻り、新幹線で東京→名古屋へと戻ってきました。
今回の旅は、観光名所へはあまりあちこちに寄らず、ゆったりのんびり旅になりました。このくらいのゆったり度がちょうどいい感じです。

今回のお土産。観光名所にはあまり行かなかったので、お土産はこれだけ。
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高崎駅で買った群馬県産の炭火焼地鶏、スモークハム、スモークソーセージ。食べ物ばかりって??(^^;

美味しい野菜 [私の日記]

私の勤めている会社が入っているビルの中に、長野県のアンテナショップがあります。あまりスーパーなどでは売っていない珍しい野菜やキノコ類、お焼きなどがあるので、昼休みに良くお店に寄ります。

で、昨日みつけたのがこちらのお野菜。
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空心菜と金時草、八町きゅうりです。
空心菜と金時草は、この前の旅行で食べたお料理に使われていました。とても美味しかったので、思わず買って帰ったのでした。
さっそく帰って、料理してみましたヨ[るんるん]

空心菜は、正式名称は『ヨウサイ』といい、『エンサイ』とも言うそうです。茎の中が空洞になっています。中国や東南アジアでよく食べられているそうです。日本でも広まってきているようです。
旬は初夏から夏、まさに今が旬です[ひらめき]
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油との相性も良く、鮮やかな緑色になります。茎はシャキシャキとしていて、葉っぱは粘り気があります。

金時草は『水前寺菜』とか『式部草』、沖縄では『ハンダマ』とも言われています。式部草・・・!5月に泊まった福岡の秋月温泉のお料理にも、式部草が使われていました。
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葉っぱと、茎の柔らかい部分を食べます。熱を通すと、紫色が深緑になり、こちらも粘り気のある食感になります。こちらも今が旬です。

どちらも炒めたりお浸しにして食べることが多いようです。
ということで、それぞれ半分は炒めて、半分はお浸しにしてみました。
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空心菜と金時草、明宝ハムのガーリック醤油炒め。
金時草のお浸し、マヨネーズ和え。
空心菜のお浸し、鰹節和え(写真、撮り忘れました~)

そしてもう一つは珍しいきゅうり。八町きゅうり。きゅうりのウマだれ(ピリ辛ゴマ油)で食べてみました。
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信州の特産で、普通のきゅうりと比べるとずんぐりむっくり[わーい(嬉しい顔)]
肉厚な食感で、味はコクがあります。

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旬の美味しい野菜尽くしの食卓になりました[ひらめき]
お酒のあてに、とってもいいですヨ~

そうそう、どれも安くて、この日の夕食代は500円くらいでした。
糖質もほぼゼロに近いし、良いこと尽くしで、けっこうハマりそうです。

乳がん診察で [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

先週の土曜日、乳がんの2ヶ月毎の診察に行ってきました。

WEBでの時間予約が出来るようになったので、待合室にいる人の人数はかなり少なくなりました。が、診察までには予約時間から30分以上待ちました。12時からという遅い時間だったので、前の人たちの診察が予定通りに終わらなかったりして、だんだんズレてくるんでしょうね。

今回は血液検査と診察のみ。
前回の血液検査の結果を見ながら、先生が色々と説明してくれたんですが、肝臓の数値が前々回以上に悪い[あせあせ(飛び散る汗)]
今服用しているホルモン剤のタモキシフェンも、肝臓の数値を悪くするそうなので、しばらく休薬して様子を見てみることになりました。
『手術から3年半経って、CA15-3の腫瘍マーカーの数値も悪くないし。乳がんよりも肝臓の方が深刻だからね』ということで。
このホルモン剤は女性ホルモンを抑制するので、服用を止めると、もしかしたら月のものが来るかもしれないとのこと。。。それはちょっと微妙だなぁ~ 

先生に『3キロほどやせたんですヨ[ひらめき]』と言うと、
『それは今度の結果、楽しみだなぁ~[わーい(嬉しい顔)] あと3キロくらい、もうちょっと頑張ってね~[わーい(嬉しい顔)]』と。
その励まし方がとても優しくて、よっしゃ、もっとがんばろ~[exclamation]と思えたのでした。

次回は9月に半年ごとの検診で、エコー、CT、胸部レントゲンになります。良い結果を報告出来ればいいなぁ~


免疫力アップ大作戦!㊵群馬・埼玉2日目 [旅行]

7月の三連休、群馬と埼玉旅行の2日目。

朝ごはんは夕食と同じ個室の食事処で。夕食時とは違うお花が活けられていました。
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最初にサラダが出されました。野菜を先に食べることで、血糖値の急上昇を抑える効果があると言われているので、そういった心遣いがあるのか~と感心しました。
このサラダがめちゃくちゃ新鮮で、しかも美味い[exclamation] 自家製ドレッシングもほんとに美味しい。

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サラダを食べ終わった後に、お膳が運ばれてきました。
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銀鱈の柚香焼きと冷やし玉子蒸し。冷たい茶碗蒸しにはエシャレットのジュレが掛かっています。
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南瓜白扇揚げ麦風鶏そぼろ餡、豆苗とヤングコーンの胡麻掛け針海苔。
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新潟県産完全無農薬コシヒカリの釜炊き、なめこと豆腐の味噌汁、香の物。
糖質ダイエット中の身にとってはご飯はご法度…でも美味しいご飯は特別扱いデス[るんるん]
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デザートは自家製杏仁豆腐とコーヒー。コーヒーのお砂糖、キャラメルのようになっていて先に口に含んでからコーヒーを飲むという飲み方。糖質ダイエットではお砂糖もNGだけど、珍しいので1個だけやってみました。なかなか、楽しい[ー(長音記号1)]

チェックアウトは12時までOKだったので、朝食後にもうひと眠りして、露天風呂にも何度も入って、とにかくのんびりと午前中を過ごしました。

チェックアウトはなんとお部屋で。フロントのカウンターがないんですね~ 部屋でお会計を済ませた後は、仲居さんが荷物を車まで運んでくれました。びっくりしたことには、玄関を出たすぐの車寄せに、エンジンを掛けたマイレンタカーが停められていたこと。『チェックアウトお願いします』と言ってからそんなに時間が経っていないのに、このスピーディーな対応の良さには本当に感動しました。
チェックインからチェックアウトまで、一度も自分で荷物を運ぶことがありませんでした。チェックイン後にお部屋までスタッフさんが荷物を運んでくれるところは多いですが、それでも車の場合だと駐車場からお宿のチェックインカウンターまでは自分で運ばなくてはならないことが多いです。こちらの諧暢楼さんでは、その煩わしさが一切ない、ということに驚きました。

さて、それでは『別邸 諧暢楼』さんの採点です。
部屋10、お風呂10、夕食10、朝食5、接客サービス10、癒され度10、コスパ4
総合評価は・・・8.4[満月][満月][満月][満月][満月][満月][満月][満月][三日月][三日月] 最高得点出ました~[ぴかぴか(新しい)] 5点満点超えの連発で~す
じゃらんの口コミも5点満点。
とにかく何もかもが最高レベルのおもてなしで、驚きと感動の連続でした。コスパが4点なのは、このおもてなしとお値段が妥当という意味です。それなりにお高いですが、例えば都内の六星ホテルなどのスィートルームのお値段と比較すると、こちらのお宿の方が何倍もお得感があります。

姉妹館の福一さんと同じ建物ですが、玄関が別で、福一さんの方へ行くにも専用のカードキーが必要なので、他のお客さんと鉢合わせになることがありません。食事処へ行く時も、部屋まで仲居さんが迎えに来てくれるんですヨ~ 他のお客さんと会わないように一組ずつ案内をしているんですね。福一さんは巨大な旅館ですが、諧暢楼さんは全8室という少なさなので一組一組にとても丁寧に接客出来る体制が整っていて、VIP感を満たしてくれます。有名人さんたちのお忍び旅行にはもってこいの隠れ家的お宿ですね。
ほんとに至福のひとときを過ごしたい時は、また泊まってみたいと思いました。

お宿を出発した後は、榛名湖へ。榛名富士や馬車、風情がありますね~
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ボート遊びしたりキャンプしている人が多かったです。が、他には特に何もない(^^; ので、湖を観ながらボーっとした後、早々に次の目的地へ移動。

次の目的地は、榛名神社。関東屈指のパワースポットとして有名な神社。パワースポットにはあまり興味はないんだけど、せっかくだから行ってみるかと思って向かってみると。。。
駐車場の空き待ちの車で大渋滞[あせあせ(飛び散る汗)] あまりの渋滞ぶりに、『やめとこ』と即決。
そのままこの日のお宿のある埼玉県寄居町に向かいました。

寄居町までは2時間近くかかるんですが、榛名神社をキャンセルしたことでチェックイン可能時間まで時間が余ってしまったので、途中の藤岡市にあるスーパーで時間つぶし。そこでお惣菜を買って、車の中で軽いランチにしました。

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こちらがこの日のお宿『かんぽの宿寄居』さんです。
実は、かんぽの宿に泊まるのは初めて。会員になるとチェックアウト時間が10時から12時まで延長してもらえたり、全国のかんぽの宿の利用回数によって、割引などの色々な特典があるようです。フロントのスタッフさんが会員証を作ってくれて丁寧に説明してくれました。

お部屋は和室8畳、シンプルなお部屋です。
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アメニティやお茶の用意なども必要最低限なかんじでシンプル。なので写真はありません。

窓の外の景色は・・・
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着いた頃には真夏のカンカン照りの日差しでしたが、夕方になるとみるみるうちに黒い雲が。雷も鳴り出して、すごい夕立になりました。
稲妻も見えたので、何とか写真に撮りたい!と思ってシャッターを切り続けて頑張ったものの、やっぱり無理でした~ コンマ秒速の一瞬を撮るには、それなりの技術や機材が必要なのか…と思って調べてみると、『シャッタースピードを遅くして待つ』ということで、素人でも撮れるようです。今度、頑張ってみよ~
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夕立が通り過ぎた後、虹が出ました[るんるん]

夕食前に、お宿の大浴場へ[いい気分(温泉)] 露天風呂もあって、なかなか気持ち良かったです。

夕食はレストランで。お料理のプランはレギュラープランだったので、一品料理を追加オーダーしました。この他に、バイキング形式で地元の名物料理、味噌蒟蒻と味噌ポテトがありました。
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季節の小鉢二点とお造り三点盛。
台の物は豚肉の胡麻鍋。

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利き酒セット。白扇大吟醸(寄居町)、秩父錦大吟醸(秩父市)、秩父錦特別純米酒(秩父市)。どれも美味しいお酒です。

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焼き物の鱸レモン風味と揚げ物はカレイのから揚げ。あれぇ~?二日続けてすずきさんだわ~(^^; 

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蓋物は冬瓜、南瓜、合鴨。

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オーダーした一品料理は、山女魚の塩焼き。埼玉県も内陸。こちらの寄居町も山に囲まれているので、やっぱり川魚でしょ~

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ご飯とお味噌汁、香の物。

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デザートは、イチゴのプリンでした。

会席料理だけど、順不同でお料理が運ばれてきました(^^; レギュラープランだし、まあお宿代相応のお料理でしたかね。前日とのギャップ、ものすごいデス・・・
レストランでは小さい子供たちがはしゃぎまわっていたりして、ガヤガヤ・ワイワイといった感じであまり落ち着けなかったので、ゆっくりお酒を飲むことなく早々に退散。

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その代わりに部屋に戻ってから、途中のコンビニで仕入れた地酒を楽しみました。ちなみにお猪口は錫のお猪口。お猪口やコーヒーカップは旅行に持って行ってます。

3日目に続く。

免疫力アップ大作戦!㊵群馬・埼玉1日目 [旅行]

7月の三連休で、群馬県と埼玉県に行ってきました。

北陸新幹線で高崎まで行って、高崎からレンタカーです。
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ぐんまちゃんと高崎ダルマがお出迎え[わーい(嬉しい顔)]

高崎から車で約50分、伊香保温泉に到着。まずはこの日のお宿『諧暢楼』さんへ行って、車と荷物を置いてから、石段街散策へ。
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『諧暢楼』さんは姉妹旅館の『福一』さんと同じ建物、同じ車寄せを利用しますが、玄関が別になっています。福一さんのロビーで荷物を預けてから、そのまま福一さんの館内から石段街に通じている裏門へ。山の斜面に建っている建物なので、エレベーターで上層階まで行ってから、連絡通路を通って裏門に出ると、石段街の一番上、伊香保神社に近い所に出ます。

伊香保温泉といえば、石段が有名です。あれぇ~??確か先月も香川の金毘羅さんでかなりの数の階段を上り下りした記憶が…
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レトロな風情のある石段街です。
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石段街の途中から路地を抜けると、伊香保ロープウェイの乗り場があります。
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山頂は公園になっていて、緑の林や可愛い花たちが。
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山頂の展望台からの景色。
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霞んでいて、ちょっと残念。
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何とかギリギリ、紫陽花にも出会えました。
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ロープウェイからお宿に戻るためには階段を上らなければならず…
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休憩タイム。バニラソフトクリーム。

福一さんの館内へ戻ると。。。
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先ほど到着した時に荷物を預かってくれた福一さんのフロントスタッフさんが、『ももんさま、どうぞこちらに』とすぐにお出迎えしてくれて、別のフロントさんへバトンタッチ。こちらは諧暢楼さんのスタッフさんのようです。
一旦福一さんの玄関を出て、少し目隠しされた別の玄関へ案内されました。
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諧暢楼さんは、400年続く老舗旅館の当主が『これまで以上のおもてなしを追求した、すべてにおいて贅沢・ハイレベルのサービス』を掲げて開業されたそうです。

今回のお部屋は、本間15畳と茶室4.5畳の庭園露天風呂付特別室。
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三和土も素敵ですが、部屋の中に石の小径があって、何ともワクワクします。

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広い和室の他に、石畳敷きのリビングと茶室が[るんるん]
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そして、庭園露天風呂~[ぴかぴか(新しい)]
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源泉掛け流しでいつでも入れます。温度は41℃だけどフロントに言えば温度調整可能。41℃はちょうど良い加減。

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アメニティもかなり充実してます。化粧ポーチと手提げかばんは諧暢楼さんのロゴ入りのオリジナルで、造りがしっかりしていてシブいデザイン。化粧ポーチは通勤用に使わせてもらってます。お風呂へ行く時用に篭やビニール製の巾着を用意しているお宿が多いですが、これほどしっかりとした造りのかばんをお持ち帰り出来るのは初めてです。食事処に行く時にカメラを入れてもしっかりしているので重宝しました。

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飲み物類も、ミニバーのお酒以外はすべて無料。コーヒーマシンもあって、テンション上がります。
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ウェルカムドリンクのシャンパンと和三盆。

部屋のお風呂に入る前に、福一さんの大浴場へ。黄金の湯と白銀の湯の二種類があって、どちらもトロトロ~[いい気分(温泉)] 露天風呂も広くて、ほんとに気持ち良かったデス。脱衣場も洗い場も広くて、ゆったりと入ることが出来ました。

その後夕食までの時間は部屋の露天風呂でのんびり。この露天風呂、外側と内側に階段があるのでとても入りやすい。何気ないところに気配りされていて、ストレスなく過ごすことが出来ました。

夕食は個室の食事処で。個室の食事処といっても天井が開いていて、隣りの部屋の声が丸聞こえ…で興ざめすることがよくあるんですが。。。ここはさすがに違っていました。天井まですべて壁で全く静か。しかもガラスをうまく利用して、広く感じるように工夫されています。ここまでの完全個室、脱帽です。
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お品書きも和紙が台紙になっていて、とても上品。

今回のプランは『美食と美酒のマリアージュ』。お料理の進行に合わせて美酒をセレクトするプラン。いつもは自分でお酒を選んでいるので、どうしても『辛口の地酒』ばかりになってしまうんですが、ソムリエさんがお料理に合わせて選んでくれるので、新しい発見があって新鮮です。
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アペリティフは、カシスのシャンパン。自分では絶対選択しない銘柄ですが…美味い[ひらめき]

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先付。玉蜀黍(なんばんきび)豆腐、才巻海老、グリーンアスパラ、ラディッシュ、水茄子、山葵餡、炙り鮎。お酒は、北海道平川ワイナリーの白ワイン。

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お椀。鰻真丈。金時草、順才、絞り生姜。北海道産の昆布だし、料理長が特にこだわっているお出汁だそうで、ほんとに上品な美味しいお出汁です。

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福井県のお酒、黒龍。辛口でコクがあります。吞み口と江戸切子のお猪口がいい感じ。

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お造り。赤ハタ昆布締め。大根、錦糸瓜、ルッコラ、胡麻醤油で。
何とこれ、お造りなんですヨ~ なんでも、群馬県は内陸で海がなく新鮮さでは勝負出来ないことから、いろいろと工夫を凝らしているそうです。一番下に輪切りになった大根が敷いてあるんですが。。。よく見ると、薄く桂むきした大根を巻き直して1枚の輪切り大根に見えるようにしてあるんです。その細かくて丁寧な仕事ぶり、ほんとうに感動的です。
見た目もすごく素敵だけど、胡麻醤油がとても良いアクセントになっていて、味もほんとに美味しかったです。

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焼き物。天然鱸(すずき)の塩焼き。空心菜、アンディーブ、谷中生姜、パプリカ、スプラウト、蓼のソースで。ワインはフランス産の白ワイン。
この鱸の焼き加減が絶妙で、最高に美味しかった~[ぴかぴか(新しい)] 谷中生姜もパンチが効いています。
味は和食だけど、フランス料理のようですね。見た目がほんとに美しい。

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口替。嬬恋高原キャベツ 夏野菜、梅肉醤油。さく芋のスライスを素揚げしたものが乗っています。その下の丸いのがキャベツ!キャベツがこんなにトロトロで美味しいものだなんて、初めて知りました~ 美味しすぎて、ため息が出ます。

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温物。上州黒毛和牛の小鍋。玉葱、九条葱、しろ菜、舞茸、地場産玉子をお好みで。
ワインは赤ワイン。
これまた感動のお料理でした。すき焼き風の味付けの小鍋で、めちゃくちゃ美味い[exclamation×2] お肉を玉子に漬けて食べた後は、スープに玉子を入れて飲み干しました…絶品[るんるん]

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食事。枝豆と京薄揚げの炊き込みごはん。赤出汁、香の物。
釜炊きの炊き込みご飯も赤出汁もどれも美味しい~

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お水をお願いしたら、オリジナルの『雪花水』というペットボトルのお水を持ってきてくれました。このお水がすごく美味しい!

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水菓子。白桃シャーベット。デザートワイン。

とにかくですねぇ~ どれこれも美味しくて、それも並の美味しさではなくて。至福の時って、こういう感じを言うんだなぁ~と思ったのでした。お料理の味や見た目の美しさはもちろん、お部屋専属の仲居さんの接客がとても心地良くて。お料理の説明もきちんとされていて、適度に会話もあって。
それにお料理やお酒が運ばれてくるタイミングが絶妙すぎ。完全個室なのでどうやって食べ終わったのが分かるんだろう~?まるでどこからか見ているかのように、お料理を食べ終わった頃に、次のお料理が運ばれてくるのでした。ほんとビックリです。
完全個室のおかげでとても静かで、極上の夕食タイムを過ごすことが出来ました。
大満足[ぴかぴか(新しい)]

お部屋に戻るとお布団が敷いてありました。高級なお宿ってベッドの所が多いんですが、こちらのお布団にはこれまたびっくりさせられました。アイダーダウンという希少性の高い敷布団で、硬めなのにクッションが良くて、めちゃくちゃ寝心地が気持ち良い[ひらめき] 
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冷たい『雪花水』の用意やバスローブなど、ほんとに癒されるおもてなし。

そういえば茶室を利用しないのはもったいないということで、畳の上でゴロゴロと寝転びました。癒されました~

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お部屋の露天風呂も、ライトアップされてほんとに素敵な空間です。
冷房の温度を下げ過ぎたせいか、体が冷えて足が攣って夜中に何度も目が覚めたんですが、その度に温泉で体を温めて足の攣りを直して・・・の繰り返しでしたが、いつ入っても適温の温泉、ほんとにありがたかったです。

2日目へ続く。

あり得へんMAX∞!!!パートⅢ [おしごとのこと]

『うつ病のため、1ヶ月の休養が必要』という診断書をたたきつけ、なんの引き継ぎもせずに突然休んだ副支店長。4日休んだ後、『仕事をしながら治療をすることが出来る状態、だけど残業はしない方が良い』という医師の診断があったということで復帰。

先週金曜日には、会社から指示された産業医の診察を受けたようで、なんと『うつ病の兆候は見られない』という受診報告書を持参。。。

一体、なんなんだぁ~[exclamation×2]

うつ病であると言ってしまったことの重大さに気が付き、撤回にかかり、これはヤバいと思ったのか、今週は今までよりも一生懸命に?謙虚に?仕事をこなしておられました。一度は残業出来ないと言ったものの、病気でないのならそれは通用しないということも理解できたのか。。。最近彼の部下が忙しいので、ある程度の時間までは彼らに付き合って残業していました。

産業医のお墨付きが出てしまった以上、『病気だから、配慮して』とは言えない状況。とりあえずは、彼がやるべき仕事をやってくれて、こちらへの負担も掛からなくなったのでやれやれ。。。

でも。彼に振り回された支店長や私、このまま何事もなかったかのように彼と接するのは如何にも納得感無し。ただ、支店長としては副支店長を詰めても、また休まれても困るし、どんなことを言いだすかも分からないので、とりあえず腫れ物に触る感じで接してます。
この状況がずっと続くのは、支店にとってとてもマイナスなことなので、彼が産業医の診察を受けたその日、本店で会議のあった支店長は、人事部長に直談判しに行きました。
『はやく、異動させてくれ~』と。

最初の診断書がウソだったのか?医師によって診断が異なるのか?・・・何よりも本人は、いたって普通な感じなので、『詐病じゃねえか~!!』と言いたいところですが、会社の方も判断が難しいようで、すぐに異動させるほど緊急事態でもない、という判断のようでした。
異動させるといっても、支店のナンバーツーのポジションの人を異動させるのは、簡単なことではないんですよね~
ただ、人事部としても『問題があることは認識しているので、善処する』という回答だったようです。
おそらく次の異動時期、10月には、どっかに行っちゃうんじゃないかなぁ~

ということは、たぶん、私の転勤はまたまた先送りになるかも。。。

ほんとに、いくら考えても首を捻るしかない、不思議な出来事でした。


七月大歌舞伎 [歌舞伎!!]

5月に初めて歌舞伎を観て、すっかり海老蔵さんと歌舞伎にはまってしまいました。

團菊蔡五月大歌舞伎に続いて、七月大歌舞伎にも海老蔵さんが出るし、しかも、海老蔵さんのお子さんの勸玄君が4歳にして初めて宙乗りに挑戦するなんて~!!これはもう行くしかないと。7月8日と9日の土日で、歌舞伎を観るためだけに東京へ行くことにしたのでした。

歌舞伎座での公演は、だいたい毎月初めから25日間行われて、チケットの一般発売は前月12日になっています。なので6月12日の夜にこの七月大歌舞伎のチケットを予約したんですが、すでに良い席はほとんどない状況でした。
8日の夜の部は2階7列32番、9日の昼の部は2階4列12番という席。この席だと2階でも1等席。

ちなみに歌舞伎のチケットってどれくらいするものかと言うと…
一番お高いのは1階桟敷席。公演によって異なりますが、だいたい18,000円~20,000円くらい。桟敷席は掘りごたつ式の畳の座席にテーブルがついています。舞台に向かって両脇の席です。1階席よりも高くなっているので、人の頭に遮られることなく観ることが出来るようです。ただ、西側の桟敷席からだと、花道で見得をきる役者さんの後姿を見ることになるようです。

次に高い席は1等席。歌舞伎座の場合は、1階16列目までと2階7列目までと2階桟敷席。だいたい15,000円~18,000円くらいです。

2等席は1階後方と2階後方で11,000円~14,000円、3階A席5,000円~6,000円、3階B席で3,000円~4,000円です。

昼の部も夜の部も観ようと思うと、それぞれにチケットが必要になるので、かなり高額になってしまいます。。。[あせあせ(飛び散る汗)]
なのでチケットは3階席から早く売れてしまいます。席が後方でも、オペラグラスがあればちゃんと役者さんの顔が見えますからね。

もう一つ、3階席が早く売れてしまう理由があります。
『成田屋!』『音羽屋!』という歌舞伎ならではの掛け声を聞くことがありますよね。これは掛け声とは言わず『大向こう』というそうです。
この大向こうを発声する人は、3階B席や4階の一幕見席におられるのです。一幕見席というのは一幕だけ見られる席で、700円~2,000円位の席です。『好きな演目の一幕だけを何度も観たい!』というような通な見巧者さんたちにとっては、有り難い席です。
つまり、何度も通っている見巧者さんたちが多い席、ということです。

大向こうを掛けるにもルールがあります。役者さんの邪魔をせず、しかも天井に反響して程よい掛け声に聞こえるように、舞台の一番遠い所から声を掛けるのです。なので『大向こう』と言うのですね。逆に、1階席の舞台真ん前から声を掛けるのはご法度とのこと。

それと、女性が『大向こう』を掛けるのもご法度。もともと歌舞伎は役者さんは男性のみ。舞台では女性の役も男性の役者さん、女形さんが演じており、声音は女性のものらしいですが、実際には男性の声音しか聞こえないはずの世界。そこに本物の女性の声で大向こうが掛かると、舞台の世界観を壊してしまう。。。ということのようです。

もうひとつ面白いことに、この大向こうを掛けるのは『大向こうの会』に所属している人たちがほとんどだそうです。大向こうの効果的な掛け方や、役者さんの邪魔にならない粋な掛け方をいろいろと勉強しておられるとか。
すごいですね~

それでは、歌舞伎座へ。
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大入りのお札が出てますね~。

さて今回の歌舞伎座の演目です。
土曜日の夜の部は、通し狂言『駄右衛門花御所異聞(だえもんはなのごしょいぶん)』
発端、序幕、二幕目第一場、二幕目第二場、二幕目第三場、大詰第一場、大詰第二場、大詰第三場と、2時間55分の長いお話。
この演目では、海老蔵さんは主人公の日本駄右衛門のほか、主要人物の玉島幸兵衛、秋葉大権現の三役をこなします。どの役もカッコいいんですが、玉島幸兵衛とお才(中村児太郎)との切ない場面には思わず泣いてしまいました。

何といってもこの七月大歌舞伎の一番の見どころが、海老蔵さん扮する秋葉大権現と勸玄くん扮する白狐が宙乗りをする場面。初日には、ワイドショーやネットなどで勸玄くんが手を振りながら、堂々と宙乗りをこなしている場面が流れてましたね~
『白狐よ、来たれ~』
『はぁ~い。勸玄白狐、御前に~』
どの役者さんよりも大きな声で、花道から勸玄くんが現れます。そのあと海老蔵さんが脇に抱っこして、1階から3階の高さへ吊り上げられ、舞台から3階席の後方までゆっくりと宙乗りしていきます。
もう、大拍手でした。
勸玄くんは、宙乗りしながら客席を見回し、お客さんに向かって小さな手を振り続けていました。3階の高さというとけっこう高いですが、怖がる風もなく、とてもリラックスした表情で客席に手を振る余裕。4歳とは思えないほど、堂々としていました。次の次の市川團十郎、大物の片鱗をすでに発揮しています。
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日曜日の昼の部1演目目。歌舞伎十八番の内『矢の根』
市川右團次の曽我五郎、すごく面白かったです。さすがに歌舞伎十八番というだけあって、シンプルなお話なのに面白いのです。
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昼の部2演目目。『加賀鳶』
海老蔵さんが二役務めます。加賀鳶(江戸の町火消)の頭の天神町梅吉と、按摩の竹垣道玄。
この竹垣道玄、平気で人を手にかけるようなずる賢い悪人なんですが、どこか愛嬌のある役柄。加賀鳶の梅吉はみんなのまとめ役でカッコいい役どころなんですが、この道玄との演じ分けが素晴らしい。全く別人にしか見えません。梅吉を演じる海老蔵さんはいつも通りにひたすらカッコいいんですが、一方の道玄は全く嫌な奴だけど、しぐさや表情は笑いを誘うおとぼけた感じ。。。カッコよくない海老蔵さんにも惹きこまれました。
この演目は、序幕、二幕目、三幕目第一場、第二場、大詰第一場、第二場と全部で六つの幕があり。1時間43分の上演時間なんですが、海老蔵さんはほぼ出ずっぱりでした。
しかも主役なので長台詞が続くんですが、一瞬の淀みもなく台詞が頭に入っていて、本当にすごいと思いました。
麻央さんが亡くなったあとすぐに稽古に入って、『台詞が頭に入らない』とブログに書いておられましたが、そんな状況だったなんてまったく思わせない演技で、ほんとうに感動しました。
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昼の部3演目目。『連獅子』
海老蔵さんが親獅子の精、坂東巳之助さんが仔獅子の精。2人の獅子が踊り続けます。そして最後には、長い毛を前後左右に振り、クライマックスへ。
台詞はないけど30分近く踊り続けるので、この振り付けを覚えているだけでもすごいです。
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どの演目も面白くて、長丁場なのにあっという間でした。
歌舞伎がこんなに面白とは。ほんとに、思い切って歌舞伎鑑賞の世界に飛び込んで、大正解です[ぴかぴか(新しい)]

ただ、ちょっと残念なことが…
それは、観客のマナーの悪さです。『後ろの人が見えなくなるので、前乗りにならないでください』と注意書きやアナウンスが何度も流れるのに、花道が見えないと身を乗り出して観ている人が多いのです。2階席は元々花道が見えにくいのですが・・・きちんと椅子の背に背中をつけて座れば、ある程度は見えるようになっているのです。
舞台に夢中になり過ぎて、他の人のことまで考えが及ばないのかもしれないけど、ほんとにがっかりさせられました。
前回は1階席でしたが、今回ほどにはマナーの悪さを感じませんでした。1階席のお客さんは本当に歌舞伎が好きなリピーターさんが多いのかもしれません。
それに比べると2階席のお客さんは、ちょっと雰囲気が違っていました。グループ連れの人が多い。その中の誰かが歌舞伎好きで、それほど歌舞伎を好きでもない家族や友人を誘って来ているような。

ということで、一般発売ではなく、先行発売でチケットを買えるように、松竹歌舞伎会に入会しました。ただ、まだ会員証が届くのには時間が掛かるので、八月納涼歌舞伎は一般発売日の10時過ぎにスマホから予約しました。。。11時過ぎにやっとネットに繋がって予約したものの、すでに1階席はありませんでした(;'∀')
八月納涼歌舞伎には海老蔵さんは出ませんが、市川染五郎、市川猿之助、中村勘九郎、中村七之助、市川中車・・・テレビにもよく出ている役者さんたちが勢ぞろい。猿之助さんも好きな役者さんなので、やっぱり見てみたい…ということで。
またまたお泊りで、朝、昼、夜の部と全部。お金が一気に無くなります。。。。

アートアクアリウムに行ってきました [観ル・聴ク・読ム]

この土日、歌舞伎を観るために東京に行ってきました。

土曜日のお昼に名古屋を出発して夜の部、1泊して日曜日に昼の部、そのまま名古屋へ戻るという予定でしたが、前日TVで日本橋でアートアクアリウムをやっていることを知り、急遽早めの新幹線に乗り、歌舞伎座の前に日本橋に行ってきました。

アートアクアリウムは前々から気になっていながら、名古屋や大阪でやっていた時には見逃してしまっていたので、ここは是非!!ということで。

ただ、あまりの人の多さに、ゆっくり鑑賞することが出来なかったので残念でした(^^;
開催日翌日の土曜日だし、入場までに30~1時間ほど並ばなければならない・・・ということは想定内だったけど、中に入ってからも人が多すぎて。押し合いへし合いみたいな。写真を撮るにも順番待ちをしている人が多いので、サッと撮って次の人に場所を譲る・・・の繰り返しで、ゆっくりと楽しむことが出来ませんでした。

しかも、意外と会場が狭い[あせあせ(飛び散る汗)] 人気が出てこれだけたくさんの人が来るのだから、もうちょっと広いスペースでもいいんじゃないかと思うんですが。
逆に、入場料が1000円と安かったのが意外でした。

それでは苦労して撮った金魚ちゃんたちの写真をどうぞ。
入口を入ると、美しい陶器やガラスの大鉢に珍しい金魚ちゃんたちが。
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ひときわ目を引く大きな水槽の中には無数の金魚ちゃん。色んな色にライトアップされてキレイです。
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会場はこんなかんじ。たくさんの人ですごいことになってます。
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階段式になっている最上階には、メインの大水槽が。
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他にも趣向を凝らした展示が続きます。
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金魚ちゃん以外のお魚さんもいますヨ。

水槽の中からライトアップ。出目金ちゃんのシルエットがステキ。
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映像と水槽が合体。
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最後の展示は、大きな水槽の玉手箱と水墨画をイメージした展示。神秘的。
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とても素敵なアートアクアリウムでした[ぴかぴか(新しい)]

あり得へんMAX∞!!!パートⅡ [おしごとのこと]

先週水曜日に副支店長が突然うつ宣言をして休んで以来、1週間近く経ちました。
この間にも彼が担当している業務や会議があったので、支店長や私で彼の代役を務め、今後の支店の体制について話し合いました。彼の代わりが来てくれるまでと言っても、それがいつになるのか分からないし・・・
7月の異動で本店からやってきた男性社員の異動手続きや、新しい事務職の女性の採用面談が明後日にセッティングされ、いつも以上に私の仕事が多い中で、副支店長が突然引継ぎもしないで休んだ穴を埋めるのは、ほんとストレス溜まりました…

それでも、これで彼と一緒に仕事をすることは、もうないだろう・・・[るんるん]という嬉しい気持ちの方が強くて、『今をとにかく乗り切れば、再び平穏な日常に戻れるぞ~』と思っていたんです。

ところが、昨日の夜、支店長から別室へ呼ばれました。副支店長が突然診断書を叩きつけてうつ宣言をしたことは、支店長と私ともう一人の課長しかしらないことなので(実際には、黙っておれずそれらしい話は周りにしていますが(^^;)、副支店長の話をするときは別室へ。。。ということで。
『さっき、人事から連絡があってさ・・・』
『えっ~[exclamation&question] 何ですか、それはぁ[exclamation×2]

副支店長が人事部担当に話したところによると、昨日の夕方、気分が良くなったので『うつのため、1ヶ月の休養が必要』という診断書を出してくれた医者に行ったら、『働きながら治療をすれば良い』と言われたので、明日から出社すると。。。
人事部担当は支店長に、朝支店長あてに副支店長から電話が入るので、『もうちょっと休め、無理して来るな』とは言わず、来させろと。
[exclamation×2] ほんとに、なんじゃそりゃぁ~って感じでしょ。

というやり取りがあり、今日の午後から副支店長が出社してきました。

支店長に彼が言ったのは『働きながら治療すれば良いと言われました。が、残業はするなと医者に言われています』だと!!
そんなに都合の良いものなの~??

新しい支店長になってから、仕事をしない副支店長に『副支店長としての仕事をしろ』とどんどん指示を出し始めてからまだ1ヶ月くらいしか経っていないのに、そんなにすぐにうつになるものなの??と思ってはいたものの、これじゃぁ完全に詐病だと思われても仕方がないのでは??

実際に、出社してからの様子をみると、『いたって普通。突然休んだ日と全く変わらずに。ふさいだ様子もなく、体調が悪そうでもなく。うつのことを知らない部下や他部署の人との電話での話しぶりも、以前と全く変わらず』

『うつのため、1ヶ月の休養が必要』という診断書は、いったい何だったの?

詐病と疑う根拠は他にも。もともと医者からは1週間後、つまり明日の水曜日に再度来院するように言われていたのにもかかわらず、月曜日の夜に前倒しで受診したようです。
それはまるで、『とにかく休みたくて、天下の宝刀のごとく診断書を支店長にたたきつけたものの、人事担当がとんできておおごとになってしまった・・・今までこの職場は自分にとっては緩かったし、それなりの給料ももらっているし、何より副支店長という偉いポストを捨てるつもりもないし…どうしよう? やっぱり医者に行って、うつ宣言、撤回してもらうか。残業は出来ないと言っておけば、支店長も無理に仕事をしろとは言わないだろう。。。』とでも言っているかのようにしか思えません。
どうやら、突然休んだ翌々日には東京から人事担当が名古屋にとんできて、副支店長と面談したみたいです。

今日は、副支店長は宣言通り、部下が忙しそうにしているにもかかわらず、残業せずに帰りました。そのあと、支店長と私はまたまた別室へ。。。
『副支店長の様子、どう思った?』
『全然、普通ですよね!』
『そうだろ!! ほんとにこっちが病気になりそうだよ』

支店長としては、今までと同じように仕事を与えて行くつもりだけど、あまり負荷を掛けると、副支店長から何て言われるか分からないから、とりあえず様子を見ると。

ただ、詐病が疑われるような人が副支店長という立場だと、部下たちのモチベーションは下がるし、ほんとにうつだとしても、まったく引き継ぎもしないで周りに迷惑を掛けたのにも関わらず代役を務めた人(私!!)に対してに一言の詫びもしないし、『残業が出来ない』と言っている人に副支店長という重責を任せられない、どっちにしても、さっさと異動させろ!!と人事部長や役員に訴えてくると言ってます。

何とタイミングが良いのか? 今週金曜日、支店長は会議で本社へ行く予定なのでした。

もしもこのまま何事もなかったかのように、副支店長が職責を果たさないままこの支店に居続けるようなことになるならば、来月社長が臨店する時に、訴えるしかありません。

ということで、まだまだ『あり得へんMAX∞!!!』は続きそうです。。。

低糖質だいえっと [私の日記]

6月19日に低糖質ダイエットを始めてから今日で18日目、約3週間弱でマイナス4㎏[ぴかぴか(新しい)]
若干、スリムになってきてま~す(^_-)-☆

体重も、たばこも・・・自分の人生、好きなように生きる!!

そういう考えの私、これまで体に悪いと言われ続けていることにも、何の反省もすることなく、生きてきました。

そのつけが、やっぱり体に影響するんだなぁ~と実感するこの頃。。。

それでも頑固な私は、内省することもなく、食べたいものは食べ、やりたいことは我慢せず。そういう日々が続いていたのでした。

ところが、なぜか6月19日に突然思い立ったのでした。
『低糖質ダイエット、やってみよう~』と。

きっかけは・・・特にないと思っていたら、やっぱりありました。

今は完全に、ごはん断ち。大好きな麺類も。。。(;'∀')

ただ、カロリー制限ではなくて、糖質の低いものは存分に食べているので、続けられる気がします。
ご飯や麺類、ジュース、甘い味付けのものは避けて、お肉や野菜を目一杯。大好きなアイスも、完全に絶つのはやはりストレスが溜まるので、量を少なくしたり、1日分の糖質許容範囲の中で食べるようにしています。

低糖質ダイエット、調べてみると、カロリー制限よりも理にかなっていることが良く理解出来ます。カロリー制限だと空腹に耐えられなくなるけど、糖質制限であれば、低糖質のものをたくさん食べて満腹になることが出来るので、ストレスの度合いが少なくなります。

・・・とはいえ、毎日基準値以下にするのはなかなか難しく…一進一退ってかんじですか。

まだ、『やせたね~』とは言われていないけど、『ももんさん、ちょっとやせた??』とは何となく思われてるかなぁ~

MAXの時からするとマイナス5キロほどになったので、体も少し軽くなったし、ベルトの穴も一つ小さくなったりと実感が持てるようになりました。

乳がんの定期健診で、肝臓の数値や糖尿の兆候があると言われているので、本気でやらなきゃいけないな~と。次回の血液検査の結果が、ちょっと楽しみになってきました。

最近のもう一つの外見の変化として、この前の日曜日に美容院に行って、久しぶりにパーマを掛けました。すると部下の女性から『どうしてパーマ、掛けたんですか??』と。
いつも一緒にいる職場の仲間が、長い髪を切ったりパーマを掛けると、『何かあったのかな?』と思われるようです。。。
私は、特に他の人がイメチェンしたとしても『あ、髪型変わったんだ』と思うくらいで、それ以上の興味もないけど、それに理由を求める人もいるんだなぁ~と。
部下の彼女は、私がパーマを掛けたことに、理由を求めていました。
・・・残念ながら、彼女が求めているような答えは出来なかったけど。。(^^;
『梅雨になって、癖っ毛がうっとおしいからね~ ブローが面倒くさいから、パーマ掛けたわ~』と。

でも実際には、パーマを掛けたことで、自分自身のリフレッシュにはなっているんです。ちょっと、今までの自分とは違う、みたいな。
面白いもんですね。

ということで、低糖質ダイエット、まだまだ続きま~す[ぴかぴか(新しい)]

あり得へんMAX∞!!! [おしごとのこと]

今日、これまでの30年近い会社生活の中で、1,2を争うほど信じられない出来事がありました。
ビックリしすぎて、開いた口がふさがらなくて、帰宅の間じゅうずっと『あり得へん!あり得へん!!あり得へん!!!』という言葉が頭の中でぐるぐるしていました。

これまでにもこのブログで度々愚痴をこぼしてきた彼が、とうとうやってくれました~[むかっ(怒り)]
彼とは、私のことを目の敵にしてキレた、あの人のこと。一応私の上席にあたる副支店長という役職についています。。。

彼は、今朝いつもと変わらず朝の会議に出た後、『管理関係の実査に行く』と言って出かけました。その間、私が電話対応したクレーム関係の顧客と埒が明かない状態になり、『あなたじゃ話が通じないので上司を出せ』ということになったので、支店長と相談して副支店長に対応してもらうため、彼に戻ってきてもらうように支店長が電話をしたのでした。
すると、10分も経たないうちに彼が戻ってきました。彼が予定表に書いていた行き先からすると、到底戻れる時間でもないのに??
それでも緊急の対応が必要だったのでそれは不問にして、支店長が『実は・・・という状況で・・・』と説明する前に、副支店長から『その前に、話があります』と支店長を別室に呼び出しました。
10分ほどして、支店長が戻ってきました。
『副支店長は、体調が悪くて対応できそうにないので、○○課長にお願いしよう』と。
うちの会社の顧客管理は商品別で担当していて、その○○課長は別の商品担当なので、まったく事情が分からない状態。一から内容を説明して、対応策を打合せするにしても、その○○課長も他の仕事で手一杯・・・
支店長にはその顧客のクレームの内容については大まかには報告してあるけど、支店長が顧客に直接クレーム対応することは、色々な意味で控えなければならないため、私の上席としては副支店長になるのですが。。。
そして副支店長は支店長との話が終わった後、すぐに予定表に『休み』と書いて、そのまま帰ってしまいました。

その顧客からのクレームは、当社には何も落ち度はなく、法令にも違反している訳ではないのですが、その顧客は間違った法律の解釈をしていて、自分が正しいと主張しているのです。なので、いくら説明しても、先方は納得出来ず平行線のまま。だから『あなたでは話にならない』と。

昼食を取る間もなく、支店長と対策を考えて、『今日は上司からの連絡が出来ない』という電話を私から顧客に説明して、なんとか今日は収まりました。

明日以降、この顧客のことで本部各部署に相談したり、弁護士に相談したり・・・という業務に忙殺される予定・・・だというのに、なんと!! 支店長から別室に呼ばれました。
『副支店長、診断書を置いて行ったよ。鬱のため、1ヶ月の休養が必要だと』

最近、『うつ病のため休職する』という人が増えていて、実は5月にも若手の男性社員がそれを理由に会社に来れなくなり、早々に配置転換されました。その若手社員は、自分の実家がある首都圏の店舗に異動になり、休職することなくすぐに新しい部署で仕事をしています。。。

私が大阪支店時代に仲良くしていた後輩の女性は、うつ病のために1~2年もの長い間出勤と休職を繰り返したあと、今は会社を完全に休職しています。

実は、他にもけっこうな数の人が同じような症状を訴えて休職しているんですが、その誰もが医師の診断書を提出するまでに至るまではある程度の時間が掛かっています。うつ病であると診断されることは、本人の現在の仕事や立場を継続することが難しくなるために、診断書を会社に出すことはかなり葛藤があるのではないかと。
そうした葛藤の中、休みが増えたり、出勤しても元気がない…などの症状が周りからも分かるものです。

ところが、この副支店長、今朝までは何ら様子も変わらず、体調が悪くて休むということもなく・・・まったくうつ病の兆候は見られず。支店長との面談時も『実は、ここ最近体調が悪くて・・・』などという導入部分もなく、いきなり診断書を支店長に見せて『うつ病と診断されたので1ヶ月の休養が必要です』と切り出したそうです。

あとで分かったことですが、『管理関係の実査に行く』というのは嘘で、会社近くの病院に行っていたようです。

うつ病という診断書があれば、会社や上司から有無を言わせない免罪符になるとでもいうような。。。彼のこれまでの人となりが、そういうずるくて腹黒い人だと周りから思われているだけに、まったく信用出来ません。
本人が深刻そうに『うつ病かもしれません』と言っているのに、診断書を書かない医師はいないと思います。私が明日病院に行って、同じように診断書をもらうことは可能なのでは??と思ったりします。

病気になって休む、休職するということは、本当に周りの人に迷惑を掛けることです。私が乳がんの手術や抗がん剤治療をしていた時も、ずいぶんと周りの人に迷惑を掛けてしまいました。
それでも最低限、それまで自分がやっていた業務の引継ぎをちゃんとやって、顧客に迷惑を掛けたり、周りの人の負担が少しでも少なくなるようにしました。

副支店長という立場で、彼がやっている業務や責任は若手の彼とは比べ物にならないくらい重要なので、簡単に他の人がカバーできることではないのです。もしも本当にうつ病で会社に来ることが出来ない状態になっていたとしても、何の引継ぎもしないで、しかも自らは『今後しばらく休みます』ということを部下にも、自分の代わりになってくれる人(私)にも、一言も言いませんでした。
副支店長が鬱になった理由として挙げたのは、『支店長から急にいろいろな仕事を増やされたから』だそうです。以前にも書いたけど、副支店長が余りにも仕事をしていないので、本来彼がやるべき仕事をやるようにと、支店長が指示することが多くなったという状況でした。当たり前のことをやるようにと言っているだけで、とても無理なことではないのです。営業課長がやるべき仕事を最近まで私がまだやっているので、その業務を副支店長がするように、という指示を支店長がしたのはおとといのことでした。

そんな無責任な人が、副支店長って、どう???

彼が人間的に最低な人だということは前から分かっていたけど、これほどまでとは。。。

彼は営業課長も兼務していて、案件の決裁権限も与えられているので、実質的に営業課は立ち行かなくなるのです。以前、私がやっていた業務(決裁権限は与えられていなかったけど)なので、彼は自分が休んでも、私がいるから何とかなるだろう~とでも思っているんだと思います。

私は、営業課長を外れた代わりに、すべての商品を扱う事務課の課長になったので、実際の業務はその時よりも増えています。その状態は変わらないのに、彼の代わりに営業課長の役割を担うことは、無理[exclamation×2]

支店長は夕方遅くまで、人事部と今後の対応について電話をしていました。彼と同じような役職の人を誰か異動させることが出来るのか、出来なければ、支店長と私とで何とかしなければならない。。。

副支店長に対しては、腹が立つというのを通り越して、呆れてしまっている状態。
それよりも、こんなにイケていない人を副支店長という要職に付けて、高いお給料を払っている会社に腹が立ちます。

実はこの7月、昇格昇給のタイミングなんですが、私がこの1年で社長賞をいただいたり、ボーナスの評定も良かったので、昇格があるかも。。。と期待していたところ、昇格はありませんでした。昨年昇格しているので、2年連続はやはりなかったか。。。と。管理職になると毎年昇格するというのはかなり稀なのです。その代わり、役職手当が増えました。会社としては、一応評価はしてくれているんだなぁ~ということで納得はしたものの。
副支店長と私は入社時期は1ヶ月も変わらず、大阪支店時代にも長年一緒に仕事をしていた中で、彼と私の仕事ぶりはほとんど変わらないのに、昇進のスピードは明らかに男性社員の方が優遇されてきました。今は人事制度が変わって、同じ総合職なら男女の差はないはずですが・・・スタートした頃の優遇の差が、今の差になっているのです。
なので、彼が副支店長としてこの支店にやってきた時も、納得感はまったくありませんでしたが、仕方がない・・・と思っていました。

それなのに、今日の彼の行動で、怒り爆発です。
彼がうつ病を理由に休職したとしても、それを理由に降格されることはありません。こんな無責任な人にも、休職中も一定期間は今と同じお給料が支払われるのです。
はっきり言って職場放棄したような人に、私よりも高いお給料が支払われるなんて、我慢ならねぇ[exclamation×2]

余りにも理不尽すぎて・・・こうやってブログで発散させていただいてしまいました。
長々とここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。

余りにも理不尽だからと怒っても、彼の部下や他の支店のメンバーのフォローを誰かがやらなければならず、それが出来るのは、今のところ私だけなので私がやるしかありません。
怒るのは、今日、今だけ。
明日からは、この難局をどう乗り切るか、お客さんに迷惑が掛からないように、そして支店運営に支障が出ないように、そのことに頭を切り替えていきますヨ。

怒涛の毎日が予想されるけど、実は意外と喜んでたりもします。『あ、これであの人と一緒に仕事をすることはなくなるだろうな』『彼が副支店長としてこの支店にいることがこの支店の一番のリスクだったけど、それが解消されるということは良い事だ』と。
通常、うつ病と診断された場合、職場復帰する際には職場環境を変える・・・つまり異動になることがほとんどです。彼が1ヶ月間休んだ後も、今のポジションに居続けることはあり得ない!!

夏休みの連続休暇、ちゃんと予定通り取れるかな~[あせあせ(飛び散る汗)]
旅行の予定を入れてるので、絶対予定通り休めるようにしなきゃ。