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治療にまつわるお金の話④【仕事を続けられるか】 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

治療にまつわるお金の話第4弾、【仕事を続けていけるかどうか】について、書きたいと思います。

がん治療にはお金が掛かるし、そもそも自分が仕事をしなければ生活そのものが出来なくなる人もいます。
がんに罹ったからといっても、手術入院のあと職場復帰をして、仕事を続けなければならない人もたくさんいます。
それでも、残念なことですけど、もともとの雇用形態や会社の方針によっては、本人が望んでも辞めざるを得ないケースもあると思います。

長期休暇や治療での通院をしながら仕事を続けて行くためには、会社の雇用規定とのすり合わせや職場の上司や同僚の理解、家族の協力、そして、本人の強い意志が必要です。

私の場合、手術入院やその後の自宅療養で、約1ヵ月半の長期休暇となりました。
そして、抗がん剤治療4回、抗がん剤+ハーセプチン治療12回、ハーセプチンのみ約14回、ホルモン治療5年(治療スケジュールは未定)… 
治療日は、待ち時間や何種類かの点滴を行うために、たぶん半休では無理。
なので、少なくともホルモン治療までの1年間で、約30日を休むことになります。

私の勤めている会社は大手銀行系列で労基違反にはそれなりに敏感なので、病気そのものを理由に退職を迫られるようこなことはなさそうです。
現に、今の段階では、がんを理由に辞めろとは言われてません。

そして、病気によってこれまでの職務が継続出来ない状態であれば、配置転換や職種変更などで対応したり、場合によっては雇用形態の変更も検討してもらえる余地はありそうです。

大事なのは、会社(人事部)や上司に、仕事を続けたいということと、治療スケジュールや副作用の程度、勤務地や職種変更の希望があるかどうかなど、自分自身が積極的に意思をしっかり伝えて相談することだと思います。

今回私は、まず乳がんの告知を受けた次の出社日に、上司と人事部長に報告しました。
人事部長へは報告書という形で、その時点で分かっている状況について報告し、早々に人事部長から関連のある役員へ伝えていただきました。
その後も、具体的な病状や治療スケジュールが分かり次第、同じように報告。
一応、管理職なので、会社の人事そのものにも関係があるので、私の長期休暇への人事対応もしていただきました。

役員からは、配置転換(勤務地の変更)の希望があるか、例えば、実家に少しでも近い大阪での勤務を希望するかと、私の希望を聞いていただきました。
実家からの距離はほとんど大阪も名古屋も変わらないし、今後の治療は今の病院で継続したい意向なので、『当面はこのままが良い』と伝えました。
もし、再発や転移すれば、その時はその時で考えれば良いかと。

そういう配慮をしていただけることは、とても幸せなことです。
がんということを周囲の人にカミングアウトするのは勇気がいることですが、仕事を続けるのであれば、少なくとも会社や上司、関わりの深い同僚には、出来るだけ詳細に伝える方が事がスムーズに進む気がします。

それともう一つ。休暇の扱いについて、会社の人事規定や運用をちゃんと会社に確認することが必要です。

さっき書いたように、私の場合は、来年度だけで約30日の通院が必要です。副作用の出方によっては、もっと日数が増えます。
1年間の有給休暇は20日です。前年度に未消化の有給があれば、20日間まで翌年度に繰越し出来ます。だいたいここ最近は10日前後の消化だったので、今年度の有給休暇は40日ありました。
長期休暇のタイミングが年度末に近かったので、それまでに取得した有給休暇と入院+自宅療養+通院で休んだ日数は42日になります。
有給休暇を使い果たして、さらにあと2日休むことになるので、この2日がどういう扱いになるのか。

うちの会社では、有給を使い果たした後の病気療養のための休みは、復活年休が認められます。過去3年間の未消化有給休暇を復活させることが出来るというものです。
私の場合は、今年度は、22年度の繰越出来なかった未消化有給が10日、23年度が7日、24年度が9.5日。合計26.5日まで復活年休が認められます。

なので、有給休暇を超えて休む2日分は、この26.5日のうちで認められます。
来年度(26年度)は、16.5日分の復活年休が認められるということになります。
もしも、来年度新たにもらえる有給休暇20日を超えてしまう場合は、16.5日分までは復活年休になります。
その次の年度(27年度)は、25年度、26年度の未消化有給は0なので、復活年休は9.5日からそれまでに使用した復活年休の日数を差し引いた分ということに。

もしも、復活年休でも足りなかった場合は…
人事部からは、その時に相談しましょうと。
なんでも、有給欠勤というものもあるようで。これは、賞与の査定や昇給などに関わってくるようです。

これからの治療スケジュールからみて、ハーセプチンの治療が終了するまでの来年度と再来年度は、夏季休暇など通常の休みと通院を合わせて、復活年休の範囲でぎりぎりって感じかな~
副作用による体調不良で休むと、足りなくなるかもしれませんが。

もしも再発や転移した場合は…
そもそも仕事をいつまで続けられるかということになる訳で、今考えても仕方がないことです。。。

復活年休制度やそれを超えた場合のことなども、会社としての前例がないようだったのですが、就業規定を自分で確認して、どれくらい休む可能性があるかとかをちゃんと報告したことで、人事部の方でも対処していただいたので、そういう根回しは大切だな~と感じたのでした。

会社によって就業規定もいろいろ違うし、自分が望む通りの待遇になるとは限りませんが、少なくとも自ら確認して会社に要望を伝えるという、自分の責任において出来ることはしっかりやるべきだと思いました。





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白血球、無事にクリア(*^_^*) [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

前回のFEC投与から9日目、今日は白血球値の検査に行ってきました。

9時半に受付。今日は土曜日なので待ち時間覚悟で行ったけど、以外と少なかったです。
10時15分、採血室へ。
今日は若い看護師さんだったけど、一発OK!
左ひじの内側。血管が硬くなっているけど、採血だけなら大丈夫かも…って言いながら。血管が硬いと、点滴用にはダメなのかな?
ちなみに…同じところで採血を続けると、傷ついた血管が修復するために硬くなるそうです。硬いとやはり針が刺しにくくなるということみたいです。

で、今日の白血球値、なんと4800[exclamation]
1クール目2週目の採血の時には3100。2クール目投与の日は7800。
3000以下なら、白血球値を上げる注射が必要だけど、今回もしなくて済みました~

あまり下がらないことが分かってきたので、次回3クール目からは2週目での白血球検査は無しになりました。良かった~[exclamation×2]

次回のFEC3クール目の投与日を決めて、今日の診察は終わり。
受付から終了まで、1時間15分でした。

最近、通院日には午後から別の予定を入れることが多かったけど、今日は通院のみ。いつものコメダに寄ってシノワールを食べて、おとなしく家に帰りました。
午前中に外出して、午後に家にいると、健全な時間がたくさん出来たような気になりますね~
外出しない休日は、午前中はベッドでゴロゴロして、午後もソファでゴロゴロ。結局あまり何もしないでDVD見て過ごすけど、午前中に外出すると、午後からはわりと充実した過ごし方が出来ます。
今日はこれから、ヴァイオリン練習するぞ~[晴れ]

副作用の方も、1クール目とほぼ変わらず。食道のつかえというか胸やけ状態には時々なるものの、熱も出ず、元気です。
仕事で20~21時に帰る日が続いていて、体力低下とだるさはあるけど、早めに寝るようにして何とか次の日に残さないようにしてます。
脱毛の方も、残り5%のところで踏みとどまっている状態が続いていて、抜ける量が減ったので、抜け毛の処理に煩わされることも少なくなり、精神的には落ち着きました。

2クール目の状態も良いので、ちょっと大船に乗った感じで、4月に1泊旅行することにしました~[ひらめき]
南知多半島の温泉旅館へ。
超贅沢に、露天風呂付き特別室[exclamation]豪華伊勢海老・アワビ付の懐石料理[exclamation×2]
1人なので、お値段は…FEC代2回分以上[あせあせ(飛び散る汗)]

いつも読んでいる乳がん患者さんのブログで、治療の合間に1泊旅行をたくさんされている方がいて、私も触発されました。
免疫力UP[exclamation]
今後は2ヶ月に1回は行こうかな~と思ってます。

それから来週は。いよいよヴァイオリンレッスン再開[exclamation×2]
約2ヶ月ぶりの大阪です。
土曜はレッスンと、3月末で退職する後輩の女性とのランチ。それと毛替えと楽器のメンテナンス。
日曜は教室の発表会を聴きに行きます。
なので、1泊。けっこう、盛りだくさん。
FEC投与日から3週間目なので、体調の方はたぶん大丈夫でしょう。

会社で上司から、『ももんさんが病気なのに、フル回転させてごめんね~』と言ってもらった時、私自身も『自分が病気だってこと、忘れてました~』って。
でも、何かと『体調はどう?』と気にかけてくれるので、ほんとうにありがたいです。





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新しい仲間たち [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

乳がん生活、私をサポートしてくれる新しい仲間です[exclamation]

帽子 (5).JPG
先日紹介したウィッグによく似てますが…帽子用ウィッグです。
髪の毛が全然ない状態で帽子を被ると、やっぱりちょっと間抜けな感じになってしまう…それが解消できるアイテムなのです。
色々な帽子と組み合わせて被ると、おしゃれなかんじになります[晴れ]
こんなかんじに。

帽子 (1).JPG帽子 (2).JPG
こちらの2個の帽子は、先日ウィッグを買った時に、一緒に購入したもの。

帽子 (3).JPG帽子 (4).JPG
こちらは今回新たに購入。

脱毛が始まって11日目。すでに残り10%位のところまで来てます…
でも、こういう帽子をいろいろ試してみて、楽しんで。前向きに。

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FEC投与、2クール目 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

昨日は、抗がん剤FECの2回目の投与日でした。2回目以降は、外来の化学療法室での投与です。

まずは、白血球値のチェックのために、採血から。
白血球(WBC)は、3月3日に3100だったものが7800に上昇し、無事にクリア。
術前の検査では9900もあり、人間ドックでも高い方だったので、クリアしやすい体質なのかも?
今回も来週土曜日に白血球値を検査する予定なんだけど、その時低すぎず、3クール目の検査でも問題なければ、それ以降は2週間目でのチェックはしませんとのこと。
少しでも、採血の回数が減るっていうことは、私にとってはかなりうれしいことなのですよ~[exclamation]

というのも。
昨日の採血&点滴用ルート確保では、見事に3ヶ所に絆創膏が。
1回目は、前回とは違う看護師さん。少しだけ採血出来たけど、血が勢いよく出ず、そのまま点滴用には使えないということで断念。
2回目は、前回隣りにいた看護師長さん。長い時間を掛けて…たぶん5分以上掛けて血管を探していました。
そして腕や手首をあきらめて、手の甲、小指と薬指のくるぶしの間に。でも、失敗[あせあせ(飛び散る汗)] 
3回目、『先生呼んできて~』ということで、若い男の先生登場。こちらの先生、1分ほどで血管を探し出し、1発OK[ハートたち(複数ハート)]
こちらも手の甲、今度は中指と人差し指のくるぶしの間で、見た目かなり痛そうな感じになったし、不安定な場所だったけど、とにかく無事に採血と点滴用のルートが確保出来たのは、うれしかった~
この先生、プロだな。
次回以降も、もし1回目で無理なら、この先生呼んでもらおう。名前、憶えとかなきゃ。

それにしても、この採血、とても憂鬱です。
今後予定している抗がん剤+ハーセプチン治療だけでも約30回。合わせて白血球のチェックなども含めると…。その度に昨日のようなやり取りがある訳で、痛い思いも。
これだけ医療が進歩してきているんだから、もっと患者に負担のない採血や点滴ルート確保の方法があっても良いはずなんだけどなぁ~

まあなんとか採血が終わり、先生の診察の後、化学療法室へ。
この病院の化学療法室では、7人が同時に出来るように、ベッドやリクライニングシートがあるそうですが、採血に時間を取られた私が行った時には、すでに空きなし。
なので、化学療法室とは別の個室へ案内されました。入院していた時と同じ部屋のタイプ。期せずも個室でゆっくりと出来たのでした~

抗がん剤投与の順番は、前回と同じ。
今回は必要なものが終わったらすぐに針を抜くので、前回最後にやった血液凝固を防ぐ点滴はなし。
点滴そのものの時間も、前回は初回のためゆっくり掛けてやったけど、前回特に問題なかったので、今回は点滴を落とす時間を早められたようです。
なので、点滴終了まで、ぴったり2時間でした。
9時に受付してから、点滴開始が11時20分。点滴が終わって会計して、調剤薬局で薬を受け取ったのが、14時。合計5時間でした。

今回も1回目と同様、点滴が始まっても体調の変化はなく、何も問題なしでした。昨日は病院の後、仕事にも行ったんだけど、今のところ何も問題ないです。
ただ点滴の針が手の甲で不安定な場所だったので、少しでも手の向きが動くと点滴のスピードが落ちるので、ずっと左手を動かせなかったのが辛かったです。
なので、本を読んだりスマホを使うこともできなかったのでウトウトするんだけど、完全に熟睡すると手が動くかもしれないので、それも出来ず。…何か対策を考えなければ。

それと昨日は終わったら仕事に行くつもりだったので、ウィッグを着けて行ったんだけど、これも失敗。ベッドに寝て点滴を受けるので、ウィッグがずれる[exclamation] これまで自宅でもウィッグを着けて寝転がったことがないので、うっかりしてました。
なので、点滴が終わった後に、ウィッグをもう一度かぶり直さなければならなかったです。それに枕に髪の毛が散らばっていたので、お掃除も。
看護師さんに聞くと、病院まではウィッグを着けてきて、点滴の時は帽子で過ごす人もいますよとのこと。次回は忘れずに帽子を持って行かなきゃ。

ちなみに…ほんとは昨日、仕事は年休を取る予定だったけど、3月末に向けて1年で一番忙しい時期。課の業績目標を達成するために、私が復帰した日にお客さんと会った案件の申請書をどうしても昨日中に本部に送らなくてはいけない…ということがあり、通院後会社に行ったのでした。
ぎりぎりセーフで申請書を仕上げ、上司に見てもらって、本部へ送る手続きして…結局退社したのが19時過ぎ。長い1日でした[ダッシュ(走り出すさま)]





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習慣薬箱 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

こんなのを買ってみました[ー(長音記号2)]
習慣薬箱1.JPG習慣薬箱2.JPG
その名も、『習慣薬箱』。習慣と週間を引っ掛けたネーミング!くすっと笑い[ひらめき]

毎回の抗がん剤投与後、1週間程度分、4種類のお薬が出ます。
今までこんなにたくさんの種類のお薬を、一度に飲むことがなかったので、こういう薬ケースがあるってこと知りませんでした。
でも、検索してみると、色んな種類のものがありますね。
壁に掛けるカレンダーのようなものや、錠剤だけでなく粉末のお薬が入れられるものなどなど。
錠剤の包みを小分けにするタイプが多かったけど、包みをバラバラに小分けにしてしまうと中身を取り出しにくくなるので、中身を取り出して入れられるように、1回分ずつ蓋のついたタイプにしました。
これなら、中身を取り出しても乾燥したり湿気たりする心配は少ないかなと。

そして何より、1日分毎に個別に持ち運びが出来るので、会社や外出する時にも便利[exclamation]

昨日、お薬が出た後に、さっそく小分けにしました。
ただ、飲むタイミングや錠剤数が違うので、間違えないようにしなければ。
それに薬を包みから取り出す手間が、意外と掛かります。小っちゃい錠剤が多い。うっかりすると落としてしまったりすると、探す手間も。

でもそんな手間も小分けにし終わったら、1日ごとに違う色の薬箱がかわいいので、何だかちょっと楽しくなりました。

後は実際に使ってみて…使い勝手がどうなるか?
飲み忘れがなくなればいいな。


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抗がん剤治療開始から、20日目 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今日、新たな副作用の症状が現れ始めました(ー_ー)!!
爪の変色です。
爪の根元あたりがすこし黒ずんできたようです。

調べてみると、ひどくなれば、爪が剥がれたり、黒い筋が入ったり…ということもあるようです。

抗がん剤は、増殖のスピードが早いがん細胞を攻撃するのと同時に、分裂周期が早い健康な細胞も攻撃します。
髪の毛や体毛、爪、皮膚、、胃や口内の粘膜、骨髄などの細胞は生まれ変わる周期が短いために、抗がん剤による攻撃対象となってしまうということのようです。

副作用の出るタイミングも、それぞれの細胞周期によって異なるので、抗がん剤投与した日にすぐに症状が出る…ということではないようですね。

もちろん、薬自体の毒性の強さや量にもよるとは思います。
抗がん剤投与からの20日間、脱毛以外は酷い副作用はなかったのものの、今後回数を重ねることでもっと影響が出る可能性もあるってことですね。。。

ところで。
脱毛が始まって今日で6日目、ついに昨夜から今日にかけて、大変なことになりました[たらーっ(汗)]

ここ最近、頭皮が痛いって書いたと思うけど、昨日は痛みはかなり和らいできました。昨日は職場復帰で丸1日ウィッグを着けていて、汗をかいたのが良かったのかも? なんせ、新陳代謝が良くなれば痛みも和らぐ…らしいので。

でもその代わり、ベッドに入ってからなかなか寝付けずにいると、頭皮が痒くなってきました。
で、痒いのでキャッチキャップを外してしばらく頭皮を掻いていると…何だか嫌な予感が。
電気を点けてみると[exclamation&question]
枕の辺りに大量の抜け毛が[あせあせ(飛び散る汗)]
もう、1本ずつ拾って捨てるなんて出来ないほどの量。
いやぁ~、参りました。。。

脱毛対策として、お掃除はガムテープが有効、ということを思い出し、さっそくガムテープでお掃除。
でも、やってもやってもなかなかきれいにならない。
夜中の3時頃の出来事でした。。。

そして今日。さっきお風呂に入ったら…[exclamation×2][exclamation×2]
手のひら一面に髪の毛が。
これまでは手で引っ張ると抜ける、という感じだったのが、今日は、手のひらで撫でるだけでべっとりと。触るだけで、バラバラと。
これほどまでとは。

さて、困った。
千趣会で買ったお気に入りのバスタオル。昨日まではバスタオルで髪をそっと拭けば、手で取れるほどの量だったけど、今日はマズイ。
きっと、一面髪の毛だらけになってしまう…
ということで、そのまま捨てる覚悟で古いタオルで髪を拭きました。
思った通り、一面髪の毛だらけに[ダッシュ(走り出すさま)]

お風呂上りに鏡を見てみると、頭皮そのものの輪郭が分かるくらいに、スキスキ状態になってました[ひらめき]
たぶんこの調子だとあと3、4日もすれば、スキンヘッドになりそうです。

ちなみに、全体がまんべんなく抜けているのではなくて、前頭部と側頭部の抜けが激しく、後頭部から下側にかけては抜け方が遅いという感じです。
ウィッグ購入時にカットしてもらった時、頭頂部あたりは長めにカットしてもらったので、見た目では上の方はまだ髪の毛の量が多く見えます。
それから、引っ張っても、頑張ってしがみついてくれている髪の毛もあります。

日本人の髪の毛の本数は、多い人で15万本、少ない人で5万本位だとか。
仮に10万本として10日間で全部抜けるとすれば、1日1万本[exclamation]
もう、1本1本拾って捨てるなんて、あり得ない数ですねぇ。

1人暮らしなので、誰かに見られることもないし、抜け毛の処理もそんなに細目に神経質に処理する必要もないので、ある意味、楽なんですけど、それでもねぇ…やっぱり堪えます[むかっ(怒り)]

後は、副作用なのか分からないけど、胸やけや胃の痛みが出ることが多くて、少しずつ食欲も減ってきてます。酷い痛みではないけど、何だかすっきりしない今日この頃です。。。


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仕事復帰しました [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今日から出社です。約1ヵ月半ぶり。

毎週月曜日は8時半から課長会議があるので、いつもより早めの出社。
それに続いて、午前中は二つの課の営業会議。

後は人事部長や役員に、復帰のご挨拶メール。
人事部長からは、『復帰、お待ちしておりました』との返信を頂きました。
役員の方からも、『焦らず、周りの人の支援に甘えなさい』と。ありがたいことです。


それから、社内メールのチェック。300件以上溜まってました[exclamation×2]
“メールボックスがいっぱいです”のメッセージが何度も入ってたので、とりあえず一通り眺めて不要メールの削除と、重要メールにフラグを付けたけど、それだけで1日掛かりました。

それから午後一番で、新規案件のお客さんとの面談。
いつまでも、浦島太郎状態ではいられない…とばかり、早々に新しい案件に取り掛かりました。

とはいえ、この1ヵ月半の間に、いろいろな業務ルールの変更があり、通達を読むだけでも大変。今日はメールチェックと面談と部下の申請書のチェックだけで終わり、業務連絡の詳細まで確認する時間がなかったので、明日の優先事項です。

初日なので、上司からあまり無理しないでと言ってもらったけど、3月は1年で一番忙しい時期で、普段残業が少ない事務担当者も遅くまで残っているので、会社を出たのが19時過ぎになりました。

副作用ではないけど、1ヵ月半何かに集中して1日を過ごすことなく伸びきった生活を送ってきたので、やっぱりとても疲れました。
夕方には、最近よく出る胸やけの症状も出てきて、帰りの通勤電車では気持ち悪くなってきて動悸も激しくなってきて。自宅までの道程もかなりのスローペースで、やっと家に辿り着いたって感じでした。
体力低下が著しい…です。

でも無理してまた休むことにならないように、しっかりと体調管理して行きたいと思います。


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けっこう、痛いです [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

髪の毛の脱毛が始まって、3日目。

一度に全部抜ける訳ではないので、まだ髪もたくさん残っている状態なので、ショックはそれほどでもないんですけど…

頭皮が痛いです。
全体が痛い訳ではなく、だいたい7~8ヶ所、触ると髪の毛を引っ張られているような痛み。
何もしていない状態でもヒリヒリした感じ。

昨日から痛みはずっと続いていて、今日になっても治まるどころか、ますますひどくなってきました。
ずっと、続くのかなぁ~と不安。
この痛みは想定外。思わぬ副作用です。

脱毛の時に痛みがあることは知らなかったので、ネットで検索してみました。
他の乳がん患者さんのブログとかでも、痛みと痒みがあったというコメントがたくさんありました。
やっぱり、頭皮の痛みも副作用の一つのようですね。
自分で引っ張って抜いたから、ではなさそうです。

それと、前回書いたように、抜け始めたことに気が付くと、自分の手で梳いて、どこまで抜けるか試してみたって人もけっこういました。
1回梳くと、指周りに5~10本位抜けます。いや~、ほんとに面白いように抜けるので、それを何度も繰り返してしまいます。
でも、際限なく抜けるので、途中で手もだるくなるし飽きてきますが、また、翌日に同じようにやっている人が多いみたいです。
みんな…考えることは、同じですねぇ。。。

それにしても、この痛みの対処法はないのかなぁ~
いつまで、続くのかなぁ~



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いよいよ、やって来ました [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

昨日で、抗がん剤投与から3週間目、とうとう脱毛が始まりました(^_^;)

話によれば、脱毛前に頭皮にチクチクした痛みがあってからという方が多いようですが、チクチクした痛みはない代わりに、痒みがありました。

そろそろかな…と思って、髪の毛を手で梳いてみると、大量に抜けてびっくり[あせあせ(飛び散る汗)]
でも抜ける痛みもなく、普段無理やり抜くと毛根が付くことがあるけど、どっちが毛先か分からない位に毛根も付いてない。不思議な感じです。

で、お風呂で大量に抜けるのも掃除が大変なので、テレビみながら、自分の手でむしり取り[exclamation&question]ました。
一度にゴソっと抜ける訳ではなく1ヵ月位掛けて抜けるようなので、しばらくはそういう状況が続きそうです。

自宅にいる時や夜寝る時は、髪の毛が落ちないように、使い捨てのキャッチネットを被ってます。宅配とか来ると、帽子装着です。

今日は、切除した胸に入れるパッドと専用の下着を購入するために、お出掛け。ウィッグ街デビュー2回目でした。
前回は伸縮性の強いガーゼキャップを着けてヘアピン止めしたんだけど、ウィッグをはずした後、ヘアピン止めした所の頭皮がヒリヒリしてしばらく痛かったので、今回は伸縮性のないガーゼキャップを着けて、ヘアピン止めなしにしてみました。
今日はちょっと風が強かったけど、なんとか飛ばされずに無事でした。


パッドと下着はワコールの乳がん患者向けのブランド、リマンマで購入。お店が会社のビルの隣りのビルなので便利です。

採寸してもらって、試着。
実は、もともと大きいので、いつも下着探しには苦労してます。サイズがあまりなくて。
でもなんとか、パッドも下着もぴったりの物がありました[晴れ]

これでどうにか、会社復帰の準備が出来ました~

帰りに三越に寄って、会社のみんなから頂いたお見舞いのお返しのお菓子と、デパ地下グルメを買ってかえりました。
大きな紙袋が3つ、両手一杯の荷物で、こんなに一度にたくさんの買い物をしたことないなぁ~というほど。
駅から自宅まで8分のところ、15分位掛けてゆっくり帰ったけど、すごくしんどかったです。
体力が落ちてるなぁ~と痛感。

月曜日から、出社。
上司に電話したところ、みんな忙しくしているらしいです。業績も目標に対してあとわずかなところまで来ているとのこと。
でも、もうひと踏ん張りなので、復帰したら課長の活躍を期待してるよって。

私がいない間に、部下が2人も増えてます。
1人は若手の男性、もう1人は私も面接した新入社員の女性。

…今、気が付いた!
さっき買ったお見舞いのお返し、数が全然足らな~い[exclamation]
買う時に数えた人数は13人。でも今ゆっくり数えると16人!!
新しいメンバーのこと、失念してました。。。
昼休み、買いに行こう…

約1ヵ月半の長いお休み、すっかり別世界に行っちゃってたけど、いよいよ日常が戻ってきます。

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ウィッグお買い上げ~ [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今日は、抗がん剤治療後初の通院日。白血球値の検査に行ってきました。

この病院では、採血は2人同時に出来るようになっています。私の担当の看護師さんは初めて見る若い看護師さんだったけど、隣りは入院の時にもお世話になった師長さん。“師長さんの方がいい~”
若い看護師さんだと、ついつい警戒してしまいます。。。

今回も、ずいぶん長いこと左手をまさぐられ…“1回では無理そうやなぁ~”と思っていたところ、案の定[むかっ(怒り)]
針を刺してから血管を探してしばらくグリグリ。。。血は出てきません[あせあせ(飛び散る汗)]
で、奥にいた別の看護師さんにタッチ交代。“良かった…早めに代わってくれて…”
奥から出てきた看護師さん、入院の時にもお世話になった顔馴染みの看護師さんで、『あ、ももんさんだぁ~ 手ごわいぞ~』
とか脅かされながらも、一発OKでした。やれやれ。

白血球値は3100。
3000を下回っていれば、白血球を上げるために注射するそうなので、今回はセーフでした。
ちなみに抗がん剤投与前の採血での数値では8000くらい。
なので、これまで副作用らしい症状がほとんどなかったので、ちゃんと効いているのかと思うほど若干半信半疑だったけど、一応白血球減少という副作用はあったということですね。

先生に、副作用がほとんど出なかったことを報告。
『副作用がないということは、がんにも効いてないってことですかね~?』と聞くと、
『副作用と効果は関係ありません[exclamation×2]』と、即答。

白血球も低すぎないので、次回のFEC投与は予定通り14日になりました。

帰りに、保険会社に提出する診断書をお願いしました。

その足で、栄まで出て、ウィッグ専門店へ。

まずは、自毛を短くカットしてもらいました。
前回美容院に行ったのが、11月末。ほぼ3ヶ月カラーをしていなかったので、けっこう白髪が目立って…ショートにすると、尚更目立ちます。
でも、ボーイッシュになって、ちょっと若く見える[exclamation&question] 短いのもなかなか好いかも。

…とはいえ、この髪形もあと1週間程度の命なんだけど。

カットとシャンプーをしてもらった後、セミオーオーダーしたウィッグをつけて、前髪のカット。
眉も脱毛するようなので、眉が隠れるくらいの長さにカットしてもらいました。

セミオーダーなので、ほとんどいつもの髪形と変わらないものになっていて、多分ウィッグだと思って見なければ分からないほど、自然な感じになりました。
人毛と人工毛とのミックスなので、見た目の艶もほんとに自分の髪のよう。
つむじのあたりは人工皮膚付のものにしたので、上から見られても大丈夫[ひらめき]

短くカットした後に、もう一度頭のサイズを採寸して、ウィッグのサイズを再度調整。
手縫いでサイズ調整してもらえるので、脱毛が進んで髪の量がもっと少なくなっても、ぴったりに調整してくれるそうです。
しかも、そのサロンですぐにやってくれるので、預けなくても良い、ということが利点。

それと、個室のサロンがあるので、治療後に自毛が生え揃うまでの間のカットやカラーもここでやってもらえます。
生え揃うまでは、部分部分で伸びる早さが違ってまばらになるらしいので、普通の美容院には行きにくいけど、こちらならそういうどんな残念な状態でも気にせずお願い出来るというのは、とても安心です[ぴかぴか(新しい)]

調整の後は、ウィッグを着ける練習。
これが、意外と難しい。
ウィッグの下にガーゼキャップを被って留め具で固定するんだけど、私の自毛がサラサラしているので、そのままではガーゼキャップが上にずり上がってしまいます。なので、ガーゼキャップをヘアピン止めして、ズレを防止しないといけないのが、手間かな・・・

その後、ウィッグのお手入れの説明。
あまりこまめに洗うとウィッグが傷むので、だいたい10~20回程度着けてから洗うそうです。
洗い方にも手順があるので、1ヶ月後位に洗い方の講習をやって頂けるとのこと。サイズや前髪の長さなどの調整も兼ねて、4月上旬に予約しました。

お会計。
まあ、本格的なセミオーダーということもあり、お値段は…約23万円。
既製品だと3万円位からあるけど、サイズ調整も思うように出来ないし、ミックス毛じゃないとほんとにウィッグってバレバレな感じ。この会社の既製品も試着したけど、ほんとに浮いた感じでした。
サイズ調整などのメンテナンスや個室サロンがあることなどを考えると、多少高くても納得出来るものにしようと思って。

その他に、ウィッグを着けない時に被る帽子2個も一緒に買いました。
いろいろかわいい帽子がいっぱい。この会社の通信販売でも購入出来るそうです。
帽子といえば…母が抗がん剤治療をやっていた時、帽子をプレゼントしたことを思い出しました。あの時は、こういう医療用のかわいい帽子があることを知らず、外出用の普通の帽子を買ってあげました。自宅用は妹が毛糸で編んであげたものを被ってたな…って。

帰りは栄でご飯を食べて、街をすこしうろうろしました。
ウィッグ、街デビューです。
でも、ぜんぜん誰も怪しそうに見ませんでしたヨ[晴れ]

あとは長時間つけても問題がないかどうかのチェックです。
ウィッグを着けてから、7時間経過。今のところ、頭が痛いとか痒いとかはありません。っていうか、着けていることも忘れるくらいに違和感なしデス。

会社デビューまであと1週間、すばやく着けられるように練習しようと思います。

ウィッグ.JPG
こんな感じです。
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入院中のお見舞い [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

入院中の大事なこと、ブログに書いてなかったことを思い出して。

私が今いる名古屋には2年前に転勤で来たので、身内や仲の良い友人は近くにいません。なので、入院生活はあまり誰かに頼ることが出来ないなぁ~と思っていたのですが。

手術の日には、妹が5時間以上も掛けて駆け付けてくれて、翌日まで付き添ってくれました。ありがたいことです。

それから、学生時代からの親友も。大阪から一人でお見舞いに来てくれました。
モンブランと、お刺身と焼き鳥を持って(*^_^*)
日程があえば、あと2人、お正月明けにランチした友人も来てくれるつもりだったとのことで、ほんとサプライズでうれしかったデス。

会社の上司や部下たちも来てくれました。みんなからのお見舞いの品を頂いて。
特に私がいつもたくさんしゃべっている人たちばかりだったので、いつまでも話が尽きることなく、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

寂しがり屋じゃない私だけど、誰も来てくれなかったら、やっぱりさすがに寂しいですもん。
誰かに、心配してもらえるってこと、幸せなことだと。
あらためて、感謝です。

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ひきこもり生活 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

抗がん剤FEC投与から、今日で11日目。

前回書いた胸やけ状態は、その日と翌日位まで、かなり辛い状態が続きました。今も、まだ少し。
これは、副作用ではなくて、食べ過ぎが原因…かと思うんだけど。
入院期間は規則正しく、節制した食生活だったので、退院後に元の不規則な食生活に戻って、胃がびっくりしているんだろうなぁ~
でも、時間がたっぷりあり過ぎてやることもなく、楽しみといえば食事だけなので、苦しくても食べてしまいます。。。分かってはいるんだけど…

その他の副作用は特になし。吐き気も便秘も大丈夫です。体のだるさも、たくさん睡眠を取っているおかげか、大丈夫です。
脱毛は…いろいろ他の患者さんのブログを見てみると、だいたい抗がん剤投与後18日目前後から抜け始めると書いてあることが多いので、Xデーは9日頃。
今のところまだ兆候はないけど、やっぱり気になって、ついつい髪の毛が抜けないかどうか、触ってみることが多いです。

それから、手術の傷跡については。縫い合わせた傷はもうかさぶたになって、ほとんど取れちゃいました。普通にしている限りでは、痛みもありません。触るとまだ痛みのあるところもあるし、まだ水が溜まっている感じもあるけど、膿んだりすることなく、順調に癒えてきています。
前にも書いた通り、傷痕そのものは術前に想像していたものとは違って、かなりグロテスク。でも、これも私の体の一部だと思うと、なんだかちょっと愛着が出てきた気がします。


さてさて。前回の通院以降、9日間、全く一歩も外に出てません。
買い物も、ネットスーパーを利用しているので、欲しい物があればすぐに持ってきてもらえるし。
そう言えば、この9日間、配達のお兄さんと2回話をしただけで、あとは誰ともしゃべってない!!
ま、DVD見ながら、1人でしゃべってい入るけど…

ちょっと、ヤバいかも。。

でも、明日はお出掛けです。

明日は、病院で白血球値のチェック。抗がん剤投与2週間目に入ったので、これから白血球の減少がみられるとのことで、数値によっては点滴で白血球値を上げるようです。
白血球減少は、通常は抗がん剤投与後7~10日位でピークになり、その後回復していくとのこと。でも順調に白血球値が戻らないと、次回の抗がん剤投与が出来ないこともあるようです。

白血球が減少すると感染症になりやすいため、人混みに出る時はマスクしたり、うがいや消毒も大事。でも、白血球が減少していても体に何かの症状が出る訳ではないので、実感がありません。
明日、数値を検査してみて、実際に下がっていることが分かれば、もっと自覚するかも。

それから、病院の後は、ウィッグの受け取りに行ってきます。
個室のサロンがあって自毛のカットをしてもらえるので、まずは2~3㎝のベリーショートにしてもらいます。
学生時代から20代は背中の真ん中位までのロング、その後はだいたい肩位までの長さだったので、つんつんヘアーって想像つかないなぁ~
治療が終わって、髪が伸びるまで1年半から2年。
今日でしばらく長い髪ともおさらばなので、記念に写真撮ってみました。
ショートにカットしてもらってから、いよいよウィッグを着けて街デビューです。
どんな感じなんだろ~ 怖いような、でもちょっと面白そうな。





タグ:乳がん
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ちょっと、異変あり [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今日で、抗がん剤治療開始後6日目。
これまでは順調な感じだったけど…

昨日今日と、胸やけというのか食道に何かがつかえる感じで苦しくなる症状が続いてます。
吐き気とも違う…逆流性食道炎?みたいな感じです。

でもこの症状、退院してから抗がん剤治療する前にも時々あったので、抗がん剤の影響でもないのかな?と思ったり。

食べることは出来るけど、ちょっと気になる症状です。
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治療にまつわるお金の話③【生命保険給付金のこと】 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

[ひらめき]今回は、第3弾、保険給付金のお話です。
これまで書いた高額医療費とか医療費控除よりも、かなり重要なことだと思います。

3.【生命保険給付金について】

生命保険の特約とか医療保険での『病気になったらもらえる』給付金って、健康な時はそれほど真剣に考えていなかったけど、実際に病気になってみて、とてもありがたいことだなぁ~と実感しています。
ただそれでも、もう少し、真剣に考えておいた方が良かったかなと。

せっかくなので、今健康な人には、こういう機会にしっかり考えてもらいたいなぁ~と思うのです。

保険給付金…つまり保険に入っていてもらえるお金のことですが、いろいろあります。

一般的には、生命保険の定期や終身契約に付ける医療特約か、がん保険などの医療に特化した保険があります。
主なものとしては、入院給付金、手術給付金、通院給付金。
それと、診断一時金。

ちなみに私が入っていたのは、生命保険とがん保険。
生命保険の方は、たまたま3、4年前に外交員さんから転換を勧められて、保険内容を見直したばかりでした。
でも契約する時いろいろ細かい項目が並んでいて、実はあんまりしっかりとみてませんでした。
ただ、入院給付金を1日5,000円にするか、10,000円にするか…とか、そういうところしか考えてなくて。

で、今回実際に病気になって保険のことを調べてみて、考えるべきポイントがずれていたことが発覚[あせあせ(飛び散る汗)]

入院給付金や手術給付金の額は、この前書いたように高額医療費制度があることから、1ヵ月あたり10万円くらい(差額ベッド代のことを考えると、入院期間によってはもう少し必要だけど)が自己負担となるので、それをカバー出来る位で良いということです。

乳がんの手術の場合、実は入院期間はそんなに長くないのです。
病気の状態にもよりますが、早ければ4日位、長くても2~3週間ってところのようです。抗がん剤治療開始後の入院での投与も対象となりますが、それほどの長さではないです。

それよりも大事なのは、通院給付金の額を充実させること[exclamation×2]
乳がんは(他のがんも同じですが)、退院後の治療の方がずっとお金が掛かるのです~[ダッシュ(走り出すさま)]

通院給付金といってもいろいろ制約はあるんですが、1日当たりの金額と、出来れば保障期間が長いものに入っておくということが大事です。

私の場合、この生命保険の特約では通院特約を付けてませんでした[たらーっ(汗)]
保険会社に確認した時に始めて、『申し訳ございませんが…通院給付金はないご契約です』と。。。

…が、幸いにももう1つ入っていたがん保険が、通院給付金をもらえる契約だったので良かったんですけど。
それでも1日5,000円。

抗がん剤治療だと、1回の通院で30,000円前後は掛かるようです。それが月に1、2回。治療内容によってはもっと掛かります。
この額だと高額医療費の対象にならないことも多いので、全額自己負担に。

通院給付金の額を10,000円とかにしておけば良かったかな~と。
もちろん、その分保険料も上がる訳だけど、たぶんそんなに大きな負担ではないと思うし。

あとは、いつまでの通院が保障されるのか、も大事。
私の場合は、通院給付金は180日以内30回までという内容。で、もう1つ、特定治療通院給付金というのももらえる契約になっていて、これは通院給付金が終わってから120日まで、という内容。

実質10ヶ月分までということだけど、私の場合抗がん剤6ヶ月の後も分子標的治療が更に9ヶ月、そのあとホルモン治療が5年…
もし、再発転移した場合は、さらにもっと掛かるということで。
その時には何の給付金もなし…ということになりそうです。

毎年がん保険の会社から保険見直しの案内が来ているんだけど、お勧めの保険の内容を今ちゃんと見てみると、『通院給付金日数無制限でカバー』の文字が[exclamation×2]

12年前からがん保険に入っていたものの、最低限のものしか入ってなくて、しかもこの見直しの案内が来てもいつもスルーしていたので、何とも残念。
1ヵ月の保険料は大した金額じゃないのに…

これも、実際に経験してみないとわからないことですよね。
なので、特にこれを読んでいただいた方には言いたいです。
『通院給付金をしっかりカバー出来る保険に入って下さい[exclamation×2]

あと、保険のことではもう一つ。

生命保険の方では通院給付金を付けずにいてがっくりだったけど、リガードといって、『特定疾病に罹った時にもらえる診断一時金』というのが付いていたので、こちらは大助かりです。
がん保険でも診断一時金がもらえるので、全部で300万円[晴れ]

通院給付金で賄えない分や医療用ウィッグなどの出費にも対応できるし、万が一再発転移した場合にも備えられるのです。

この診断一時金って、これもまたあまり深く考えていなかったけど、経済的な不安を和らげてくれる大切なものです。

なので皆様、今一度、しっかり保険を見直すこと[exclamation] もちろん、今何も入っていない方は、是非加入を検討してみてくださいね。








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抗がん剤治療開始から3日目 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今日の体調も、問題なく。
抗がん剤治療開始前と、全く何も変わりません。
吐き気も、熱も、体のだるさもなく、今のところ至って元気です。

いつもの外出しない休日なら、朝食は取らずお昼頃までゴロゴロとベッドで過ごすのですが、とりあえずお薬を飲まなきゃいけないので、8時頃にはベッドから起き出して、朝食食べてます。
なので、午前中からDVDやテレビ録画鑑賞。

今回の長期自宅療養中の対策として、TUTAYAの宅配レンタルをフル活用してます。
いつもは月極めの2枚ずつなんだけど、とても追いつかないので、ずいぶん前に予約してて全然観れていない作品を単品リストにして、一挙に26枚[exclamation]も借りてしまいました。

退院後から復帰予定まで、約1ヵ月。
体調が悪くて何も出来ない…ということも予想されたんですが、この調子なら、完全に長期リフレッシュ休暇になりそうな…気配。
DVDとブログ更新、ヴァイオリン練習…と、かなり贅沢な時間を過ごすことが出来そうです。

すいません[あせあせ(飛び散る汗)]
会社のみなさま。
最初はこの24日頃から復帰予定と言っていたので、無理すれば実現出来そうな勢いなんですが。

ただ、やっぱり。これから訪れるであろう副作用、白血球の減少や、特に脱毛が始まる頃のことを考えると、二の足を踏んでしまいます。
まずはワンクール様子見てからにさせてくださいませ。

会社や仕事のことを考えなくて良い生活を送ってます。
全体的には心配なんだけど、個別の案件のこととか、業績のこと、上司や部下のことなど、具体的なことは考えなくて済んでいる状態です。
無責任かもしれないけど、考えても、自分が今、そのためにどうすることも出来ないから。

つまり、責任や重圧から解放された気分。
ストレスがない。
これって、一番の療養なのかも…と思ったりしてマス。

そのかわり、復帰したら、頑張りますから[どんっ(衝撃)] 許してくださ~い。


それから、こうやって、乳がんのことでいろいろと調べたり、ブログ更新で自分の気持ちを整理することができる時間をたっぷり持てるということも、療養に役立っている気がします。

不安なことを解消して、さらに自分が知ったことを発信して、誰かの役に立ちたいという気持ちが、とても前向きにさせてくれています。

ところで、このブログは基本的にはヴァイオリンレイトスターターのジャンルなので、乳がんに関する記事へのアクセスはまだ少ないようです。
なので、乳がんのことについて、別建てでブログを開設すれば良いのかもしれないとも思ったんですが、例えば、ヴァイオリンレイトスターターの方で自分や身の回りの方が乳がんになった人に読んでいただくには、このままの方が良いのかも、と思ったり。

というのも、最初に乳がんのことを書いておられるブログをたくさん読んだけど、ヴァイオリンをやっておられる方のブログが見つからなかったから。
乳がんの告知を受けて、とても気になったことの一つが、ヴァイオリンを続けていけるかどうかってこと。
そういう人にも、読んでもらえたらいいなぁ~と思っています。

それと、私が乳がんになる前までは、まったく乳がんについて無知でした。また、治療に関するお金や制度のことも。
4年前に母が大腸がんで亡くなった時も、がんに関することやお金のことについてはあまり詳しく調べたりしませんでした。
自分が当事者にならなければ、ただ漠然とした心配だけが先行して、なかなかそこまで自分で詳しく調べることはしないんだろうと思います。

でも、自分や身の回りの方ががんでない人にも、知っておいてほしいなぁと思うことが、実際になってみて思うことがたくさんありました。
特に、元気なうちにしか準備出来ないこと、例えば生命保険のことなどもそうだし。
早期発見のための検診の重要性のことも。(このことについては、また別の機会に詳しく)

そんな訳で、このブログはヴァイオリンレイトスターターで乳がんになったアラフィフ独身女性!!というコンセプトで、続けさせていただくことにしま~す[exclamation×2]
今後とも、ご愛読よろしくお願いいたします[晴れ]



タグ:乳がん
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治療にまつわるお金の話②【確定申告医療控除】 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

[ひらめき]今日は、治療にまつわるお金の話第2弾、確定申告での医療費控除のことを書きます。

昨日このブログを書いた後、さっそく国税庁のHPへアクセスして、確定申告作成ページを覗いてみました。H25年分の確定申告、そろそろやらなきゃいけないし。。。

実は、私は会社員ですけど、もう10年以上毎年確定申告をしています。
最初は、株式投資の譲渡所得での申告。
次に、マンションを買った時の住宅ローン控除の申告。
それと、転勤してマンションを賃貸したので、その不動産所得の申告。

仕事上でも、たくさんの方の確定申告書を見させてもらっているので、実は、自分で言うのもなんですが、けっこう詳しいんです、はい。(一応、ファイナンシャルプランナー2級…です)

ですが、医療費控除については、これまで一度もやったことがありませんでした。
年間10万円以上の支出がなければ、意味がないので…

ということで、今回初めてじっくりと医療費控除の確定申告について、調べてみました。

【確定申告での医療費控除】

まず、入口の部分をお話しすると、これは病気になった人全てが当てはまることではない、ということです。
というのも、世帯主や自分自身に収入があって、尚且つ、ある程度の税金を支払っている人(世帯)がメリットを受けられる、ということです。

簡単に言うと、その人の所得から支払った医療費(対象となるものが限られる、年間10万円以上)を控除した所得に対して、税金が掛かるということなので、税金の額が安くなる、ということです。

なので、もともと税金を支払っていない人や所得額が少ない人は、残念ながら、そのメリットを享受することは出来ません。
でもある程度税金を払っている人なら、ちょっと面倒ですが、やってみる価値はありそうです。


医療費控除のポイントですが、大きく分けて3つあります。

①実際に支払った費用から、前回書いた公的保険の高額療養費などや生命保険での給付金を受けた金額と10万円(総所得額200万円以下の場合はその5%の額)を控除した額が申告出来る。上限200万円まで。扶養者全員分を合算可能。

②医療費として認められるものと認められないものがある。

③領収書や明細書など、確定申告時に必要となるので、すべて保管しておくこと。出来れば申告時の手間を省くために、支払った毎に明細を記録しておくこと。


①については、高額療養費で戻ってくる分や医療保険の入院給付金や手術給付金などが出れば、それを引いた額からさらに10万円以上ある場合、というのがポイントです。

私の場合、高額療養費の限度額適用認定証を交付してもらっての支払いだったので、窓口で実際に支払った額ということになりますが、そこから更に、生命保険会社から給付される入院・手術・通院給付金を差し引かなければなりません。

次回、生命保険給付金の時に詳しく書きますが、今回退院後に各加入保険会社に電話して、どの程度給付金が出るのかを確認しました。

幸いなことに、手術や入院時の高額な支払については、保険でカバー出来る額以上頂けそうなので、実際の医療費控除対象にはなりません。
但し、通院給付金については、あまり保険でしっかりカバー出来ていなかったので、持ち出しがありそうです。

ここで重要なのは、診断一時金なども含めて全ての給付金を合算して控除するのではなくて、対象となる給付金がもらえる支払なのかどうか、ということのようです。
つまり、入院費用は入院給付金の範囲内で実質支払があるかないか、手術費用は手術給付金の範囲内で賄えるかどうかということです。

なので、例えば、通院給付金が1日5,000円という保険であれば、1日当たり30,000円掛かったとしたら、控除となるのは5,000円、実際に支払った額は25,000円、ということです。

ここまで書いたように、毎回の支払い毎に控除出来る額というのを算出する必要があり、かなりメンドクサイ[ダッシュ(走り出すさま)]

ただ実際には、保険の請求は通院が終了するまで確定しないため、正確な給付金額はかなり後にならないと分りません。なので、この作業は確定申告時にまとめてやることになります。その方法は③で説明します。


次に②、医療費として認められるものと認められないものがある、ということ。『治療に必要な支出かどうか』がポイント。

医療費控除の対象となるもの(主なもの)

 ・医師や歯科医師による診察費や手術費用 
 ・治療や療養に必要な医薬品代(風邪や胃薬、けがの手当てなどに必要な市販薬も含む)
 ・入院費用や病院で出された食事代
 ・柔道整復師や鍼灸師などによる治療目的の施術代
 ・通院のための交通費
 ・在宅療養費 など

医療費控除の対象とならないもの(主なもの)
 ・本人の都合による差額ベッド代
 ・入院時に必要となった寝巻や洗面用品代など
 ・医療用ウィッグや帽子、乳房摘出後の補正下着やパッドなど
 ・治療目的以外のマッサージなど

ざっと書いてみましたが、詳しくは国税庁HP http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/shoto304.htmで確認して下さいね。

残念ながら、乳がん治療に絶対必要になってくる医療用ウィッグや補正下着やパッドなどは、治療目的ではないため控除にならないようです。実際の出費額としては大きな部類なので、これは痛いです[たらーっ(汗)]


最後のポイント、③領収書や明細書など、確定申告時に必要となるので、すべて保管しておくこと。出来れば申告時の手間を省くために、支払った毎に明細を記録しておくこと。

これについては、①でも書いた通り、かなり面倒な手間になります。。。
でも、まずは『医療費控除対象となりそうなものはすべて、領収書を取っておくこと』が、基本中の基本!!
っていうか、そこからしか始まりません[exclamation×2]

最初は、エクセルで表を作るのが好きな私は、オリジナルの医療費明細の表を作成して、管理しようと思ってました。手間は掛かるけど、趣味も兼ねて…(こんな元気な病人って?!)

でも、朗報!
今回この医療費控除について調べてみて、先述の国税庁HPを覗くと…ありました。とても便利そうなものが。
確定申告書作成コーナーからダウンロード出来る医療費集計フォームです。
https://www.keisan.nta.go.jp/h25/syotoku/ta_iryouhi_form_download.jsp?taxYear=13
これで作成すると、後からこの確定申告書作成コーナーで作成する際に、集計結果がリンクされるようになっているので、とても便利そうです。

ということで、さっそく今年になってから支払った医療費について入力してみました。
今後はこの表で管理して、来年申告する際に活用したいと思います。

ちなみに、この表を使ってそれぞれの治療毎の明細を書いて申告する場合は、領収書の添付が不要となるようです。
合計額のみを申告する場合は領収書が必要となるようですが、①で書いたように給付金を計算するならこの明細書で個別に入力してやる方が、断然便利かと思います。
特に抗がん剤治療で通院が長期間に亘る場合は、この明細書で管理した方が良いかもしれません。

これまで入力した限りでは、高額な入院や手術費用は保険給付金で賄えるため、実際には10万円以上の支払いになってません。
が、今後抗がん剤治療が1年、ホルモン治療が5年続くので、通院給付金を差し引いても、持ち出しは今年度だけでも30万円以上にはなりそうです。

もし保険金給付が十分になければ、もっと控除出来るということですが…

実際には、医療費控除は税控除ではなく所得控除なのでそれほど大きな減税効果はなく、保険給付金をもらえる方が実際の手取り額は断然お得になります。保険給付金については、また、別の機会に詳しく書いてみたいと思います。

手間を掛ける割には…という気もしますが、それでもやっぱり病気になると何かと入用になるし、もしかしたら収入も大きく減る可能性もある訳で、手間を掛けてもやるべきだと思います[exclamation×2][ひらめき]



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治療にまつわるお金の話①【高額療養費制度】 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

治療費や入院費用について、今の所判明していることについて、書いてみます。前回の終わりにも書きましたが、治療費のことについては、大雑把なことは分かっても、細かい所までは情報が少ないように思うので、少しでもこれを読んでいただいた方の参考になればよいなと思います。

もちろん、病院や治療内容によっても異なると思うので、そのまま同じという訳にはいかないでしょうが。

まずは、明細について書く前に、お金にまつわる大事なことを書いておきます。大きく分けてポイントは5つ。

1.自分の加入している公的医療保険の高額療養費制度の確認と申請手続を行うこと。

2.確定申告の医療費控除制度内容と控除対象となる支払の確認と、その準備(支払明細や領収書)を行うこと。

3.生命保険やがん保険などの保障内容の確認、手術給付金や入院・通院給付金の請求方法やタイミング等の確認を行うこと。

4.仕事を続けていきたいと思っている人は、上司や人事担当者に相談して、長期休暇や継続通院をカバー出来る態勢を取ってもらえるかどうか、休暇制度も含めて、会社に確認すること。

5.国民健康保険以外の公的医療保険加入者の人は、仕事で賃金カットや無給となる場合の、傷病手当金について確認しておくこと。また退職せざるを得なくなった場合の失業保険受給の手続きについての確認も必要。

それぞれ長くなりそうですが、まずは一つ目。

【1.高額療養費制度について】
保険診療対象となる手術代や入院費用の自己負担分が1ヵ月単位で一定額以上になると、高額療養費として後で戻ってきます。通常は3ヶ月後位のようです。一定額というのは、年齢や所得によって変わります。また、計算の仕組みも少し難しいのですが、入院前にあらかじめ『限度額適用認定証』を発行してもらっておけば、病院での自己負担額は一定額までで済むので、多額の費用が掛かりそうな場合は安心できます。

具体的にわかりにくいと思いますので、私の場合を例に書いてみます。

入院期間:1/28~2/10、手術日1/30(右乳房全摘手術+センチネル生検)
 
①1月分の保険診療対象分:入院代、手術代、薬代、麻酔代、病理検査代、検査代、医学管理代、処置代等で490,770円。本来の自己負担額=490,770円×30%=147,240円。

②1月分の高額療養費の一定額=80,100円+(上記①医療費490,770円-267,000円)×1%=82,338円

③1月分の保険診療対象外:差額ベッド代13,440円(4日分)+食事生活負担額2,080円+自費1,060円=16,580円

  
④1月分の窓口での支払額合計=上記②82,338円+上記③16,580円=98,918円
ちなみに『限度額適用認定証』がなければ、本来の自己負担額①147,231円+上記③16,580円=163,811円が支払額となり、147,231円-82,338円=64,893円が後で還付されます。

では、同様に2月分。
①2月分の保険診療対象分:入院代、薬代、医学管理代、検査代、処置代等等で183,950円。本来の自己負担額=183,950円×30%=55,190円

②2月分の高額療養費の一定額=80,100円+(医療費183,950円-267,000円)×1%=79,269円

③2月分の保険診療対象外:差額ベッド代33,600円(10日分)、食事生活負担額7,280円、自費740円=41,620円

④2月分の窓口での支払額合計=上記①55,190円+上記③41,620円=96,810円
 1ヵ月の高額療養費限度額に満たないので、実際に掛かった55,190円となります。

ということで、2週間の入院および手術費用の合計は、195,728円でした。

これを書きながら気が付いたんですけど。
この高額療養費は1ヵ月単位ということが肝かも。
例えばもし、入院期間が2ヶ月に跨がず、すべて同じ月だった場合をシュミレーションしてみました。

①保険診療対象分:1月分490,770円+2月分183,950円=674,720円。本来の自己負担額=674,720円×30%=202,420円
②高額療養費の一定額=80,100円+(医療費674,720円-267,000円)×1%=84,178円
③保険診療対象外分:1月分16,580円+2月分41,620円=58,200円 
④窓口での支払額合計=上記②84,178円+上記③58,200円=136,178円

2ヶ月に跨った場合の負担額合計195,728円-同一月の場合の負担額合計136,178円=59,550円
なんと、全て同じ月の場合は59,550円もお得になったのでした。
2月で高額療養費の恩恵を受けてないからですね。
このことに気が付いていれば、せめて入院をあと1週間遅らせて2月初めにしていたのに~!!と、後悔。

但し、この制度は少し複雑で、同じ世帯で同一月に21,000円以上の自己負担が2回以上あれば合算出来るとか、直近12ヶ月で4回以上高額療養費の支給を受けている場合は4回目から限度額が下がるとかあるので、一概には言えませんが、出来るだけ同一月に高額支払となるようにすれば、恩恵を受ける額も変わるということのようです。なかなか、そう都合良くは出来ないでしょうが。。。

ちなみに2月は、今日退院した抗がん剤治療のための入院で本来の自己負担額は28,323円でしたが、前回の2/1~2/10までの入院分との合算で83,513円のところ、高額療養費の一定額=80,100円+(医療費278,360円-267,000円)×1%=80,214円なので、一定額を超えた3,299円が恩恵を受けられたようです。

高額療養費のことで、これだけ長くなってしまったので、重要なポイント2~5についてと、実際の治療費については次回以降に。。。



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抗がん剤治療、開始 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

昨日から1泊入院[病院]で、抗がん剤治療を開始しました。

9:30 受付。

10:10 外来で診察。前回通院から9日目で、傷痕の上側と下側の2ヶ所に体液が溜まっているようだったので、抜いてもらいまいた。上側には60ccほど溜まっていたようです。

10:30 病室へ。今回は空きがないとのことで、一番上等の個室へ。差額ベット代は1日7,880円。トイレの付いたお部屋でした。冷蔵庫は無料。。。パジャマに着替えて待機。
抗がん剤の点滴の前に、吐き止めの錠剤イメンドカプセル125㎎を飲む。

10:50 点滴用の針刺し[バッド(下向き矢印)]
私の場合、静脈が分かりにくかったり曲がっていたりしていて、看護師さんがかなり時間を掛けて手をまさぐってました。
抗がん剤が少しでも漏れると周りの組織にも悪影響が出るので、かなり慎重を期さなければならないんですよ…ということで、自信がないので他の看護師さんを連れてこられました。
前回の入院時は、一発OKだったんだけど…今回は1回目は静脈には入ったものの、細かったようで、再度別の所にトライ。なんとか2回目はOKでした。しかも全然痛くな~い[ひらめき]
10年以上前に胆のう炎で手術した時は、点滴の度に針を刺していたので、刺す所がもうないというほどで、手の甲や足の甲(痛い話ですいません[たらーっ(汗)])まで針を刺して、しかも液漏れなどでパンパンに腫れて…という苦い思い出がありました。
でも最近は、プラスチックカニューレ型静脈内留置針というものがあって、毎回針を刺すことなく数種類の点滴に繋げることが出来るようになっているようで。
なので、点滴トラウマからは開放されそうです。

まずは生理食塩水の点滴から。その後、抗アレルギー剤の点滴を2種類(アロキシ静注、デキサート注射液)。

11:15~11:30 生理食塩水と共に、FECのうちのE、エピルビシン塩酸塩注射用50㎎投与。赤い色の点滴で、尿の色も赤色になるのでびっくりしないでねって。
初めて抗がん剤なるものを、自分の体内に入れた瞬間どうなることやら…と赤い点滴が落ちるのを見ながら体の反応を窺ってたけど、全く違和感なし。まずは一安心でした[るんるん]

11:30~15:00 FECのうちのF、5-FU注750㎎と、Cのエンドキサン750㎎を解いた生理食塩水500mlを投与。こちらも体の反応は特になく、テレビを見ているうちに終わりました。

15:00~15:15 血液凝固防止剤のヘパリンを解いた生理食塩水20mlの点滴。これはさっき書いたプラスチックカニューレ型静脈内留置針を翌日まで残すので、そのための処置。

抗がん剤の一連の点滴作業終了。合計4時間半。
長かったけど、入院なのでテレビを見ながらとか本を読んだりして時間を潰せたし、何かあってもすぐ対処してもらえるという安心感があったせいか、リラックスして臨むことが出来ました。

病院に着くまでは、すごく緊張していたんだけど。
…緊張していた証拠に、携帯のバッテリーを忘れたり、持っていこうと思ってたものを忘れていたり。前回の準備万端の入院準備とは大違いでした(^_^;)

抗がん剤治療のためのお薬は、点滴だけではありません。副作用のための錠剤を飲まなければなりません。しかもたくさん[exclamation×2]

①まずは、点滴前にも飲んだ吐き止めの錠剤。イメンドカプセル80㎎。これは当日と翌日の午前中までの2回分。
②ノバミン錠5㎎(精神安定剤) 1日3回食後に1錠、5日分。
③マグラックス錠330㎎(便秘薬) 1日3回食後に1錠、7日分。
④デカドロン錠80㎎(悪心、嘔吐抑制剤) 1日3回食後に4錠、3日分。
⑤シプロキサン錠100㎎(感染症治療剤) 37.5度以上の熱が出た場合のみ。1日3回食後に1錠、7日分。 
…それと、37.5度以上の熱が出た場合はすぐに受診してくださいとのこと。点滴で対処することもあるようです。

前回入院時に出た錠剤については、薬剤師さんからの説明とお薬手帳に説明書きのシールを貼ってもらったんだけど、今回は詳しい説明がなかった。。。忘れられていたのか? 私も聞けばよかったんだけど。
とりあえず、診療明細に詳しく薬名が書かれていたので、ネット検索して製薬会社やお薬ガイドのサイトで効能や用法などをチェックしました。
却って、自分で調べる方がちゃんと理解できるので良いかも。

その中で、⑤番のお薬について調べていると、抗がん剤投与後7~14日頃に37.5度以上の発熱が1回でもあれば、必ず医師に知らせることが大事と言うことが分かりました。この時期に白血球や好中球が減少する副作用があり、発熱性好中球減少症という症状を発症すると、放っておくと重篤な感染症を引き起こし、命に係わるとのことです。
私は、日頃からあまり病院とか薬に頼らない人間なので、37.5度くらいの発熱なら、“お酒飲んで寝たら治る!”と思ってしまうので、要注意[exclamation×2]

そういう薬要らずの考えを見直す必要があるのかも?と思ったもう一つの理由は、①番の吐き止めの薬。
昨日の抗がん剤投与後、現在の所27時間が経とうとしていますが、まったく一度も吐き気を感じません。
一般的には吐き気は何日か経ってからもあるそうですが、たぶんこのお薬のおかげで、大丈夫な気がします。
最近になってこの吐き止めの薬が開発されて、かなり軽減できるようになったと、治療前にも先生から言われていたし、最近の乳がんに関するサイトや本で読んでいたので、本当だったなぁ~と実感しています。

分子標的治療薬のハーセプチン然り、このイメンドカプセル然り。
医療の進歩には、ほんと頭が下がります。
最近製薬会社の試験薬にまつわる不正がニュースになっているけど、患者の苦しみを軽減出来る、治療に役立つ新薬開発にダメージがないようにと祈るばかりです。

さて、抗がん剤治療の話に戻ります。
点滴の後すぐにお昼ご飯。15:30位だったけど。
体調に変化もなく、吐き気もなかったので、普通に完食。
そして、①から④のお薬を飲む。

で、18:00から夕食。さっき食べたばかりなのに、完食。
理由。出された食事を残す慣習が、私にはありません…[あせあせ(飛び散る汗)]

夜もテレビや読書で、リラックス。
でもなかなか寝付けず、気が付いたら夜中の2時前。
あ、真央ちゃん、気になる~
ということで、こっそりテレビをつけて、フィギアスケート観戦。
で、いきなり真央ちゃんの滑走シーンが始まったので、釘付けになってしまいました。
真央ちゃんのど根性に圧倒されて、思わず涙[もうやだ~(悲しい顔)]

そうすると、キム・ヨナも観なきゃ収まらない~
上位になればなるほど、ハイレベルな戦いになって、とても眠れる状態ではなく、最後のキム・ヨナまで観て、興奮でぐったりしながら眠りにつきました。

けっきょく、抗がん剤投与日は2時間ほどの眠りとなってしまいました[あせあせ(飛び散る汗)]
不良患者です、(^_^;)

お昼前に退院して、いつものコメダ珈琲へ。
それから、帰りにマクドナルドに寄って、お持ち帰り。
吐き気より、食い気に走ってしまいました。

思っていたよりも、副作用が出なかったので、この調子なら仕事に復帰してもなんとかやっていけるかなぁ~なんて楽観視してます。
ま、このまま何もない…ということは、図々しいかもしれないけど。

脱毛に関しては、先日ウィッグの注文をしてきて、3月3日に受け取りに行く(被って帰る)予定。その時に自毛を2~3㎝の短さまでカットしてもらう予定です。
脱毛の際、髪が長いままだと、抜ける量が多くて精神的な落ち込みも大きいため、短くする方が良いということと、ウィッグを試着する時、脱毛後のサイズに合わせられるというメリットがあるそうです。長いままだと2㎝くらいはサイズが変わるそうで、そうするとフィット感がなく、浮いた感じになってしまうとのこと。
そういう準備も着々と進めているので、来るなら来い!!という感じです。

ちなみに、今回の抗がん剤治療の点滴代は総額55,050円、その他の錠剤で12,970円。このうちの3割負担なので、約20,000円が自己負担です。
今回はこの他に入院費用が掛かっているので、全部で自己負担は41,744円でした。
今後は3週間ごとに、この20,000円が出費となる予定です。

あ、治療費のことについては、また別の機会に書いてみます。
細かいことだけど、患者さんにとっては、実際とても気になる話題なので、参考になるのではないかと思うので。

長くなりました。
抗がん剤投与開始日から2日目にかけて、まずは順調です[晴れ]




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退院後の生活 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

退院したおとといは、洗濯やら入院荷物の片づけやら、ブログ書いたりであっという間に過ぎました。

昨日は1日中、録画で撮りためていたドラマやDVDを観て、のんびり過ごしました。

・・・ちょっとやってみようかなぁ~と思って、ヴァイオリンも。
幸い、リンパ節郭清しなくて良かったし、まだ手術側の右腕を真上に挙げるのは痛いけど、90度位なら大丈夫なので、弾けるかも?と思ってやってみました。

半月ほど触ってなかった割には、ある程度弾くと感覚も戻ってきて、まあまあの状態でした。
2時間位練習しました。
この調子だと、3月末の発表会前日にレッスン再開出来そうなかんじです。抗がん剤治療スケジュール的にも、2クール目の3週目なので、体調の方も大丈夫そうな日程です。
1クール目の副作用の出方によっては、3月半ばからの再開の可能性もありかも。

ヴァイオリンの練習後、夜はオリンピック!!
もちろん、男子スノボのハーフパイプと女子ジャンプ。女子スピードスケートにクロスカントリー。
次の日は通院だけど、まあお昼までに行ければ良いので、しっかりハーフパイプの決勝まで起きてました(^_^;)
それにしても、すごいですね~平野くんの銀、平岡くんの銅メダル!おそるべし、中高生コンビ!
ほんとにドキドキして観てました。

大技を決めて金メダルになった選手は、前回その技を決めてからずいぶん時間が経っていたとのこと。本命でもなかったのに、4年に1度のオリンピックで大技を決める強運の持ち主だったってことですよね。
その一方で、誰もが金メダルを疑わない無敵のショーン・ホワイト選手が1回目に2度も失敗して、2回目も精彩を欠いた滑りになって、まさかの4位。

そんなものすごいドラマがある中で、平野選手は大技はなくとも全体的に高レベルな内容で、安定した滑りで、しかも淡々としている。半分近くの人が失敗する中で、1本目も2本目も90点以上の点数を出したのは彼だけ。それだけ安定感があるってことで、ほんとに実力があるんだなーと思いました。
しかも、15歳!!
15歳と言えば、うちの甥っ子と同い年。すごすぎます。
ショーン選手との世代交代って感じがしましたねぇ。たぶん、次のオリンピックだけじゃなくて、その次も、またその次も。あと3、4回はオリンピック目指せるくらいに若い。あの安定感からみて、次の絶対王者になる予感いっぱいで、とてもワクワクします。

興奮しながらもなんとか寝て、今日は通院してきました。
帰りは久しぶりに街へ出て、ずっと行きたかったココ壱へ。それから買い物をして帰りました。

帰り道、駅から8分ほどの道程が、けっこうしんどかったです。半月近くほとんど歩いていないので、体力が落ちているなぁと。
それに、胸を切除したので、やっぱりどこかバランス感覚が鈍っている感じも。今までと同じような感覚でいると転んだりしそうなので、急がず、慎重に歩くようにしないといけないですね。





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治療スケジュール [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今日は退院後初めての通院日。

傷痕の確認と溜まった体液を抜いてもらいました。
傷痕はすこしジュクジュクしたところがあるけど、ほぼ良好な状態。
体液はこの2日間で30ccで、順調に減っていってます。
次回は17日。

抗がん剤治療開始日も決まりました。
2月20日に1泊入院して、第1回目のFEC開始です。

FECとは、抗がん剤の種類の組合せのことです。
Fは、ピリミジン系(代謝拮抗薬)のフルオロウラシル(薬名は5-FU)。
Eは、アンスラサイクリン系(抗生物質)のエピルビシン(薬名はファルモルビシン)。
Cは、アルキル化薬のシクロホスファミド(薬名はエンドキサン)。

まずは、このFECを3週間おきに4回投与。
1日の投与でこの3種類を順番に点滴で静脈注射します。
3時間前後掛かるそうです。

想定される副作用は、吐き気、脱毛、下痢、口内炎、骨髄抑制、白血球減少、倦怠感、手足のしびれや痛み…
それと、卵巣機能障害による無月経など。

最近、吐き気抑制の薬が使われるようになって、かなり楽になったとか。
脱毛については…1回目の投与後2~3週間目から抜け始めるそうです。入院中にウィッグ専門店の方に色々と話を聞けたので、漠然とした不安はなくなりました。あさって、ウィッグの専門店で試着&オーダーをしてきます。

白血球減少については、抗がん剤投与後に減少し始めて、2週間目にピークを迎え、3週間目に回復というサイクルで、4週間目で次の抗がん剤投与になるそうです。
白血球が減少すると感染症になりやすいため、2週間目は人ごみに出たりするのはなるべく避けて、マスク等で予防することが大事だそうです。
また、ちいさな怪我や傷を作らないようにすることも大切とのこと。

FEC3週間×4回が終わった後、次はタキソール&ハーセプチンを1週間おきに12回。

このタキソールというのは、タキサン系(微小管阻害薬)のパクリタキセルという抗がん剤です。
副作用は上記とほぼ同じ。

このタキソールと組み合わせて使うのがトラスツズマブ(薬名はハーセプチン)という分子標的治療薬です。

分子標的治療というのは、私のがんのタイプ、HER2陽性(がんの増殖を促すHER2たんぱくが多いタイプ)に有効な治療のことで、抗がん剤とは違って、増殖を促す信号の受容体となっているこのHER2たんぱくに取り付いて、増殖の信号をブロックしたり、トラスツズマブが目印になり免疫細胞ががんを攻撃しやすくする働きがあるそうです。

このハーセプチン投与は1年間続きます。
最初の3ヶ月は、抗がん剤(タキソール)との併用で1週間おきに12回、残りは単独で(多分3週間毎)やります。

ハーセプチンの副作用は抗がん剤ほどではないようですが、初回投与日の当日から翌日にかけての発熱や悪寒があり、その他にも心機能障害も懸念されるとのこと。

タキソールとの併用時は3週間おきではなくて毎週投与になるんだけど、先生に理由を聞くと、1回分の量を減らして副作用を抑えるためと言われました。
ハーセプチンだけになっても毎週だと、仕事を続けながら毎週休みを取るのは大変なので、なんとか3週間ごとでいければ良いなと思ってるんですけど。

で、1年間のハーセプチンが終わったら、次はホルモン治療を、なんと5年間も!!
ホルモン感受性も陽性だったので、がん治療フルコースとなってしまいました(ー_ー)!!

ホルモン治療についてはまだ先のことなのであまり詳しく聞いてないけど、大体飲み薬が多いようです。
…毎日続けなければならないようで、けっこう大変かも。
副作用も、更年期障害に似た症状が起こるとのことで、ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ、発汗)とかイライラとか。ちょっと憂鬱。

治療スケジュールが大体はっきりしてきたので、あとは仕事の復帰のタイミングとか、その後の年休の取り方とかを考えてみました。

抗がん剤の1クール目は、副作用や脱毛のこともあるので、お休みすることに。
たぶん、ずっと体調が悪い訳ではないと思うんだけど、会社に出たり出なかったりする可能性もあって、案件を担当してお客さんに迷惑を掛ける訳にはいかないし。

幸い、私の長期休暇への人事対応もあったし、2月から戦力になる部下が増えたこともあって、私がいなくても大丈夫と思うし、これまで25年間、2週間以上のお休みを貰ったことがなく働き続けてきたのだから、もうちょっと甘えさせていただこうと。。。

ということで、3月10日頃復帰を目途にしました。

その後の通院は金曜日を予定しています。金曜日だと、副作用が重くても土日がお休みなのでお休みする日が少なくて済むと思うので。

通院日は、点滴の時間が3時間前後掛かるので基本的にはお休み予定だけど、慣れてくれば午前半休で乗り切れるかもしれないと思ってます。

こんな感じで、これからの抗がん剤治療が始まります…


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退院しました!(^^)! [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

お久しぶりのブログです。
今日、無事に退院しました!!

入院期間は、ちょうど2週間。
最初は8日に退院する予定でいたけど、体液の量がまだ多かったので、今日になりました。
まだしばらくは通院で、体液を抜いてもらいに行かなければならないけど。

やっぱり家に帰ると落ち着くなぁ~
…といっても、荷物の量が多かったので、6日と7日に一時帰宅してたのですが。

入院中の生活は、とても規則正しい生活になりました。
朝は7時頃に起床、7時50分に朝食。
昼は12時に昼食。
夜は18時に夕食。
消灯は21時だけど、大体24時位までは起きてましたが(^_^;)

病院の食事はとても美味しくて、毎食ほぼ完食!
カロリーも1日1700カロリーで、日頃の食生活と比べるとかなり節制出来ました。

が、それでも、外出できるようになってからは、すぐ隣にあるコンビニで甘いものGET!
手術跡の傷の痛みはあるものの、それ以外は元気なのでやっぱりねぇ~
おまけに規則正しい生活のおかげで、体調そのものはいつもより良い感じに。

けっきょく、体重は手術前と比べて2キロ減程度。
しかも、切除した胸の重さを考えると、ほとんど減ってません…
カロリー摂取量は減ったけど、ずっとゴロゴロ寝ているから、消費量もほとんど少なかったという訳ですねぇ。

看護師さんたちも良い感じの人たちばかりで、とても気持ちよく入院出来ました。
それにしても、ほんとに看護師さんたちにはお世話になりました。
退院する時ナースステーションには1人しかいなくて、みなさんにちゃんとお礼が言えなかったけど、コンビニで買ったチョコを差し入れさせていただきました。
ま、またこの後何年も外来でお世話になるんだけど。。。

傷の痛みは、何もしなければ感じることはなくなったけど、やっぱり腕を上げるとまだ痛いです。
それに、縫った痕がこわばってくるので、傷痕のマッサージをしないといけないんだけど、それが痛いです。

傷痕については…これはまた別の機会に。
(想像していたものとは、全然違ってました!)

とにかく、しばらくは家で療養して、ゆっくりさせていただきます。
でも、ウィッグの準備とか医療用の下着の購入とか、保険の手続きとか。
やることはいっぱいありそうです。

抗がん剤治療の開始は、傷痕の状態を見てから決めるとのことなので、仕事への復帰スケジュールはまだ未定だけど、最初の1クールは副作用の状態を見るためにも休もうと思ってます。
たぶん、3月の半ば復帰かな。
退院後、会社に電話して、そのことを伝えました。

ということで、今からお昼ご飯食べます。
…この2週間、毎日12時に食べていたので、もうむちゃくちゃお腹が減ってます。

待ちに待った『サッポロ一番 塩ラーメン』!!






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いざ、出陣!! [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

いよいよ、明日から入院です。
しあさって、手術。

仕事は。今日のギリギリまで1課の仕事をやって、案件の決裁を取って、その後の段取りもして。
お客さんにも、『明日から、私いないので、今日の午前中にはこの書類FAXしてくださいっ!!』って指図して。
ほんま、ぎりぎりセーフでした。。。。

職場のみんなも、帰る前には口々に励ましの言葉を言いに来てくれて。
みんなの負担が大きくなるというのに、温かい言葉を掛けてもらって。
『何かあったら、携帯メール繋がるから』って言うと、
『みんなで何とかしますから、気にせずゆっくり休んでください』って。

ほんとに、とても安心した気持ちで、長期休暇に臨めそうです。

よっしゃ。
いざ、出陣じゃぁ~!!
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今更ながら、だけど [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

入院中については準備万端、もうすっかり用意も出来て、1人でも大丈夫って思ってるんだけど、手術当日の付添については、妹にお願いすることにしました。

年末に実家に帰った時、妹に乳がんだってことを話したんだけど、思いの外、彼女は冷静な態度。
『ブログで、読んだ』って。

はい、実は、彼女もこのブログの読者様なのでして。。。
ま、それは、知っていたけど。
対面で話す前に、このブログに書いてしまっていたので、ちょっと順番が違ったか。

彼女は、母ががんになった時もずっとそばにいて、私が知らない母の苦しみや闘病生活のことを知っている。もう、ちょっとやそっとのことでは、動揺しない…いや、してるかもしれないけど、私よりはもっと大きい所で構えているのかもしれない。

なので、私が乳がんのことを話したあとも、普段と全く変わらず。
敢えて話したこととすれば、『抗がん剤の治療中も、おかあちゃん、普通の生活してたで。家事もしていたし』。

実は、ちょっと拍子抜けしてたりしてました。反応、軽くない?って。

でも、手術の日の付添を頼んだ時、当たり前のように『わかった』って。ぜんぜん、嫌そうでなくて。

2人しかいない姉妹で、年子なので、ほんとにこの世の中で一番身近な人なんだなーと。。。
今でもケンカすることはよくあるけど、
頼りにしてますよ!




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点滴で、酒を [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

『この人はね、点滴で酒を注射した方がいいんだよ』
とある方から、会うたびに言われる言葉。

『お酒、呑むんですか』と新しく出会う人に聞かれるたびに、
社交辞令的には『まあまあです』とか『それほどでもないですよ』って言うのが普通でしょうが、
『はい、呑みますよ、かなり』って。やっぱりウソはつけませんから…

私のトレードマーク、『酒が強い』『おっぱいが大きい』。
この2つについては、ブログを始めてもう7年近く経ちますが、あんまりブログには書いたことないな、そう言えば。
でも、乳がんになって、このトレードマークがどうなるかは、けっこう重要なことだと思うので、書いてみました。

『酒が強い』『呑兵衛』。
自分でも言うのもなんですが、これは今まで仕事を一緒にしてきた人はもちろんだけど、一緒に仕事をしてなくても、古くからいる人たちにはもう周知の事実で、役員さんや出張で来た本部の人たちとの飲み会の席でも、必ずと言っていいほど話題になります。

あ、酒癖が悪いという意味ではありませんよ。
文字通り、『酒豪』という意味で、会社での飲み会で前後不覚、いわゆる“潰れた”ことはありません。
むしろ、私と同じペースで飲まされてしまう周りの人がついていけなくなってしまった時、介抱する役回りです。
お酒の席では、たいがい饒舌になって、陽気なお酒、だと思います。

一緒に飲む人によっては、ビールジョッキで2、3杯&焼酎5合瓶を1人で空ける位の量。もちろん、ロックで。
正直いって今まで、『この人、私よりお酒が強いな』と思ったことがある人は…ほとんどいません。同じくらいの人は、何人かいるけど。
もちろん、同じくらい飲む人と飲む時は、相当お互いに飲みます。

で、この酒飲みが、乳がんになってどうなるか。けっこう、気になるところです。

先生に直接聞いてはいないけど、いろいろ調べると、
“お酒、禁止”ではないようです!!

呑み過ぎは体に良くないけど、乳がん治療の中でお酒禁止となることはないようで…
もちろん、たばこやお酒、再発リスク要因の一つかもしれないけど、たばこも酒も飲まない人でも乳がんには罹る訳で、我慢して止めて溜めるストレスの方が、がんには悪いかな…と勝手に解釈しております。

抗がん剤の治療で、もしかしたら気持ち悪くって酒どころではないかもしれないけど、『呑みたい時は飲む』『でも、ほどほどに』という姿勢で臨もうと思ってます。

さすがに、点滴で酒を注射する、なんてこと現実にはないですけど(^_^;)

もう一つのトレードマーク、『おっぱいが大きい』ことについては、たくさん書くことがありそうなので、また別の機会に。
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健康ネタで、大盛り上がり(^_^;) [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

元旦に大学時代の友人たちにがん告知して、臨時招集掛けまして。
『冬に会うのは、何年振りだろう~?』と。
いつもの如く、私がお店を予約。
昔の職場の目の前にあるイーマの和食ランチです。9品の懐石料理でお腹いっぱい、美味しかったし、個室でゆっくり話出来たし、なかなかのチョイスでないの?と自画自賛。。

9日のCT検査の結果、とりあえず画像ではリンパ節転移の可能性が少ないことが分ったので、まずそれを報告。

職場の男性上司に話した時とは違って、みんな同じ年代のアラフィフ世代。
乳がんも、他人ごとじゃない。
なので、まずはそれぞれの乳がん検診の話題で盛り上がりました。

私以外の3人のうち、マンモをやったことがない(今どき!!)メンバーが1人。で、残りの3人で、検査の様子を説明。
胸の大きい小さいで、大盛り上がり。

乳がんだけじゃなく、婦人科の病気の話題も。
みんなそれぞれに病院に行ったりしていて、何かと悪い所を抱えているようです。

なので、私だけが大変なことになっちゃった…感がなく、特別なことではないという感じがしました。それは、悪い意味ではなく、かえって安心したというか。

最近目が見えにくくなったということでも盛り上がり、老眼鏡を作ったよん、っていうメンバーもいて。
お弁当工場にパートに行っているメンバーも、コロッケの検品する時に手を伸ばして離してみなきゃ見えないって話で大笑い。

今日はほとんど健康ネタで大笑いしてました。
ほんと楽しかったし、でも心配してくれているのも分って、やっぱり今日みんなに会えて良かったな~と思いました。
自分だけで抱えるんじゃなくって、気心の知れた人に普通に乳がんの話を出来るということが、どれほど心強いかということがすごくわかりました。

それと一番仲の良い友達から、石切神社のお守りをもらいました。
石切神社は出来物の神様なので、がんに効く神様。
わざわざ私のためにもらいに行ってくれたようです。
ありがとう~


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初めてのCT検査で [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今日は、入院前の検査と手術や入院の説明のため、病院に行ってきました。

まずは検査。
胸部レントゲン、出血の止まり具合を見る検査、肺活量、尿検査、心電図。
そして、採血と胸部CT検査(造影剤)。

人間ドックでやっているいつもの検査は、まあ慣れた感じで特に苦も無く。
出血の止まり具合を見る検査と造影剤でのCT検査は初めて。

出血の止まり具合を見る検査というのは、耳たぶに針を刺して出血がどの位で止まるかを見ます。
『5分以内に止まれば問題ないんですが。1分半で止まりましたよ~』と看護師さん。
なんか、ちょっと成績が良かった感があって嬉しかったり。

なかなか順調な検査ぶりだったのに、最後のCT検査が…意外と大変でした。
造影剤にアレルギー反応が出ちゃいまして。

『造影剤入れると、体がポッと温まりますよ~』との声とともに、確かに一気に体の中が熱くなってきて…
両目がすごく痒くなってきたのと、鼻がムズムズしてきてくしゃみが出そうに。
・・・なんとが我慢して、言われる通りに息を吸って止めることを頑張っていましたが、とうとう我慢できずにCT撮影中にくしゃみしちゃいました。

『大丈夫ですか?どこか痒い所ないですか?』と聞かれ、
『目が痒いです~』

終わった後、先生や看護師さんたちが『点滴の用意して』と。

告知を受けた年末年始にかけて、病気のことや仕事のことなんかを考えて、夜なかなか眠れず、ほとんど昼夜逆転の生活が続いていて、この3日間ほどは目が結膜炎のような状態になって、しかも痒くてこすったりしたので左目まぶたの裏に出来物が。
そんな訳で、この目の痒さは造影剤の影響だけではないとも思ったんだけど、先生が『造影剤でアレルギーが出る人もいますので、大事を取って抗アレルギーの点滴をします』ということで、20分位点滴をしました。

しばらくすると目の痒みと鼻のムズムズ感が落ち着いてきたけど、その後夜まで、水っ鼻が続きました(汚い話ですいません)。
もともとアレルギー体質なのですが、薬でアレルギーが出たことはなかったので、ちょっとびっくりでした。

すいません。。。[ふらふら][ふらふら] 検査の話だけで、かなり盛り上がっちゃいました。

CT検査の後、先生から検査の結果と手術の説明がありました。

一番気になっていたリンパ節への転移ですが、CTの画像から見る限りでは大丈夫!!とのこと。
とりあえず、良かった~[exclamation×2]

最終的には手術中にセンチネル生検を行なって、リンパ節に転移があるかどうかが分かるので、まだ完全にセーフという訳ではないようですが、がんのしこりの大きさや画像から見た範囲では、転移の可能性が低いということのようです。

それから前回の組織検査の最終的な結果が出て、HER2陽性だけでなく、ホルモン感受性が高いタイプということが分かりました。
女性ホルモンのエストロゲン(ER)が75%、プロゲステロン(PgR)が95%だそうです。

ということで、がんのタイプ(サブタイプ)は、ルミナールHER2型というタイプであることが分かりました。

このタイプの治療は、ホルモン療法+分子標的療法(ハーセプチン)+化学療法(抗がん剤)の組み合わせとなります。さらに、もし手術でリンパ節転移が認められる場合は、放射線治療もありかも。
がん治療法、フルコースです。。。

『これだけたくさんの治療法が使えるタイプということは、いいことなんですよね?』と思わず聞いた私。
先生はちょっと、微妙な顔してました。

…あとでいろいろ調べてみたら、女性ホルモンにもHER2にも反応するタイプということは、それだけがんの増殖を促す要因が多いということで、つまり増殖性の強い転移リスクの高いタイプということのようで。
決して、ラッキーなことではないようです…
ただ、二重三重にもブロックする手立てがあるということは、やっぱり良いことだと自分では期待しております。

この後、手術による合併症のことやどこをどう切除するかなどの説明を受けました。

入院期間や術後の治療のスケジュールについて質問したけど、正直、今の段階では具体的なことは言えないようでした。
手術してリンパ節郭清するかどうか、ドレイン(体内の水や血を排出する管)がどれ位で取れるかなどによって変わるようです。
リンパ節郭清無しなら、一般的に1週間から10日、リンパ節郭清有りなら、2~3週間といったところのよう。

それと、術後の治療はどれ位で始めるのか、会社を休まなくてはいけないのはどの位か。けっこう、重要なことなんですけど。

術後治療はだいたい手術後3週間位で始めるけど、これも、術後の病理検査でがんの詳細が分かってから初めて治療方針が具体的に決められるので、今の段階では何とも言えないようです。

抗がん剤の点滴は約1時間~1時間半、と同時に分子標的治療の点滴もその程度掛かるとのことで、約半日。抗がん剤初日は、副作用の様子を見るために1泊2日の入院でやるそうです。

先生からの説明の後、病院の職員さんから入院の説明がありました。
近くに身内や友達もいないので、入院してもいろいろと何かと頼める環境にないので、快適入院ライフを過ごす為にとにかく準備万端で臨みたいところで、いろいろ質問しました。
…でも、まだまだ聞き忘れていたことがあったので、電話して聞こうっと。
『何かあったら、いつでも電話してきてくださいね』と言ってもらえて、なかなか良い感じの方でした。

それと、病室選び。
なんと、各個室の写真入りのファイルを見ながら個室選びが出来るのには、驚いた~ というより、ちょっと笑ってしまいました。だって、まるでホテルの部屋を選ぶときみたいなんだもん・・・(*^_^*)

迷わず、個室希望。
個室の一番下のランクで差額ベッド代は4千円弱。その上のタイプで5千円代、その上が6千円代。入院中でも部屋が空いていたら、変更することも出来るとのこと。

大部屋だと他の患者さんとの交流もあって情報収集しやすいというメリットがあるけど、やっぱり一人暮らしが長いので、他人との共同生活はかなり厳しいものがあるし。
差額ベッド代は3週間入院するとしたら約10万円前後かかるけど、長年働いてきたご褒美ですわ。
幸いにも、民間の保険ももらえるし、とりあえずしばらくは有給でお給料ももらえそうだし、まあそれなりに蓄えもあって、お金の心配をしなくてすみそうなので、その点、ちょっと気が楽ですね。

入院の説明の後、今日のCT検査でのアレルギーに抗アレルギー剤(フェキソフェナジン塩酸塩錠)が出たので、調剤薬局へ。

12時に病院に行ってから、最終的に終わったのが16時過ぎになりました。12時が外来の受付終了時間なので、検査は13時からだったけど、12時入りになったんだろうな。
私が帰る頃には、一番最後の患者さんになってました。

終わってからはいつものコメダで、味噌カツサンドを食べました~ 朝から何も食べてなかったので、あのボリュームのある味噌カツサンド完食!!
そのあと、駅前の百均ショップで入院で必要になりそうなものを買いこんで、駅前のスーパーに寄って、電車に乗って帰りました。

この病院、自宅からドアツードアーで25分で、駅前徒歩1分なので、すごく便利です。これから長く通うことになるので、やっぱり便利が良い所の方がいいですよね。
身内や親しい友人がいない名古屋で治療を受けるということで、何かと不都合もあるかもしれないけど、何とかなるでしょう。

ただ、手術の日は全身麻酔をするため、誰か付き添ってほしいと言われました。…ちょっと困ったなぁ~
妹にお願いしたいところだけど、とにかく、遠いもんなぁ~ まあでも、一応お願いしてみよう。
・・・そう言えば、妹が埼玉県で下の甥っ子を出産する時に、手伝いに行ったことがあったなぁ。ここはお互い様ということで。

ということで、長い一日が終わりました。

明後日は、大阪でヴァイオリンのレッスン。その後、大学時代の友人3人とランチする予定です。毎年夏に会っているメンバーですが、今年の夏は会えるかどうかわからないので…
お正月早々、3人にがんのことを伝えました。

そして、来週明けの火曜日の定例会議で、会社の部下たちにも病気のことを伝えることになってます。一番、不安や迷惑を掛けることになる人たちなので、ちゃんと病名や状況を伝えないと。

それと、今日の検査結果を会社にも報告しなければ。
実は年始に直属の上司から人事部長に電話してもらったあと、ペーパーで報告してくださいとの指示があったため、人事部長宛に報告書を提出しました。
…その日のうちに、さらに人事担当の役員や営業部門の担当役員にも人事部長から話がいったようで、そうするとたぶん社長やその他の役員にも伝わっていると思います。
まあ、営業課長に長期療養の可能性が出てきたということは、そういうことなんですねぇ。

人事部長からは、『会社としても出来るだけ配慮しますので、ご自愛ください』というお言葉をいただきました。実際この先どうなるかはわからないけど、そう言ってもらえるだけで、ホントに、ありがたいです。

今日は帰ってから、入院に必要なものを少し準備しました。
その過程で普段使わなくて仕舞ってある物をひっくり返していると、『もう、これ使わないな』というものがいっぱい出てきたので、思い切って“断捨利”。
いっぺんにやるのは大変なので、すこしずつやっていきます。












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年始早々、ご心配お掛けします [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

みなさま、あけましておめでとうございます。
今年も、よろしくお願いいたします(*^_^*)

今年、お初のブログです。

年末に突然の告知を受けて、ある意味良いタイミングだったのか、いろいろ乳がんのことについて調べたり、乳がん患者さんのブログを読んだり、じっくり今後のことを考える時間が持てました。

特に、乳がん患者さんのブログは、いくつか読ませていただいて、
本では分かりにくい、実生活への影響がどんなものか、
抗がん剤の副作用の具体的な症状や、
治療しながら仕事を続けることが出来るのかなど、
今私が一番知りたい生の情報を教えていただきました。

そして、抗がん剤や治療についていろいろと勉強して、
時には主治医の先生を説得してでも自ら治療方針や抗がん剤を選択されていたり、
副作用への対処法も、いろいろと工夫するなど、
とても前向きに“ガンガン”にがんと闘っている方がたくさんいることに、ほんとに勇気づけられました。

それと同時に、手術して術後の化学療法をやれば終わり、ではないということも認識しました。
再発や転移のリスクを抱えるということ。
もし再発や転移した場合、近い将来のうちにタイムリミットを迎える可能性が高いということ。

もちろん、今はまだ再発や転移した場合のことを考える段階ではないのですが、
その可能性はゼロではなく、
そうすると、なぜだか呑気に無限にあると思っていた命や人生が、
実は限りあるものだということを、実感したのでした。

たとえば、老後に備える必要がなくなったかもしれないから、
住宅ローンの繰り上げ返済は止めて現金で残そうとか、(住宅ローン完済までに死亡したら、団体信用生命保険でローンが完済になるのです)
いつか暇になったら観ようと思って、椎名桔平さんのドラマを全部DVDに焼いているんだけど、
そんな手間を掛けても、もう観る時間もないか…と思ったり。
断捨利、頑張ってやろう~とか。

そういう些細なことも、考え方が変わりました。
ただ、決して悲観的ではない、と自分では思っているのですが。
“飛ぶ鳥、跡を濁さず”の心境です。

そういえば、亡くなった母が、抗がん剤の治療を受けながら、実家の荷物の整理をしていたことを思い出しました。私たちが子供の頃の百科事典や本、古くなってもう使わないものなんかを、夜遅くまで片づけていました。

もちろん、まだ今はそこまでの行動はしないつもりですが… まあ、良い機会なので、断捨利には挑戦しようと思ってますが。


前回告知のブログで、手術のことについては詳しく書きませんでしたので、すこしだけ。

乳がんの手術は、がんの患部のみを切除する温存と、乳房全部切除する全摘とに大きく分かれます。
色々な要素によって、温存出来るかが決まります。

がんが乳房全体に広がっている場合やがんが大きい場合は全摘になります。
また、乳頭に近い場所にがんがある場合は、小さくても乳頭を残せないため、全摘になる場合があります。
ただ、温存の場合は、目に見えない小さながんが残っている可能性があるので、
放射線治療が必要になります。
また、温存しても、形がいびつになったり、陥没するなどの可能性もあるそうです。

今は、全摘の場合でも、再建手術の技術も向上して、インプラントの場合でも保険適用となったそうです。また、全摘手術と同時に再建手術をする場合もあります。
温存適用出来る人でも、全摘して再建する方を選ぶ人も多いようです。

乳がんと言えば、全摘で女性としての機能が損なわれてしまうというイメージが強いです。
でも、実際にはもっと恐ろしいことは、再発や転移する可能性があることだと思います。

私の場合、がんの大きさはそれほど大きくないけど、がんのある場所的に、全摘になります。
自分で言うのもなんですが、私は豊かな胸なので、
体のバランスが悪くなることが予想されます。
見た目もそうですが、歩いたり走ったりする際に転倒する可能性もあるとのこと。

再建については、抗がん剤の治療が落ち着いてから考えることにします。
これもまた、いろいろ情報を集めたところ、
胸の大きな人はインプラントではサイズが合わなかったり、自家組織手術(お腹や背中の脂肪や筋肉を使う)は身体的負担も大きいなど、簡単には決められそうにないです。
もう片方の胸を小さくして…という方法も出来るのかなぁ~と思ったり。


で、今日は年始、仕事始めでして。
直属の上司ともう1人の課長に話しました。毎週月曜日の定例課長会議の場で…

2人とも、とてもびっくりして、そして心配してくれました。
私が長期の休みを取ることによって、自分たちの仕事も増えるし、それよりも支店全体の業務に支障が出てくるのに、そのことについてはまったく嫌そうな顔はせず、『会社や仕事のことは考えずに、治療に専念して』と言ってくれました。
ほんとにありがたいことです。

そして、さらにその上の上司と人事部長に電話をしていただきました。

今の段階では術後の抗がん剤治療や分子標的治療がどういうスケジュールで行われるのかとか、副作用がどの程度あるのかが分からないので、具体的にどの位休むかとかは分からない状態だけど、とりあえず一報を入れていただきました。

自分でもさっそく就業規則を読んで、どういう扱いになるのかを調べてみました。
手術のための入院と退院後の自宅療養は、とりあえず2月下旬までを予定していますが、それは今年の分の年休で対応出来そうです。
もし、年休がなくなった場合でも、病気療養の場合は復活年休という制度があって、過去3年間で未消化で消えた年休が使えるらしいです。
ここ何年かはずっと年休は10日前後しか取っていないので、毎年10日程度が未消化で消えています。
3年分であれば約30日程度は復活出来るということかな。
ということは、来年度あらたにいただける20日と合わせて、約50日がリミットということですか。

他にも、傷病による休職の場合、2年間は退職までの猶予があるようです。
しかもそのうち1年間は無給ではないかも。

人事部長にまでいきなり話が行ってしまうのもどうかというところはありますが、一応管理職で役職がついているので、会社の人事にも影響が出てくることだから、早いうちから状況を報告する義務はあるかなと。
それに、一応営業担当者としての数字のノルマもあって、私の存在は支店の業績目標の頭数に入っている。
やっぱり戦力ダウンになる訳で、人員の補充も含めて、一支店の問題だけに留まらない…気がします。

たぶん状況次第では、課長職お役放免になる可能性もあるかなぁ。

半年くらい前までの一時期、すごく精神的にきつくて、『会社辞めようかなぁ~』と思ったことがあったけど、現実になりそう…です。

そういえば、がんの原因って、ストレスも大きな影響があるとか。
…すごく、思い当たるんですけど。

というか、その他リスクの高い生活習慣を送りつづけてきたということももちろんあるんですけど。

今日も、たくさん書いてしまいました。
まだ、書きたいことあるんだけど、今日はこの辺で。
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告知です [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今日、年末仕事納めの日でしたが、会社を休んで検査の結果を聞きに行きました。

前回のブログで『悪性の疑いがある』ということを書いて、ありがたいことに、たくさんの方から励ましのコメントをいただきました。
私自身も、なぜだか『きっと、大丈夫』と思っていたんですが。

残念な結果になりまして。

これからCT検査や手術をしてみないとはっきりしないのですが、今のところ『ステージⅠ』か『ステージⅡA』とのこと。

ちなみに、乳がんの病期分類では、
『ステージ0』  非浸潤がん:乳がんが発生した乳管や小葉の中にとどまっている
『ステージⅠ』  しこりが2㎝以下で、わきの下のリンパ節に転移なし
『ステージⅡA』 しこりが2㎝以下で、わきの下のリンパ節に転移あり
           しこりが2.1~5㎝で、わきの下のリンパ節に転移なし
『ステージⅡB』 しこりが2.1~5㎝で、わきの下のリンパ節に転移あり
           しこりが5.1㎝以上で、わきの下のリンパ節に転移なし
『ステージⅢA』
『ステージⅢB』
『ステージⅢC』
『ステージⅣ』  しこりの大きさを問わず、乳房から離れたところに転移している
という分類だそうです。

『ステージ0』と『ステージⅠ~Ⅳ』の違いは、非浸潤がんか浸潤がんかという違いです。
非浸潤がんの場合は、乳管内や小葉内にとどまっているので、転移の可能性はなく、その部分だけを切除すれば根治します。
が、浸潤がんの場合は、乳管を破っているので、血液やリンパ液によって体の他の部分にも転移している可能性があるということです。

なので、浸潤がんの場合は、手術でがんを切除してから、放射線療法や薬物療法などを行なって、体全体に散っているかもしれないがんを退治する必要があるとのこと。

薬物療法にも『抗がん剤による化学療法』『抗HER2療法』『ホルモン療法』の3つがあります。
がんのタイプによって、どの薬物療法を行うかが決まります。

がんのタイプというのは、がんが女性ホルモンに反応して増殖するタイプとHER2タンパク質過剰により増殖するタイプ、両者に当てはまるタイプ、両者ともに当てはまらないタイプに大きく分かれていて、それぞれの特徴に合わせた療法を行うのです。

私の場合、組織診断の結果では、HER2陽性とのこと。
ホルモン反応性があるかどうかは、まだはっきりしてません。

HER2タンパク質というのはがんの増殖を促すたんぱく質で、それが過剰ということは、進行度合いが早いということのようです。
この特徴を使って治療するのが抗HER2療法で、このHER2たんぱくを標的として作用する薬を用いて、がん細胞の増殖を抑制したり死滅させるする療法です。

ただし、この療法は抗がん剤療法との併用で行なうことが一般的とのこと。

ホルモン療法だけで抗がん剤治療をしなくても良いケースもあるようですが、HER2陽性であることがはっきりしているので、抗がん剤治療は避けられないようです。

抗がん剤といえば…4年前に亡くなった母も、抗がん剤治療を受けていました。
抗がん剤で苦しがっていたことや、髪の毛が抜けてしまった母を思い出します。
まさか、こんなにすぐに自分の身にそれが起こるとは…
でも、母が生きているうちでなくて良かったな~なんて思ったりします。


術後の治療法については、またおいおいと書いていきたいと思います。

その前に。最大の難局がある!!
手術&入院です。

どういう手術をするかについては…
とりあえず、ちょっと落ち着いてから書きます。
たぶん、長くなりそうなので。

で、入院については…
術後の化学療法も含めて、とにかく仕事をどうするか?です。

とりあえず、今日、術前のCT検査と手術日の予約をしました。
手術は、一番早い日程では1/20、それ以降は1/27とのことでした。
で、早い方がいいかと思って20日に予約しました。

その後、落ち着くために病院のすぐ近くにあるコメダ珈琲店に寄って、病院からもらった受診手帳を読みながら今後のことを考えてました。
仕事の段取りとか。
私が今抱えている案件が3件ほどあって、とりあえずそれを他の人に引き継げるようになるまでの時間を考えると、1/20では足りない!!ということに気が付きまして。

それに、今私のいる支店では、複数の人の退職や採用のために支店の体制も大きく変える必要があって、それぞれの具体的な仕事の割り振りを私が中心になって考えているところで。
昨日、ようやくまとめた案を支店長に見せて、年明けにみんなに発表しなければならない。
かなり混乱しそうなので、落ち着くまで采配役の私が抜けるのは…

それに、術後に備えていろいろなことを情報収集する時間や、入院の準備も必要だし。

ということで、やっぱり1/20を変更してもらおうと思って、もう一度病院に戻って、変更をお願いしました。
で、けっきょく、手術日は1/30になりました。
2日前から入院だそうです。
どれ位入院が必要か…というと、約2週間とのこと。
『退院したら、すぐに会社に行けますか?』と聞くと、先生は『!? 重いものとかは持てないと思いますよ』って。
先生の『!?』が気になったので、良く考えてみると、あんまりそういう質問をする人少ないのかもなぁ~と思いました。

今日は平日なので前回よりも早く終わるだろうし、午前半休にしても良かったんだけど、もしがんと告知されたらそのまま会社に行きたくないなーと思って、年休を取りました。
今日は仕事納めなので、仕事の終わりに年末打上げの飲み会があるし。さすがに、盛り上がれない…

10時半頃には終わったので、さっき書いた通り、コメダ珈琲店でお昼頃までいて、病院からもらった受診手帳を読みました。
その受信手帳には、乳がんのことや手術や治療法などいろいろ細かく解説してあります。

その後、ずーっと行きたいと思っていたマッサージへ。
60分間、痛気持ちよさの中で、あれこれ今後のことを考え。

帰りに本屋さんに寄って、乳がん関連の本を買いました。
帰ってからはその本を一通り読んで。
今日一日で、乳がんに関する知識がいっぺんに増えました。

で、ヴァイオリンの練習もしました。
明日、実家に帰省する前にレッスンに行くんですが、手術後しばらくはレッスンに行けそうにないので、来月はあと2回行くことにしました。
…というか、抗がん剤の治療が始まっても、レッスン続けられるのかなぁ。
もし難しいようなら、半年とか1年とか、レッスンをお休みしなければならないかも。

治療が終わっても、もし再発したら…もうヴァイオリン、弾けなくなるのか…と思ったり。

ヴァイオリンだけじゃなくって、もちろん、仕事も続けられるかどうか。

いろんなこと、考えてしまいます。

今は、ショックや不安よりも、仕事のことや生活が変わることへの関心が大きくて、こんなに淡々とブログを書いていられるのだろうなぁ~。

それに、まだ周りの人に言っていないので、事の重大性が認識出来ていないのかも。
明日、実家に帰るので、妹にはちゃんと話します。
父には…どうしようか、迷ってます。

会社の直属の上司ともう一人の課長には、今日休みを取るために『婦人科検診で要精密検査だったので検査を受けて、27日に結果が出るので、お休みいただきます』と言ってあります。
私が抜けて一番困るのはこの2人なので、彼らの理解が必要です。
もう1人、その上の上司にも報告しなきゃいけないかな…

部下たちにも言わなきゃいけないですよね。。。
みんなにも迷惑が掛かるし、不安だろうし。

あー、ほんとに、大変なことになっちゃいました。


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予想外! [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今日やっと、乳がん専門病院に行ってきました。

予約制ではないので9時頃に着いたら、もうすでに待合室に50人近い人が…。土曜日だからかな。。。2時間近く待って、やっと呼ばれました。

まずはマンモグラフィ検査から。
前回よりは、痛くなかった…

その後30分ほど待って、診察室に。
マンモの画像を見ながら、先生が説明してくれました。

先日の検診ではマンモの結果がカテゴリー3だったし、前回ちらっと見た画像でも右胸にくっきりと白い塊が映っていたのだけど、今日見た画像では、そういう白い部分は特に見られず。

その後、触診とエコーをしました。

最初左胸から始めて、特に何もなかったのかさらっと終わり右胸へ。
自分でも気になっているしこりがあるところで、やっぱり先生の手が止まって、何度も映してました。
途中で先生が看護士さんに『○○○、用意して』と言っているのを聞いて、『あれ、もしかして、タダでは済まされない…?』

『顔上げて、画像を見てください。ここに黒い部分があります』
『形が楕円形の場合は良性が多いんですが、形がいびつで、ちょっとギザギザになってますね…。この場合は良性とは言いにくいです』

『!!』
なんと。
あまりにも突然の告知に、ただびっくり。
確定した結果ではない、ということは理解しているのだけど、『悪性の疑いがある』ということだけでも、充分告知されたのと一緒だなと、なぜかその時半分冷静に考えてました。

『この後続いて、もう少し検査をしますね。組織を取って調べます。麻酔を打つので、すこしチクッとします』

ベッドに横たわったまま、しばし放心状態。

こちらの病院は乳がん専門の病院で、検診ではなくて精密検査を受けるために来たのだから、この後の検査があることは想定していたものの。
色々考える間もなく、次の検査に臨んだのでした。

今思うと、怖い思いをする時間が短くて良かったんだけど。。。

麻酔を打つ注射は少しチクッとした程度で、麻酔の後すぐに次の検査が始まりました。
怖いので、ずっと目を瞑っていたので、どんな器具を先生が持っているのかは分からず。
(目を開けていたら、もっと怖かったと思う)

『ちょっと、大きな音がしますよ…』
バチン、バチンという、大型のホッチキスで止められたような音がして、何かが胸の奥の方に入っていく感触が。
しかも、奥の方をグリグリして何かを探しているような。

痛くはないけど、何か尖ったものが体に刺さっていく感触で、やっぱり恐怖感でいっぱいに。
でも、『落ち着け、落ち着け。深呼吸だ~』と、またここでも少し冷静な私がおりました。

この作業を計3回やりました。

バチン、バチンとやっている最中、横の診察室のたぶん医院長さんらしき先生が、おばあちゃんの患者さんに診察結果を説明している様子が聞こえていました。
その話しぶりがすごくフレンドリーだったので、そちらに意識が行って、その分恐怖感が和らいだかも。

『はい、終わりましたよ~』

終わってからもう一度エコーの画像を見ながら、先生が説明してくれました。
『この黒い部分の大きさが、約1.7センチです。この画像からだけでみると、良性とは言えません』
『これが、採取した乳腺です。これを検査に回します。結果は25日に出ますが、年内は28日までなのでいつ来られますか?』

この先生はまだ若そうな30代の先生で、特に愛想が好い訳でもなく淡々としているんだけど、その事務的な感じに習って、私自身も事務的な受け答えが出来たのかも。
『もし、悪性だったら、どうなるの~?』と聞きたくなったけど、今それを聞いてもどうすることも出来ないと思い直しました。

25、26日は年末の仕事の追い込みで、すでに予定が入っていて休むことが出来ない。28日は帰省の切符も取ってあるし、ヴァイオリンのレッスンがあるので無理。ということで、27日午前休することにしました。

年末の最終日だし、休むために上司に理由を言うべきか、結果が分かってから言うべきか。

結果次第では、入院しなければいけないかもしれないし、通院も必要になる。
もしがんだったら、その進行度合いによっては、いろいろなことを考えなくてはならなくなる。

正直言って、今私が抜けると、すごく大変なことになるのは明らかだし。
たぶん、ちょっと呑気な直属の上司は、かなりパニくる。
いや、呑気過ぎるから、私がいないことを経験してもらうのも、ちょうどいい機会かも。
とか、考えたり。

今日やった検査が何か、はっきりと聞かなかったので、家に帰ってから調べてみました。
先生が看護士さんに○○○用意しといてと言ったのを思い返してみると、たしか『シーエヌビー(CNB)』と言ったような。調べてみると、一般的には『針生検』と言われる検査のようでした。
普通はその前に細胞診といって、細い針で細胞を取って検査する方法があるようですが、それを飛ばしての『針生検』。この検査は細胞ではなく組織の一部を採取するので、より確実な診断が出来るとのこと。
いきなり『針生検』ということは、より疑わしい、ということだったのかも。


今日は、病院の帰りに三越に寄って、5,500円のスパークリングワインと800円のローストチキンと100g660円の大エビチリマヨ200gを買いました。
『もしかしたら、クリスマス過ごすの、今年が最後かもしれないし』と。

私、思いました。
こういうことを考えると、普通は落ち込むもんじゃないか?
でも、私は『それだったら、高くても食べたいもの買おう』と、普通に思った。

もしかしたら、50歳まで生きないかもしれない。
そしたら、やることはやって、片づけることは片づけて。言いたいことは言って。
そうしようと思った。

家に帰ってから、さっそくすこし部屋を掃除しました。
それから、生命保険のチェック。
がん保険と生命保険の医療特約で、給付金の確認。

がんと診断されたら、合計で300万円の一時給付金がもらえるらしい!
がん治療にはどの位お金が掛かるかわからないけど、なんだかちょっとリッチになった気分。

それから、高額医療費制度とか失業保険のこととか、まだまだいろいろ確認しとかないといけないことがある。
大阪のマンションのことや貯金や生命保険のことも、妹に言っておかなければならないし。
ヴァイオリンも…私がいなくなったら誰に使ってもらうか、考えなきゃ。

とか。
50歳になったら、エンディングノート書こうかなぁ~と思っていたけど、もうちょっと早く始める必要があるかもと思ったのでした。

…とかなんとか言いながらも、『実は、良性でした~』だったりして。

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大丈夫かなぁ~ [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今年の夏頃から、右胸になんとなく気になるしこりを発見。
でも、痛くないし、なかなかきっかけがなく、そのままにしていました。

会社で義務付けられている特定健診の他に、健康保険組合の補助で人間ドックを受けることが出来るんだけど、自分で申し込まなくてはいけないのです。
前の職場では、人間ドックの方も希望者の分を取りまとめて申し込んでくれていたんだけど、今の職場はそういうありがたいことをやってくれる人がいなくて。
この2年間ほどは人間ドック&婦人科検診を受けていなかったのでした。

でも、胸のしこりはなくならないし。。。

人間ドックは平日しか行けないので、すこし仕事が余裕のある1月とか2月に行くとして、とりあえず、土曜日に検診をやっている所を探して、婦人科検診に行ってきました。

で、先日結果が送られてきたんだけど…

やっぱり、引っかかってしまいました。
マンモグラフィーの結果が『カテゴリー3腫瘤』とのこと。
エコーでは『カテゴリー1』でした。
それ以上の詳しいコメントもなかったので、ネットで調べてみました。

マンモグラフィーのガイドライン
カテゴリーは1から5まであって、1は異常所見なし。
2は良性。
4は悪性の疑い。
5は、悪性。
そして3は、良性、しかし悪性を否定出来ず。

カテゴリー3で実際に悪性であった人は1~4%と、誰かが書いてました。

…ということは。
100人のうち1~4人の確率ということ。
なんだか一瞬安心してしまいそうな確率と思いきや、私自身のことで1~2%の確率に当てはまることがあるのでした。
それは、うちの会社の女性管理職の割合。この1~2%の中に私が含まれているのです…

それともう1つ。
昨年24時間心電図ホルダーをつけて検査を受けた『WPW症候群』の発生割合も100人に1人位だそうで。
1%の中に、私、います。。。

まったく、この1~4%の数字には安心出来ない!!

ということで、これまた土曜日でも診察をしている乳がん専門の病院に行くことにしました。

また検査を受けるのは嫌だけど、早く安心したいし。。。
なんともなければ、いいんだけど。




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