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免疫力アップ大作戦!⑭in 秋田角館 夏瀬温泉・岩手 花巻温泉1日目 [旅行]

5月15日から2泊3日で、秋田県の角館、夏瀬温泉、岩手県の花巻温泉に行ってきました。
東北へは、社会人になりたての頃にスキーで福島県に行ったことがあるだけなので、観光で行くのは初めてです。

1日目。
まずは新幹線で東京へ。東京からは秋田新幹線こまち13号で。秋田新幹線はもちろん初めて。秋田行のこまちは盛岡まで新青森行の東北新幹線に連結されていきます。赤い方がこまちです。
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角館まで約3時間の長旅なので、ちょっと贅沢にグリーン車で。
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角館に着くのは13:24。なので、新幹線でランチです。東京駅での乗り継ぎ時間があまりなかったので、新幹線の中で駅弁を購入。牛肉弁当です。すきやきと牛そぼろのお弁当で、美味しい~[ひらめき] 新大阪でいつも買う牛すき弁当といい、新幹線の牛肉系弁当、かなりレベル高いです。
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角館に着きました。こまちの赤い流線形がとてもかわいいですね。
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角館は秋田県の内陸部に位置する城下町です。武家屋敷と桜で有名なところです。
桜の花(レプリカですが・・・)でお出迎え。『えぐきてけだんし』とは『よくいらしてくださいました』というこの仙北地方の方言だそうですよ。
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駅から武家屋敷の中心エリアまでは徒歩で約15分。まず向かったのは、元は武士で、明治後期から大正時代にかけて繁栄した大地主さんの家『西宮家』。中で食事が出来たり、雑貨を売っていました。
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今回の旅も、たくさんの花を愛でることが出来ましたヨ。
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『たてつ家』。こちらも明治時代に建てられた商家で、資料館となっています。庭はきれいに手入れされていて、たくさんの花が咲いていました。ちょっと珍しいお花も。
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武家屋敷入口手前にある『食彩町屋館』。秋田名産品を売っているお店です。入口にあった植木鉢のお花がとても可愛らしかったので、パチリ。
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こちらでいろいろ秋田ならではの食材をGetしましたヨ。お披露目は後ほど。
ネットで検索してみると、なんと、こちらのお店は約1ヶ月前に出来たばかり。確かに、真新しくてとてもきれいだった。。。2階には自然派バイキングのレストランがあります。野菜中心のバイキングで、なんと、時間制限なしだそうです。行ってみたかったけど、時間の都合上あきらめましたが、今度機会があったら行ってみたいなぁ~
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かりんとう饅頭。3個入りで、中身の餡は、枝豆・かぼちゃ・栗。1個はお店の前のベンチで食べて、残りは次の日の新幹線で。外がパリパリで、中身の餡も甘すぎず。お店で作っているので出来立てで、アツアツ。美味しかった~

さて、いよいよ武家屋敷ストリートです。さっきも書きましたが、この角館、桜の町として有名で、4月の下旬からGWにかけて満開を迎えるそうです。この写真に写っている木々はほとんどがしだれ桜。今年の見頃はいつもより少し早いGW前だったそうです。ものすごい人出だそうですよ。
私が訪れた時には観光客はまばらで、ゆっくりと散策することが出来ました。桜の花は見れなかったけど、武家屋敷沿いに枝垂れた葉の新緑がとてもきれいで、それはとても雰囲気があります。
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ちなみに・・・満開の桜はこちら。
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サクラで町が埋め尽くされるようですね。
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桧木内川沿いに2km以上にわたって、ソメイヨシノの桜並木が続きます。

さて、武家屋敷めぐりです。まずは『河原田家』、中級武士のお宅です。この城下町は、関ヶ原の戦い後の1620年に、芦名氏がそれまで古城山の北側にあった城下町を南側に移設して造ったそうです。その後芦名家の断絶により、佐竹北家が治めました。
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こちらは『小田野家』。『河原田家』のお隣さんで、庭同士がつながっています。
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サクラだけではありません。赤や緑の楓の木も。一瞬、ここだけ秋になったような・・・?あまりに見事なグラデーションです[ぴかぴか(新しい)]
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空中浮遊[exclamation&question]
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塀沿いには枝木が垂れ下がっているので、毛虫ちゃんも一緒に垂れ下がっています[ひらめき]

こちらは武家屋敷ストリートの中心にあるダブルT字路。ここを境に北側は上級武士の家、南側が中級武士の家となっています。十字路になっていないのは、防戦上の工夫。見通しが効かないようにしてあるそうです。今は逆に、安全上隅切りがなされていますが、元来は直角に塀があったので、簡単に攻め込まれないようになってました。
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また、この道の幅、当時から変わっていないそうです。6間10.8mだそうです。およそ昔の道は、1間1.8m~2間3.6mと狭い道路が大半だった中、当時としては6間道路はかなり広かったということですね。ちなみに、6間というと、当時の東海道の道幅と同じです。
武家町と町人町を隔てる境界に造られた25m幅の火除けと同じく、城下町を造る時に、防火を意識して造られたということのようです。
ちなみに、道路の高さは30㎝ほど嵩上げされています。ちょうど側溝の底の位置が本来の道路の高さだそうです。塀が低く感じられるのは、当時と比べて道路が高くなっているからだそうですヨ。

実は、新幹線でそろそろ角館に着こうかという時に、足が吊ってしまいまして。で、そのまま散策をしたので、この頃にはかなり足に疲労感が溜まってました。
そのこともあって、人力車に乗ってみよう~と思いまして。これまで各地の観光地で人力車に乗っている人を見ると、『ちょっと恥ずかしそう。勇気あるなぁ~』なんて思っていたけど、思い切って乗ってみることにしました。いろいろと武家屋敷のことを解説をしてくれるようなので、一石二鳥ということで。
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ところが・・・いざ乗ろうとした時、足が吊った[exclamation×2] 劇的に痛くて、その場でのた打ち回ってしまいました[たらーっ(汗)] 人力車の担ぎ手さんもさぞかしびっくりしたでしょうね~。
しばらく足が吊るのが治まるまで、近くのベンチで休憩してから、再チャレンジ。
無事に乗り込むことが出来て、人力車で武家屋敷巡りに出発[exclamation]

こちらは『青柳家』。角館の武家屋敷の代表的な上級武士のお屋敷です。貴重な武家道具や武具、江戸時代の文献などが展示されている屋敷内や、3000坪もの敷地内を観覧することが出来ます。人力車だったので、外から観るだけでしたが。。。その代り、担ぎ手さんにいろいろと武家屋敷のことを解説してもらいましたヨ。
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薬医門の両脇には、馬を繋いでおくための穴が開けられた『馬つなぎ石』や、馬に乗るための『馬乗り石』も現存します。
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こちらは日本に1本しかない樹齢200年以上の『青柳八重桜』。
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いわゆる覗き窓、『武者窓』。塀の高さが違うところが、隣との境界だそうです。高い方が身分の高い家。担ぎ手さんにそのことを解説してもらってから、改めて町並みを見ると、町の北側に行くにしたがって、塀の高さが高くなっていってます。なんとも直球的な、身分制度が表れた街づくりですね。一目でそこに住む人の位が分かり、序列がはっきりしていたってことなんですねぇ。

宿のお迎えの時間までにあまり余裕がなかったので、人力車での観光は15分とかなり短かったけど、一人で歩いて観て回るよりも、武家屋敷についていろいろ知ることが出来て良かったです。

角館駅からはお迎えの車に乗って、この日のお宿『夏瀬温泉 都わすれ』さんへ。角館の駅からは車でなんと30分[exclamation] 15分ほど行くと車は未舗装道路を走り、秋田杉の生い茂る奥深い山の中へ入っていきます。未舗装でカーブの連続なので、時速15kmくらいの速度でゆっくり進みます。

しばらくすると、ダムが見えてきました。神代ダムです。コバルトブルーの湖面がちらちらと秋田杉の間から見えて、テンションが上がります。この神代ダムの上流沿いに宿があります。そして、このダムの下流に『回顧(みかえり)の滝』で有名な景勝地、『抱返り渓谷』があります。
秋には見事な紅葉が愛でられるところで、是非とも行ってみたいところですが、今回は時間の都合上、『抱き返り渓谷』散策は残念ながら断念。

ほんとに何もない人の気配を全く感じない山道をひたすら走っていくと、突如、こんな所に建物が[exclamation] と驚き。 ようやく宿に着きました。
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こちらの都わすれさんは、元々は江戸時代から続く温泉でしたが、あまりにも山奥なので(周囲6kmに民家がないそうです)廃墟となっていたものを、乳頭温泉妙乃湯の女将さんが2005年に2億円の借金をして再興して、息子さんと一緒に経営されているそうです。
全10室のうち9室が露天風呂付のお部屋で、秘境の隠れ家的なお宿ということで著名人や芸能人の方も、けっこう泊まられているとか。
女将さんが47歳の時に胃がんを患ったのをきっかけに、それまで東京でインテリア関係の仕事をされていたのを辞めて、ご実家の妙乃湯を継がれたということです。そして、子供の頃によく連れてきてもらっていたこの夏瀬温泉を、女性が喜ぶお宿に生まれ変わらせたいということで再興することになったそうです。

ロビーからは素敵な中庭を眺めることが出来ます。
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ロビーや小部屋にはロッキングチェアーが置いてあります。部屋ではスマホがつながらないので、必要な時はこの椅子に座ってスマホタイム。ロッキングチェアーってすごく、リラックス出来ますね。

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チェックインすると、ウェルカムドリンクのサービスが。なんと、生ビールも選べます。これにはびっくり。そしておつまみも。。。秋田県の名産品『いぶりがっこ』にクリームチーズを乗せたもの。これまで食べたことがない味で、香ばしくて、またこれが美味しい~[るんるん] いぶりがっことは、大根を楢の原木で燻製にして、糠漬けしたものとのこと。木でいぶってある漬物(=がっこ)なので、いぶりがっこと言うそうです。

お部屋は『雛ざくら』。お部屋は8畳、露天風呂付。大きな窓で開放感があるので、部屋も広く感じられます。
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よく旅館にある2脚セットのソファーではなくて、こんな可愛らしいベッドソファーが置いてありました。南部鉄瓶の赤い急須も、とてもおしゃれ。女将さんがインテリア関係の仕事をされていたということもあって、調度品や雑貨はとてもセンスが良いですね。
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作務衣とバスローブ。浴衣もありましたが、着崩れないので断然作務衣。でもバスローブの方がもっとリラックス出来るので、部屋にいる時はバスローブで過ごしました。バスローブが置いてある旅館って、初めてかも。

そして、この旅の最大の楽しみの一つ、客室露天風呂[いい気分(温泉)]
湯船に浸かりながら、コバルトブルーの抱き返り渓谷の流れを楽しむことが出来ます[ぴかぴか(新しい)]
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部屋のお風呂に入る前に、まずはお宿の内湯、総ヒバ造りの『桃源の湯』へ。部屋数が少ない=宿泊客も少ないということで、先客は一人だけでした。
泉質は、ナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉、低張性 弱アルカリ温泉。
効能は、慢性皮膚病、動脈硬化症、肥満、糖尿病、痛風。。。今の私にぴったりの効能。

宿に着いた頃にはまだ少し日差しが強かったんですが、しばらくすると・・・雲行きが怪しくなり・・・桃源の湯から上がってきた頃には雷ゴロゴロ[雷] 大雨[雨]になってしまいました。。。
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でも、それがまたとても幻想的。靄が立ち込めて渓流の色が白に変わり、何とも言えぬ風情に。
大雨の降る中、部屋の露天風呂に入りました。いやぁ~、癒されるぅ~[いい気分(温泉)]

そして、またまた最大の楽しみの一つ、お食事タイムです。
運ばれてきたお料理に気を取られて、写真を撮るのを忘れましたが、まずは、生ビール[ビール]
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ガラスの器がとても素敵で、夏瀬温泉の名前を連想させる納涼感いっぱいのお料理です。山菜や野菜中心の秋田の郷土料理尽くしです。

食前酒のにごり酒。
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前菜。左から、蕗味噌、胡麻豆腐、姫サザエ磯煮、山わさび醤油漬け雲丹乗せ。
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あいこ辛し和え。あいことは山菜の一種で、シャキシャキしていて、お酒のあてにピッタリ。
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温野菜。味噌とゴマダレで。この味噌がまた美味しくて、温野菜を食べ終わった後も、お酒のお供にさせていただきました。
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汁椀は、稲庭うどん。ヒラキナメコが入った暖かいおうどん。出汁が、超ウマ。
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お造り。男鹿産活殻付き雲丹。お造りで雲丹一品とは、なんとも贅沢な感じ。殻を穿って雲丹を食べたのは初めて。トロトロで、笑いが止まりません[るんるん] ちなみに、周りの赤い色は、器の色。氷が赤くなっているように見えます。洒落た演出ですねぇ~
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朝採れのわらびのお浸し。とろっとろだけどちゃんと噛み応えもあって、わらびってこんなに美味しかったっけ?と思うほどの美味。写真では少量に見えますが、けっこう量があって、最後までお酒のお供になりました。
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煮物は、海老真丈湯葉巻蟹餡かけ。
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ここで、地酒タイム。こちらのお宿にも地酒飲み比べセットがありましたヨ。『飛良泉』はにかほ市の山廃純米。『神代』は大仙市の純米大吟醸、『刈穂』も大仙市の六舟。どれもうめぇ~
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いぶりがっこサラダ。先ほど紹介したいぶりがっこを千切りにしたものをサラダに。お代わり自由ということで大きめのサラダボールで用意されていて、あまりにも美味しいので、全部食べました。いぶりがっこの香ばしい何とも言えない味がサラダのドレッシング代わりにもなってます。いぶりがっこ、恐るべし。

秋田県産三梨牛石焼き。ワサビ、たれ、塩、こしょうで。霜降りのお肉で柔らかく、こちらも美味しすぎて、笑いが[わーい(嬉しい顔)]
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もう一つのメイン料理、比内地鶏のつみれ鍋~塩魚汁仕立て~ 大きなヒラキナメコが入っていて食感が良いし、なんと言ってもスープが美味しい(*^_^*) こちらもお代わり自由、2杯目はゆず味噌を入れて、また違った味を楽しむことが出来ました。スープだけでお酒のあてになる[exclamation]
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そして、お次のお酒は・・・このお宿オリジナルの冷酒『都わすれ』。純米大吟醸です。秋田県湯沢市の木村酒造さんに依頼して造っているお酒だそうです。
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とにかく、酒瓶が可愛い[ぴかぴか(新しい)] お持ち帰りさせていただきました。一輪挿しにぴったり。

止鉢は、こごみの胡麻和え。箸休めにはしその実。
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ご飯ものは、秋田名物味噌たんぽ。ご飯がホクホク。
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甘味ものは、こまちアイス、水まんじゅう、苺。こまちアイスにはお米の粒が入っていて、甘さ加減もちょうど良く、絶品[ぴかぴか(新しい)]
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最後に出されたお茶はほうじ茶で、とても香ばしかった~

東北地方で食べた初めての本格的なお料理で、馴染みのないものもたくさんありましたが、驚きや笑いが思わず飛び出すほど、どれも美味しかったです。

食事が済むと、もう一度部屋のお風呂に入った後、宿の露天風呂『夏瀬のゆっこ』へ。1時間ごとに貸切となっていて、21時に予約していました。
宿の露天風呂へ行くには、一旦外に出なければなりません。大雨でも大丈夫。こんなに風情のある蛇の目傘が用意されています。
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貸切露天風呂はけっこう広くて、5、6人は十分入れる大きさです。屋根がないので、大粒の雨が湯船にたくさんの水泡を造っています。雨が降っていても湯船に入れば全然平気で、むしろ楽しい気分。とっても、気持ち良かったぁ~
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貸切露天風呂から帰ってきて、またまた[ビール] 
そしてすこし湯冷め、酔い醒めしてきた頃に、もう一風呂[いい気分(温泉)] この日は合計5回、温泉に入りましたよ~
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お布団は、マットも厚めでフワフワ。上布団のシーツが四つ葉のクローバー状になっているのが、カワイイ[かわいい]

二日目に続く。。。








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