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レッスン33回目 [ヴァイオリンのこと]

昨日のレッスン。まずはいつもの1、3ポジション移動の音階練習。二長調。デタッシェ、2つ、4つ、8つのスラーで2回ずつ。

やさしいカイザーは今回から4番。これは同じ弦上での左指を広げる運動がテーマです。E線3の指Aと4の指C〔短3度〕が、キビシイ~!! 小指と薬指の間が“裂けそう”な。

……と苦戦してたら、さらに上を行く組み合わせが登場。E線の2の指Gと4の指C〔完全4度〕、1の指Fと4の指H〔増4度〕。

しかも、低音の方を押さえたまま、高音を繰り返し押さえなくてはいけないのです。
先生曰く『最初はゆっくりのテンポで、じわじわやっていくこと。だんだん、届くようになるから』って。

①まずは、高音(小指)の方から確実に音をとって、低音の方を押さえるようにすること。
②人差し指の付け根がネックについていると、各指と小指との角度が鈍角になるので、人差し指の付け根で楽器を支えないこと。
4番を一度に何度もやると手を傷めるので、少しずつでいいとのことです。その代わり7番を一緒に練習してくださいとのことでした。
7番は移弦をしながら左手の指を広げる運動。ポイントは1音ごとに指を離さないで、次の音をとること。これも最初はゆっくり確実に、指を広げながら音をとるように、とのことでした。

今日自宅で7番をやってみたけど、1音ずつ指をおいたままっていうのは、相当苦しいデス。途中で、指だけでなく全身が疲れてしまったので、全部弾くことができませんでした。音楽なのに、なんだか筋トレって感じですネ。まあ徐々に少しずつやっていくうちに、いつか要らない力が入らなくても自然と弾けるようになることを信じて、今は、鍛錬するしかないかぁ~

そしてザイツの5番第1楽章。このところ、音をまったく間違えて覚えていた……ということが、頻繁にあるのだけれど、今度はリズムをまったく間違っている箇所が、3箇所も!!
③第1楽章の終わりから5小節目16分音符4つ、4分音符1つ、16分音符4つ、4分音符1つのところの、2回出てくる4分音符を8分音符1つで弾いてました。
④その次の終わりから4小節目16分音符4つ、8分音符2つ、16分音符4つ、8分音符2つのところの、2回出てくる8分音符を8分音符1つで。
⑤終わりから2小節目8分音符8つのところを16分音符8つで。


つまり、ちゃんと4分の4拍子になっていなかった訳デス……
なぜ、こんなことになったのかと考えてみました。練習では第1楽章をだいたい、4分音符=80~84くらいで弾き始めるんですけど、後半1小節に16分音符×16個、が連なるところから、指が追いつかなくてテンポが4分音符=60くらいになるのです。ただ、終わりから5小節目から16分音符の連なりが減って44分音符とか8分音符が出てくると、指の動きに余裕が出来て速くても弾けるようになるのです。
そして模範CDを何度も聞いているので、本来の4分音符=120くらいのテンポを覚えてしまっていて、弾けるところはそのテンポで弾いてしまう訳です。
つまり、弾けない16分音符は4分音符=600で、弾ける4分音符や8分音符は44分音符=120くらいで弾くので、小節を通して弾くと4分音符や8分音符は半分の長さになってしまうということですね~。

先生も、びっくりしたかも?
『音が間違ってても曲になるけど、リズムがバラバラだと曲にならないヨ。リズムが一番基本なんだヨ。たとえば打楽器のように、音程がなくてリズムだけでも曲にはなるけど、音程があっても、リズムがめちゃくちゃだと曲にはならないでしょ』って言いながら、ピアノで、リズムがバラバラなフレーズを即興で弾いてくれました~(^_^メ)

ということで昨日は自宅に帰ってから、チューナーについているメトロノームでテンポを一定にして、楽譜をみながら、リズムの確認作業をしました。ふだんメトロノームを使って練習していないので、なんだか目からウロコってかんじでした。

新しい曲を練習し始める時は最初に、楽器を弾かずに楽譜をみて、わかりにくそうなところの指番号と音名を書き込みます。次に、ボーイングのアップダウンを書いていきます。で、手で拍を取りながらリズムの確認をして、メロディーを歌ってみます。
そしてチューナーを見ながら、楽器で音取りとボーイングの確認をします。ただ音取りとボーイングばかりに神経がいっているので、リズムは二の次になっているような……
あとはひたすら1曲を通せるようになるまで繰り返して練習します。通せるようになったら速いテンポで弾けるように、ひたすら弾くという練習方法なのでした。
曲が通せるようになったら、速いテンポで弾く練習よりも、リズムをちゃんと確認する作業が必要だということですネ~

昨日のレッスンでは終わりの5小節は注意点満載だったけど、一応1楽章の最後まで通せました~
前々回注意された音程の不安定な16分音符続きのところはうまいこと弾けたので、先生が『いいですヨ~』って、満足げな顔をしてくれました。

そうそう、この前このブログにアップしたザイツの5番は、リズムが完全に間違っててテンポもバラバラだし、音程もかなり外しています……恥ずかしいので削除しようかとも考えたんですが、これも練習の軌跡だということで、一応そのままにしておきます。
3楽章までレッスンでやって完成度が高くなったら、またアップしてみようかと思います。
“ビフォアー~アフター”ということで。
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