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レッスン38回目 [ヴァイオリンのこと]

今日のレッスンは『やさしいカイザー』の7番から。先週先生が『今度から音階の前にカイザーをやりましょう』って言ってたのでした。で、今日のレッスン開始のとき、先生が『じゃあ、カイザーからね』って。
……先生、先週言ったことちゃんと覚えてたんだ~!!と、変なところで感心してしまったのでした。

って、いつもは『はい、どうぞ(どれをやるって言ってたっけ?)』ってかんじで、私が『今日は○○からです』って自己申告しないといけないから。まぁ、先生も生徒さんがたくさんいて(何人ぐらい教えているのかは聞いた事がないけど)、みんな進み方もそれぞれだから、毎回一人ひとりの進行状況を覚えていられないとは思うし。……そうはわかっていても、ちょっと寂しい気もするけど。
だから今日先生が、先週言ったことを覚えててくれたことが、ちょっとしたサプライズなのでした。

で、やさしいカイザー7番。先週音が取れていなかった8小節目で、今回もひっかかりました。○印をつけて重点的に練習したはずなのに……
思うに、“ここは半音上がる”とか“この音はEナチュラル”っていうように、頭の中で何の音か確認(イメージ)しないで、なんとなく弾いているのがダメなのかも。頭で意識すれば、左手もそのように動いてくれるはず。
何も考えないで、雰囲気で弾こうとする傾向がある私。簡単な童謡とか聞き覚えのある曲を流し弾きして楽しむのが好きなんだけど、それって、その音が何の音かをまったく意識せずに弾くクセがついてしまうことなのかも。

8小節目を4、5回繰り返した後、『じゃあ7番は家で練習しといて。来週からは8番をやりましょう』と。8小節目まではわりと正確に音が取れていたからなのか、一応、△ということみたい。

8番の注意点。6つのスラー、一つ一つ音を切って、弓の配分を正確に6等分にして弾くこと。
さっき帰ってから途中まで音取りをしてみました。これもけっこう半音が出てきます……♯E=F、♯D=♭E、に注意!!

やさしいカイザーの次は、いつもの音階練習。二長調。ポジション移動のあとの、CとD(3と4の指)の間隔に注意(間隔、空き過ぎ~)。3rdポジションやハイポジションでは、指の間隔が狭くなることを忘れないこと。

ザイツのコンチェルト5番第3楽章。
①前半17小節目、211小節目のFの音が上ずらないように。
中盤、meno mossoのところは今日もヴィブラートがきれいにかかり、先生がピアノ伴奏を付けてくれたので、気持ち良く弾けました~(*^_^*)
が、a tempoからの部分、重音部分の次に苦手なところでストップ。

ここは3ヶ月前にこの曲を練習し始めてから、いっこうに上手く弾けません~ “なんで3ヶ月も練習してるのにうまくならないんだろう……!!”と、以前にも書いたように“練習してるのに進歩がない!”と思うところ。

先生に『じゃあ、そこから弾いてみて』って言われたけど、弾けない!!家での練習ではa tempoになる1小節前から弾き始めてるので『途中からだと、弾けません~』って言うと、『それが!!それが、ダメなんですよ~!!』

『どの小節からでも、弾けなきゃ。それは曲を通して弾く練習ばかりしているからですよ。僕なんか練習する時は曲の始めから弾かないよ。弾けない部分だけを何回も練習するよ。家での練習では曲を通して弾くことはまずないヨ』
 (^_^メ) (わ、私。。。家では毎回必ず、1楽章から3楽章まで全部通して弾いてます。。。)
『1曲の中でも、弾けるところは練習しなくても弾けるから。弾けないところを練習するんだよ!』
 ( ..)φメモメモ (たしかに、それはごもっともデス……弾けるところを弾く時間を、弾けないところを練習する時間にあてるということですね……)
『弾けないところだけ弾くと3分でも100回は弾けるでしょ』
 (>_<) (100回は、ムリでしょ。でも同じ3分でも曲を通して弾くと、弾けない部分は1回しか弾かないことになるのね)
『曲を通して弾くのは、僕の前で弾けばいい』
 \(^o^)/ (なるほど。先生が、Audienceってことか!)
『これから家での練習では、いっさい曲を通して弾かないようにしてみ!』
 (@_@;) (エーッッ~!!そんな、そんなことが出来るんだろうか~)

で、今日のレッスンは終了。帰り道、この“通し練習禁止令”についてあれこれ考えながら帰りました。
だんだんと難しい曲でも弾けるということが楽しくて、練習の原動力にもなっているというのに。曲を弾く楽しみが味わえないなんて~ 残酷な。
というか、今までどんなに短い練習時間でも必ず曲を通して弾いていたので、“部分練習のみ”などという中途半端なことをすると、ストレスたまりそうな気がするんですけど~
でもよく考えてみると。曲を通して弾くと、細かいところが弾けてなくてもなんだか“上手く弾けた”気になってしまうのは確か。
もしかして、曲は通すことが出来るんだけどいっこうに上手くならないと感じるのは、細かいところができてないから?
今日のレッスンは、私にとっては、すごく革命的なレッスンだったかも。

試しに帰ってからの40分間、部分練習だけしてみました。さっきの画像アップしたところと、その次の重音部分だけ、とにかく何回も繰り返して練習してみました。
一つ一つの音を確認しながら繰り返して弾いてみると、音程が甘いところがいっぱい。弓と左手の押さえのタイミングがずれて、かすれた音が入ってしまうところも、重点的に練習しました。
とにかく、繰り返して何度も何度もいろいろなことを確認しながら弾いたので、40分しかしてないのに、かなり良くなった気がします。
“部分練習”って、こんなに大事なことだったんだ~ 
なんて、むちゃくちゃ当たり前のことなのに、目からウロコ的な発見なのでした。
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