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レッスン60回目 [ヴァイオリンのこと]

9月4日、東京での研修に行くついでに大阪で途中下車して、レッスンしてきました。思えばこのレッスンが、その後3日間続いた落ち込むことが満載のキツイ日々の始まりなのでした……

『やさしいカイザー』24番。自宅では詰まることなく音程もかなり正確に弾けているつもりだったのに、この日のレッスンではまったく弾けず。いつも速いテンポで練習しているので、レッスンでゆっくりと音程を確認しながら弾くと、調子が狂ったように弾けなくなってしまって……

『小野アンナの音階教本』1・3・5・7ポジション移動の練習。これは自宅でもゆっくり音程を確認しながら弾いているので、いつも通りに弾けたけど。

『ヴィヴァルディ コンチェルトト短調第3楽章』。これはカイザーと同様ゆっくり弾くとまったくダメ。ヴィブラートもぜんぜん掛けられないし、音ははずすし。っていうかぜんぜん違う音を弾いてしまう始末……。20分くらい弾いたのに第3楽章の最後まで弾くことができなかった。頭が真っ白になったかんじで。こんなの初めてでした。

先生にも呆れられたみたいで、今までで初めて、“叱られた”。
『いつも言ってるけど、自宅の練習では曲を通して弾かないこと!まだ自宅で演奏会してるでしょ!』
『速いテンポで通して弾いてばかりいるから、細かいところがぜんぜん出来てないですよ。中途半端にしか弾けてない。あなたの弾き方は、ものすごいスピードでカーブに突っ込んでいってるようなものです』
『弾けないところが完璧に弾けるようになるまで、そこだけを何度も繰り返して練習する。それを積み重ねていく。それでその日の練習の一番最後に、1回だけゆっくりのテンポで通すようにしなさい。それを徹底したら、僕の前で速いテンポで弾いても、バッチリ完璧に弾けるようになりますよ』
『上手くなるには、ゆっくり丁寧に練習すること。部分練習を徹底することが、上手くなるためのたった一つの方法です。そのことにあなたが気付かなければ、これ以上上手くなりませんよ。僕もこのことに気がつくのに長いこと掛かったけど、いつも、そのことを早くあなたに気がついてほしいって思うんですよ』
……などなど、まだまだ続くのでした。

まったく先生の言う通りだということがわかっているのに、何度も言われなければならないなんて……情けなくて、悔しくて。

でも、先生はすごく厳しくて音程も雑音も指使いにも容赦がないけど、それだけ期待されているのかなぁ~と思うと、やっぱりウレシイ。
前に先生も『楽しく弾ければいいという程度の人には厳しいことは言わないけど、上手くなりたい人には口うるさく言いますよ』って言ってたように。練習の仕方次第でもっと上手くなれるっていうことは、先があるってことだよねって自分に言い聞かせてます。

そうは言ってもやっぱり、自分の情けなさに呆れて、落ち込んでしまってます……この後続く凹みの連続も、自分でもわかっていることが出来なくて、自分の甘さが情けなくて、自己嫌悪の連続でなのした。。。

さて次回は、そろそろ和音の練習もしていきましょうとのことで、『やさしいカイザー』の20番と『あたらしいバイオリン教本3』の和音の練習を新たにやることになりました。
和音を弾くためには左手の親指の位置や、弦を押さえる位置(例えばA線を弾く時D線寄りを押さえるかE線寄りを押さえるかということ)を工夫しながら弾かないと弾けません。指を立てて弾くことも必要。難しいです……指が開かないし……。
でも、乗り越えないといけない壁です。

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