免疫力アップ大作戦!㉒ in 伊豆半島1日目 [旅行]
1月の旅行は16~18日、お休みを取って伊豆半島へ2泊3日の旅です。
先月の群馬県で47都道府県宿泊制覇出来たので、2順目はこの『免疫力アップ大作戦』で行ったことがない都道府県にしようと思っていたのですが・・・
伊豆は今回で6回目、昨年6月にも行ったばかりですが、冬の富士山を見たかったのと、口コミの高いお宿が予約出来たので、再訪です。
伊豆半島はあらゆるところに温泉がある温泉半島。口コミが高く、かつ露天風呂付のお部屋に、休前日でもおひとりさまでも泊まれる宿が多いし、絶景の景勝地やいろいろなミュージアムなど見どころがたくさんあるので、何度でも訪れたくなります。
それにやっぱり、富士山
なかなか天候に恵まれず前回も雨だったので、リベンジ!ということで。絶景の富士山にそう簡単に会えないのも、再訪を重ねたくなる大きな理由の一つです。
新幹線から見える富士山。この日は快晴 でも、ちょっと暖かいせいか、全体的に霞んでいます。
『頭を雲の上に出し~』
今年は暖冬のせいか、富士山の雪も少ないようですね。
前回6月と同じく、新幹線で三島まで行って、そこからレンタカーです。
今回のお供は、トヨタのアクア。この色は初めて。
最初の目的地、伊豆の国市にある伊豆の国パノラマパークへ。三島駅からは車で30分ほどです。
左側に見えているのが葛城山。この山頂までロープウェイで行きます。
とその前に、まずは初めに腹ごしらえ・・・ということで、山麓駅にあるレストランでバイキング。
11時オープンですが、20分ほど前に着いたので、お土産屋さんを物色しながら時間潰し。オープンと同時に入店すると・・・500席もある広々としたホールのレストランに、なんと一番乗り~
これまで何度もバイキングに行ったことがありますが、すべてのお料理が誰にも手を付けられていないできれいに盛り付けられているのを一番最初に取るのは初めて。空いているので好きな物をストレスなく選べたし、すごくVIPな感じでした。
品数もたくさんあったし地元グルメ(富士宮やきそば、三島コロッケなどなど)もあって、ついつい取り過ぎました~
でも、晩ごはんのために、いつもよりは控えめのつもり・・・
食べている間に外を見ると観光バスが何台もやってきて、団体さんが続々と入店。一気に200人位のお客さんが増えて、お料理の周りも大混雑してました。いやー、あのタイミングにぶつかったらなかなか料理が取れなくて、ストレス溜まっただろうなぁ~
ランチバイキングのあと、ロープウェイで葛城山の山頂へ。ここは富士山と駿河湾を望む絶景ビューポイントです。
山頂の富士山展望デッキからみた眺め。新幹線から見た時よりも、雲がかかっていて残念
それでも、素晴らしい眺めです。
展望デッキには富士見の足湯もあって、足湯に浸かりながら富士山を見ることが出来ます。
反対側もとても良い眺めですよ。こちらは修善寺方面。
山の重なりがグラデーションになっていて、とても幻想的。
展望デッキから更に山頂に登った所に山頂展望台があります。そこからもう一度富士山ショットを。
雲の上にわずかに富士山の頭が見えてます・・・駿河湾の向こうには南アルプス連峰も見ることが出来ます。手前の△の島は淡島。水族館などのマリンパークがあるところです。
実は今回の旅、最初の予定は1泊2日で、この後この淡島マリンパークに行く予定でしたが、休みが取れたのでもう1泊して修善寺や伊東方面にも行くことにしたので、淡島はまた別の機会に行くことにしたのでした。
それにしても、綺麗に三角な島ですね。
山頂にある葛城神社。
病気平癒をお祈りして、おみくじを。『小吉』でした。まずまずってとこですかね。
山頂から再びロープウェイに乗って山を下りていきます。
ロープウェイからの眺めも、また良し。左側の雲が掛かっているところが富士山。わずかに頭が見えてますが・・・
次に向かったのは、浄蓮の滝。そうです、カラオケの十八番『天城越え』に登場する浄蓮の滝です。もう一つ歌詞に出てくる『天城隧道』にも行ってみたかったけど、そちらは夏の方が良さそうということで、また次の機会に。
浄蓮の滝へは無料の駐車場から歩いてすぐです。が、歩きと言っても階段の上り下りなので・・・ひるみました。
たいていどこもそうですが、滝へ行くには恐怖の階段上り下りが付きまといます・・・ それでも、私は行く
だって、こんなに素敵な景色が待っているのだから・・・
滝の右側には、溶岩が冷える過程で造られた柱状節理と呼ばれる柱状の岩が見えています。
何の鳥かはわかりませんが、一羽気持ち良さそうに渓流で一休みしてましたヨ。
お約束のソフトクリームは・・・山葵ソフト
思ってたよりも辛くて、かなりインパクトのある味でした(*^_^*)
寒い時期なので観光客はあまりいなくて、ゆっくり滝を楽しむには良かったかな。
滝と言えば、もう一つ有名なのが『河津七滝』(かわづななだる)。七つの滝を巡ることが出来る名勝地です。
浄蓮の滝から河津方面へ10km位のところにあるので、この後行こうと思えば行ける距離だったけど、こちらもやっぱり夏ですよね。
恐怖の階段を何とか登り切り、宿へ向かいます。この日のお宿は、中伊豆船原温泉にある『骨董旅館ゲストハウス開耶』さん。元来た国道414号線を戻り、土肥方面へ向かう136号線の途中にあります。
こちらのお宿のじゃらん口コミは4.9 普通のお宿とは一味違うおもてなしのお宿のようでぜひ泊まってみたいということで。今回の旅のメインです。
お宿は山の中の一軒宿。大きな桜の木が鎮座しています。この木は樹齢300年とのこと。桜の季節は、それは見事だそうです。この桜の木ありきでこの建物が建てられたそうです。
別のオーナーさんが所有していた建物を、2年前に今のオーナーさんが購入してリニューアルオープンされたお宿です。今のオーナーさんは新宿や修善寺で骨董屋さんを営んでおられる方で、もともとは旅館ではなくて、骨董屋さんのゲストハウスとして利用する目的だったとか。が、おもてなし好きの支配人さんのプロデュースで、旅館としてオープンされたそうです。
なんと、1日3~4組限定
部屋数は全部で7つほどありますが、満足できるおもてなしを提供するには3~4組が限界ということだそうです。このこと、実際に泊まってみて実感しました。ほんとうにびっくりするほどVIPなおもてなしが、この後待っていたのです
15時到着予定と伝えてあり、予定通り15時に到着。すると玄関外の駐車場で、男性スタッフさんがにこやかに待っていた~ 『ももん様ですね。お待ちしておりました』
建物から出てこられたのではなくて、外で待っておられたことに、びっくり。もしかしたら、車が来たのが見えたので急いで建物から出てきた・・・のかもしれないけど、それでもすごい。
このお出迎え、食事の時もレストランに入ろうとすると、ドアを開けて『お待ちしておりました~』と。お客さんが歩いてくるのを待機して見ていて、お出迎えされているようでした。でもさりげない感じなので、とても好印象。
駐車場からは、当然荷物を持っていただいて、件の桜の木の前では桜の木にまつわる説明をしていただき、建物の中に入ると別の男性スタッフさんがまたまたお出迎えのあいさつ。それがまたとても丁寧で心のこもったお出迎えだったのでした。
客室に案内していただいた時の説明もほんとに丁寧。丁寧でも慇懃な感じではなく、気さくににこやかに会話しながらだったので、気持ち良い気分になりました。
部屋は既存の建物をリニューアルしたということもあって、外観は高級旅館みたいではないけど、中はメゾネットタイプのシックな洋室で落ち着いた雰囲気です。
オーナーさんが骨董屋さんということもあって、骨董家具やセンスの良い調度品がいっぱい。
露天風呂付のテラス
冬なので景色は枯木で今一つだったけど、それでもこの日はまだ暖かだったので、テラスでのんびり・・・に癒されました。
露天風呂はちゃんとした温泉。掛け流しではないけど、30分ほどでお湯がはれるのでそんなにストレスなく入れます。
ベッドルーム。
洗面所に置いてあった椅子、むちゃくちゃ座り心地が良かった~
骨董屋さんなので、気に入った調度品があれば、お売りしますとのこと この椅子、とても気に入ったので、次回本気で購入を検討するぞ~。
宿の案内には、オーナーさんや支配人のおもてなし方針についてのコメントが。
『接客マニュアルはありません。お客様一人ひとり個性が違うし、同じお客様でも季節によって、時間によって思うことや求めていることが違うので、経験ではなく、毎回白紙の状態でお客様に接するようにしています』と。
そして『自由に楽しんでいただきたいので、室内禁煙以外は、なんでもOKです』とのこと。
お風呂は部屋の露天風呂だけではありません。
貸切風呂が2ヶ所。1つは露天風呂です。24時間、空いていれば入れます。
ほんとに贅沢
湯あがりにマッサージチェアのお世話になりました。
貸切風呂の後、部屋の露天風呂へ。夕食時間までまったり過ごしました。
ところで、今回から旅のお供が増えました。
タブレットを買ったのでUQ WIMAXを契約。これでどこでもネットが出来る・・・はずでしたが、圏外 やっぱり、まだ山の中は厳しいか。。。
そして、旅先で電源補給するものが増えたので、キューブ型の電源タップを購入。電源ポート4個、USBポートも2個あるので、充電がいっぺんに出来るようになりました。
・・・が、電源に直接さすタイプを買ったので、コンセントまわりにスペースや台などがないとタブレットやスマホなどを地かに床に置くことになったり、ソファや座椅子に座ったまま操作することが出来ないのが不便。何でもないようなことだけど、意外とけっこうストレスになっていました。
なので、延長コード付きのものをもう一つ、さっき購入しました。次回はますます快適になるでしょう
さてさて、お待ちかねの夕食タイム。びっくりするくらいのお料理とお酒が登場しますヨ
前菜の前にまず1品。胡麻豆腐です。梅の食前酒と。
お料理の盛り付けもとても素晴らしいのですが、骨董屋さんなので、器やグラスもとても趣向に凝った逸品ぞろいです。お料理が運ばれてきては感嘆の声を上げ、器やグラスを眺めて歓心の溜息・・・の連続でした
いつもなら、まずはビールというところですが、支配人さんお勧めのシャブリのスパークリングワインから。
このグラス、不思議な形状をしていますが、この形状によって泡が延々と出続けるそうです。
前菜。前菜だけでお腹いっぱいになりそうなほどの品数です。
焼セロリとしめじとイクラの和え物。鮟肝のポン酢ジュレ添え。
左側上から、豆腐の粕漬け、桜のスモークチーズ。豆腐の粕漬け、クリームチーズのような食感です。
中央上から、ごぼうのマスカルポーネ詰め、ごまめ、杏子の山葵添え。
右側上から、かずのこの粕漬け、くるみ、蓮根。
温野菜は酢味噌で。珍しい野菜もあって、美味しかった~
ここで次のお酒を。『醸し人九平次純米大吟醸山田錦』。名古屋市緑区の萬乗醸造さんのお酒です。
私が名古屋から来たのを知っておられたので『名古屋からせっかく来られたのに、地元のお酒ではなくてすいません』と。でも調べてみると、名古屋の有名なお酒ブランドのようです。知りませんでした・・・
フルーティーでとても飲みやすく、美味しいお酒です。
お酒好きな支配人さん、利き酒の勉強もされていて、珍しいお酒や入手が難しいお酒も揃えられているようです。好みを聞いてくれて、お勧めのお酒をチョイスしてくださいます。
実はここだけの話ですが、お酒、最初の一杯だけワンコイン、あとはなんと飲み放題・・・ 呑兵衛には堪らないお宿です(*^_^*)
ほんとに、申し訳ないくらいに、飲みましたヨ~ 全部で9種類も
支配人さんが食事のあいだ中、3組の各テーブルを回り続けて、お料理やお酒の説明やおしゃべりをされてました。そのペースは最初はそれぞれ均等にという感じでしたが、私がおひとりさまなのと、お酒のなくなるペースが速いことが分かると、私のところに来られる頻度が高くなりました
でもぜんぜん嫌そうな感じではなく、『お酒が飲める方に来ていただくと、勧め甲斐があってうれしいです~』と、むしろ楽しそう。
私の他には、ご夫婦らしい年配のカップルと、母親と娘さんと母親のお友達の3人連れのグループ。どちらも常連さんらしく、『前回来ていただいた時は・・・でしたね』と、支配人さんはよく覚えておられるようでした。
たぶん、私が次に再訪しても、この呑兵衛のことも覚えていてくれるだろうなぁ~なんて思いながらお酒を楽しみました。
海老真情ときのこの土瓶蒸し。
3杯目、4杯目のお酒。青森の『田酒』と宮城の『弁慶岬』。
お猪口も骨董品だそうです。なので少し欠けているところもありますが、それも一興。
ホタルイカのコンフィ。タルタルソースで食べるホタルイカ、有です。
5杯目は栃木のお酒『鳳凰美田』。6杯目、新潟の『緑川』。お刺身やメイン料理はまだなのに、ペース早すぎ~(^_^;)
お刺身は盛り合わせではなくて、種類ごとに器が違います。
さざえ、しめ鯖、ブリの焙り、鯛の昆布締め。どれも新鮮で、超ウマ
焼き蟹。甲羅焼はカニの身と味噌が和えてあって、ほんとに『美味でございます~』
日本酒だけでなく、焼酎の品ぞろえも充実しているとのことで、ここで焼酎へチェンジ。
入手困難なプレミアム芋焼酎、『魔王』で~す
同じく入手困難な『森伊蔵』を、以前の旅行で頼んだことがあるけど、その時はグラス一杯が4500円ほどしたような。。。ここではなんとタダというより、飲み放題
あんまり飲み放題と連発すると、お宿に申し訳ないんですが・・・言わずにはいられない驚き
蕪蒸し餡かけ。
レストランには骨董屋さんらしい調度品が揃えられています。レストランと言ってもこじんまりとしていて、テーブルは4つほどしかなく、それぞれに竹の屏風で仕切られているので、他のお客さんと顔を合わせることもなく、ゆっくりと食事を楽しむことが出来ます。BGMにクラシック音楽が流れているので、他の方の会話もBGMになって全然気になりません。
フランス産合鴨のしゃぶしゃぶ、梅を煮込んだ特製スープで。肉厚なきくらげにもびっくり。このスープが絶品 梅の酸味が効いていて、ほんとに美味しかったです。
写真を撮るのを忘れていましたが、しゃぶしゃぶの途中で、芋焼酎の『佐藤 黒』をオーダー。しかもお代わりしました~(*^_^*) この『佐藤 黒』も、入手困難銘柄ですよね~
締めは、お茶漬け。紫色の古米に先ほどのしゃぶしゃぶのお出しを掛けていただきます。
お茶漬けと侮るなかれ。今までに食べたお茶漬けの中で、一番美味しかった
支配人さん曰く、『このお茶漬けが、うちのメイン料理なんですヨ~』
ほんとの締め、デザート。焼リンゴ、カボチャのケーキ、バニラアイス。
『もしお腹がいっぱいなら、デザートはお部屋で召し上がっていただけますヨ』と言っていただきましたが、勢いで食べないと食べられそうにないくらい満腹状態だったので、ここで戴きました。
デザートに合う飲み物は・・・デザートワイン。9種類目のお酒。
ほんとにどれもこれも美味しいお料理で、盛り付けや器も素晴らしく、目でも楽しむことが出来ました。
途中で料理長さんが挨拶に来られた時、本当に心から『美味しいです~』と伝えました。
口コミを読んだ感じでは支配人さんとのおしゃべりは少しウザったいかもと思ってましたが、いえいえ全然。30年間海外生活を送って来られたという支配人さんとのおしゃべりは、とても楽しく心地良いものでした。
お料理やお酒の運ばれてくるタイミングも、絶妙。人数が少ないので、ほんとに一人一人のお客さんの食べる速度に合わせることが出来るんですよね。これも4組限定の理由の一つでしょう。
ほんとに大満足な夕食で、幸せな時間を過ごすことが出来ました。
食事の後は、もう一つの貸切風呂へ。こちらは内湯だけですが、檜風呂でゆっくり出来ました。
部屋に戻ってからは、持参したキューブ型のポータブルスピーカーを露天風呂に持ち込んで、お気に入りの曲を聴きながら、またまたリラックスタイム。お風呂に入ること以外は何にもせずに、ただただダラーッとして過ごしました。
2日目へ続く。。。
先月の群馬県で47都道府県宿泊制覇出来たので、2順目はこの『免疫力アップ大作戦』で行ったことがない都道府県にしようと思っていたのですが・・・
伊豆は今回で6回目、昨年6月にも行ったばかりですが、冬の富士山を見たかったのと、口コミの高いお宿が予約出来たので、再訪です。
伊豆半島はあらゆるところに温泉がある温泉半島。口コミが高く、かつ露天風呂付のお部屋に、休前日でもおひとりさまでも泊まれる宿が多いし、絶景の景勝地やいろいろなミュージアムなど見どころがたくさんあるので、何度でも訪れたくなります。
それにやっぱり、富士山
なかなか天候に恵まれず前回も雨だったので、リベンジ!ということで。絶景の富士山にそう簡単に会えないのも、再訪を重ねたくなる大きな理由の一つです。
新幹線から見える富士山。この日は快晴 でも、ちょっと暖かいせいか、全体的に霞んでいます。
『頭を雲の上に出し~』
今年は暖冬のせいか、富士山の雪も少ないようですね。
前回6月と同じく、新幹線で三島まで行って、そこからレンタカーです。
今回のお供は、トヨタのアクア。この色は初めて。
最初の目的地、伊豆の国市にある伊豆の国パノラマパークへ。三島駅からは車で30分ほどです。
左側に見えているのが葛城山。この山頂までロープウェイで行きます。
とその前に、まずは初めに腹ごしらえ・・・ということで、山麓駅にあるレストランでバイキング。
11時オープンですが、20分ほど前に着いたので、お土産屋さんを物色しながら時間潰し。オープンと同時に入店すると・・・500席もある広々としたホールのレストランに、なんと一番乗り~
これまで何度もバイキングに行ったことがありますが、すべてのお料理が誰にも手を付けられていないできれいに盛り付けられているのを一番最初に取るのは初めて。空いているので好きな物をストレスなく選べたし、すごくVIPな感じでした。
品数もたくさんあったし地元グルメ(富士宮やきそば、三島コロッケなどなど)もあって、ついつい取り過ぎました~
でも、晩ごはんのために、いつもよりは控えめのつもり・・・
食べている間に外を見ると観光バスが何台もやってきて、団体さんが続々と入店。一気に200人位のお客さんが増えて、お料理の周りも大混雑してました。いやー、あのタイミングにぶつかったらなかなか料理が取れなくて、ストレス溜まっただろうなぁ~
ランチバイキングのあと、ロープウェイで葛城山の山頂へ。ここは富士山と駿河湾を望む絶景ビューポイントです。
山頂の富士山展望デッキからみた眺め。新幹線から見た時よりも、雲がかかっていて残念
それでも、素晴らしい眺めです。
展望デッキには富士見の足湯もあって、足湯に浸かりながら富士山を見ることが出来ます。
反対側もとても良い眺めですよ。こちらは修善寺方面。
山の重なりがグラデーションになっていて、とても幻想的。
展望デッキから更に山頂に登った所に山頂展望台があります。そこからもう一度富士山ショットを。
雲の上にわずかに富士山の頭が見えてます・・・駿河湾の向こうには南アルプス連峰も見ることが出来ます。手前の△の島は淡島。水族館などのマリンパークがあるところです。
実は今回の旅、最初の予定は1泊2日で、この後この淡島マリンパークに行く予定でしたが、休みが取れたのでもう1泊して修善寺や伊東方面にも行くことにしたので、淡島はまた別の機会に行くことにしたのでした。
それにしても、綺麗に三角な島ですね。
山頂にある葛城神社。
病気平癒をお祈りして、おみくじを。『小吉』でした。まずまずってとこですかね。
山頂から再びロープウェイに乗って山を下りていきます。
ロープウェイからの眺めも、また良し。左側の雲が掛かっているところが富士山。わずかに頭が見えてますが・・・
次に向かったのは、浄蓮の滝。そうです、カラオケの十八番『天城越え』に登場する浄蓮の滝です。もう一つ歌詞に出てくる『天城隧道』にも行ってみたかったけど、そちらは夏の方が良さそうということで、また次の機会に。
浄蓮の滝へは無料の駐車場から歩いてすぐです。が、歩きと言っても階段の上り下りなので・・・ひるみました。
たいていどこもそうですが、滝へ行くには恐怖の階段上り下りが付きまといます・・・ それでも、私は行く
だって、こんなに素敵な景色が待っているのだから・・・
滝の右側には、溶岩が冷える過程で造られた柱状節理と呼ばれる柱状の岩が見えています。
何の鳥かはわかりませんが、一羽気持ち良さそうに渓流で一休みしてましたヨ。
お約束のソフトクリームは・・・山葵ソフト
思ってたよりも辛くて、かなりインパクトのある味でした(*^_^*)
寒い時期なので観光客はあまりいなくて、ゆっくり滝を楽しむには良かったかな。
滝と言えば、もう一つ有名なのが『河津七滝』(かわづななだる)。七つの滝を巡ることが出来る名勝地です。
浄蓮の滝から河津方面へ10km位のところにあるので、この後行こうと思えば行ける距離だったけど、こちらもやっぱり夏ですよね。
恐怖の階段を何とか登り切り、宿へ向かいます。この日のお宿は、中伊豆船原温泉にある『骨董旅館ゲストハウス開耶』さん。元来た国道414号線を戻り、土肥方面へ向かう136号線の途中にあります。
こちらのお宿のじゃらん口コミは4.9 普通のお宿とは一味違うおもてなしのお宿のようでぜひ泊まってみたいということで。今回の旅のメインです。
お宿は山の中の一軒宿。大きな桜の木が鎮座しています。この木は樹齢300年とのこと。桜の季節は、それは見事だそうです。この桜の木ありきでこの建物が建てられたそうです。
別のオーナーさんが所有していた建物を、2年前に今のオーナーさんが購入してリニューアルオープンされたお宿です。今のオーナーさんは新宿や修善寺で骨董屋さんを営んでおられる方で、もともとは旅館ではなくて、骨董屋さんのゲストハウスとして利用する目的だったとか。が、おもてなし好きの支配人さんのプロデュースで、旅館としてオープンされたそうです。
なんと、1日3~4組限定
部屋数は全部で7つほどありますが、満足できるおもてなしを提供するには3~4組が限界ということだそうです。このこと、実際に泊まってみて実感しました。ほんとうにびっくりするほどVIPなおもてなしが、この後待っていたのです
15時到着予定と伝えてあり、予定通り15時に到着。すると玄関外の駐車場で、男性スタッフさんがにこやかに待っていた~ 『ももん様ですね。お待ちしておりました』
建物から出てこられたのではなくて、外で待っておられたことに、びっくり。もしかしたら、車が来たのが見えたので急いで建物から出てきた・・・のかもしれないけど、それでもすごい。
このお出迎え、食事の時もレストランに入ろうとすると、ドアを開けて『お待ちしておりました~』と。お客さんが歩いてくるのを待機して見ていて、お出迎えされているようでした。でもさりげない感じなので、とても好印象。
駐車場からは、当然荷物を持っていただいて、件の桜の木の前では桜の木にまつわる説明をしていただき、建物の中に入ると別の男性スタッフさんがまたまたお出迎えのあいさつ。それがまたとても丁寧で心のこもったお出迎えだったのでした。
客室に案内していただいた時の説明もほんとに丁寧。丁寧でも慇懃な感じではなく、気さくににこやかに会話しながらだったので、気持ち良い気分になりました。
部屋は既存の建物をリニューアルしたということもあって、外観は高級旅館みたいではないけど、中はメゾネットタイプのシックな洋室で落ち着いた雰囲気です。
オーナーさんが骨董屋さんということもあって、骨董家具やセンスの良い調度品がいっぱい。
露天風呂付のテラス
冬なので景色は枯木で今一つだったけど、それでもこの日はまだ暖かだったので、テラスでのんびり・・・に癒されました。
露天風呂はちゃんとした温泉。掛け流しではないけど、30分ほどでお湯がはれるのでそんなにストレスなく入れます。
ベッドルーム。
洗面所に置いてあった椅子、むちゃくちゃ座り心地が良かった~
骨董屋さんなので、気に入った調度品があれば、お売りしますとのこと この椅子、とても気に入ったので、次回本気で購入を検討するぞ~。
宿の案内には、オーナーさんや支配人のおもてなし方針についてのコメントが。
『接客マニュアルはありません。お客様一人ひとり個性が違うし、同じお客様でも季節によって、時間によって思うことや求めていることが違うので、経験ではなく、毎回白紙の状態でお客様に接するようにしています』と。
そして『自由に楽しんでいただきたいので、室内禁煙以外は、なんでもOKです』とのこと。
お風呂は部屋の露天風呂だけではありません。
貸切風呂が2ヶ所。1つは露天風呂です。24時間、空いていれば入れます。
ほんとに贅沢
湯あがりにマッサージチェアのお世話になりました。
貸切風呂の後、部屋の露天風呂へ。夕食時間までまったり過ごしました。
ところで、今回から旅のお供が増えました。
タブレットを買ったのでUQ WIMAXを契約。これでどこでもネットが出来る・・・はずでしたが、圏外 やっぱり、まだ山の中は厳しいか。。。
そして、旅先で電源補給するものが増えたので、キューブ型の電源タップを購入。電源ポート4個、USBポートも2個あるので、充電がいっぺんに出来るようになりました。
・・・が、電源に直接さすタイプを買ったので、コンセントまわりにスペースや台などがないとタブレットやスマホなどを地かに床に置くことになったり、ソファや座椅子に座ったまま操作することが出来ないのが不便。何でもないようなことだけど、意外とけっこうストレスになっていました。
なので、延長コード付きのものをもう一つ、さっき購入しました。次回はますます快適になるでしょう
さてさて、お待ちかねの夕食タイム。びっくりするくらいのお料理とお酒が登場しますヨ
前菜の前にまず1品。胡麻豆腐です。梅の食前酒と。
お料理の盛り付けもとても素晴らしいのですが、骨董屋さんなので、器やグラスもとても趣向に凝った逸品ぞろいです。お料理が運ばれてきては感嘆の声を上げ、器やグラスを眺めて歓心の溜息・・・の連続でした
いつもなら、まずはビールというところですが、支配人さんお勧めのシャブリのスパークリングワインから。
このグラス、不思議な形状をしていますが、この形状によって泡が延々と出続けるそうです。
前菜。前菜だけでお腹いっぱいになりそうなほどの品数です。
焼セロリとしめじとイクラの和え物。鮟肝のポン酢ジュレ添え。
左側上から、豆腐の粕漬け、桜のスモークチーズ。豆腐の粕漬け、クリームチーズのような食感です。
中央上から、ごぼうのマスカルポーネ詰め、ごまめ、杏子の山葵添え。
右側上から、かずのこの粕漬け、くるみ、蓮根。
温野菜は酢味噌で。珍しい野菜もあって、美味しかった~
ここで次のお酒を。『醸し人九平次純米大吟醸山田錦』。名古屋市緑区の萬乗醸造さんのお酒です。
私が名古屋から来たのを知っておられたので『名古屋からせっかく来られたのに、地元のお酒ではなくてすいません』と。でも調べてみると、名古屋の有名なお酒ブランドのようです。知りませんでした・・・
フルーティーでとても飲みやすく、美味しいお酒です。
お酒好きな支配人さん、利き酒の勉強もされていて、珍しいお酒や入手が難しいお酒も揃えられているようです。好みを聞いてくれて、お勧めのお酒をチョイスしてくださいます。
実はここだけの話ですが、お酒、最初の一杯だけワンコイン、あとはなんと飲み放題・・・ 呑兵衛には堪らないお宿です(*^_^*)
ほんとに、申し訳ないくらいに、飲みましたヨ~ 全部で9種類も
支配人さんが食事のあいだ中、3組の各テーブルを回り続けて、お料理やお酒の説明やおしゃべりをされてました。そのペースは最初はそれぞれ均等にという感じでしたが、私がおひとりさまなのと、お酒のなくなるペースが速いことが分かると、私のところに来られる頻度が高くなりました
でもぜんぜん嫌そうな感じではなく、『お酒が飲める方に来ていただくと、勧め甲斐があってうれしいです~』と、むしろ楽しそう。
私の他には、ご夫婦らしい年配のカップルと、母親と娘さんと母親のお友達の3人連れのグループ。どちらも常連さんらしく、『前回来ていただいた時は・・・でしたね』と、支配人さんはよく覚えておられるようでした。
たぶん、私が次に再訪しても、この呑兵衛のことも覚えていてくれるだろうなぁ~なんて思いながらお酒を楽しみました。
海老真情ときのこの土瓶蒸し。
3杯目、4杯目のお酒。青森の『田酒』と宮城の『弁慶岬』。
お猪口も骨董品だそうです。なので少し欠けているところもありますが、それも一興。
ホタルイカのコンフィ。タルタルソースで食べるホタルイカ、有です。
5杯目は栃木のお酒『鳳凰美田』。6杯目、新潟の『緑川』。お刺身やメイン料理はまだなのに、ペース早すぎ~(^_^;)
お刺身は盛り合わせではなくて、種類ごとに器が違います。
さざえ、しめ鯖、ブリの焙り、鯛の昆布締め。どれも新鮮で、超ウマ
焼き蟹。甲羅焼はカニの身と味噌が和えてあって、ほんとに『美味でございます~』
日本酒だけでなく、焼酎の品ぞろえも充実しているとのことで、ここで焼酎へチェンジ。
入手困難なプレミアム芋焼酎、『魔王』で~す
同じく入手困難な『森伊蔵』を、以前の旅行で頼んだことがあるけど、その時はグラス一杯が4500円ほどしたような。。。ここではなんとタダというより、飲み放題
あんまり飲み放題と連発すると、お宿に申し訳ないんですが・・・言わずにはいられない驚き
蕪蒸し餡かけ。
レストランには骨董屋さんらしい調度品が揃えられています。レストランと言ってもこじんまりとしていて、テーブルは4つほどしかなく、それぞれに竹の屏風で仕切られているので、他のお客さんと顔を合わせることもなく、ゆっくりと食事を楽しむことが出来ます。BGMにクラシック音楽が流れているので、他の方の会話もBGMになって全然気になりません。
フランス産合鴨のしゃぶしゃぶ、梅を煮込んだ特製スープで。肉厚なきくらげにもびっくり。このスープが絶品 梅の酸味が効いていて、ほんとに美味しかったです。
写真を撮るのを忘れていましたが、しゃぶしゃぶの途中で、芋焼酎の『佐藤 黒』をオーダー。しかもお代わりしました~(*^_^*) この『佐藤 黒』も、入手困難銘柄ですよね~
締めは、お茶漬け。紫色の古米に先ほどのしゃぶしゃぶのお出しを掛けていただきます。
お茶漬けと侮るなかれ。今までに食べたお茶漬けの中で、一番美味しかった
支配人さん曰く、『このお茶漬けが、うちのメイン料理なんですヨ~』
ほんとの締め、デザート。焼リンゴ、カボチャのケーキ、バニラアイス。
『もしお腹がいっぱいなら、デザートはお部屋で召し上がっていただけますヨ』と言っていただきましたが、勢いで食べないと食べられそうにないくらい満腹状態だったので、ここで戴きました。
デザートに合う飲み物は・・・デザートワイン。9種類目のお酒。
ほんとにどれもこれも美味しいお料理で、盛り付けや器も素晴らしく、目でも楽しむことが出来ました。
途中で料理長さんが挨拶に来られた時、本当に心から『美味しいです~』と伝えました。
口コミを読んだ感じでは支配人さんとのおしゃべりは少しウザったいかもと思ってましたが、いえいえ全然。30年間海外生活を送って来られたという支配人さんとのおしゃべりは、とても楽しく心地良いものでした。
お料理やお酒の運ばれてくるタイミングも、絶妙。人数が少ないので、ほんとに一人一人のお客さんの食べる速度に合わせることが出来るんですよね。これも4組限定の理由の一つでしょう。
ほんとに大満足な夕食で、幸せな時間を過ごすことが出来ました。
食事の後は、もう一つの貸切風呂へ。こちらは内湯だけですが、檜風呂でゆっくり出来ました。
部屋に戻ってからは、持参したキューブ型のポータブルスピーカーを露天風呂に持ち込んで、お気に入りの曲を聴きながら、またまたリラックスタイム。お風呂に入ること以外は何にもせずに、ただただダラーッとして過ごしました。
2日目へ続く。。。
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