免疫力アップ大作戦!㉛新潟・佐渡島2日目 [旅行]
新潟佐渡島旅行2日目。
夜中に起きた時は雨が降っていたけど、朝は雨も止んですこし晴れ間も見えました。
6時半頃に起きてへ。ラッキーなことに夜と同様に誰もいませんでした。お湯の温度もちょうど良くて、気持ち良すぎて極楽気分
朝食は、夜と同じレストランでバイキング。
海の見える席で、ゆったり朝食。
それでは、こちらのお宿『ホテルファミリーオ佐渡相川』さんの採点です。
部屋4、お風呂3、夕食4、朝食4、接客サービス3、癒され度4、コスパ5
総合評価は…3.9
じゃらんの口コミでは、4.7とかなり高評価です。
5点満点はコスパ。休前日、おひとり様で2万円以下、お料理も良かったのでお得感あり。
4点、部屋、夕食、朝食、癒され度。
部屋、オーシャンビューで景色が良かったです。備品やアメニティはシンプル、ただ最低限のものはありました。使えるコンセントの数が一つだけだったのが難点。電源タップがあるので困りませんでしたが… 清潔で、ゴロンと出来る寝心地の良いソファがあってGood。WiFi完備で、ブログを書くにはちょうど良い高さのテーブルもあって良かったです。
夕食、種類は15種類位とそんなに多い方ではないけど、それぞれのお料理がとても美味しいバイキングでした。ただ、地元のお母さんが作った食材で作った料理と銘打っていたけど、郷土色があまり感じられなかったのが減点要因。
朝食、種類は夕食と同じ位で選択肢は少なかったけど、野菜のしゃぶしゃぶが美味しかったです。
癒され度、ストレスなくのんびり出来たので。
3点はお風呂と接客サービス。
お風呂は、やっぱり狭いのが難点。大浴場の洗い場は5ヶ所、脱衣場のドライヤーは2つしかありませんでした。空いている時なら全く問題なかったのですが、込み合う時間帯はかなりストレス溜まります。お湯自体はとろっとしていて気持ち良かったです。あと、夜は11時までではなく、もう少し遅くまで入れると良かったかな。ただ、夜も朝も貸切状態だったので、のんびり出来ました。
接客サービスは、ちょっと辛口の点数。フロントのお兄さんの対応は良かったけど…夕食時レストランに入っていっても、スタッフさんが誰も入り口を見ていない。しばらくボーっと待ってました。スタッフさんの数が少ないのか、お料理の補充やお酒の注文対応などに気を取られているという感じ。お酒の注文は自分で席を立ってスタッフさんのいるところまで行かなくてはいけなかった。。。注文したらびっくりするほど早く持ってきてもらえたので、その早さをもう少しお客さんの動きを見るということに変えれば、ちょうど良い感じになるのでは?と思ったのでした。バイキングで席を立つことが多かったので、そのついでにお酒を頼むことが出来たのでそんなにストレスは溜まらなかったんですが。挨拶も丁寧で良かったし、佐渡観光のパンフレットもたくさんあって、お宿のサービスとしては良い方だとは思います。
全体的には、景色も良かったし、部屋も清潔、食事も美味しかったうえに、何といってもコスパがとても良かったので、再訪ありです
さて二日目、お宿から車で10分ほどの尖閣湾揚島遊園へ。尖閣湾は佐渡島の北海岸にあって、国定公園にもなっている景勝地です。
昭和28年にヒットした『君の名は』のロケ地で、当時のロケ写真なども展示されています。
いくつもの入り江が並んでいる様は、とてもダイナミック。
これらの入り江を海上から見たり、海中を見ることが出来るグラスボートに乗るつもりでしたが、風が結構きつかったので欠航でした。
その代わり、海岸線から半島のように突き出た地形とその先に小さな島があるおかげで、橋を渡って小島の展望台に行けば、陸路からもこの素晴らしい絶景を見ることが出来ます。
橋の下はこんなかんじで怖いです。
ほんとに絶景です。
海岸線とは反対側の日本海。青空と白い雲、青い海、そして岩にぶつかる波しぶきの白…こちらも素晴らしい眺め
この日は風が強くて、波の迫力が半端ない。岩に当たって砕け散る波は圧巻で、ただひたすら眺めているのが面白くて、非日常的なひとときでした。その様子があまりに凄かったので、連写してみました。
こちらも同じく連写。左上→右上→左下→右下の順で見てくださいね。
しつこいようですが、こちらも連写。こんな時、動画がアップできればいいのに~(^^;
この公園内には水族館もあります。
ちっちゃな水族館でそんなに種類はいませんが、触ったり出来るようになってます。
『ドクターフィッシュ』、人の古い角質を食べてくれるお魚さんたちです。
たまに温泉地の大きなホテルなんかにいたりするんですが、体験するのは有料だったりします。が、こちらではタダ 中に手を入れて、自撮りしました。くすぐったい~
魚の寿命って、そういえば知らなかったです。
ヒラメは20年、真鯛は30年 犬や猫よりも長生きなんてびっくり。
回遊魚の水槽、ブリなどの美味しそうな魚が…気持ち良さそうに泳いでますヨ。
佐渡島の名物、たらい舟。実際に乗れるようになってましたが、一人ではどうにも恥ずかしい結果が想像されて、人が乗っているのを見てるだけでした
サドガシマン&ズルガシマンにもなれませんでした~
尖閣湾からこの朝出発したお宿方面へ戻ってすぐの史跡佐渡金山へ。
佐渡金山は1601年、関ヶ原の戦いの翌年に発見されて、すぐに徳川幕府の天領となり、平成元年に資源枯渇により閉山するまで、400年近くも日本最大の金山として重要な存在でした。
400年間に産出された金は78トン、銀は2330トンだそうです。こちらの相川金銀山の他にも、鶴子銀山、西三川砂金山などがあり、周辺の関連史跡と合わせて世界文化遺産登録を目指しての活動がなされています。
史跡佐渡金山では誰でも見学出来る2種類のコースの他に、上級者向けのガイドツアーなどもあります。
まずは、明治官営鉱山コース『道遊坑(どうゆうこう)』へ。約40分のコース。
明治から平成元年の操業休止までの100年間に使用された坑道やトロッコ、機械類が保存展示されています。
佐渡金山のシンボル『道遊の割戸』、その真下にある採掘場です。『道遊の割戸』とは、江戸時代に『露頭掘り』という掘削法で山の上から下に向かって掘り下がったことから、山の頂が割れたように見えるものです。
その割戸の部分や掘り下がった穴を、外から間近で見ることが出来ます。割戸の深さは74m、幅は30mだそうです。
色づき始めた紅葉と共に見る道遊の割戸、ある意味、金の採掘は自然を破壊する行為でもあった訳で、この珍しくて美しい景観は人工的に造られたもの…と考えると、何だか手放しで感嘆しても良いものかと思ったり。
ただ、あんなに高い山の上から山が割れるまでひたすら穴を掘り続けて、金を求め続けた人間の営みに、別の意味で畏敬の念を抱いたりもします。
それがより具体的に感じられるのは、金山の採掘現場を忠実に再現したもう一つの標準コース『宗太夫坑』です。
と、その前に、コスモス。
『宗太夫坑』のコースは約30分で見学できます。階段を降りて行くと…
佐渡金山の主要坑道の位置図と断面図が。坑道がどこにあるのかを綿密に測量した数値が書かれています。スゴイです。
坑道の途中にいろいろな解説パネルがあって、金の採掘から小判の製造過程、それぞれの工夫たちの役割や位、金の採掘から小判製造に使われた道具など、かなり詳しく解説されています。
金山で働いている人といえば、手掘りで鉱石を掘る人の姿が真っ先に想像されますよね。江戸時代には、この鉱石を掘る人のことを『金ほり大工』と呼んでいました。しかし実際にはこの『金ほり大工』の他にも、たくさんの仕事をする人がいました。
その一つが『水替人足』と呼ばれる坑内の水を排水する仕事をする人たちです。
この長い筒『水上輪』を回すことで、低い所にある水をくみ上げることが出来るのです。
金山の採掘がどんどん進み、海よりも低いところまで掘るようになると、水が湧き出てきます。水が出ては掘削が出来ないため、この水の排水作業は重要でした。が、掘り進めば進むほど水の量も増えたため、『水替人足』の数もたくさん増やさなければならず、人手確保のため江戸や大阪で住まいや職のない人を連れてきてこの仕事に就かせたそうです。
こちらは先ほどの『金ほり大工』たち。
金山で仕事をするいろいろな人たちのなかでも、この『金ほり大工』は特別な技術が必要とされたため、賃金や休憩時間の過ごし方など、好待遇だったそうです。
この他にも、掘った鉱石を坑道の外へ運ぶ仕事、坑道を支える枠を作る仕事、鉱脈を探してどこを掘るかを決める仕事、そして働く人たちを見張る仕事など、さまざまな仕事がありました。
また、金山で採掘された鉱石は、佐渡奉行所の中にある寄勝場(よせせりば)と呼ばれる所に運ばれ、細かく打ち砕かれます。そして金が重いことを利用したいろいろなふるいの工程を何度も経て、金とそれ以外の物質ををふるい分けていきます。純度が高くなったものを小判にしていくのです。
『間歩開き』と呼ばれる儀式の様子。壁の縞模様が金脈だそうです。
宗太夫坑の出入口を出ると、その先に展示室があります。
金山の断面のジオラマ。トンネルのようにフラットな坑道がある訳ではなくて、金脈に沿って上下、斜めに延びる穴が面白いですね。
鉱石に金が含まれているのが、虫眼鏡で見えるようになっています。
こちらは『南沢疎水』を再現したもの。『南沢疎水』とは金山の排水溝のことで、佐渡金山の上級者向けガイド付き山師ツアーでのみ行くことが出来るそうです。将棋の駒のような五角形の形に掘り進められた排水溝で、天井には蜘蛛の巣のように見えるノミの掘り跡があります。水滴のキラキラと相まって、とてもきれいです。
純金の延べ棒。透明な箱に空いた穴から取り出せるかチャレンジ出来るようになってます。が、むちゃくちゃ重くて、簡単には出せないようですヨ。
坑内の排水に使われた『水上輪』を回してみました。筒の中はらせん状になっていて、回すことで下の水を上に汲み上げることが出来ます。よく考えられていますね~
展示室の1階は売店になっています。金色のお土産が多くて、見ているだけでも楽しいですヨ。ついついいっぱい買ってしまいました(^^;
今までこういった鉱石を採掘した跡地は、島根県の石見銀山に行ったことがありますが、金山は初めて。伊豆にも土肥金山がありますが、以前伊豆に行った時もスルーしたのでした。
正直言って、穴を掘った跡を見ても面白いのかな~と思っていましたが、実際に行ってみると、けっこう楽しかったです。日本の発展を支えた金がどうやって人々の手に渡って行ったのか、その原点を知ることが出来て、とても興味深く見学することが出来ました。
相川の集落から佐渡金山に続く道は、そのまま大佐渡スカイラインとなります。次の目的地は、このスカイラインの展望台、白雲台交流センター展望台です。
佐渡金山から展望台までの道は、ほぼ一車線のワインディングロード。ただ距離を掛けて山頂に登って行くので、勾配はそこまできつくありません。が、展望台から先、国道350号線に続く道は滑り止め舗装がされている道がずっと続く…つまりかなりの急勾配。
展望台からは、両津湾と真野湾を同時に見ることが出来るんですヨ。実はこの旅で、左側の両津から右側の真野まで2往復半しました~
絶景ですね
展望台前の山肌、少し色づき始めています。もう少し訪れる時期が遅ければ、見事な紅葉が見られるようですヨ。
ところで、佐渡島について少し。佐渡島ってS字の形をしていますね。というよりも、二つのサツマイモがくっついたような形。この形から、大きく分けて3つのエリアに分けられます。
北側のサツマイモには、佐渡で一番高い金北山という標高約1200mの山が中心にあり、大佐渡山脈と呼ばれる山々が縦走しています。佐渡金山やこの日最初に訪れた尖閣湾、大佐渡スカイラインがあります。このスカイラインはこの金北山や手前の妙見山に向かって走る全長30㎞のスカイラインです。
南側のサツマイモにも小佐渡山脈と呼ばれる500~600m級の山々が連なり、南側の先端にはたらい舟で有名な小木海岸があります。
そして二つのサツマイモの接続部分は国仲平野という平野になっていて、街や穀倉地帯が広がり、島の中心地となっています。
佐渡島の全周は262㎞、本島4島と北方領土を除く日本の島の中では、沖縄本島の次に大きな島です。
景勝地や観光施設は、この3つのエリアにまんべんなく点在するといったかんじ。新潟港行きのフェリー乗り場のある両津を拠点にしても、30~60分もあればほとんどの観光地に行ける距離。
島内の移動は鉄道はなくバスしかないので、車は必須です。ただ、全体的に車は少なくて、両津から真野へ行く主要国道は車が数台つながって走っていますが、それ以外の道は単独走がほとんどでした。
やはり人口密度が低いからですかね~
ちなみに人口密度全国1位東京都豊島区の21,881人/k㎡に対し、佐渡市は73人/k㎡、全国の1956の自治体の中で1469番目だそうですよ。約300倍もの差
そんな長閑な佐渡島の旅、まだまだ続きます。
次は小佐渡山脈のある方、西三川ゴールデンパークへ。その名の通り、こちらも金系の観光施設です。
全身金づくめの大黒様がお出迎え。
メインの会場に行く前に…金の展示室になっています。
金の延べ板に、小判。目の保養
そしてメイン会場はこちら。砂金探しの体験が出来るんですヨ。
丸いお皿のようなものに入れた砂を上手にゆすって、砂に交じっている砂金を下の方へふるいます。金は砂よりも重いので、ゆすってふるうことで底の方へ降りて行きます。そして上澄みの砂を遠心力を使ってはじき出して、砂の量を減らします。この作業を繰り返していくと、底に溜まった砂鉄の中に金が残る…という按配。この作業を繰り返し30分間続けて、見つけた金をお水入りの小さな瓶の中に集めていきます。
ですが、なかなかこれが難しい。何より、腰が痛くなります。ただ、金がいくつか見つかってくるとそれが面白くて、腰が痛くなっても我慢して黙々と夢中にやり続けます。隣にいた若い男の子のグループやカップルさんたちも、最初はいろいろおしゃべりしながらやってましたが、最後の方はひたすら夢中になってやってました。
集めた金をストラップやネックレスに加工してもらえます。楽しかった
西三川ゴールドパークからお宿のある両津に向かう途中、真野湾沿いを走っていると…展望駐車場がありました。
人面岩だって(^^♪
天使のはしごも
この日のお宿は、両津エリアにある秋津温泉『両津やまきホテル』さん。
ロビーには外国人…たぶん台湾の方がいっぱい。玄関には台湾の国旗も飾られてました。
部屋は10畳の和室。窓からの景色はこちら。
両津港と加茂湖が見渡せて、とても良い眺めです。加茂湖と両津湾の間が細長い砂洲になっていて、そこに両津港があります。
加茂湖には牡蠣の筏がたくさん浮かんでいます。
その景色をのんびり眺めていたら、数台の観光バスがホテルに到着したのが見えたので、大急ぎで宿の大浴場へ向かいました。
内湯も露天風呂も広くて、洗い場もたくさんあって、先客も少なかったのでのんびりとを楽しむことができました。
泉質は弱アルカリ泉低張性弱アルカリ性泉で、柔らかくてとても気持ち良いお湯でした。
そして夕食。大広間での夕食と聞いていたので、観光バスの団体さんたちと一緒だと嫌だな~と思っていたら、大広間には7組ほどの席しか用意されていなくて、しかも私が行った時はご夫婦連れ一組だけしかいなくて、超静か。若干気まずい思いはしたけど、食べているうちに気にならなくなりました。外国の方はいませんでした。
そして、大広間というと畳に座卓で足が疲れることが多いのであまり好きではないのですが、こちらは高座椅子にテーブルだったので、リラックス出来ました。
お料理はあらかじめ配膳されていて、温かいものや冷たいものは席に着いてから運ばれてきました。
あがりに既に部屋でビールを飲んでいたので、日本酒からスタート。佐渡地酒の利き酒セットで、5種類 グラスもお酒ごとに違う絵柄になっていて、ちゃんとそれぞれの解説付き。テンション、上がりますね~
お品書きがなかったので、覚えている限りで紹介します。
先付けと小鉢は…あまり覚えてません。
ベニズワイガニ一杯。食べ応え、ありました。
お刺身と天ぷら。
鮭の朴葉みそ焼きと茶碗蒸し。
山芋入りのお蕎麦…NGの山芋は除けて。
すき焼き~
釜炊きのごはん。佐渡産のコシヒカリです。カニのお味噌汁も。
デザートは、佐渡の柿を凍らせたもの。美味しかったけど、普通の柿の方が好きかも。
お料理は全体的に美味しくて、量もあったので、大満足でした。
が、ちょっとしたアクシデントがありまして。自分のことではないんだけど。
後から来た、30代位のご夫婦、子供二人とおばあちゃんという構成の家族連れのグループ。その奥さんが料理を見るなり『一人分だけ、カニもエビも生ものも食べられないので、お料理を変えてほしいとお願いしてあったんですが』と。仲居さんが『申し訳ありませんアレルギーですか?』と聞くと、『アレルギーではなくて、ただの好き嫌いなんですけど』と。
子供の分?と思って聞いていると、どうやらダンナさんのことみたいで。。。海に近い宿に来て、カニもエビも、お刺身もNGって~
事前にお願いされていたのに用意していなかったホテルもどうかと思うけど、大の大人がアレルギーならまだしも、好き嫌いで宿の料理を変えてもらうのか~と思ってびっくりでした。
ちょっと気まずくなった雰囲気の中、気の利く仲居さんがすぐに対応して、一人分だけお肉料理を何品か用意してもらっていました。
奥さんも実はちょっと、旦那さんに対してあきれ気味な感じだったんですけどね。
子供さんたちは美味しそうにカニをほおばっていました
お宿も大変だなぁ~
さてここで、この日佐渡金山や西三川ゴールドパークで購入した金グッズのご紹介。
小判型のチョコレート、金箔入りのチーズケーキ、大きな小判型の箱に入ったクッキー、金箔入りの地酒、金箔入りの化粧水、小判型のマグネット。佐渡おけさやたらい舟の絵柄入りハンカチ(シブい)
お金持ちになりそうな気分
3日目へ続く。
夜中に起きた時は雨が降っていたけど、朝は雨も止んですこし晴れ間も見えました。
6時半頃に起きてへ。ラッキーなことに夜と同様に誰もいませんでした。お湯の温度もちょうど良くて、気持ち良すぎて極楽気分
朝食は、夜と同じレストランでバイキング。
海の見える席で、ゆったり朝食。
それでは、こちらのお宿『ホテルファミリーオ佐渡相川』さんの採点です。
部屋4、お風呂3、夕食4、朝食4、接客サービス3、癒され度4、コスパ5
総合評価は…3.9
じゃらんの口コミでは、4.7とかなり高評価です。
5点満点はコスパ。休前日、おひとり様で2万円以下、お料理も良かったのでお得感あり。
4点、部屋、夕食、朝食、癒され度。
部屋、オーシャンビューで景色が良かったです。備品やアメニティはシンプル、ただ最低限のものはありました。使えるコンセントの数が一つだけだったのが難点。電源タップがあるので困りませんでしたが… 清潔で、ゴロンと出来る寝心地の良いソファがあってGood。WiFi完備で、ブログを書くにはちょうど良い高さのテーブルもあって良かったです。
夕食、種類は15種類位とそんなに多い方ではないけど、それぞれのお料理がとても美味しいバイキングでした。ただ、地元のお母さんが作った食材で作った料理と銘打っていたけど、郷土色があまり感じられなかったのが減点要因。
朝食、種類は夕食と同じ位で選択肢は少なかったけど、野菜のしゃぶしゃぶが美味しかったです。
癒され度、ストレスなくのんびり出来たので。
3点はお風呂と接客サービス。
お風呂は、やっぱり狭いのが難点。大浴場の洗い場は5ヶ所、脱衣場のドライヤーは2つしかありませんでした。空いている時なら全く問題なかったのですが、込み合う時間帯はかなりストレス溜まります。お湯自体はとろっとしていて気持ち良かったです。あと、夜は11時までではなく、もう少し遅くまで入れると良かったかな。ただ、夜も朝も貸切状態だったので、のんびり出来ました。
接客サービスは、ちょっと辛口の点数。フロントのお兄さんの対応は良かったけど…夕食時レストランに入っていっても、スタッフさんが誰も入り口を見ていない。しばらくボーっと待ってました。スタッフさんの数が少ないのか、お料理の補充やお酒の注文対応などに気を取られているという感じ。お酒の注文は自分で席を立ってスタッフさんのいるところまで行かなくてはいけなかった。。。注文したらびっくりするほど早く持ってきてもらえたので、その早さをもう少しお客さんの動きを見るということに変えれば、ちょうど良い感じになるのでは?と思ったのでした。バイキングで席を立つことが多かったので、そのついでにお酒を頼むことが出来たのでそんなにストレスは溜まらなかったんですが。挨拶も丁寧で良かったし、佐渡観光のパンフレットもたくさんあって、お宿のサービスとしては良い方だとは思います。
全体的には、景色も良かったし、部屋も清潔、食事も美味しかったうえに、何といってもコスパがとても良かったので、再訪ありです
さて二日目、お宿から車で10分ほどの尖閣湾揚島遊園へ。尖閣湾は佐渡島の北海岸にあって、国定公園にもなっている景勝地です。
昭和28年にヒットした『君の名は』のロケ地で、当時のロケ写真なども展示されています。
いくつもの入り江が並んでいる様は、とてもダイナミック。
これらの入り江を海上から見たり、海中を見ることが出来るグラスボートに乗るつもりでしたが、風が結構きつかったので欠航でした。
その代わり、海岸線から半島のように突き出た地形とその先に小さな島があるおかげで、橋を渡って小島の展望台に行けば、陸路からもこの素晴らしい絶景を見ることが出来ます。
橋の下はこんなかんじで怖いです。
ほんとに絶景です。
海岸線とは反対側の日本海。青空と白い雲、青い海、そして岩にぶつかる波しぶきの白…こちらも素晴らしい眺め
この日は風が強くて、波の迫力が半端ない。岩に当たって砕け散る波は圧巻で、ただひたすら眺めているのが面白くて、非日常的なひとときでした。その様子があまりに凄かったので、連写してみました。
こちらも同じく連写。左上→右上→左下→右下の順で見てくださいね。
しつこいようですが、こちらも連写。こんな時、動画がアップできればいいのに~(^^;
この公園内には水族館もあります。
ちっちゃな水族館でそんなに種類はいませんが、触ったり出来るようになってます。
『ドクターフィッシュ』、人の古い角質を食べてくれるお魚さんたちです。
たまに温泉地の大きなホテルなんかにいたりするんですが、体験するのは有料だったりします。が、こちらではタダ 中に手を入れて、自撮りしました。くすぐったい~
魚の寿命って、そういえば知らなかったです。
ヒラメは20年、真鯛は30年 犬や猫よりも長生きなんてびっくり。
回遊魚の水槽、ブリなどの美味しそうな魚が…気持ち良さそうに泳いでますヨ。
佐渡島の名物、たらい舟。実際に乗れるようになってましたが、一人ではどうにも恥ずかしい結果が想像されて、人が乗っているのを見てるだけでした
サドガシマン&ズルガシマンにもなれませんでした~
尖閣湾からこの朝出発したお宿方面へ戻ってすぐの史跡佐渡金山へ。
佐渡金山は1601年、関ヶ原の戦いの翌年に発見されて、すぐに徳川幕府の天領となり、平成元年に資源枯渇により閉山するまで、400年近くも日本最大の金山として重要な存在でした。
400年間に産出された金は78トン、銀は2330トンだそうです。こちらの相川金銀山の他にも、鶴子銀山、西三川砂金山などがあり、周辺の関連史跡と合わせて世界文化遺産登録を目指しての活動がなされています。
史跡佐渡金山では誰でも見学出来る2種類のコースの他に、上級者向けのガイドツアーなどもあります。
まずは、明治官営鉱山コース『道遊坑(どうゆうこう)』へ。約40分のコース。
明治から平成元年の操業休止までの100年間に使用された坑道やトロッコ、機械類が保存展示されています。
佐渡金山のシンボル『道遊の割戸』、その真下にある採掘場です。『道遊の割戸』とは、江戸時代に『露頭掘り』という掘削法で山の上から下に向かって掘り下がったことから、山の頂が割れたように見えるものです。
その割戸の部分や掘り下がった穴を、外から間近で見ることが出来ます。割戸の深さは74m、幅は30mだそうです。
色づき始めた紅葉と共に見る道遊の割戸、ある意味、金の採掘は自然を破壊する行為でもあった訳で、この珍しくて美しい景観は人工的に造られたもの…と考えると、何だか手放しで感嘆しても良いものかと思ったり。
ただ、あんなに高い山の上から山が割れるまでひたすら穴を掘り続けて、金を求め続けた人間の営みに、別の意味で畏敬の念を抱いたりもします。
それがより具体的に感じられるのは、金山の採掘現場を忠実に再現したもう一つの標準コース『宗太夫坑』です。
と、その前に、コスモス。
『宗太夫坑』のコースは約30分で見学できます。階段を降りて行くと…
佐渡金山の主要坑道の位置図と断面図が。坑道がどこにあるのかを綿密に測量した数値が書かれています。スゴイです。
坑道の途中にいろいろな解説パネルがあって、金の採掘から小判の製造過程、それぞれの工夫たちの役割や位、金の採掘から小判製造に使われた道具など、かなり詳しく解説されています。
金山で働いている人といえば、手掘りで鉱石を掘る人の姿が真っ先に想像されますよね。江戸時代には、この鉱石を掘る人のことを『金ほり大工』と呼んでいました。しかし実際にはこの『金ほり大工』の他にも、たくさんの仕事をする人がいました。
その一つが『水替人足』と呼ばれる坑内の水を排水する仕事をする人たちです。
この長い筒『水上輪』を回すことで、低い所にある水をくみ上げることが出来るのです。
金山の採掘がどんどん進み、海よりも低いところまで掘るようになると、水が湧き出てきます。水が出ては掘削が出来ないため、この水の排水作業は重要でした。が、掘り進めば進むほど水の量も増えたため、『水替人足』の数もたくさん増やさなければならず、人手確保のため江戸や大阪で住まいや職のない人を連れてきてこの仕事に就かせたそうです。
こちらは先ほどの『金ほり大工』たち。
金山で仕事をするいろいろな人たちのなかでも、この『金ほり大工』は特別な技術が必要とされたため、賃金や休憩時間の過ごし方など、好待遇だったそうです。
この他にも、掘った鉱石を坑道の外へ運ぶ仕事、坑道を支える枠を作る仕事、鉱脈を探してどこを掘るかを決める仕事、そして働く人たちを見張る仕事など、さまざまな仕事がありました。
また、金山で採掘された鉱石は、佐渡奉行所の中にある寄勝場(よせせりば)と呼ばれる所に運ばれ、細かく打ち砕かれます。そして金が重いことを利用したいろいろなふるいの工程を何度も経て、金とそれ以外の物質ををふるい分けていきます。純度が高くなったものを小判にしていくのです。
『間歩開き』と呼ばれる儀式の様子。壁の縞模様が金脈だそうです。
宗太夫坑の出入口を出ると、その先に展示室があります。
金山の断面のジオラマ。トンネルのようにフラットな坑道がある訳ではなくて、金脈に沿って上下、斜めに延びる穴が面白いですね。
鉱石に金が含まれているのが、虫眼鏡で見えるようになっています。
こちらは『南沢疎水』を再現したもの。『南沢疎水』とは金山の排水溝のことで、佐渡金山の上級者向けガイド付き山師ツアーでのみ行くことが出来るそうです。将棋の駒のような五角形の形に掘り進められた排水溝で、天井には蜘蛛の巣のように見えるノミの掘り跡があります。水滴のキラキラと相まって、とてもきれいです。
純金の延べ棒。透明な箱に空いた穴から取り出せるかチャレンジ出来るようになってます。が、むちゃくちゃ重くて、簡単には出せないようですヨ。
坑内の排水に使われた『水上輪』を回してみました。筒の中はらせん状になっていて、回すことで下の水を上に汲み上げることが出来ます。よく考えられていますね~
展示室の1階は売店になっています。金色のお土産が多くて、見ているだけでも楽しいですヨ。ついついいっぱい買ってしまいました(^^;
今までこういった鉱石を採掘した跡地は、島根県の石見銀山に行ったことがありますが、金山は初めて。伊豆にも土肥金山がありますが、以前伊豆に行った時もスルーしたのでした。
正直言って、穴を掘った跡を見ても面白いのかな~と思っていましたが、実際に行ってみると、けっこう楽しかったです。日本の発展を支えた金がどうやって人々の手に渡って行ったのか、その原点を知ることが出来て、とても興味深く見学することが出来ました。
相川の集落から佐渡金山に続く道は、そのまま大佐渡スカイラインとなります。次の目的地は、このスカイラインの展望台、白雲台交流センター展望台です。
佐渡金山から展望台までの道は、ほぼ一車線のワインディングロード。ただ距離を掛けて山頂に登って行くので、勾配はそこまできつくありません。が、展望台から先、国道350号線に続く道は滑り止め舗装がされている道がずっと続く…つまりかなりの急勾配。
展望台からは、両津湾と真野湾を同時に見ることが出来るんですヨ。実はこの旅で、左側の両津から右側の真野まで2往復半しました~
絶景ですね
展望台前の山肌、少し色づき始めています。もう少し訪れる時期が遅ければ、見事な紅葉が見られるようですヨ。
ところで、佐渡島について少し。佐渡島ってS字の形をしていますね。というよりも、二つのサツマイモがくっついたような形。この形から、大きく分けて3つのエリアに分けられます。
北側のサツマイモには、佐渡で一番高い金北山という標高約1200mの山が中心にあり、大佐渡山脈と呼ばれる山々が縦走しています。佐渡金山やこの日最初に訪れた尖閣湾、大佐渡スカイラインがあります。このスカイラインはこの金北山や手前の妙見山に向かって走る全長30㎞のスカイラインです。
南側のサツマイモにも小佐渡山脈と呼ばれる500~600m級の山々が連なり、南側の先端にはたらい舟で有名な小木海岸があります。
そして二つのサツマイモの接続部分は国仲平野という平野になっていて、街や穀倉地帯が広がり、島の中心地となっています。
佐渡島の全周は262㎞、本島4島と北方領土を除く日本の島の中では、沖縄本島の次に大きな島です。
景勝地や観光施設は、この3つのエリアにまんべんなく点在するといったかんじ。新潟港行きのフェリー乗り場のある両津を拠点にしても、30~60分もあればほとんどの観光地に行ける距離。
島内の移動は鉄道はなくバスしかないので、車は必須です。ただ、全体的に車は少なくて、両津から真野へ行く主要国道は車が数台つながって走っていますが、それ以外の道は単独走がほとんどでした。
やはり人口密度が低いからですかね~
ちなみに人口密度全国1位東京都豊島区の21,881人/k㎡に対し、佐渡市は73人/k㎡、全国の1956の自治体の中で1469番目だそうですよ。約300倍もの差
そんな長閑な佐渡島の旅、まだまだ続きます。
次は小佐渡山脈のある方、西三川ゴールデンパークへ。その名の通り、こちらも金系の観光施設です。
全身金づくめの大黒様がお出迎え。
メインの会場に行く前に…金の展示室になっています。
金の延べ板に、小判。目の保養
そしてメイン会場はこちら。砂金探しの体験が出来るんですヨ。
丸いお皿のようなものに入れた砂を上手にゆすって、砂に交じっている砂金を下の方へふるいます。金は砂よりも重いので、ゆすってふるうことで底の方へ降りて行きます。そして上澄みの砂を遠心力を使ってはじき出して、砂の量を減らします。この作業を繰り返していくと、底に溜まった砂鉄の中に金が残る…という按配。この作業を繰り返し30分間続けて、見つけた金をお水入りの小さな瓶の中に集めていきます。
ですが、なかなかこれが難しい。何より、腰が痛くなります。ただ、金がいくつか見つかってくるとそれが面白くて、腰が痛くなっても我慢して黙々と夢中にやり続けます。隣にいた若い男の子のグループやカップルさんたちも、最初はいろいろおしゃべりしながらやってましたが、最後の方はひたすら夢中になってやってました。
集めた金をストラップやネックレスに加工してもらえます。楽しかった
西三川ゴールドパークからお宿のある両津に向かう途中、真野湾沿いを走っていると…展望駐車場がありました。
人面岩だって(^^♪
天使のはしごも
この日のお宿は、両津エリアにある秋津温泉『両津やまきホテル』さん。
ロビーには外国人…たぶん台湾の方がいっぱい。玄関には台湾の国旗も飾られてました。
部屋は10畳の和室。窓からの景色はこちら。
両津港と加茂湖が見渡せて、とても良い眺めです。加茂湖と両津湾の間が細長い砂洲になっていて、そこに両津港があります。
加茂湖には牡蠣の筏がたくさん浮かんでいます。
その景色をのんびり眺めていたら、数台の観光バスがホテルに到着したのが見えたので、大急ぎで宿の大浴場へ向かいました。
内湯も露天風呂も広くて、洗い場もたくさんあって、先客も少なかったのでのんびりとを楽しむことができました。
泉質は弱アルカリ泉低張性弱アルカリ性泉で、柔らかくてとても気持ち良いお湯でした。
そして夕食。大広間での夕食と聞いていたので、観光バスの団体さんたちと一緒だと嫌だな~と思っていたら、大広間には7組ほどの席しか用意されていなくて、しかも私が行った時はご夫婦連れ一組だけしかいなくて、超静か。若干気まずい思いはしたけど、食べているうちに気にならなくなりました。外国の方はいませんでした。
そして、大広間というと畳に座卓で足が疲れることが多いのであまり好きではないのですが、こちらは高座椅子にテーブルだったので、リラックス出来ました。
お料理はあらかじめ配膳されていて、温かいものや冷たいものは席に着いてから運ばれてきました。
あがりに既に部屋でビールを飲んでいたので、日本酒からスタート。佐渡地酒の利き酒セットで、5種類 グラスもお酒ごとに違う絵柄になっていて、ちゃんとそれぞれの解説付き。テンション、上がりますね~
お品書きがなかったので、覚えている限りで紹介します。
先付けと小鉢は…あまり覚えてません。
ベニズワイガニ一杯。食べ応え、ありました。
お刺身と天ぷら。
鮭の朴葉みそ焼きと茶碗蒸し。
山芋入りのお蕎麦…NGの山芋は除けて。
すき焼き~
釜炊きのごはん。佐渡産のコシヒカリです。カニのお味噌汁も。
デザートは、佐渡の柿を凍らせたもの。美味しかったけど、普通の柿の方が好きかも。
お料理は全体的に美味しくて、量もあったので、大満足でした。
が、ちょっとしたアクシデントがありまして。自分のことではないんだけど。
後から来た、30代位のご夫婦、子供二人とおばあちゃんという構成の家族連れのグループ。その奥さんが料理を見るなり『一人分だけ、カニもエビも生ものも食べられないので、お料理を変えてほしいとお願いしてあったんですが』と。仲居さんが『申し訳ありませんアレルギーですか?』と聞くと、『アレルギーではなくて、ただの好き嫌いなんですけど』と。
子供の分?と思って聞いていると、どうやらダンナさんのことみたいで。。。海に近い宿に来て、カニもエビも、お刺身もNGって~
事前にお願いされていたのに用意していなかったホテルもどうかと思うけど、大の大人がアレルギーならまだしも、好き嫌いで宿の料理を変えてもらうのか~と思ってびっくりでした。
ちょっと気まずくなった雰囲気の中、気の利く仲居さんがすぐに対応して、一人分だけお肉料理を何品か用意してもらっていました。
奥さんも実はちょっと、旦那さんに対してあきれ気味な感じだったんですけどね。
子供さんたちは美味しそうにカニをほおばっていました
お宿も大変だなぁ~
さてここで、この日佐渡金山や西三川ゴールドパークで購入した金グッズのご紹介。
小判型のチョコレート、金箔入りのチーズケーキ、大きな小判型の箱に入ったクッキー、金箔入りの地酒、金箔入りの化粧水、小判型のマグネット。佐渡おけさやたらい舟の絵柄入りハンカチ(シブい)
お金持ちになりそうな気分
3日目へ続く。
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