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予想外! [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今日やっと、乳がん専門病院に行ってきました。

予約制ではないので9時頃に着いたら、もうすでに待合室に50人近い人が…。土曜日だからかな。。。2時間近く待って、やっと呼ばれました。

まずはマンモグラフィ検査から。
前回よりは、痛くなかった…

その後30分ほど待って、診察室に。
マンモの画像を見ながら、先生が説明してくれました。

先日の検診ではマンモの結果がカテゴリー3だったし、前回ちらっと見た画像でも右胸にくっきりと白い塊が映っていたのだけど、今日見た画像では、そういう白い部分は特に見られず。

その後、触診とエコーをしました。

最初左胸から始めて、特に何もなかったのかさらっと終わり右胸へ。
自分でも気になっているしこりがあるところで、やっぱり先生の手が止まって、何度も映してました。
途中で先生が看護士さんに『○○○、用意して』と言っているのを聞いて、『あれ、もしかして、タダでは済まされない…?』

『顔上げて、画像を見てください。ここに黒い部分があります』
『形が楕円形の場合は良性が多いんですが、形がいびつで、ちょっとギザギザになってますね…。この場合は良性とは言いにくいです』

『!!』
なんと。
あまりにも突然の告知に、ただびっくり。
確定した結果ではない、ということは理解しているのだけど、『悪性の疑いがある』ということだけでも、充分告知されたのと一緒だなと、なぜかその時半分冷静に考えてました。

『この後続いて、もう少し検査をしますね。組織を取って調べます。麻酔を打つので、すこしチクッとします』

ベッドに横たわったまま、しばし放心状態。

こちらの病院は乳がん専門の病院で、検診ではなくて精密検査を受けるために来たのだから、この後の検査があることは想定していたものの。
色々考える間もなく、次の検査に臨んだのでした。

今思うと、怖い思いをする時間が短くて良かったんだけど。。。

麻酔を打つ注射は少しチクッとした程度で、麻酔の後すぐに次の検査が始まりました。
怖いので、ずっと目を瞑っていたので、どんな器具を先生が持っているのかは分からず。
(目を開けていたら、もっと怖かったと思う)

『ちょっと、大きな音がしますよ…』
バチン、バチンという、大型のホッチキスで止められたような音がして、何かが胸の奥の方に入っていく感触が。
しかも、奥の方をグリグリして何かを探しているような。

痛くはないけど、何か尖ったものが体に刺さっていく感触で、やっぱり恐怖感でいっぱいに。
でも、『落ち着け、落ち着け。深呼吸だ~』と、またここでも少し冷静な私がおりました。

この作業を計3回やりました。

バチン、バチンとやっている最中、横の診察室のたぶん医院長さんらしき先生が、おばあちゃんの患者さんに診察結果を説明している様子が聞こえていました。
その話しぶりがすごくフレンドリーだったので、そちらに意識が行って、その分恐怖感が和らいだかも。

『はい、終わりましたよ~』

終わってからもう一度エコーの画像を見ながら、先生が説明してくれました。
『この黒い部分の大きさが、約1.7センチです。この画像からだけでみると、良性とは言えません』
『これが、採取した乳腺です。これを検査に回します。結果は25日に出ますが、年内は28日までなのでいつ来られますか?』

この先生はまだ若そうな30代の先生で、特に愛想が好い訳でもなく淡々としているんだけど、その事務的な感じに習って、私自身も事務的な受け答えが出来たのかも。
『もし、悪性だったら、どうなるの~?』と聞きたくなったけど、今それを聞いてもどうすることも出来ないと思い直しました。

25、26日は年末の仕事の追い込みで、すでに予定が入っていて休むことが出来ない。28日は帰省の切符も取ってあるし、ヴァイオリンのレッスンがあるので無理。ということで、27日午前休することにしました。

年末の最終日だし、休むために上司に理由を言うべきか、結果が分かってから言うべきか。

結果次第では、入院しなければいけないかもしれないし、通院も必要になる。
もしがんだったら、その進行度合いによっては、いろいろなことを考えなくてはならなくなる。

正直言って、今私が抜けると、すごく大変なことになるのは明らかだし。
たぶん、ちょっと呑気な直属の上司は、かなりパニくる。
いや、呑気過ぎるから、私がいないことを経験してもらうのも、ちょうどいい機会かも。
とか、考えたり。

今日やった検査が何か、はっきりと聞かなかったので、家に帰ってから調べてみました。
先生が看護士さんに○○○用意しといてと言ったのを思い返してみると、たしか『シーエヌビー(CNB)』と言ったような。調べてみると、一般的には『針生検』と言われる検査のようでした。
普通はその前に細胞診といって、細い針で細胞を取って検査する方法があるようですが、それを飛ばしての『針生検』。この検査は細胞ではなく組織の一部を採取するので、より確実な診断が出来るとのこと。
いきなり『針生検』ということは、より疑わしい、ということだったのかも。


今日は、病院の帰りに三越に寄って、5,500円のスパークリングワインと800円のローストチキンと100g660円の大エビチリマヨ200gを買いました。
『もしかしたら、クリスマス過ごすの、今年が最後かもしれないし』と。

私、思いました。
こういうことを考えると、普通は落ち込むもんじゃないか?
でも、私は『それだったら、高くても食べたいもの買おう』と、普通に思った。

もしかしたら、50歳まで生きないかもしれない。
そしたら、やることはやって、片づけることは片づけて。言いたいことは言って。
そうしようと思った。

家に帰ってから、さっそくすこし部屋を掃除しました。
それから、生命保険のチェック。
がん保険と生命保険の医療特約で、給付金の確認。

がんと診断されたら、合計で300万円の一時給付金がもらえるらしい!
がん治療にはどの位お金が掛かるかわからないけど、なんだかちょっとリッチになった気分。

それから、高額医療費制度とか失業保険のこととか、まだまだいろいろ確認しとかないといけないことがある。
大阪のマンションのことや貯金や生命保険のことも、妹に言っておかなければならないし。
ヴァイオリンも…私がいなくなったら誰に使ってもらうか、考えなきゃ。

とか。
50歳になったら、エンディングノート書こうかなぁ~と思っていたけど、もうちょっと早く始める必要があるかもと思ったのでした。

…とかなんとか言いながらも、『実は、良性でした~』だったりして。

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くろやん

ご無沙汰してますが、覚えているでしょうか?
ずいぶん前になかなか上達できず愚痴ってたモンです。
あれから大して上達はしていませんが、先生の言う通り頑張ってます。
明日、忘年会でジングルベルときよしこの夜を弾くつもりにしていますが
「そういや、ももんさんもクリスマスで何か弾いたりするのかな」って立ち寄ってみたら・・・。

なんだか大変なことになっているようですが、何を言っても他人事に聞こえてしまうかもしれませんが、ご自愛なさってください。
(もちろん好きなことして、美味しいモン食べて、という意味での自愛も含まれます)
by くろやん (2013-12-22 00:59) 

お名前(必須)

私も昨年末に大腸癌の早期の宣告を受け、幸い内視鏡での切除が可能でした。
癌と言われたときのショックは計り知れないですが、まだまだ良性の可能性もありますから、希望を捨てないで下さい。 
by お名前(必須) (2013-12-22 20:24) 

ももん

くろやんさん、励ましのお言葉、ありがとうございます。

忘年会でヴァイオリンの演奏されるなんて、とても素敵ですね。
私はまだ大勢の人前で弾いたことはないですが、楽しそうですね。

検査の結果はまだですが、もし悪い方になったとしても、悲観せず前向きに考えようと思います。

by ももん (2013-12-23 11:35) 

ももん

お名前(必須)?さん、コメントありがとうございます。

早期発見であれば、根治する可能性も高いということですね。
悪性=死、ではないというように考えたいと思います。
by ももん (2013-12-23 11:44) 

tetsu

ごめんなさい!
名前を入れるのを忘れてしまいました。

私は内視鏡で見て、五分五分みたいに言われました。
良いほうに考えましょう。
きっと大丈夫です。
by tetsu (2013-12-23 19:40) 

ぱとりしあ

記事の内容に私の方が動揺しました。ももんさんがしっかりした文章を綴っていらして尊敬します。
by ぱとりしあ (2013-12-26 21:58) 

ささきみほ

はじめまして。
ずべて良い方向に向かっていくことを願っています。
私は数ヶ月前に難病にかかっているのが分かりました。でもヴァイオリンも他のことも楽しくやっていこうと思っています。
by ささきみほ (2013-12-27 12:25) 

ももん

ぱとりしあさん、こんばんは。
いつも、ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。

今日書いた文章も、けっこう普段と変わりなく書いてましたねー。

それが、私らしさ、なのかもしれません。



by ももん (2013-12-28 01:01) 

ももん

ささきみほさん。コメントありがとうございます。

病気になって初めて、いろんなことに気が付くってことがわかりました。

みほさんもヴァイオリン、されているんですね。
ヴァイオリンも、他のことも楽しくやっていくってこと、たぶん、私にとっても、それが病気と上手につきあっていく一番の秘訣なのかもしれませんね。

みほさんも、楽しくヴァイオリン、続けていって下さい。
私もそうします。
by ももん (2013-12-28 01:06) 

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