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告知です [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

今日、年末仕事納めの日でしたが、会社を休んで検査の結果を聞きに行きました。

前回のブログで『悪性の疑いがある』ということを書いて、ありがたいことに、たくさんの方から励ましのコメントをいただきました。
私自身も、なぜだか『きっと、大丈夫』と思っていたんですが。

残念な結果になりまして。

これからCT検査や手術をしてみないとはっきりしないのですが、今のところ『ステージⅠ』か『ステージⅡA』とのこと。

ちなみに、乳がんの病期分類では、
『ステージ0』  非浸潤がん:乳がんが発生した乳管や小葉の中にとどまっている
『ステージⅠ』  しこりが2㎝以下で、わきの下のリンパ節に転移なし
『ステージⅡA』 しこりが2㎝以下で、わきの下のリンパ節に転移あり
           しこりが2.1~5㎝で、わきの下のリンパ節に転移なし
『ステージⅡB』 しこりが2.1~5㎝で、わきの下のリンパ節に転移あり
           しこりが5.1㎝以上で、わきの下のリンパ節に転移なし
『ステージⅢA』
『ステージⅢB』
『ステージⅢC』
『ステージⅣ』  しこりの大きさを問わず、乳房から離れたところに転移している
という分類だそうです。

『ステージ0』と『ステージⅠ~Ⅳ』の違いは、非浸潤がんか浸潤がんかという違いです。
非浸潤がんの場合は、乳管内や小葉内にとどまっているので、転移の可能性はなく、その部分だけを切除すれば根治します。
が、浸潤がんの場合は、乳管を破っているので、血液やリンパ液によって体の他の部分にも転移している可能性があるということです。

なので、浸潤がんの場合は、手術でがんを切除してから、放射線療法や薬物療法などを行なって、体全体に散っているかもしれないがんを退治する必要があるとのこと。

薬物療法にも『抗がん剤による化学療法』『抗HER2療法』『ホルモン療法』の3つがあります。
がんのタイプによって、どの薬物療法を行うかが決まります。

がんのタイプというのは、がんが女性ホルモンに反応して増殖するタイプとHER2タンパク質過剰により増殖するタイプ、両者に当てはまるタイプ、両者ともに当てはまらないタイプに大きく分かれていて、それぞれの特徴に合わせた療法を行うのです。

私の場合、組織診断の結果では、HER2陽性とのこと。
ホルモン反応性があるかどうかは、まだはっきりしてません。

HER2タンパク質というのはがんの増殖を促すたんぱく質で、それが過剰ということは、進行度合いが早いということのようです。
この特徴を使って治療するのが抗HER2療法で、このHER2たんぱくを標的として作用する薬を用いて、がん細胞の増殖を抑制したり死滅させるする療法です。

ただし、この療法は抗がん剤療法との併用で行なうことが一般的とのこと。

ホルモン療法だけで抗がん剤治療をしなくても良いケースもあるようですが、HER2陽性であることがはっきりしているので、抗がん剤治療は避けられないようです。

抗がん剤といえば…4年前に亡くなった母も、抗がん剤治療を受けていました。
抗がん剤で苦しがっていたことや、髪の毛が抜けてしまった母を思い出します。
まさか、こんなにすぐに自分の身にそれが起こるとは…
でも、母が生きているうちでなくて良かったな~なんて思ったりします。


術後の治療法については、またおいおいと書いていきたいと思います。

その前に。最大の難局がある!!
手術&入院です。

どういう手術をするかについては…
とりあえず、ちょっと落ち着いてから書きます。
たぶん、長くなりそうなので。

で、入院については…
術後の化学療法も含めて、とにかく仕事をどうするか?です。

とりあえず、今日、術前のCT検査と手術日の予約をしました。
手術は、一番早い日程では1/20、それ以降は1/27とのことでした。
で、早い方がいいかと思って20日に予約しました。

その後、落ち着くために病院のすぐ近くにあるコメダ珈琲店に寄って、病院からもらった受診手帳を読みながら今後のことを考えてました。
仕事の段取りとか。
私が今抱えている案件が3件ほどあって、とりあえずそれを他の人に引き継げるようになるまでの時間を考えると、1/20では足りない!!ということに気が付きまして。

それに、今私のいる支店では、複数の人の退職や採用のために支店の体制も大きく変える必要があって、それぞれの具体的な仕事の割り振りを私が中心になって考えているところで。
昨日、ようやくまとめた案を支店長に見せて、年明けにみんなに発表しなければならない。
かなり混乱しそうなので、落ち着くまで采配役の私が抜けるのは…

それに、術後に備えていろいろなことを情報収集する時間や、入院の準備も必要だし。

ということで、やっぱり1/20を変更してもらおうと思って、もう一度病院に戻って、変更をお願いしました。
で、けっきょく、手術日は1/30になりました。
2日前から入院だそうです。
どれ位入院が必要か…というと、約2週間とのこと。
『退院したら、すぐに会社に行けますか?』と聞くと、先生は『!? 重いものとかは持てないと思いますよ』って。
先生の『!?』が気になったので、良く考えてみると、あんまりそういう質問をする人少ないのかもなぁ~と思いました。

今日は平日なので前回よりも早く終わるだろうし、午前半休にしても良かったんだけど、もしがんと告知されたらそのまま会社に行きたくないなーと思って、年休を取りました。
今日は仕事納めなので、仕事の終わりに年末打上げの飲み会があるし。さすがに、盛り上がれない…

10時半頃には終わったので、さっき書いた通り、コメダ珈琲店でお昼頃までいて、病院からもらった受診手帳を読みました。
その受信手帳には、乳がんのことや手術や治療法などいろいろ細かく解説してあります。

その後、ずーっと行きたいと思っていたマッサージへ。
60分間、痛気持ちよさの中で、あれこれ今後のことを考え。

帰りに本屋さんに寄って、乳がん関連の本を買いました。
帰ってからはその本を一通り読んで。
今日一日で、乳がんに関する知識がいっぺんに増えました。

で、ヴァイオリンの練習もしました。
明日、実家に帰省する前にレッスンに行くんですが、手術後しばらくはレッスンに行けそうにないので、来月はあと2回行くことにしました。
…というか、抗がん剤の治療が始まっても、レッスン続けられるのかなぁ。
もし難しいようなら、半年とか1年とか、レッスンをお休みしなければならないかも。

治療が終わっても、もし再発したら…もうヴァイオリン、弾けなくなるのか…と思ったり。

ヴァイオリンだけじゃなくって、もちろん、仕事も続けられるかどうか。

いろんなこと、考えてしまいます。

今は、ショックや不安よりも、仕事のことや生活が変わることへの関心が大きくて、こんなに淡々とブログを書いていられるのだろうなぁ~。

それに、まだ周りの人に言っていないので、事の重大性が認識出来ていないのかも。
明日、実家に帰るので、妹にはちゃんと話します。
父には…どうしようか、迷ってます。

会社の直属の上司ともう一人の課長には、今日休みを取るために『婦人科検診で要精密検査だったので検査を受けて、27日に結果が出るので、お休みいただきます』と言ってあります。
私が抜けて一番困るのはこの2人なので、彼らの理解が必要です。
もう1人、その上の上司にも報告しなきゃいけないかな…

部下たちにも言わなきゃいけないですよね。。。
みんなにも迷惑が掛かるし、不安だろうし。

あー、ほんとに、大変なことになっちゃいました。


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コメント 2

ぱとりしあ

いろいろ考えてしまいますね。最初は、仕事なんてどうでもいいから、自分の身体を優先して!と思いました。

でも今後も通院や入院でおやすみしながらも会社で働くことを考えると調整することも大事なんですね。働きながら治療をするといことはそういうことなんだなと思いました。

親が高齢になり、病気のことを伝えるかどうかを考えなきゃいけないところは若い時とは状況が異なりますね。

年末年始のお休み、少しでもゆっくりできますようお祈りしています。
by ぱとりしあ (2013-12-31 11:47) 

ももん

ぱとりしあさん、こんばんわ。

いっそのこと、仕事は半年とか1年休職して治療に専念するということも考えましたが、仕事せずに家にいると、たぶん引き籠りになると思います。(そうしたい願望もありますが(^_^;))

引き籠ってしまうと、生きる活力、がんと闘う活力が萎える気もします。

今うちの支店では、和気あいあいと笑いのある職場なので、そういう環境に身を置いておいた方がよいかなぁ~とも。

とはいえ、ストレスを感じるようでは逆効果なので、無理しないでぼちぼち、みんなに甘えながらやっていけたらいいなぁ~と思っています。
by ももん (2014-01-06 23:00) 

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