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抗がん剤治療、開始 [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

昨日から1泊入院[病院]で、抗がん剤治療を開始しました。

9:30 受付。

10:10 外来で診察。前回通院から9日目で、傷痕の上側と下側の2ヶ所に体液が溜まっているようだったので、抜いてもらいまいた。上側には60ccほど溜まっていたようです。

10:30 病室へ。今回は空きがないとのことで、一番上等の個室へ。差額ベット代は1日7,880円。トイレの付いたお部屋でした。冷蔵庫は無料。。。パジャマに着替えて待機。
抗がん剤の点滴の前に、吐き止めの錠剤イメンドカプセル125㎎を飲む。

10:50 点滴用の針刺し[バッド(下向き矢印)]
私の場合、静脈が分かりにくかったり曲がっていたりしていて、看護師さんがかなり時間を掛けて手をまさぐってました。
抗がん剤が少しでも漏れると周りの組織にも悪影響が出るので、かなり慎重を期さなければならないんですよ…ということで、自信がないので他の看護師さんを連れてこられました。
前回の入院時は、一発OKだったんだけど…今回は1回目は静脈には入ったものの、細かったようで、再度別の所にトライ。なんとか2回目はOKでした。しかも全然痛くな~い[ひらめき]
10年以上前に胆のう炎で手術した時は、点滴の度に針を刺していたので、刺す所がもうないというほどで、手の甲や足の甲(痛い話ですいません[たらーっ(汗)])まで針を刺して、しかも液漏れなどでパンパンに腫れて…という苦い思い出がありました。
でも最近は、プラスチックカニューレ型静脈内留置針というものがあって、毎回針を刺すことなく数種類の点滴に繋げることが出来るようになっているようで。
なので、点滴トラウマからは開放されそうです。

まずは生理食塩水の点滴から。その後、抗アレルギー剤の点滴を2種類(アロキシ静注、デキサート注射液)。

11:15~11:30 生理食塩水と共に、FECのうちのE、エピルビシン塩酸塩注射用50㎎投与。赤い色の点滴で、尿の色も赤色になるのでびっくりしないでねって。
初めて抗がん剤なるものを、自分の体内に入れた瞬間どうなることやら…と赤い点滴が落ちるのを見ながら体の反応を窺ってたけど、全く違和感なし。まずは一安心でした[るんるん]

11:30~15:00 FECのうちのF、5-FU注750㎎と、Cのエンドキサン750㎎を解いた生理食塩水500mlを投与。こちらも体の反応は特になく、テレビを見ているうちに終わりました。

15:00~15:15 血液凝固防止剤のヘパリンを解いた生理食塩水20mlの点滴。これはさっき書いたプラスチックカニューレ型静脈内留置針を翌日まで残すので、そのための処置。

抗がん剤の一連の点滴作業終了。合計4時間半。
長かったけど、入院なのでテレビを見ながらとか本を読んだりして時間を潰せたし、何かあってもすぐ対処してもらえるという安心感があったせいか、リラックスして臨むことが出来ました。

病院に着くまでは、すごく緊張していたんだけど。
…緊張していた証拠に、携帯のバッテリーを忘れたり、持っていこうと思ってたものを忘れていたり。前回の準備万端の入院準備とは大違いでした(^_^;)

抗がん剤治療のためのお薬は、点滴だけではありません。副作用のための錠剤を飲まなければなりません。しかもたくさん[exclamation×2]

①まずは、点滴前にも飲んだ吐き止めの錠剤。イメンドカプセル80㎎。これは当日と翌日の午前中までの2回分。
②ノバミン錠5㎎(精神安定剤) 1日3回食後に1錠、5日分。
③マグラックス錠330㎎(便秘薬) 1日3回食後に1錠、7日分。
④デカドロン錠80㎎(悪心、嘔吐抑制剤) 1日3回食後に4錠、3日分。
⑤シプロキサン錠100㎎(感染症治療剤) 37.5度以上の熱が出た場合のみ。1日3回食後に1錠、7日分。 
…それと、37.5度以上の熱が出た場合はすぐに受診してくださいとのこと。点滴で対処することもあるようです。

前回入院時に出た錠剤については、薬剤師さんからの説明とお薬手帳に説明書きのシールを貼ってもらったんだけど、今回は詳しい説明がなかった。。。忘れられていたのか? 私も聞けばよかったんだけど。
とりあえず、診療明細に詳しく薬名が書かれていたので、ネット検索して製薬会社やお薬ガイドのサイトで効能や用法などをチェックしました。
却って、自分で調べる方がちゃんと理解できるので良いかも。

その中で、⑤番のお薬について調べていると、抗がん剤投与後7~14日頃に37.5度以上の発熱が1回でもあれば、必ず医師に知らせることが大事と言うことが分かりました。この時期に白血球や好中球が減少する副作用があり、発熱性好中球減少症という症状を発症すると、放っておくと重篤な感染症を引き起こし、命に係わるとのことです。
私は、日頃からあまり病院とか薬に頼らない人間なので、37.5度くらいの発熱なら、“お酒飲んで寝たら治る!”と思ってしまうので、要注意[exclamation×2]

そういう薬要らずの考えを見直す必要があるのかも?と思ったもう一つの理由は、①番の吐き止めの薬。
昨日の抗がん剤投与後、現在の所27時間が経とうとしていますが、まったく一度も吐き気を感じません。
一般的には吐き気は何日か経ってからもあるそうですが、たぶんこのお薬のおかげで、大丈夫な気がします。
最近になってこの吐き止めの薬が開発されて、かなり軽減できるようになったと、治療前にも先生から言われていたし、最近の乳がんに関するサイトや本で読んでいたので、本当だったなぁ~と実感しています。

分子標的治療薬のハーセプチン然り、このイメンドカプセル然り。
医療の進歩には、ほんと頭が下がります。
最近製薬会社の試験薬にまつわる不正がニュースになっているけど、患者の苦しみを軽減出来る、治療に役立つ新薬開発にダメージがないようにと祈るばかりです。

さて、抗がん剤治療の話に戻ります。
点滴の後すぐにお昼ご飯。15:30位だったけど。
体調に変化もなく、吐き気もなかったので、普通に完食。
そして、①から④のお薬を飲む。

で、18:00から夕食。さっき食べたばかりなのに、完食。
理由。出された食事を残す慣習が、私にはありません…[あせあせ(飛び散る汗)]

夜もテレビや読書で、リラックス。
でもなかなか寝付けず、気が付いたら夜中の2時前。
あ、真央ちゃん、気になる~
ということで、こっそりテレビをつけて、フィギアスケート観戦。
で、いきなり真央ちゃんの滑走シーンが始まったので、釘付けになってしまいました。
真央ちゃんのど根性に圧倒されて、思わず涙[もうやだ~(悲しい顔)]

そうすると、キム・ヨナも観なきゃ収まらない~
上位になればなるほど、ハイレベルな戦いになって、とても眠れる状態ではなく、最後のキム・ヨナまで観て、興奮でぐったりしながら眠りにつきました。

けっきょく、抗がん剤投与日は2時間ほどの眠りとなってしまいました[あせあせ(飛び散る汗)]
不良患者です、(^_^;)

お昼前に退院して、いつものコメダ珈琲へ。
それから、帰りにマクドナルドに寄って、お持ち帰り。
吐き気より、食い気に走ってしまいました。

思っていたよりも、副作用が出なかったので、この調子なら仕事に復帰してもなんとかやっていけるかなぁ~なんて楽観視してます。
ま、このまま何もない…ということは、図々しいかもしれないけど。

脱毛に関しては、先日ウィッグの注文をしてきて、3月3日に受け取りに行く(被って帰る)予定。その時に自毛を2~3㎝の短さまでカットしてもらう予定です。
脱毛の際、髪が長いままだと、抜ける量が多くて精神的な落ち込みも大きいため、短くする方が良いということと、ウィッグを試着する時、脱毛後のサイズに合わせられるというメリットがあるそうです。長いままだと2㎝くらいはサイズが変わるそうで、そうするとフィット感がなく、浮いた感じになってしまうとのこと。
そういう準備も着々と進めているので、来るなら来い!!という感じです。

ちなみに、今回の抗がん剤治療の点滴代は総額55,050円、その他の錠剤で12,970円。このうちの3割負担なので、約20,000円が自己負担です。
今回はこの他に入院費用が掛かっているので、全部で自己負担は41,744円でした。
今後は3週間ごとに、この20,000円が出費となる予定です。

あ、治療費のことについては、また別の機会に書いてみます。
細かいことだけど、患者さんにとっては、実際とても気になる話題なので、参考になるのではないかと思うので。

長くなりました。
抗がん剤投与開始日から2日目にかけて、まずは順調です[晴れ]




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