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免疫力アップ大作戦!⑳ in 佐賀1日目 [旅行]

11/21~11/23の三連休で、佐賀県に行ってまいりました。連休の時はいくつかの県を跨いで宿泊することが多いけど、今回は2泊とも佐賀県。たっぷり佐賀県で~す。今年の春に年休を取って、福岡県と佐賀県に行く予定だったところ、仕事が忙しくて年休を取れなくなったので、佐賀県はあきらめたのでした。
今回は3日間とも佐賀県なので、その時行く予定だったところとは違うところをチョイス。

博多に着くのが12時頃なので、新幹線でブランチ。毎度おなじみの名古屋名物『ひつまぶし弁当』
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連休の初日ということもあって、新幹線はかなりの混雑。グリーン車も満席でした。何時ぞやのように寝過ごしてしまうと・・・簡単に空席が見つからない状況になるので、気合を入れて起きましたヨ(*^_^*)

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博多駅でレンタカーを借ります。博多駅前のトヨタレンタカー利用は2回目。前回もそうだったけど、なかなか気持ちの良い接客です。何組も待っていたけど、てきぱきと気持ち良く応対してくれて、幸先の良い出発になりました。
今回の旅のお供は、ハイブリッド車のアクア。このタイプも2度目なので、もう慣れたものです。

1日目の最初の目的地は・・・とってもシブいところ。吉野ヶ里遺跡で~す[ぴかぴか(新しい)] 戦国時代やら幕末やらには若干詳しくちょっぴり歴女な私ですが、これまたえらく時代を飛び越えてしまいましたねぇ~
あんまり昔のこと過ぎてそんなに興味は湧かないんですが、これだけの規模でちゃんと整備された遺跡の近くに行くので、ここはやっぱり行っとかないとね~ということで。
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可愛いマスコットくんやイノシシがお出迎えしてくれました。この吉野ヶ里歴史公園は、弥生時代後期の環濠集落を復元しています。

とにかくとっても広い。いくつかのエリアに分かれています。全部は見てまわれそうにないので、主だったところに絞って見学。
まずは、南内郭。王たちの生活の場といったところでしょうか。
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物見やぐらに昇ることが出来ます。内郭の周辺には環濠が堀り巡らされています。
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ここは軍事や土木仕事を取り仕切る『大人』や『大人の妻』たちの住まいです。おとなではなく、だいじんと読みます。
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日本史の授業に出てきた『竪穴住居』です。地面に穴を掘って、茅葺屋根を乗せています。地表よりも低くて外気と接する部分が少ないので、夏は涼しく冬は暖かいんだろうなぁ。でも、大雨が降ったり雪が降ったりすると、けっこう困るような・・・気がしますが。

次のエリアは『北内郭』。ここも周りは環濠が掘られていて、その外側には『逆茂木』という杭が張り巡らされています。外からの侵入が簡単に出来ないようになっています。
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北内郭に入る出入口は、更に木の壁があってまるで迷路のような感じです。これほど厳重に外界と隔てられているのは、北内郭は居住エリアとは違って、祈祷や政事などが行われる神聖な場所だったからだそうです。
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北内郭の中心に主祭殿があります。こちらにも昇ることが出来ます。
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2階では王を中心にした祭りごとの様子、3階では祈祷の様子を見ることが出来ます。

こちらは高床住居。位の高い人の住まいだそうです。一般庶民は竪穴住居、位の高い人は高床住居だったんですねぇ。
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とはいえ、中はとても狭くて、窮屈だったろうなぁ~なんて。

そして次のエリア、北墳丘墓へ。なんとこれ、お墓なんですヨ。王やそれに近い身分の人のための特別なお墓だそうです。中は・・・
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発掘跡が分かるように回廊になっていて、解説や展示物を見ることが出来ます。
ひびの入った赤茶色のもの、何だかわかりますか?なんと、甕棺(かめかん)という棺なのです。大きな甕を二つ組み合わせて、中に亡くなった人を入れるのだそうです。墳丘の上から2mほど穴を掘り、さらに横穴を掘って甕を一つ横穴に入れ、そこに死者を横たえて、もう一つの甕で蓋をしてから埋めるのだそうです。
北九州で多くみられる埋葬方法だそうです。
こんな埋葬の仕方があったなんて知らなかったので、びっくりでした。
この墳丘の中から14基もの甕棺が発掘され、その中から人骨や銅剣、ガラスの管玉などが発見されています。
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こちらは『甕棺墓列』といって、北墳丘墓の外にある甕棺墓の大群です。先ほど説明した埋葬の仕方、この写真の通りです。
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不謹慎ですが・・・ちょっと気持ち悪かった。。。(@_@;)
なんでまた、弥生時代の人たちはこんな埋葬の仕方を考えついたんでしょうねぇ~[あせあせ(飛び散る汗)]

さてお次のエリアは、『中のムラ』。祭りや儀式に使う道具を作っていた場所です。
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『倉と市』のエリア。中心には『市楼』と呼ばれる市を管理する建物があります。けっこう立派な建物です。2階部分には市の開催を知らせる太鼓があります。
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そして最後に展示室へ。出土した弥生式土器やさきほどの甕棺がいっぱい[ひらめき]
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子供用の甕棺は小さいですが、大人用はとってもBIG。現代では棺は木製がほとんどだし、江戸時代とかも木製の樽のような棺だし、弥生時代でも石で囲む石棺やそのまま土に埋める土壙墓などが多い中、どうして甕棺だったのか。大人用の物はずいぶん大きいし、この甕棺を作るのも、運ぶのもけっこうな労力だと思うんだけど。それでも甕棺だったのは、死者をなるべく良い状態で保存したいということだったのかなぁ・・・

こちらは当時の衣装。
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こんなに昔から、ちゃんとした衣服があったのにはちょっとびっくり。文明が栄えていたことが分かりますね。

吉野ヶ里歴史公園の入り口には、たくさんの花が。やっぱり旅先ではゆったりとした気持ちになっているので、綺麗な花や美しい風景が目に留まります。そして、写真をいっぱい撮りたくなるのです[かわいい]
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吉野ヶ里歴史公園からは車で40分ほど、この日のお宿『古湯温泉 山あかり』さんに向かいます。
離れのお部屋が6つだけという、超贅沢なお宿です。じゃらんでの口コミが4.7とかなりの高評価だったので、どうしても泊まってみたかったお宿です。

が、一つ問題がありまして。おひとりさまでは泊まれない・・・[たらーっ(汗)]
2人分を払ってでもいいので、露天風呂付の優雅な離れのお宿に泊まりたい[exclamation]ということで、2人で予約。お宿には『一緒に来るはずだった友達が急に仕事で来られなくなった』と。思い切り嘘つきになりました。
『前日に連絡もらえれば・・・』と言ってもらったものの、そこで『ご遠慮ください』と言われても困るので、2人分の料金を払うことに。ただ、食事は2人分食べられないので、1人分にしてもらいました。
嘘をついたのはとても心苦しいけど、露天風呂付の部屋となると、ほとんどの宿がおひとりさまを受け入れていないので仕方がないということでお許しくださいませ。

フロントのある建物。暖炉があります。まずはロビーでお茶と和菓子のおもてなし。
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こちらが、離れの建物。10畳の和室とベッドルーム。和室にはこたつが~[るんるん]
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露天風呂は陶器のお風呂。源泉掛け流しではないので、時間が経つと冷めてしまうのがちょっと惜しかったですが、入る度にお湯をはってました。20分ほどではれるので、そんなに苦ではなかったですが。
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すぐ近くには川が流れていて小さな滝もあったので、川のせせらぎを聴きながら入ることが出来ました。

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部屋にはコーヒーの用意も。いろいろな可愛いコーヒーカップを選べるようになっていたので、テンション上がりました。

夕食までの間、まずは部屋の露天風呂でまったり。
その後、こたつで暖まりながら、部屋に置いてある宿の案内を読んでいると・・・

[exclamation&question] 『クレジットカードは使えません』との文字が[exclamation×2]

慌ててじゃらんの予約サイトで確かめてみると、やっぱり『クレジットカードは使えません』との注意書きが・・・
すっかり見過ごしていたので、当然現金での用意はしておりません(@_@;)
財布の中身を確かめてみると・・・あと5千円ほど足りない[あせあせ(飛び散る汗)]
『ヤバいぞ[exclamation] お金が足りん[exclamation]

財布の中には現金以外に、クオカード(会社のコンペでもらったもの)が2000円分、商品券が1000円分。ついでに言うなら、ココ壱の食事券が2000円分、切手が500円分ほど。。。
現金以外でも金目のものをかき集めれば、なんとか許してもらえるかも・・・?

でもこれはあくまでも宿泊料のみ。この後の食事では、一滴の酒も飲めないぞ~
いつのタイミングで、宿の人に言うか。
チェックアウトまで黙っていて、このまま素知らぬ顔で食事を食べて、一晩ここで過ごしても良いのか。
でも今申告して、追い出されても困る。

どうする、どうする?

いやぁ~ 焦りました。

とにかくおちつけ~、何か方法を考えろ~ と、コーヒーブレイク。
すると、[ひらめき] 『明日、ATMでお金をおろせばいいんだ~』ということに思いが至りまして[グッド(上向き矢印)]
でも[がく~(落胆した顔)] この古湯温泉、山の中の村落で、コンビニもなさそうな寂しい風情の温泉街なのでした。銀行もコンビニもなさそう・・・[バッド(下向き矢印)]

[ひらめき] スマホでこの周辺の地図を探していると、歩いて行けそうなところに郵便局があるのを発見[exclamation]

でもちょっと待った[あせあせ(飛び散る汗)] ATMはある?そして翌日は日曜日。そもそも開いてる?
それもスマホで調べると、9時から開いている[わーい(嬉しい顔)]

いや待てよ[ふらふら] ゆうちょのキャッシュカード、持ってないぞ~ ゆうちょから現金を引き出すことはほとんどないので、普段は持ってないのでした。
[ひらめき]確か、SBIネット銀行ならゆうちょのATMで出金出来たはず・・・

あとは、9時過ぎにお散歩に行くふりをして宿を抜け出すのみ。
でも、宿の人に見つかって見咎められたらどうしよう・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
その時は、車も置いて(レンタカーだけど)、クレジットカードなど金目のものを人質に?正直に自白するしかないか・・・[ふらふら]
と、一喜一憂しながらも、何とか現金の目途が付いたのでした。

なので、夕食は安心して飲み食い出来ました[わーい(嬉しい顔)]
ということで、まずは利き酒から。4種類の地酒から3種類好きな物を選べます。
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お猪口は、佐賀県在住の女性陶芸家の作品だそうで、それぞれにとても素敵なお猪口です。
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三瀬鶏塩麹焼き、かき和え、こんにゃく、鰆幽庵焼き。生協で三瀬鶏ブランドのものを良く購入するけど、佐賀県だったんですね~ 古湯温泉のある町の隣り町だそうです。とってもジューシーで美味[るんるん]

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懐石のお料理のほかに、おばんざいのバイキングがあります。割と変わった感じのおばんざいが15種類位あって、どれも美味しかったです。

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お刺身は、マグロ、鯛。お刺身の上に掛かっている泡は、刺身醤油を泡立てたものだそうです。

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三瀬鶏の鶏白スープ仕立て。鶏塩味のスープが大好きなので、うれしいメニューです。とっても濃厚[ひらめき]
それと、蓮根饅頭銀餡かけ。お出しがとても良い味付け。

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メインの佐賀牛炭火焼[ぴかぴか(新しい)] 柔らかくて、めちゃくちゃ美味しかった[るんるん]
おばんざいを食べ過ぎて、この辺りから、けっこうお腹いっぱいになってきたんですが。。。頑張って食べました。

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米粉ぐらたん。これは今までに食べたことがない食感のグラタンです。ここにきてのグラタンはキツイかなぁ~と思ったけど、量も少量だし、食べてみると意外と箸が進みました。

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なんとここで、天山えびす豚のしゃぶしゃぶが~
『もう、無理~!』と思いながらも食べてみると、大根の薄切りや三つ葉などあっさり系の野菜がたっぷりなので完食出来ました。鍋にレタスは意外な食材ですが、これがけっこうイケます。今度家でもやってみよう[グッド(上向き矢印)]

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地元富士町産米のごはんと、だご汁。だご汁って佐賀県の郷土料理だそうです。小麦粉で平たくのばした団子が入ってます。

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デザートはシャーベットと、抹茶と黄粉のわらびもち。

お食事処の個室でゆったりと食事とお酒を楽しむことが出来ました。一工夫された料理も多くて、大満足[ぴかぴか(新しい)]

食事が終わって部屋に戻ろうとした時、宿の方がおばんざいのところにあったみかんや柿、梨を部屋に持って行って食べてと声を掛けてくれました。
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そして宿泊プランにサービスで付いているスパークリングワインを飲みながら、こたつに入って、読書三昧。

酔いが少し冷めてきてから、宿の大浴場へ。宿には内湯と露天風呂の二つの温泉があって、夜と朝で男湯と女湯が入れ替わります。夜はひのきの内湯。
6室しかないので、ほとんど貸切状態。。。と思ったら先客が二人。お風呂から上がって浴衣を着ている時に、声を掛けてこられて・・・宿のスタッフさんたちでした。到着した時に接客してくれた方と(友達が急に来れなくなったと嘘をついた・・・けど、とても残念がってくれたスタッフさん)、みかんや柿を部屋に持たせてくれたスタッフさん。
2人とも気さくに気持ち良く接客してくれた方なので、お風呂であっても嫌な感じはありませんでした。

宿の内湯から上がって、またまた読書。少し寒くなってきたところで、今度は部屋の露天風呂に入りました。
好きな時にいつでも入れるのがいいですねぇ。

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ベッドに寝転びながら見えたものを、写真に撮ってみました。
天窓からとても明るいお月様が見えましたヨ[わーい(嬉しい顔)]

2日目へ続く。

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