SSブログ

免疫力アップ大作戦!㉙北海道7日目 [旅行]

北海道旅行7日目、残りあと2日となってしまいまいした。。。[たらーっ(汗)]

この日の朝のお天気は曇り。午後からはまたまた[雨]の予報。週明けには[台風]10号が東北へ初めて上陸するかもしれない…というような状況。7、9、11号は北海道へ上陸し、10号も近くまでやってきて、北海道は降り続く雨のせいでたくさんの川が氾濫して、深刻な水害に見舞われたのでした。10号が上陸した岩手県でも人的被害がたくさん出てしまいました。

この日は朝7時15分頃に起きて、部屋の露天風呂へ。
そのあと、朝食。前日と同じレストランでのバイキング。
P1011276.jpgP1011277.jpgP1011266.jpg
夕食と同様、品数が多い[exclamation] ただ、ご飯のお供になる(ご飯がなければ食べられない)ものが多くて、単品メニューが限られていたような。
しかもご飯メニューは、ウトロの新名物『あっぺメシ』・・・鮭の炊き込みご飯に鮭の漬を乗せて鮭出汁をかけて食べるご飯がお勧めだったので、ご飯のお供が全然必要なかった。好きなたらこや岩ノリなどいろいろあったのに、残してしまいました。
それでも、地元産の新鮮野菜のしゃぶしゃぶもすごく美味しかったし、朝から選択肢の多いバイキングでテンションはかなり上がりました~

それでは、こちらのお宿『知床グランドホテル北こぶし』さんの採点です。
部屋5、お風呂5、夕食5、朝食5、接客サービス4、癒され度5、コスパ4
総合評価は・・・4.7[満月][満月][満月][満月][半月][三日月] 高評価出ました~[ぴかぴか(新しい)] 
じゃらんの口コミでは4.5。こちらも高評価ですね~

部屋、お風呂、夕食、朝食、癒され度は5点。
部屋はモダンな感じで落ち着けたし、何といってもテラスから見える景色が最高~[ぴかぴか(新しい)] オロンコ岩のバックには茜色と群青色の混ざった空、そして海。北斗七星がくっきりと見える星空、漁船が出港していく早朝の港。ほんとに素敵な景色を楽しめたテラス席が良かったです。アメニティも充実、コーヒーミルセットはポイント高いです。
お風呂は、宿のお風呂も広くて良かったし、脱衣場も広くて清潔。部屋の露天風呂も源泉掛け流し、湯温は自動調整なので、好きな時にいつでも入れるのが最高。
夕食は、70種類ものメニューとライブキッチンなどが充実していて、選ぶのもワクワク。郷土料理もたくさんあって、それぞれ特色のある品ぞろえ。手の掛けられたお料理が多くて、味も美味しかったです。こちらにも勝手丼のコーナーがあり、大人気でした。
朝食も、夕食同様に種類が多く、お客さんが楽しめるような工夫がされたものが多かったです。
癒され度、大きなホテルにしては接客やサービスはノーストレスだったし、部屋でゆっくりくつろげるように配慮されたコンセプト通りの部屋だったので、とても居心地が良かったです。

4点は接客サービスとコスパ。
接客サービスは、到着時のフロント、レストランのスタッフさんともに、可もなく不可もなくといった感じ。というか、ほとんどスタッフさんとの接点はなかったので、接客については何とも言えませんが。サービス面ではいろいろなところでお客さんを喜ばせようとするサービスが感じられて、なかなか好印象。利用はしなかったけど、海を見ながら入れる足湯があったり、クリオネや流氷などの展示、知床のガイドツアー企画、知床観光の情報を提供するネイチャーデスク、スライドショー、釣り道具のレンタル…などなど、知床の旅を満喫出来るように企画されたサービスがたくさんあります。連泊してじっくり過ごすのも楽しそう。バリアフリー対策もしっかりされていて、大浴場へも車椅子で入れるとのこと。スゴイです。
コスパ、こちらのホテルの中でもグレードの高い部屋ということもあったので、お値段はそれなりにお高いですが、部屋、お風呂、料理の内容からすると、納得感があります。部屋指定なしのおひとりさまプランなら、土曜日泊にも拘わらず、何と2万円以下。これはかなりお得です。

ということで、なかなか快適に過ごすことが出来て、大満足のお宿でした。また泊まりたいです[わーい(嬉しい顔)] そして、他の人にも是非お勧めしたお宿です。
こちらのお宿の公式HPはとても充実した内容のHPです。見たら絶対に泊まりたくなりますヨ。

この日は、ウトロから根室まで約240㎞のロングドライブ。9時過ぎにお宿を出発、まずは知床峠へ向かいます。
当初の予定では、ちょっと戻って『オシンコシンの滝』に行くつもりでしたが、前日ウトロに到着する前に車の中から見ることが出来たので、予定変更して知床峠へ向かいました。

・・・が。知床横断道路に入ってしばらくすると、目の前がだんだん真っ白に。摩周湖と同じ状態で、前の車が全く見えないほどに真っ白。知床峠に着いても、駐車場がどこにあるかも分からないほど何も見えなかったので、そのまま止まらずに通過しました。
羅臼の町に着く直前まで、ほとんど真っ白の中を走りました~ 怖かったぁ~[あせあせ(飛び散る汗)]

羅臼からはノンストップで約1時間半、国道335号(国後国道)を野付半島まで南下。この道、ずっと海岸沿いを走るルートなので、晴れていたらほんとに気持ちの良いドライブコース。小雨が降っている状態でも、快適な走りが出来ました。
335号線から244号線(野付国道)、道道950号線へ。この950号線は野付半島先端に近い野付崎灯台まで延びていて、道の両側が海になっていてる道が約20㎞も続きます。最も幅の短いところで50mだそうです。
P1011354.jpgP1011355.jpg
左側が野付湾、右側が根室海峡です。ちなみに写真は帰りに撮ったものです。こういう道路がずっと続きます。海中道路に近い感覚です。お天気が悪かったので、風もすごかった~(^^;

野付半島は、知床半島と根室半島のちょうど中間あたりにあって、国後島まで一番近くて、わずか16㎞だそうです。海老の形にそっくりな半島です。日本最大の砂嘴(さし)で、ここでしか見られない自然を見ることが出来ます。

その一つが、『ナラワラ』。
P1011293.jpg
P1011295.jpgP1011296.jpgP1011297.jpgP1011298.jpgP1011299.jpg
海水に浸食され風化したミズナラが立ち枯れたまま残っているのだそうです。緑の木々の中に立ち枯れた木が立っていて、とても幻想的な風景です。

野付半島ネイチャーセンターに到着。ここでは野付半島に関するいろいろな展示やお土産屋さんなどがあります。
P1011335.jpg

『トドワラ』や野付半島の年代別の写真。なぜ違う年代の写真が並べて展示されているのかというと、海水や潮風によって浸食が進み、いずれはなくなってしまう…そんな変化を比較出来るようになっているんですね。
P1011302.jpgP1011303.jpgP1011304.jpgP1011305.jpgP1011306.jpgP1011307.jpg

ネイチャーセンターからは、トドワラのあるエリアまで約2㎞弱、30分程度で歩いていくことが出来ます。『トドワラ』とは、トドマツが海水に浸食されて立ち枯れたもの。荒涼とした、不思議な風景だそうです。
P1011313.jpgP1011319.jpg
行ってみたかったけど、小雨交じりの風がとにかくすごくて、カッパなしで往復1時間歩くのは無理そうだったし、あまり長居することも出来ないので止めました。
P1011316.jpgP1011317.jpgP1011318.jpg
ネイチャーセンターから野付湾を見た眺めも、寂しいながらも心惹かれる風景でした。
P1011320.jpgP1011321.jpgP1011322.jpgP1011323.jpgP1011324.jpgP1011325.jpgP1011326.jpgP1011327.jpgP1011328.jpg

野付半島全体がとても荒涼としていて、人が住んでいるのかなぁ~と思いましたが、ところどころに民家がありました。驚いたことには、野付半島の先端部分には、江戸時代、幻の町キラクと言われる町があり、歓楽街や遊女などもいたとの伝説があるそうです。実際に、江戸幕府が国後島へ渡る要所として野付通行屋敷を設置した史実があり、その遺跡からの出土品も出ているそうです。なんともロマンがありますね~

ネイチャーセンターで折り返して、再び両側を海に囲まれた950号線をひた走ります。そして国道244号線(野付国道)を南下、野付半島先端の対岸にある道の駅おだいどうに寄ってみました。
P1011365.jpg
展望フロアからは野付半島や国後島を見ることが出来ます。雨だったので、国後島は見えなかったけど。
P1011366.jpgP1011367.jpgP1011368.jpgP1011369.jpgP1011370.jpgP1011371.jpg
展望フロアにテレビ付きの望遠鏡が設置されているので見てみると…
P1011372.jpg
『トドワラ』が見えました[ひらめき]

P1011373.jpgP1011374.jpg
ちょっとこちらで休憩。コーヒー牛乳、美味しかったですよ~

その後もひたすら海沿いを走る野付国道を走ります。こういう風景が続きます。
P1011384.jpgP1011385.jpg

P1011386.jpg
ほんとに気持ちの良い位に直線の道路。

風蓮湖までやってくると、湿地帯や緑の草原が続きます。
P1011390.jpgP1011393.jpgP1011398.jpgP1011407.jpg
牧場もたくさんありました。

そして、道の駅スワン44ねむろに到着。ここでは風蓮湖や春国岱という湿地帯を見ることが出来ます。
P1011412.jpgP1011413.jpgP1011414.jpg

P1011422.jpgP1011423.jpgP1011424.jpg

割と大きな道の駅で、レストランやお土産売り場が充実してました。
P1011418.jpgP1011419.jpgP1011428.jpg
外は寒いけど、ソフトクリーム[るんるん]

P1011429.jpg
野鳥たちの姿も。

根室半島までやってきました。根室市街を抜けて、納沙布岬に向かいます。
が。納沙布岬までの道、再び真っ白。さすがに日本の一番東の果て、根室半島のさらに先端って感じです。
P1011433.jpg
写真を撮った頃はまだ良かったんですが、岬に近づくにつれて、摩周湖や知床横断道路と同じ状態に。しかも横殴りの風雨で、白くて見えない上に滝のような雨で、ワイパーを最強にしてもほとんど視界ゼロに。

なんとか無事に、納沙布岬灯台に到着。
P1011434.jpgP1011437.jpg
P1011443.jpgP1011445.jpgP1011446.jpg
海も大荒れ。

納沙布岬灯台のそばには、北方領土返還要求運動の拠点となる公園があり、北方領土問題に関する情報発信がなされている北方館と、戦後北方領土各島を追われた元島民たちの心の拠り所として開設された望郷の家という施設があります。
こちらは、北方領土を4つのブロックに表現したモニュメント、『四島のかけ橋』。
P1011455.jpgP1011463.jpg

P1011454.jpg
納沙布岬オーロラタワー。展望台からは、納沙布岬の全景や北方領土を見ることが出来るそうですが、このお天気では…無理そうですね。

希望の鐘や記念碑など、北方領土返還に架ける強い願いが感じられました。
P1011470.jpgP1011466.jpgP1011480.jpgP1011479.jpg
こちらは、寛政の時代に起こったアイヌ民族と和人との争いで亡くなった方の慰霊碑です。

P1011483.jpgP1011484.jpgP1011485.jpg
先ほど訪れた納沙布岬灯台が見えます。
P1011487.jpgP1011486.jpg

こちらは北方館と望郷の家。
P1011478.jpg
P1011495.jpgP1011496.jpg
北方領土は、択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島の四島のことを言います。択捉島や国後島は、沖縄本島よりも大きく、一番近いところでは、歯舞群島の貝殻島から納沙布岬までの距離はわずか3.7㎞だそうです。
戦後、ロシアに占領された当時には、北方領土四島には3,124世帯、17,291人が住んでいたそうです。ロシア軍の占領時に自力で島を脱出した人は約半分、それ以外の人たちも昭和23年までに強制退去させられました。
P1011491.jpgP1011492.jpg
こちらの望郷の家には、戦前の島々の町並みが分かる住宅地図が展示されています。各戸世帯主の名前が書かれていて、普通の日本の町と同じように、○○尋常小学校、郵便局…なども書かれている地図です。
北方領土問題については、これまでほとんど何も知らなかったし、正直言って関心がなかったのですが、こちらに来てみて、故郷を追われた元島民たちの辛い思いが良く分かりました。

P1011458.jpgP1011459.jpgP1011452.jpgP1011498.jpg
公園の芝生には、たくさんの海鳥たちが。激しい風雨をじっと耐え忍んでいるようでしたが…一斉に飛び立ちました。

根室市街から納沙布岬まで行くには、二つのルートがあります。道道35号線が根室半島を一周しているんですが、行きは根室半島の南東側を走り、帰りは北西側のルートを走りました。どちらのルートも、市街地から納沙布岬間は約30分ほどです。
この根室市街地までの帰り道も、一面真っ白、しかもひどい暴風雨で、行きと同様、緊張の連続でした[あせあせ(飛び散る汗)]
晴れていたら、北方領土の島々や太平洋、半島の緑の草原など、絶景ルートなんだろうなぁ~

この日のお宿『ホテルねむろ海陽亭』さんに到着。市役所のすぐ傍、根室市街の中心部にあります。
駐車場に着いたら、ホテルからスタッフさんが傘を持って飛んできて、荷物を運んでくれました。大雨だったので、助かりました。
P1011540.jpgP1011499.jpg
お部屋は、和室8畳のシンプルなお部屋。
P1011502.jpgP1011503.jpg
窓から見える景色は、街の風景。
P1011501.jpgP1011500.jpg
アメニティや備品もシンプルですが、Wi‐Fiも無料接続が出来て、必要なものは揃っていたので不便さはありませんでした。

夕食の前に、お宿のお風呂へ。残念ながら温泉ではありませんが、広い大浴場でゆったりと入れました。

夕食はレストランで。花咲ガニが一杯ついた和食膳です。
P1011505.jpgP1011506.jpg
花咲ガニは、前回の北海道旅行で食べて以来17年ぶり。

P1011507.jpgP1011508.jpg
ワカサギの佃煮とごぼうの土佐煮。氷頭鱠(なます)いくら添え。

P1011509.jpgP1011512.jpg
子持ち昆布アオサ和え。昆布麺。

P1011513.jpgP1011516.jpgP1011510.jpg
鮭の南蛮漬け。揚げ茄子田楽。帆立の幽庵焼。

P1011521.jpgP1011514.jpgP1011520.jpg
蛸しゃぶ鍋。この蛸しゃぶ、身がプリプリしていてほんとに美味しかったです。

P1011523.jpg
お刺身は、甘海老、かんぱち、サーモン。

P1011524.jpgP1011525.jpg
ビールの後はやはり日本酒。地元根室の地酒の利き酒セットを。1日目の阿寒湖でもオーダーした北の勝です。数量限定の搾りたても。

P1011526.jpgP1011527.jpg
厚岸産蒸し牡蠣。大きな身で、美味しかったです。

P1011528.jpg
茶碗蒸し。

P1011533.jpgP1011531.jpgP1011535.jpg
道産米おぼろづきの釜炊きと花咲ガニの入った鉄砲汁。ごはん、そのまま食べても美味しかったですが、花咲ガニの身を乗せてカニ丼にしました。美味[ぴかぴか(新しい)]

P1011536.jpg
デザートは地酒北の勝の酒粕アイスクリーム。なんと先ほどの北の勝の酒粕ですって。これも美味しかった(^^♪

量的にもちょうど良く、花咲ガニも食べごたえがありました。地元産の美味しい食材をシンプルに戴けて、大満足の夕食でした。実は、お宿のお値段的にはそんなに期待していなかったのですが、見事に良い意味で裏切られたかんじ。

夕食後は網走湖で買った地ビール『桜桃の雫』を飲みながら、ブログを書いたりして過ごしました。
P1011537.jpg

P1011504.jpg
こちらは、風蓮湖の道の駅で買い込んだお土産。花咲ガニの身入りの塩ラーメン、とても美味しかったですヨ~[るんるん]

最終日、8日目へ続く。
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0