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世界の神尾さん [観ル・聴ク・読ム]

さて、今日はレッスンを振り替えてもらって、コンサートに行ってきました。NHK交響楽団とヴァイオリニスト神尾真由子さんのコンサートです。

神尾さんと言えば、今年6月におこなわれたチャイコフスキー国際コンクールで優勝した方ですネ~ TVでも大々的にニュースになりました。このコンクールは世界的に最も権威のあるコンクールで、日本人がヴァイオリン部門で優勝したのは、諏訪内晶子さん以来17年ぶりとのことです。どれだけ、スゴイことか。

まだ21歳の女の子です。私が就職活動している時に、生まれたって事ですぅ~ 11歳で国際コンクールのジュニア部門で優勝し、12歳でソロデビュー……そのほかにもいろいろな世界的なコンクールで優勝してるそうです。そうそう、神尾さんの出身地は、今、私が住んでいる街だそうです。
そんな世界一の演奏が聴けるならば……ということで、行ってきました。

プログラムは、
メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』op.26
 指揮:ジェームズ・ジャッド(ニュージーランド交響楽団の音楽監督) 管弦楽:NHK交響楽団
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲二長調op.35
 指揮:ジェームズ・ジャッド 管弦楽:NHK交響楽団 ヴァイオリン:神尾真由子
ベートーベン:交響曲第7番イ長調op.92
 指揮:ジェームズ・ジャッド 管弦楽:NHK交響楽団

今回の演奏会はコンクールで優勝する前から上演が決まっているものだったので、神尾さんは客演というかたちで、当初は違う曲の予定でした。が、コンクール優勝ということで、急遽、コンクールで演奏した曲に変更しての上演でした。

世界一をとった曲の演奏を聴くことができたのでした~!!もう、鳥肌がたちました。観客が注視して、惹きこまれているって状態デス。第1楽章が終わった時に、会場中『ブラボー』って声と拍手が。もう、そうせずにはいられない、ってくらいの演奏だったのでした。
演奏の技術はもちろんむちゃくちゃすごいんですけど、世界で優勝するって事は、技術だけじゃないんですよね。感情の部分っていうか、歌い方というか、聴く人の心を揺さぶるっていうか。釘付けにする。
全身を使って、弾いているんですね。ピアノの部分で前に出たり、フォルテッシモのところなのに、身体をかがめて気持ちを押し殺しているかんじとか。最大限に感情表現をしたら、身体が自然と動くんですね。
チャイコフスキーの35番は、もともと好きな曲でよく聴いていたので、なおさら楽しむことが出来ました。

神尾さんの演奏も良かったけど、N響の演奏もすばらしかったですヨ。特にピアノの部分が、すごく美しかった。N響だって、日本を代表するオーケストラなんですもんね。

ヴァイオリンを習い始めてから、オケの演奏会に行ったのは初めてだったので、ヴァイオリンパートばっかり観てました~みんな同じボーイングで弓を使う量も一緒だし。(オケなので、当たり前ですが)楽譜をめくるタイミングとか。(コントラバスの人が1ページの途中で切ってました。たぶん休符のところでページを分割したのでしょうか……そんな裏技があったなんて!)
顎当てに布を挟んでいる人が、その布で休符の所で汗を拭いているとか。(私も汗かきなので、実際問題、演奏中の汗に苦労してるので、そういうところに目が行きます) 演奏の曲だけでなく、いろんな発見もあって、楽しい演奏会でした。

神尾さんのコンクール優勝記念の凱旋コンサートが10月にシンフォニーホールでおこなわれます。実はもうすでにチケットを入手してま~ス!この演奏会でも、チャイコフスキーのコンチェルト35番が演奏されます。今日はこの1曲でしたが、次回は神尾さんの記念コンサートなので、他の曲も演奏されるそうなので、楽しみデス。

そう言えば、今日のコンサートは、BSのTVカメラが入ってました。NHKかな?(あ、N響なんだから、NHKに決まってるか)観客席を映しているカメラもあったのですが、角度的に私の席方面を向いてたなぁ~もしかして、映ってるかも……?
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