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レッスン71回目 [ヴァイオリンのこと]

昨日のレッスン・・・の前に、先生が“この弓、いいでしょう~”とピエール・ギヨームの弓を弾かせてくれました。
なんでも、ピエール・ギヨームさんはベルギー・ブリュッセルの世界最高ランクの弓製作者だそうです。金・鼈甲だと300万円くらいが相場だそうです。。。
ちなみにその弓は銀・黒檀で、今定価で買うと75万円前後するらしいのですが、ギヨームさんから直接買い付けた人から買ったので55万円!でいいそうです。

実際に自分でギヨームさんの弓と今使っているラボエさんの弓を弾き比べてみると、ギヨームさんの弓は音の立ち上がりが良くてクリアな音色がしました。どちらもC-majorの音階を普段の練習どおりに弾いただけでも、その差は歴然!
弓自体もきれいだし。軽さも、ギヨームさんのが60.5g、ラボエさんのは61gと0.5gしか変わらないのに、ずいぶん軽い感じがしたし。
世界最高ランクの製作者が作ったものはやっぱり違うなぁ~と思いました。

“無理に勧めるわけじゃないけど、ギヨームの弓が55万円で手に入るなんて、そうそうないから”
“あなたの持っているピチノッティがいいヴァイオリンなので、弓も一流のものを持つといいと思うんですよねぇ”
と、いろいろ勧められて、もうすっかり“欲しい”モードになりつつあったけど、いつもあまり考えず衝動買いをしてしまう私なので、
“今度旅行に行くので、今お金がないんですよねぇ~”とか“ギヨームさんのこと調べてみてからにします”とか“とりあえず、次回のレッスンの時までに、他の方が買わないのなら考えてみます”とか、一応即決することは避けました。

でも、家に帰ってギヨームさんのことを調べてみると、世界的に有名な製作者で、値段も先生の言っている通りでした。
確かに、今後もずっとヴァイオリンをやっていくつもりがあるので、弓はもう一本あってもいいかなぁ~とは思うんです。それが、世界最高ランクの製作者の弓が定価よりもかなり安く手に入るのなら、今が買いどきなのかも。
先生に勧められて買ったピチノッティさんも、間違いなかったしねぇ。。。
なにより、音がぜんぜん違ったもんなぁ~  
と、“欲しい!”モードが“買っちゃう?”モードになりつつあります(^^ゞ
とりあえず、次回のレッスンの時にまだあったら、もう一回弾かせてもらおうかな。

さて、レッスン。『小野アンナ音階教本』 C-Major3オクターブのスケールを2、4、8、12音ずつのスラーで2回ずつ、アルペジオは1、3、9音ずつのスラーで2回ずつ。
今回は音程も良くてポジション移動もスムーズに弾けたので、先生が“スケールはすごく良くなってきましたね~”と褒めてくれました。

オクターブ重音のスケール。こちらも“かなり良くなってきましたねぇ”と言ってくれました。

『やさしいカイザー』今回から29番。ゆっくりのテンポと少し速めのテンポで通す。特に注意はなく、次回は29番をテンポアップしてくることと、31番をやりましょうとのこと。

『アッコーライ コンチェルトイ短調』 
①重音の符点8分音符の後のAとCの16分音符のところ、レガートに弾くこと。AにつられてCが高くなるので、指をしっかり開くこと。
アッコーライ コンチェルトイ短調004.jpg

②Eのオクターブの重音、“ヴィブラート掛けて!!”“えっ~無理です~”“ちょっとでもいいから頑張って揺らしてみて!”とのこと。
アッコーライ コンチェルトイ短調005.jpg

③休符の前は、デクレッシェンドのつもりで。フレーズを収めるかんじで弾くこと。他の部分も同じ。
アッコーライ コンチェルトイ短調006.jpg

④このフレーズ、1回目はレガート、2回目はスタッカートです。
アッコーライ コンチェルトイ短調 004.jpg

⑤フェルマータのFもヴィブラート掛けること。
アッコーライ コンチェルトイ短調007.jpg

⑥装飾音が入っても、リズムを崩さないように。
アッコーライ コンチェルトイ短調005.jpg

今回は全体的につまづいた所もなく、自分でもなかなかいい出来だったなぁ~と思っていたら、帰る前に先生が『すごくよく頑張って練習しているねぇ~』としみじみとした口調で言ってくれました。
ギヨームさんの弓の話で盛り上がって、ご機嫌も良かったからかな?


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