免疫力アップ大作戦!⑫和歌山・紀伊勝浦1日目 [旅行]
3月14日から1泊2日で、和歌山県の紀伊勝浦・太地町に行ってきました。
紀伊勝浦は、紀伊半島の最南端潮岬よりも少し名古屋寄りの場所にあります。とくじら、そして世界遺産の熊野古道に続く拠点の一つとして有名なところですね。
名古屋からだと直行便の特急ワイドビュー南紀か、新大阪⇔紀伊勝浦間を結ぶ特急くろしおの2WAY。どちらも紀伊半島のほぼ海沿いを走るルートです。特急ワイドビュー南紀は名古屋⇔紀伊勝浦まで約4時間、くろしおだと新大阪⇔紀伊勝浦が約4時間、新大阪からは新幹線で約50分。名古屋までの距離と新大阪までの距離がちょうど同じです。
今回は、行きは名古屋発のワイドビュー南紀3号、帰りは新大阪行きのくろしおに乗りました。紀伊半島一周!
特急で4時間といえば、名古屋から富山まで行くのと同じくらいで、結構な長旅。ランチタイムを車内で過ごすことになったので、まずは腹ごしらえ。
名古屋から各地へ旅行に行く時は、ご当地グルメを食すために、意外と名古屋名物の駅弁は買ったことがありませんでした。なので、たまには名古屋名物の駅弁を買ってみました。
これが、なかなか美味しかった 本物のひつまぶしと同じように、お茶のふりかけやわさびなどがついていて、色んな食べ方が出来るようになっていました。けっこう気に入ったかも。
車窓からの景色。
海あり、山あり、河有り。三重県松坂市辺りまでは海沿いを走って、伊勢行きと別れた後は山間部、そして尾鷲市辺りで再び海沿いを走るルートです。今回もいろいろ目を楽しませてくれる車窓が広がり、なかなか寝させてはもらえません。
JR紀伊勝浦駅に着きました。
この日泊まる宿にお迎えをしていただきました。まだチェックイン前の時間だったので、マイクロバスには私一人。すいません、おひとりさまのみに送迎していただいて。
でも運転手さんがとても礼儀正しい方で、途中で海の向こうに宿が見える場所で『ももん様、あちらに見えますがの当館でございます』と、ちゃんと名前を呼んでいただいたのには好感が持てました。
さて、この日の宿泊地、太地町のお宿『花いろどりの宿 花游』さんに着きました。
こちらのお宿のすぐ横には、くじら博物館があります。チェックイン前なので宿に荷物を預けて、くじら博物館に行ってみました。くじら博物館ではイルカやクジラのショーが観れたり、水族館もあります。
宿の近くには、最近まで活躍していた本物の捕鯨船が展示されていたりします。
くじらの骨格標本。大きすぎてびっくり。
くじらの博物館は入り江に沿って建てられています。海に面したところには、こんな奇岩も。水族館のすぐ脇にあります。
水族館を入るとすぐに、大型のトンネル水槽の中を歩けるようになっていて、こんなに素敵な光景が広がっていましたよ。
体の色が白いイルカもいます。
アルビノのバンドウイルカだそうです。アルビノとは先天的にメラニン色素が欠乏した個体で、遺伝子の突然変異種のことだそうです。
あ、ここにもいましたヨ 先月訪れた東京スカイツリーのすみだ水族館にもいた『ミノカサゴ』くん。お隣りには『ハリセンボン』ちゃんも。
この巨大で獰猛そうなのは『ウツボ』殿。ゆらゆら泳いで、筒の中に入っていきました。意外と臆病者らしいです。
あらあら、またまたいました。どこの水族館でも目を引くのは、やっぱりくらげちゃんたちですねぇ。『アカクラゲ』と『ミズクラゲ』。
『ミズクラゲのエフィラ』 ミズクラゲが成体になる前の花びら状の子どもたちです。お隣は『サカサクラゲ』、体内に捕虫藻を共生させていて、光合成した捕虫藻から栄養を取っているそうです。色々な生きるための手段があるんですね。生命の不思議。
水族館の外では、ふれあい桟橋というエリアがあって、イルカに餌をあげたり、イルカと一緒に泳いだり、カヤックに乗ってイルカのすぐそばまで行けたりすることが出来ます。
イルカたちに餌をあげている人たちの側でその様子を見学。イルカたち、餌が欲しいと言って鳴くんです。かなり大きな声で、可愛い笑顔をふりまいています。
萌えますねぇ~
さて、イルカのショーが始まりました。
立ち泳ぎしたり、ジャンプしたり。
ハイジャンプしたり、2匹同時にジャンプ。
かなり高い所に吊り下げられたボールに向かって、ハイジャンプ!4匹のバンドウイルカたちが元気良く、跳び回っていましたヨ。
イルカショーが終わった後、イルカにタッチ出来るイベントも。私も参加しようかどうか、かなり迷ってましたが、結局観てるだけに。
お次はクジラショー。ゴンドウクジラたちが演技します。
クジラも跳ぶんですねぇ~ 見事なジャンプです。
演技の後は、お兄さんに褒めてもらったり。胸びれや尾ひれで、さよならのごあいさつ。
イルカのような派手さはないけど、クジラが芸をするのはあまり観たことがありません。クジラのショーが観れるのは、他にはそんなにないんじゃないのかな。
ところで、クジラとイルカは生物分類上は差異がないそうで、その境界は大きさだとか。大体4メートルを超えるとクジラ、4メートル以下だとイルカと呼んでいるそうです。
クジラとイルカって全然別の生き物だと思っていたけど、仲間なんですね。
思いの外、くじら博物館を楽しむことが出来て、大満足。3時間近くいたかな。
そして、この日のお宿へ。
部屋にはコーヒーセットが。コーヒーミルで豆を挽いて、コーヒーメーカーでドリップ。コーヒー好きには堪りませんねぇ。いつもなら宿に着いたらさっそくだけど、今回はタイム。
コーヒーミルで豆を挽くのがとってもいい感じで。なんかとても贅沢な時間を過ごしている感覚で、すごく癒されることを知りました。。。
ということで、さっそく家に帰ってから、コーヒーミルと豆、コーヒー豆保存瓶、トレイを購入。コーヒーメーカーは昔何かの景品でもらったものが使わずにしまってあったので、引っ張り出してきました。
なので、最近は会社から帰ると、ではなくて、タイムになりました。
癒しグッズが他にも。ラベンダーのアロマオイルとアロマポット。夜寝る前には、冷たい氷水の入ったポットも持ってきていただきました。
部屋からは眺めの良い景色が。右端に見えているのは、紀伊勝浦辺り。アップにした写真は、次の日に行く予定のホテル浦島です。翌日、あの辺りの海を遊覧する予定です。
くじらのモニュメントも見えます。
夕方になると・・・
夕陽が沈む光景を、コーヒーを飲みながらずっと見ていました。
感動的な夕景
夕食前には宿の露天風呂へ。に浸かった後は、お楽しみの夕食です。ここに来たからには、クジラ料理でしょう~ クジラ尽くしのコース料理です。
夕食は部屋食。ゆっくり人目をはばからずに、自分のペースで食べることが出来ます。ランチョンマットにはこんな粋な一筆が。
お料理の前にまずはこちら。大吟醸『熊野三山』。地酒ですね。
前菜。右から、心臓胡麻油、湯出物しぐれ煮(小腸)、赤肉アボガド巻き。いずれも鯨の珍味。酒の肴にぴったり。
鯨尾の身造り。イワシクジラの尾の身の部分だそうです。運ばれてきた時は凍らしてあって、少し解けてシャーベット状になった時に食べます。霜降りで脂がのっていて、口の中に入れると、とろけます。にんにくと生姜と一緒にいただくと、気になる臭味も感じません。馬肉の刺身とよく似ています。
ちなみに、鯨の脂は不飽和脂肪酸といって魚の脂と同じく体内で固まらない脂質で、血をサラサラにする効果があるのだとか。動脈硬化や高脂血症などの予防に良いそうですよ。
鯨鍋。さっきショーで一生懸命跳んでいたゴンドウクジラと同じ種類だそうで。。。それとこれは別ということで。
鯨赤肉燻製。ベーコンカルパッチョ。わさびマヨネーズでいただきます。クジラのベーコンはたまに食べる機会がありますが。こちらのは本格的。脂っぽさはどうしてもありますが、塩味が効いていてすごく美味しかったです。弾力があるので食べ応え満点。
鯨カツの生野菜添え。ソースが美味しくて、少し癖のある鯨カツによく合ってました。生野菜もいろんな種類のサラダ菜があって、ドレッシングも美味しくて、パクパク食べてしまいました。
さえずり香草スープ。さえずりとは舌のことで、仲居さんの一押し!口の中でとろけます。スープ自体も美味しくて、あっという間になくなってしまいました。
2本目のお酒。こちらは純米酒で『熊野那智の滝』というやや辛口の地酒です。1本目と違うお猪口で。
鯨の竜田揚げ。鯨の竜田揚げと言えば給食を思い出しますねぇ。給食でよく食べた鯨の竜田揚げはとても硬かった・・・という記憶がありますが、こちらの竜田揚げはとても身が柔らかかったです。
ところで、給食で鯨肉を食べたことがある・・・かどうかで、年齢がバレてしまうんですよね。会社でもその話題になり、30代前半になると食べたことがないようです。戦後の日本では鯨肉は安価な代用肉として食されてきたため偏見もあったようですが、商業捕鯨禁止以降は流通量も少なくなり、今では高価な食材になりました。
鯨尽くしなので、ちょっと和風の一品が欲しくなって、大好きな茶碗蒸しを追加注文。大きなえびと鯛が入っていて、良い出汁加減で。やっぱり茶碗蒸しは美味しい~
ご飯ものは鯨の釜飯。止椀は清汁仕立て。釜飯には鯨の赤身が入ってました。とてもあっさりとしていて、お腹一杯でも箸が進みました。
締めのデザート。苺とメロン、蜜柑の果物と、ちょっと早いけど桜餅。
鯨尽くしコース、食べる前はもっとしつこいかな~と思っていたけど、しつこくないようにそれぞれの料理がちょうど良い量に計算されていて、全体的に上品な味わいでした。見た目も美しい飾り付けで、とても満足。
お部屋担当の仲居さんも感じの良い方で、お料理の説明をしてくれたり、クジラについてお話したり。料理が運ばれてくるタイミングも絶妙で、間延びしたり、急ぎ過ぎたりということもなく。すごく気持ちの良い食事の時間を過ごすことが出来ました
そう言えば、以前は部屋で一人で食べる時はテレビを観ながらということも多かったけど、最近はテレビはつけることはほとんどなくなりました。静かに食べることに集中したり、お料理の写真を撮ったり、仲居さんとおしゃべりしたり、独り言を言ったりして過ごします。ブログに書けるように、お料理の説明や食べた感想をメモったりも。おひとりさまの食事は、意外と退屈ではありません
食事の後は、またまたタイム。そしてお風呂上りは・・・やっぱり
最近の旅行では、地酒360mlを2本、ビール大瓶を1本位のペースに落ち着いてます。食後の読書を楽しむには、ちょうどこれ位が心地良い酔い加減。これ以上飲む時もあるけど、入るにはちょっと危ない感じなので、ほどほどにしてます。
この日も、イルカたちやクジラに癒され、温泉やお料理にも癒されて、のんびり過ごすことが出来ました~
二日目へ続く。。。
紀伊勝浦は、紀伊半島の最南端潮岬よりも少し名古屋寄りの場所にあります。とくじら、そして世界遺産の熊野古道に続く拠点の一つとして有名なところですね。
名古屋からだと直行便の特急ワイドビュー南紀か、新大阪⇔紀伊勝浦間を結ぶ特急くろしおの2WAY。どちらも紀伊半島のほぼ海沿いを走るルートです。特急ワイドビュー南紀は名古屋⇔紀伊勝浦まで約4時間、くろしおだと新大阪⇔紀伊勝浦が約4時間、新大阪からは新幹線で約50分。名古屋までの距離と新大阪までの距離がちょうど同じです。
今回は、行きは名古屋発のワイドビュー南紀3号、帰りは新大阪行きのくろしおに乗りました。紀伊半島一周!
特急で4時間といえば、名古屋から富山まで行くのと同じくらいで、結構な長旅。ランチタイムを車内で過ごすことになったので、まずは腹ごしらえ。
名古屋から各地へ旅行に行く時は、ご当地グルメを食すために、意外と名古屋名物の駅弁は買ったことがありませんでした。なので、たまには名古屋名物の駅弁を買ってみました。
これが、なかなか美味しかった 本物のひつまぶしと同じように、お茶のふりかけやわさびなどがついていて、色んな食べ方が出来るようになっていました。けっこう気に入ったかも。
車窓からの景色。
海あり、山あり、河有り。三重県松坂市辺りまでは海沿いを走って、伊勢行きと別れた後は山間部、そして尾鷲市辺りで再び海沿いを走るルートです。今回もいろいろ目を楽しませてくれる車窓が広がり、なかなか寝させてはもらえません。
JR紀伊勝浦駅に着きました。
この日泊まる宿にお迎えをしていただきました。まだチェックイン前の時間だったので、マイクロバスには私一人。すいません、おひとりさまのみに送迎していただいて。
でも運転手さんがとても礼儀正しい方で、途中で海の向こうに宿が見える場所で『ももん様、あちらに見えますがの当館でございます』と、ちゃんと名前を呼んでいただいたのには好感が持てました。
さて、この日の宿泊地、太地町のお宿『花いろどりの宿 花游』さんに着きました。
こちらのお宿のすぐ横には、くじら博物館があります。チェックイン前なので宿に荷物を預けて、くじら博物館に行ってみました。くじら博物館ではイルカやクジラのショーが観れたり、水族館もあります。
宿の近くには、最近まで活躍していた本物の捕鯨船が展示されていたりします。
くじらの骨格標本。大きすぎてびっくり。
くじらの博物館は入り江に沿って建てられています。海に面したところには、こんな奇岩も。水族館のすぐ脇にあります。
水族館を入るとすぐに、大型のトンネル水槽の中を歩けるようになっていて、こんなに素敵な光景が広がっていましたよ。
体の色が白いイルカもいます。
アルビノのバンドウイルカだそうです。アルビノとは先天的にメラニン色素が欠乏した個体で、遺伝子の突然変異種のことだそうです。
あ、ここにもいましたヨ 先月訪れた東京スカイツリーのすみだ水族館にもいた『ミノカサゴ』くん。お隣りには『ハリセンボン』ちゃんも。
この巨大で獰猛そうなのは『ウツボ』殿。ゆらゆら泳いで、筒の中に入っていきました。意外と臆病者らしいです。
あらあら、またまたいました。どこの水族館でも目を引くのは、やっぱりくらげちゃんたちですねぇ。『アカクラゲ』と『ミズクラゲ』。
『ミズクラゲのエフィラ』 ミズクラゲが成体になる前の花びら状の子どもたちです。お隣は『サカサクラゲ』、体内に捕虫藻を共生させていて、光合成した捕虫藻から栄養を取っているそうです。色々な生きるための手段があるんですね。生命の不思議。
水族館の外では、ふれあい桟橋というエリアがあって、イルカに餌をあげたり、イルカと一緒に泳いだり、カヤックに乗ってイルカのすぐそばまで行けたりすることが出来ます。
イルカたちに餌をあげている人たちの側でその様子を見学。イルカたち、餌が欲しいと言って鳴くんです。かなり大きな声で、可愛い笑顔をふりまいています。
萌えますねぇ~
さて、イルカのショーが始まりました。
立ち泳ぎしたり、ジャンプしたり。
ハイジャンプしたり、2匹同時にジャンプ。
かなり高い所に吊り下げられたボールに向かって、ハイジャンプ!4匹のバンドウイルカたちが元気良く、跳び回っていましたヨ。
イルカショーが終わった後、イルカにタッチ出来るイベントも。私も参加しようかどうか、かなり迷ってましたが、結局観てるだけに。
お次はクジラショー。ゴンドウクジラたちが演技します。
クジラも跳ぶんですねぇ~ 見事なジャンプです。
演技の後は、お兄さんに褒めてもらったり。胸びれや尾ひれで、さよならのごあいさつ。
イルカのような派手さはないけど、クジラが芸をするのはあまり観たことがありません。クジラのショーが観れるのは、他にはそんなにないんじゃないのかな。
ところで、クジラとイルカは生物分類上は差異がないそうで、その境界は大きさだとか。大体4メートルを超えるとクジラ、4メートル以下だとイルカと呼んでいるそうです。
クジラとイルカって全然別の生き物だと思っていたけど、仲間なんですね。
思いの外、くじら博物館を楽しむことが出来て、大満足。3時間近くいたかな。
そして、この日のお宿へ。
部屋にはコーヒーセットが。コーヒーミルで豆を挽いて、コーヒーメーカーでドリップ。コーヒー好きには堪りませんねぇ。いつもなら宿に着いたらさっそくだけど、今回はタイム。
コーヒーミルで豆を挽くのがとってもいい感じで。なんかとても贅沢な時間を過ごしている感覚で、すごく癒されることを知りました。。。
ということで、さっそく家に帰ってから、コーヒーミルと豆、コーヒー豆保存瓶、トレイを購入。コーヒーメーカーは昔何かの景品でもらったものが使わずにしまってあったので、引っ張り出してきました。
なので、最近は会社から帰ると、ではなくて、タイムになりました。
癒しグッズが他にも。ラベンダーのアロマオイルとアロマポット。夜寝る前には、冷たい氷水の入ったポットも持ってきていただきました。
部屋からは眺めの良い景色が。右端に見えているのは、紀伊勝浦辺り。アップにした写真は、次の日に行く予定のホテル浦島です。翌日、あの辺りの海を遊覧する予定です。
くじらのモニュメントも見えます。
夕方になると・・・
夕陽が沈む光景を、コーヒーを飲みながらずっと見ていました。
感動的な夕景
夕食前には宿の露天風呂へ。に浸かった後は、お楽しみの夕食です。ここに来たからには、クジラ料理でしょう~ クジラ尽くしのコース料理です。
夕食は部屋食。ゆっくり人目をはばからずに、自分のペースで食べることが出来ます。ランチョンマットにはこんな粋な一筆が。
お料理の前にまずはこちら。大吟醸『熊野三山』。地酒ですね。
前菜。右から、心臓胡麻油、湯出物しぐれ煮(小腸)、赤肉アボガド巻き。いずれも鯨の珍味。酒の肴にぴったり。
鯨尾の身造り。イワシクジラの尾の身の部分だそうです。運ばれてきた時は凍らしてあって、少し解けてシャーベット状になった時に食べます。霜降りで脂がのっていて、口の中に入れると、とろけます。にんにくと生姜と一緒にいただくと、気になる臭味も感じません。馬肉の刺身とよく似ています。
ちなみに、鯨の脂は不飽和脂肪酸といって魚の脂と同じく体内で固まらない脂質で、血をサラサラにする効果があるのだとか。動脈硬化や高脂血症などの予防に良いそうですよ。
鯨鍋。さっきショーで一生懸命跳んでいたゴンドウクジラと同じ種類だそうで。。。それとこれは別ということで。
鯨赤肉燻製。ベーコンカルパッチョ。わさびマヨネーズでいただきます。クジラのベーコンはたまに食べる機会がありますが。こちらのは本格的。脂っぽさはどうしてもありますが、塩味が効いていてすごく美味しかったです。弾力があるので食べ応え満点。
鯨カツの生野菜添え。ソースが美味しくて、少し癖のある鯨カツによく合ってました。生野菜もいろんな種類のサラダ菜があって、ドレッシングも美味しくて、パクパク食べてしまいました。
さえずり香草スープ。さえずりとは舌のことで、仲居さんの一押し!口の中でとろけます。スープ自体も美味しくて、あっという間になくなってしまいました。
2本目のお酒。こちらは純米酒で『熊野那智の滝』というやや辛口の地酒です。1本目と違うお猪口で。
鯨の竜田揚げ。鯨の竜田揚げと言えば給食を思い出しますねぇ。給食でよく食べた鯨の竜田揚げはとても硬かった・・・という記憶がありますが、こちらの竜田揚げはとても身が柔らかかったです。
ところで、給食で鯨肉を食べたことがある・・・かどうかで、年齢がバレてしまうんですよね。会社でもその話題になり、30代前半になると食べたことがないようです。戦後の日本では鯨肉は安価な代用肉として食されてきたため偏見もあったようですが、商業捕鯨禁止以降は流通量も少なくなり、今では高価な食材になりました。
鯨尽くしなので、ちょっと和風の一品が欲しくなって、大好きな茶碗蒸しを追加注文。大きなえびと鯛が入っていて、良い出汁加減で。やっぱり茶碗蒸しは美味しい~
ご飯ものは鯨の釜飯。止椀は清汁仕立て。釜飯には鯨の赤身が入ってました。とてもあっさりとしていて、お腹一杯でも箸が進みました。
締めのデザート。苺とメロン、蜜柑の果物と、ちょっと早いけど桜餅。
鯨尽くしコース、食べる前はもっとしつこいかな~と思っていたけど、しつこくないようにそれぞれの料理がちょうど良い量に計算されていて、全体的に上品な味わいでした。見た目も美しい飾り付けで、とても満足。
お部屋担当の仲居さんも感じの良い方で、お料理の説明をしてくれたり、クジラについてお話したり。料理が運ばれてくるタイミングも絶妙で、間延びしたり、急ぎ過ぎたりということもなく。すごく気持ちの良い食事の時間を過ごすことが出来ました
そう言えば、以前は部屋で一人で食べる時はテレビを観ながらということも多かったけど、最近はテレビはつけることはほとんどなくなりました。静かに食べることに集中したり、お料理の写真を撮ったり、仲居さんとおしゃべりしたり、独り言を言ったりして過ごします。ブログに書けるように、お料理の説明や食べた感想をメモったりも。おひとりさまの食事は、意外と退屈ではありません
食事の後は、またまたタイム。そしてお風呂上りは・・・やっぱり
最近の旅行では、地酒360mlを2本、ビール大瓶を1本位のペースに落ち着いてます。食後の読書を楽しむには、ちょうどこれ位が心地良い酔い加減。これ以上飲む時もあるけど、入るにはちょっと危ない感じなので、ほどほどにしてます。
この日も、イルカたちやクジラに癒され、温泉やお料理にも癒されて、のんびり過ごすことが出来ました~
二日目へ続く。。。
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