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社長賞もらったよん [おしごとのこと]

私の会社では全社員を対象とした社長賞がありまして、半期毎に数名選ばれます。
そして、なんと[exclamation] 私、上期の社長賞をいただきました~[ぴかぴか(新しい)]

今回は全部で5名、管理職ではお初の受賞になりました。社員500名弱の中の5名ということは1%ということで、早々簡単に戴けるものではないので、びっくりすると同時に、やっぱりうれしく思います。
社長賞は各店部長が候補者を推薦して、本社の選考会議で決定されます。
上期はうちの支店の成績が芳しくなく、社長賞候補は推薦せず…だったんですが、本社の選考会議の中でなぜか?私の名前が出て、いただけることになりました。

社長賞とは、会社の運営計画に沿って突出した実績を挙げた人が受賞の対象になります。なので通常は、実績が数字になって現れる営業担当者が受賞することが多いのです。
私の場合は、現在は事務課の課長なので、直接与えられた営業ノルマはありません。なのになぜ受賞できたのか…?

受賞理由は、課長が中心となって毎週行っている課のミーティングを工夫して開催し、部下のレベルアップ、モチベーションアップを図っている…この活動が評価されたのでした。
それともう一つ、業務平準化のための施策立案と実践への取り組み。   

今うちの会社では、管理職の部下の育成やマネージメント力アップを目的として、課長が毎週ミーティングを開催することが義務付けられています。
私がやっているのは、毎月4~5回行うミーティングのうちの1回を、部下に仕切らせているということ。部下をペア制にして、ミーティングのテーマ決め、レジメや資料の準備、会議の招集、会議の進行、議事録の作成…をすべてやってもらっています。この一連の作業に対して、私は一切口を挟まないようにしています。
ただし、やってもらって終わりではなく、終わった後に良かったところや改善した方がよいところを、開催者と他のメンバーに向けてフィードバックしています。フィードバックは基本的に褒めることを前面に打ち出しています。ここ、ポイント高いと、自負しております[わーい(嬉しい顔)]

ペアは同じ商品を取り扱う者同士、別々の商品を取り扱う者同士、ベテランと新人、同期同士…と、毎回組み合わせを変えています。ペアの相手によって、それぞれ自分の役割が明確になり、責任感が醸成されることを意図しています。
6月から開始して5回終わったところですが、毎回みんな一生懸命に取り組んでくれて、とても中身の濃いミーティングになっています。
ミーティング開催後の議事録を毎回本部へ報告しなければならないのですが、この部下たち主催のミーティング報告が本部や役員の目に留まって評価され、毎回注目されるようになったのでした。
実際に、課のメンバーの半分以上が入社3年未満と若いメンバーですが、当初の人任せな感じや分かっているのか分かっていないのかが分からない感じが最近ではなくなってきて、『○○するためにはどうしたらいいか』『どうしたら業務効率化出来るか』など、しっかり考える習慣がついてきたように感じます。
部下たちの意識が変わったな~と感じる一番の理由は、これまでの会議では、だらだらと開始時刻に遅れたり、資料の準備が出来ていなかったりしていた部下たちが、開始時刻前には席について資料を広げて、主催者の私を待つようになったことです。まだ自主的に発言する人は少ないけど、意見を求めればちゃんと自分の意見を言える人が増えたことも、この試みの効果が実感できることの一つです。

受賞理由の二つ目。
今は商品毎に業務内容が違うため同じ課の中でも別々の仕事をしているんですが、それぞれ人数が少ないために、どうしても繁閑の差が出てしまっています。遅くまで残業している人と定時で帰宅している人の差が激しくなってまして。それを平準化するために、商品の垣根を取り払って、課の全員が両方の商品の事務が出来るように…ということを目指しています。
もともと二つの会社が合併して、二つの商品の事務を両方とも出来る人材を育てようとしましたが、本格的に習得するとなると片手間では出来ず、一旦前の商品から離れてどっぷりと新しい商品の事務をやらなければ完全には習得出来ません。しかし、人員が少ないためにそういう配置が出来る余裕がなく。そんな中でも一人、そういった人材を育てることが出来たんですが、彼女は別の部署に異動になってしまいました。
彼女に続く人材がなかなか育てられずにいたんですが…なんとか方法はないのかなと思って。
考えた末に、全部の業務を覚えるのではなくて、同じような業務やシステムの理解がなくても出来る業務を中心に細分化してやればよいのでは?と。
実際にそのためにはどういう方法でやるのか、どういう業務を切り出すのか…などを立案して、支店長や課のメンバーに提案したところです。
ただ、立案した内容をそのままやってもらうと自主性が育たないので、まずはみんなに方法を考えてもらい、自分の考えた方法とみんなの意見を踏まえて、最終案を決めるつもりです。
こういう取り組みが、評価されたようです。

事務担当者や本部スタッフなど実績が数字に表し難い職種の人でも、何か会社に貢献できることで、目立ったことをやれば受賞することもあるっていうことですね。

実は私、いろいろと企画したり改善策を考えることが、けっこう好きというか得意な方なのです。自分で何かを管理するためにエクセルの表を作ったりするのも好きです。例えば家では、毎日の食事や体重などを記録する『ダイエット日記』や、毎月旅行で宿泊した宿の採点結果や宿代などをデータ化した『宿泊履歴リスト』、旅行スケジュールや旅費を記録した『旅のしおり』…など、オリジナルの表を作って管理してます。会社でも、いろいろなことを管理するためのオリジナルの表をけっこう作ったりしてます。
企画することは好きだったり得意なことだし、B型という性格もあってかなりディテールに拘るので、ある意味突出した結果に繋がったのかもしれません。

ちなみにこれまで管理職の受賞がなかったのは、選考者の中では管理職は対象外という暗黙のルールがあったそうなんですが、社長の『俺、そんなこと言ってねーよ』の一言で、店部長以外の管理職も対象になったそうです。

来月末に本社で授賞式と受賞パーティーがあります。受賞パーティーは、リッチなホテルでのお食事会のようです[るんるん] 宿泊もそのリッチなホテルだそうですヨ~

ただ、受賞パーティーのあとにそれぞれの店部長も参加する2次会がセッティングされていて、たぶんカラオケ好きの社長が『3次会はカラオケだ~[exclamation]』と言い出すことが予想されるため、リッチなホテルでリッチな夜を過ごせる時間はほんのわずかな気がします…(^^;





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レッスン209回目 [ヴァイオリンのこと]

10月15日、大阪でのレッスン。体調が悪くて前回のレッスンをドタキャンしてしまったので、1ヶ月以上ぶり。ヴィターリのシャコンヌになってから、モチベーション上がってるはずなんだけど?

音階はいつも通りに。

『MAZAS Op36-1』今回から26番。
前半、重音の手前まで。装飾音のついたリズムがどうしても取れなくて[もうやだ~(悲しい顔)]
先生に、『音程があってなくても音楽になるけど、リズムが違ったら音楽にならない[exclamation]』と散々お叱りを受けました…怒っているわけではないんですヨ、先生は。呆れているといった方が正しいかも。
それでも、前半部分を2回通して、『はい、ここまではこれでいいです。次回は重音の所からやりましょう』とのこと。

『ヴィターリ シャコンヌ』
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①最初の出だしの和音は弓の3分の1まで、あとはE線Gの音だけを残して、次のF♯に繋げること。

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②オクターブ弾きながら、トリルだって~[あせあせ(飛び散る汗)] こんなのやったことないぞ~
トリルの記号が下側についているので、オクターブ下の音をトリル。1と4の指は押さえたまま移動しながら2の指でトリル。難し~い[もうやだ~(悲しい顔)]

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③4分音符にもヴィブラートを掛けること。休符はぷっつり切らずに、次に繋げる弾き方で。

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④リズム、間違い。ここでもまた先生に『音程を取る前に、リズムをまず取ること[exclamation] ヴァイオリンを弾かずに楽譜をリズム通りに歌ってみること[exclamation]』(;´д`)トホホ…

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⑤和音の次の音も和音で弾くこと。一番上の音だけが変わるだけで、下の和音はそのままリズム通りに弾くこと。
こういう細かいところ、自分では気付かないもので…

それでも前回よりは少し先までいったので、まあ良しとするか。

レッスンが終わってから、先生に『発表会で、シャコンヌやってよ~』と言われました。
『来年なら弾けるかも???』と答えましたが、次の発表会は来年の4月。あと5ヶ月ほどしかないじゃないですか~ (ヾノ・∀・`)ムリムリ 
来年じゃなくて、再来年という意味ですヨ~ まだ発表会に出たことはないけど、シャコンヌが最後まで弾けるようになったら、出てみたい気も…してきました(^^♪






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免疫力アップ大作戦!㉛新潟・佐渡島3日目 [旅行]

新潟佐渡旅行、最終日。
朝の加茂湖。
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フェリーが両津港に入港する様子も。

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朝食は、バイキング。夕食とは違う会場で。結婚式とか出来そうな大きなホールでした。こちらには外国の方もたくさんいました。
最近は日本中どこでも、たくさんの外国人観光客の姿を見かけるようになりました。日本に行ってみたいと思う外国人の方が多いということは、誇らしい事ですよね。
どこのお宿でも外国人観光客に泊まってもらうため、いろいろな努力をされているようです。
こちらのお宿も例外ではないようで…というよりも、ものすごく精一杯のおもてなしをされている様子が窺えました。
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朝食後部屋に戻ってのんびり外を眺めていると、観光バスが発車するようで。6,7人のスタッフさんたちが発車するバスに向かって、大きく手を振っていました。すると…バスが発車して、高台になっているホテルの前から国道に出る間に、スタッフさんたちが一斉に全速力で走り出して…バスが国道に出て見えなくなるまで大きく手を振り続けて、最後に深々とお辞儀をしていました。もうバスのお客さんからは見えていないだろうに、ひたすら真剣に手を振ってお見送りされていました。
今までこんなに一生懸命にお見送りをしている様子を見たことがありません。びっくりしたのと同時に、『素敵だな[ぴかぴか(新しい)]』と思って。

外国人観光客の団体さんだから?とも思いましたが、私が出発する時、車でナビを操作していたら、年配の女性スタッフさんが窓の外でニコニコと。私をお見送りするために、車に乗り込んでから出発するまで待っていてくれていたのでした。出発の用意が出来るまでの間、名古屋から来たこととかこれから行く所の話などおしゃべりして、『佐渡にまた来てくださいね』と、最後には大きく手を振って見送っていただきました。
観光バスのお見送りも、けっしてパフォーマンスじゃないんだなぁ~と。温かい気持ちになりました。

それでは、こちらのお宿『両津やまきホテル』さんの採点です。
部屋4、お風呂5、夕食4、朝食3、接客サービス4、癒され度4、コスパ5
総合評価は…4.1[満月][満月][満月][満月][三日月]
ちなみにじゃらんの口コミでは3.4と辛口ですが。

5点はお風呂とコスパ。
お風呂は、内湯も露天風呂も広くて、洗い場もたくさんあって、ゆったり浸かれました。お湯の温度もちょうど良く、柔らかくていいお湯でした。
コスパは、お料理の内容もお風呂もとても充実していて、休前日にもかかわらず都会のビジネスホテル並みのお値段。かなりお得です。

4点は部屋、夕食、接客サービス、癒され度。
部屋は、備品などはシンプルながらも、景色も良く、静かでした。難点といえば、布団がちょっと薄かったことかな。
夕食は、ベニズワイガニが一杯ついて、品数も多く、美味しかったです。食べ応えがありました。
接客サービスは、フロントの対応や食事係のスタッフさんは可もなく不可もなくといった感じでしたが、情熱的なお見送りでポイントアップ。
癒され度は、お風呂が気持ちよかったのと、部屋が静かだったので。

3点は朝食。
バイキングの品数は適度にありましたが、あまり特色のない品ぞろえといった感じだったので。

コスパが良かったので、再訪ありのお宿でした。

最終日、まずはもう一度真野まで行って、佐渡歴史伝説館へ行きました。
佐渡島に伝わる伝説を紹介した施設です。
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午前中だったからか、お客さんはほとんどいなくて、一人でゆっくり見て回ることが出来ました。
第1景から12景まで、人形が動いたりしゃべったりして伝説を紹介するのを、順番に移動しながら見ていくようになっています。

第1~3景。鎌倉時代、承久の乱に敗れて佐渡へ配流された順徳天皇とその第一皇女慶子女王のお話。
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京へ帰ることもなくこの佐渡で崩御された順徳天皇の都への想いを詠った和歌が詠まれます。

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京の都、承久の乱、佐渡への配流の情景が動く絵巻で紹介されます。

第4~6景、こちらも時は鎌倉時代、北条時宗の勘気を受けて配流になった日蓮聖人のお話。
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第7~8景、室町時代、足利義政に疎まれて流罪となった世阿弥のお話。
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とても精巧な造りの人形が能を舞います。
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この佐渡島はたくさんの能舞台があることでも有名です。国内の能舞台のうちの3分の1ほどがこの佐渡にあるそうです。佐渡島に再訪する機会があれば、今度はぜひ能舞台を見てみたいです。

第9~12景、語り部のおじいちゃんおばあちゃんが、佐渡に伝わる民話について話してくれます。
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酔っぱらいのおじいちゃんといねむりおばあちゃんの掛け合いがユーモラス。
その二人の話を一生懸命にかぶりつきで聞いている男の子が。
『あれ?他に大人がいないのに、この子、一人で来てるのかなぁ~?親はどうした?』
『それにしても、こんなにじっと聞き入っていて、そんなにこのおじいちゃんたちの話が面白いのかな?』
…と、この後続く民話のお話を見終わるまで、しばらく本気で信じておりました。
『に、人形だったのぉ~[exclamation×2]』男の子、まったく動く気配なし[わーい(嬉しい顔)]

安寿と厨子王伝説。森鴎外の山椒大夫のお話ですね。
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実は、この安寿と厨子王のお話は私の実家のある京丹後にも伝わる伝説で、小さい頃から馴染みのあるお話なのでした。
奥羽の太守であった父がでっち上げの罪で配流になり、その妻と二人の子供たちは父をさがしていたところ、人買いにさらわれ、安寿姫と弟の厨子王は丹後由良の山椒大夫のもとに連れて行かれ、母は佐渡へ連れて行かれた。姉弟は山椒大夫のもとで酷使されて、安寿姫は厨子王を逃がした後に身を投げたという。厨子王は京へ逃れ、成長して立派な役人となり、父の汚名を晴らし家を再興することが出来た。そして生き別れた母を探して佐渡へ渡り、『安寿恋しや~、厨子王恋しや~』という唄を歌っている盲目の老婆に巡り会う。それは厨子王が探し続けた母であった。
というお話。

こちらは夕鶴。鶴の恩返しのお話。
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『決して,機を織っているところを見てはいけませんよ』と言われたのにもかかわらず、よひょうは我慢できずに覗いてしまう。つうは、悲しげに鶴となってよひょうの元を去っていく…というお話。
実はこの夕鶴、小学校の時に劇をやった記憶があるような。

そして3つ目のお話は、おけさ伝説。猫が可憐な乙女になって飼い主の窮状を助けるお話。
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佐渡おけさの民謡の元になっているお話。おけさとはこの猫ちゃんのことだそうですヨ。

佐渡って、昔は配流…島流しの刑で送られることが多い島だったんですね。ジェットフォイルもカーフェリーもなかった昔、本土から佐渡へ渡ること自体が最大の苦難だったのだと思います。何時間も掛けて荒波の日本海を渡る…ほんとうに大変なことだったんでしょうね。
しかし、金山があったことから、宝の島でもあったんですね。

けっこう時間をかけてゆっくり見て回ったので、池の鯉を見ながら休憩タイム。ル レクチェという洋ナシのソフトクリーム。美味しかった[ひらめき]
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ところで、こちらの伝説館の売店にはちょっとした有名人の方が働いておられます。北朝鮮の拉致問題で帰国した曽我ひとみさんの夫、ジェンキンスさんです。ジェンキンスさん、お土産のおせんべいを箱詰めされてました。もう10年、こちらで働いておられるそうです。
こちらで働いておられることを大々的に宣伝に使っておられるようですが…日常生活の一つである職場で興味本位に取材されたり声を掛けられたりするのは、たぶんご本人にとってはあまりうれしい事ではないのでは?と思いますが、拉致問題を風化させないために敢えてそうされているのでしょうね。
現に、私自身ももう拉致問題のことは忘れてしまっていましたが、こちらでジェンキンスさんが働いているのを見て、拉致問題のことを思い出し、すこし調べてもみました。

ジェンキンスさんは、アメリカ軍の下士官として朝鮮半島軍事境界線に駐屯していた25歳の時に北朝鮮へ投降、以後約40年間も北朝鮮を出ることが叶いませんでした。亡命なのか拉致なのかは、ご本人にしか分からないようですが、北朝鮮には政治亡命者として、アメリカ軍には逃亡兵として扱われることになりました。
北朝鮮で結婚した曽我ひとみさんが帰国した後も、逃亡兵とみなされていたことから、しばらくは北朝鮮に留まっていましたが、日本政府の働きかけもあり2004年に二人の娘さんと一緒に北朝鮮から出国。逃亡兵としての刑に服した後、曽我ひとみさんの故郷であるこの佐渡島に居を構えられたのでした。
その後は、こちらの佐渡歴史伝説館の職員として働きながら、自伝を書かれています。

奥さんの曽我ひとみさんは、この佐渡島でお母さんのミヨシさんと一緒に北朝鮮に拉致されました。今もまだ、ミヨシさんの行方が分かっていません。
ミヨシさん以外にも行方の分かっていない拉致された人たちがたくさんいますが、2002年、小泉首相と金正日の首脳会談により5名の拉致被害者帰国が実現されて以降、その他の被害者の帰国は叶っていません。
世論の声もトーンダウンしていった中で、ジェンキンスさんがこちらで働き続けておられることは、とても大事なことなんですね。拉致問題について私たちに何が出来るのか分かりませんが、ジェンキンスさんにお会いしたことをこうやってブログに書いて、みなさんに読んでもらって考えてもらうことが、拉致問題解決の一助になればと思いました。

佐渡歴史伝説館を後にして向かったのが、トキの森公園。
秋を感じさせる景色に出会いました。
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ゆるキャラのサドッキーちゃんがお出迎え。
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トキのひな誕生のお知らせも。

トキはニッポニア・ニッポンという学名で、羽の色がオレンジがかったピンクでとても美しい鳥です。明治以降絶滅の危機に瀕し、特別天然記念物、国際保護鳥に指定されています。
こちらの施設では、トキに関する様々な解説やトキの保護増殖、野生復帰の取り組みに関する展示がされており、トキのことを良く知ることが出来ます。
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トキをこちらの施設で飼育し、放鳥して観察を続けています。その方法や観察の様子も展示されています。
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トキの羽の色、ほんとにきれいです。

増殖ケージで飼育されているトキを観察することが出来ます。
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トキふれあいプラザでは、私が行った時は他に誰もいなかったので、年配女性のトキガイドさんがたくさんトキについて解説してくれました。
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トキの羽は、拾った人のものと決められているそうです。あまりにも美しい鳥であるためにその羽を乱獲することがないよう、拾った人が他の人に譲ったりすることが禁止されているそうです。
トキの羽を実際に触らせてもらいました。滑らかな感触。毛並みが乱れても、手でしごいてやればすぐに元通りになるんですヨ。

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観察場所からトキがいる場所までは少し距離があるので、望遠鏡が備え付けられています。
精悍なトキのアップ[ひらめき] この写真は望遠鏡にカメラのレンズを当てて撮ったんですヨ[わーい(嬉しい顔)]
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トキの羽のピンク色は、成長とともに色濃くなっていくそうです。
ここでしばらく粘っていたんですが、残念ながらトキが飛ぶ姿は見ることが出来ませんでした。実は、ガイドさんと話していて目を離したすきに、止まり木から飛んで移動したみたいなんですが、見逃しました[たらーっ(汗)]
このあと30分ほど待てば、トキたちのおひるごはんだそうで、飛ぶところも見られるそうでしたが、船の時間もあるので断念。
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こちらは、今年の4月に生まれたヒナの写真です。

トキのふれあいセンター周辺はこんなに美しい光景が。
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お天気も良くて、ほんとに清々しい気持ちになれました。

そして佐渡旅行最後の目的地、加茂湖畔へ。前日泊まったお宿からも見えていた加茂湖ですが、湖畔でゆっくり湖を見られる場所がないかなぁ~と探していたところ、芸能とときの里という道の駅があるのを地図で見つけて行ってみました。が、道の駅は能舞台の季節が終わったせいなのかとても閑散としていて、湖も見れませんでした[あせあせ(飛び散る汗)]
それでも何とか車を停めて湖を見ることが出来るところへ行きたいと思ってウロウロと捜索したところ、こちらの場所を発見[ひらめき]
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遊歩道になっているようでした。
そよ風が気持ちよくて、しばしのんびりと湖を眺めてから、両津港へ向かいました。

ところで最後になりましたが、今回お供のレンタカーはこちら。トヨタのアリオン。いつも乗っているアクアよりもグレードの高い車種のようです。
が、アクアよりも車長が長いようで、駐車場に停める時けっこう苦労しました。後ろの垣根に当ててしまうことも1,2度ほど…[あせあせ(飛び散る汗)]
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乗り心地は良かったけど、やっぱりコンパクトカーの方がいいですね。

レンタカーを返却した後、ジェットフォイルの出発時間まで余裕があったので、レストランでランチ。
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海の見える席で、まずは[ビール]
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トビウオのすり身が練りこんであるという金持ちうどんを。なんで金持ち…?と思ったら、おもち入りのお揚げさんが乗ってました。関西風だしに慣れ親しんだ者としてはちょっと違和感のあるお出汁でしたが、美味しくいただきました。

売店ではこちらの3品を購入。
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帰りのジェットホイルも、行きと同じ1階1番A席。同じ景色だったので、違う席にすればよかった~
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ジェットホイル、この日は波が1~2mとけっこう揺れましたが、スイスイと波の上を滑っていくようすは見ていて面白かったです。さて、新潟港が近づいてきました。

新潟駅からの帰りも、ときMaxの2階席グリーン車。快適。
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東京駅で乗り換えた新幹線の中で夕食。
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たくさん品数があって、幕ノ内御膳に舌鼓。

名古屋の自宅から佐渡の両津までは、5つもの乗り物を乗り継いで約6時間半の旅。長旅だったけど、ず~っと前から佐渡島に行ってみたかったので、念願叶いました。いい旅でした[るんるん]
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免疫力アップ大作戦!㉛新潟・佐渡島2日目 [旅行]

新潟佐渡島旅行2日目。
夜中に起きた時は雨が降っていたけど、朝は雨も止んですこし晴れ間も見えました。
6時半頃に起きて[いい気分(温泉)]へ。ラッキーなことに夜と同様に誰もいませんでした。お湯の温度もちょうど良くて、気持ち良すぎて極楽気分[るんるん]

朝食は、夜と同じレストランでバイキング。
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海の見える席で、ゆったり朝食。

それでは、こちらのお宿『ホテルファミリーオ佐渡相川』さんの採点です。
部屋4、お風呂3、夕食4、朝食4、接客サービス3、癒され度4、コスパ5
総合評価は…3.9[満月][満月][満月][やや欠け月]
じゃらんの口コミでは、4.7とかなり高評価です。

5点満点はコスパ。休前日、おひとり様で2万円以下、お料理も良かったのでお得感あり。

4点、部屋、夕食、朝食、癒され度。
部屋、オーシャンビューで景色が良かったです。備品やアメニティはシンプル、ただ最低限のものはありました。使えるコンセントの数が一つだけだったのが難点。電源タップがあるので困りませんでしたが… 清潔で、ゴロンと出来る寝心地の良いソファがあってGood。WiFi完備で、ブログを書くにはちょうど良い高さのテーブルもあって良かったです。
夕食、種類は15種類位とそんなに多い方ではないけど、それぞれのお料理がとても美味しいバイキングでした。ただ、地元のお母さんが作った食材で作った料理と銘打っていたけど、郷土色があまり感じられなかったのが減点要因。
朝食、種類は夕食と同じ位で選択肢は少なかったけど、野菜のしゃぶしゃぶが美味しかったです。
癒され度、ストレスなくのんびり出来たので。

3点はお風呂と接客サービス。
お風呂は、やっぱり狭いのが難点。大浴場の洗い場は5ヶ所、脱衣場のドライヤーは2つしかありませんでした。空いている時なら全く問題なかったのですが、込み合う時間帯はかなりストレス溜まります。お湯自体はとろっとしていて気持ち良かったです。あと、夜は11時までではなく、もう少し遅くまで入れると良かったかな。ただ、夜も朝も貸切状態だったので、のんびり出来ました。

接客サービスは、ちょっと辛口の点数。フロントのお兄さんの対応は良かったけど…夕食時レストランに入っていっても、スタッフさんが誰も入り口を見ていない。しばらくボーっと待ってました。スタッフさんの数が少ないのか、お料理の補充やお酒の注文対応などに気を取られているという感じ。お酒の注文は自分で席を立ってスタッフさんのいるところまで行かなくてはいけなかった。。。注文したらびっくりするほど早く持ってきてもらえたので、その早さをもう少しお客さんの動きを見るということに変えれば、ちょうど良い感じになるのでは?と思ったのでした。バイキングで席を立つことが多かったので、そのついでにお酒を頼むことが出来たのでそんなにストレスは溜まらなかったんですが。挨拶も丁寧で良かったし、佐渡観光のパンフレットもたくさんあって、お宿のサービスとしては良い方だとは思います。

全体的には、景色も良かったし、部屋も清潔、食事も美味しかったうえに、何といってもコスパがとても良かったので、再訪ありです[わーい(嬉しい顔)]

さて二日目、お宿から車で10分ほどの尖閣湾揚島遊園へ。尖閣湾は佐渡島の北海岸にあって、国定公園にもなっている景勝地です。
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昭和28年にヒットした『君の名は』のロケ地で、当時のロケ写真なども展示されています。

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いくつもの入り江が並んでいる様は、とてもダイナミック。

これらの入り江を海上から見たり、海中を見ることが出来るグラスボートに乗るつもりでしたが、風が結構きつかったので欠航でした。
その代わり、海岸線から半島のように突き出た地形とその先に小さな島があるおかげで、橋を渡って小島の展望台に行けば、陸路からもこの素晴らしい絶景を見ることが出来ます。
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橋の下はこんなかんじで怖いです。

ほんとに絶景です。
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海岸線とは反対側の日本海。青空と白い雲、青い海、そして岩にぶつかる波しぶきの白…こちらも素晴らしい眺め[るんるん]

この日は風が強くて、波の迫力が半端ない。岩に当たって砕け散る波は圧巻で、ただひたすら眺めているのが面白くて、非日常的なひとときでした。その様子があまりに凄かったので、連写してみました。
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こちらも同じく連写。左上→右上→左下→右下の順で見てくださいね。

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しつこいようですが、こちらも連写。こんな時、動画がアップできればいいのに~(^^; 

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この公園内には水族館もあります。
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ちっちゃな水族館でそんなに種類はいませんが、触ったり出来るようになってます。

『ドクターフィッシュ』、人の古い角質を食べてくれるお魚さんたちです。
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たまに温泉地の大きなホテルなんかにいたりするんですが、体験するのは有料だったりします。が、こちらではタダ[ひらめき] 中に手を入れて、自撮りしました。くすぐったい~[わーい(嬉しい顔)]

魚の寿命って、そういえば知らなかったです。
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ヒラメは20年、真鯛は30年[exclamation] 犬や猫よりも長生きなんてびっくり。

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回遊魚の水槽、ブリなどの美味しそうな魚が…気持ち良さそうに泳いでますヨ。

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佐渡島の名物、たらい舟。実際に乗れるようになってましたが、一人ではどうにも恥ずかしい結果が想像されて、人が乗っているのを見てるだけでした[あせあせ(飛び散る汗)]
サドガシマン&ズルガシマンにもなれませんでした~

尖閣湾からこの朝出発したお宿方面へ戻ってすぐの史跡佐渡金山へ。
佐渡金山は1601年、関ヶ原の戦いの翌年に発見されて、すぐに徳川幕府の天領となり、平成元年に資源枯渇により閉山するまで、400年近くも日本最大の金山として重要な存在でした。
400年間に産出された金は78トン、銀は2330トンだそうです。こちらの相川金銀山の他にも、鶴子銀山、西三川砂金山などがあり、周辺の関連史跡と合わせて世界文化遺産登録を目指しての活動がなされています。

史跡佐渡金山では誰でも見学出来る2種類のコースの他に、上級者向けのガイドツアーなどもあります。
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まずは、明治官営鉱山コース『道遊坑(どうゆうこう)』へ。約40分のコース。
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明治から平成元年の操業休止までの100年間に使用された坑道やトロッコ、機械類が保存展示されています。
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佐渡金山のシンボル『道遊の割戸』、その真下にある採掘場です。『道遊の割戸』とは、江戸時代に『露頭掘り』という掘削法で山の上から下に向かって掘り下がったことから、山の頂が割れたように見えるものです。

その割戸の部分や掘り下がった穴を、外から間近で見ることが出来ます。割戸の深さは74m、幅は30mだそうです。
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色づき始めた紅葉と共に見る道遊の割戸、ある意味、金の採掘は自然を破壊する行為でもあった訳で、この珍しくて美しい景観は人工的に造られたもの…と考えると、何だか手放しで感嘆しても良いものかと思ったり。
ただ、あんなに高い山の上から山が割れるまでひたすら穴を掘り続けて、金を求め続けた人間の営みに、別の意味で畏敬の念を抱いたりもします。
それがより具体的に感じられるのは、金山の採掘現場を忠実に再現したもう一つの標準コース『宗太夫坑』です。

と、その前に、コスモス。
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『宗太夫坑』のコースは約30分で見学できます。階段を降りて行くと…
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佐渡金山の主要坑道の位置図と断面図が。坑道がどこにあるのかを綿密に測量した数値が書かれています。スゴイです。

坑道の途中にいろいろな解説パネルがあって、金の採掘から小判の製造過程、それぞれの工夫たちの役割や位、金の採掘から小判製造に使われた道具など、かなり詳しく解説されています。
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金山で働いている人といえば、手掘りで鉱石を掘る人の姿が真っ先に想像されますよね。江戸時代には、この鉱石を掘る人のことを『金ほり大工』と呼んでいました。しかし実際にはこの『金ほり大工』の他にも、たくさんの仕事をする人がいました。
その一つが『水替人足』と呼ばれる坑内の水を排水する仕事をする人たちです。
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この長い筒『水上輪』を回すことで、低い所にある水をくみ上げることが出来るのです。
金山の採掘がどんどん進み、海よりも低いところまで掘るようになると、水が湧き出てきます。水が出ては掘削が出来ないため、この水の排水作業は重要でした。が、掘り進めば進むほど水の量も増えたため、『水替人足』の数もたくさん増やさなければならず、人手確保のため江戸や大阪で住まいや職のない人を連れてきてこの仕事に就かせたそうです。

こちらは先ほどの『金ほり大工』たち。
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金山で仕事をするいろいろな人たちのなかでも、この『金ほり大工』は特別な技術が必要とされたため、賃金や休憩時間の過ごし方など、好待遇だったそうです。

この他にも、掘った鉱石を坑道の外へ運ぶ仕事、坑道を支える枠を作る仕事、鉱脈を探してどこを掘るかを決める仕事、そして働く人たちを見張る仕事など、さまざまな仕事がありました。

また、金山で採掘された鉱石は、佐渡奉行所の中にある寄勝場(よせせりば)と呼ばれる所に運ばれ、細かく打ち砕かれます。そして金が重いことを利用したいろいろなふるいの工程を何度も経て、金とそれ以外の物質ををふるい分けていきます。純度が高くなったものを小判にしていくのです。

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『間歩開き』と呼ばれる儀式の様子。壁の縞模様が金脈だそうです。

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宗太夫坑の出入口を出ると、その先に展示室があります。
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金山の断面のジオラマ。トンネルのようにフラットな坑道がある訳ではなくて、金脈に沿って上下、斜めに延びる穴が面白いですね。
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鉱石に金が含まれているのが、虫眼鏡で見えるようになっています。

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こちらは『南沢疎水』を再現したもの。『南沢疎水』とは金山の排水溝のことで、佐渡金山の上級者向けガイド付き山師ツアーでのみ行くことが出来るそうです。将棋の駒のような五角形の形に掘り進められた排水溝で、天井には蜘蛛の巣のように見えるノミの掘り跡があります。水滴のキラキラと相まって、とてもきれいです。

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純金の延べ棒。透明な箱に空いた穴から取り出せるかチャレンジ出来るようになってます。が、むちゃくちゃ重くて、簡単には出せないようですヨ。

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坑内の排水に使われた『水上輪』を回してみました。筒の中はらせん状になっていて、回すことで下の水を上に汲み上げることが出来ます。よく考えられていますね~

展示室の1階は売店になっています。金色のお土産が多くて、見ているだけでも楽しいですヨ。ついついいっぱい買ってしまいました(^^;

今までこういった鉱石を採掘した跡地は、島根県の石見銀山に行ったことがありますが、金山は初めて。伊豆にも土肥金山がありますが、以前伊豆に行った時もスルーしたのでした。
正直言って、穴を掘った跡を見ても面白いのかな~と思っていましたが、実際に行ってみると、けっこう楽しかったです。日本の発展を支えた金がどうやって人々の手に渡って行ったのか、その原点を知ることが出来て、とても興味深く見学することが出来ました。

相川の集落から佐渡金山に続く道は、そのまま大佐渡スカイラインとなります。次の目的地は、このスカイラインの展望台、白雲台交流センター展望台です。
佐渡金山から展望台までの道は、ほぼ一車線のワインディングロード。ただ距離を掛けて山頂に登って行くので、勾配はそこまできつくありません。が、展望台から先、国道350号線に続く道は滑り止め舗装がされている道がずっと続く…つまりかなりの急勾配。

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展望台からは、両津湾と真野湾を同時に見ることが出来るんですヨ。実はこの旅で、左側の両津から右側の真野まで2往復半しました~
絶景ですね[ぴかぴか(新しい)]

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展望台前の山肌、少し色づき始めています。もう少し訪れる時期が遅ければ、見事な紅葉が見られるようですヨ。

ところで、佐渡島について少し。佐渡島ってS字の形をしていますね。というよりも、二つのサツマイモがくっついたような形。この形から、大きく分けて3つのエリアに分けられます。
北側のサツマイモには、佐渡で一番高い金北山という標高約1200mの山が中心にあり、大佐渡山脈と呼ばれる山々が縦走しています。佐渡金山やこの日最初に訪れた尖閣湾、大佐渡スカイラインがあります。このスカイラインはこの金北山や手前の妙見山に向かって走る全長30㎞のスカイラインです。
南側のサツマイモにも小佐渡山脈と呼ばれる500~600m級の山々が連なり、南側の先端にはたらい舟で有名な小木海岸があります。
そして二つのサツマイモの接続部分は国仲平野という平野になっていて、街や穀倉地帯が広がり、島の中心地となっています。
佐渡島の全周は262㎞、本島4島と北方領土を除く日本の島の中では、沖縄本島の次に大きな島です。
景勝地や観光施設は、この3つのエリアにまんべんなく点在するといったかんじ。新潟港行きのフェリー乗り場のある両津を拠点にしても、30~60分もあればほとんどの観光地に行ける距離。
島内の移動は鉄道はなくバスしかないので、車は必須です。ただ、全体的に車は少なくて、両津から真野へ行く主要国道は車が数台つながって走っていますが、それ以外の道は単独走がほとんどでした。
やはり人口密度が低いからですかね~
ちなみに人口密度全国1位東京都豊島区の21,881人/k㎡に対し、佐渡市は73人/k㎡、全国の1956の自治体の中で1469番目だそうですよ。約300倍もの差[exclamation]

そんな長閑な佐渡島の旅、まだまだ続きます。
次は小佐渡山脈のある方、西三川ゴールデンパークへ。その名の通り、こちらも金系の観光施設です。
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全身金づくめの大黒様がお出迎え。
メインの会場に行く前に…金の展示室になっています。
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金の延べ板に、小判。目の保養[ぴかぴか(新しい)]

そしてメイン会場はこちら。砂金探しの体験が出来るんですヨ。
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丸いお皿のようなものに入れた砂を上手にゆすって、砂に交じっている砂金を下の方へふるいます。金は砂よりも重いので、ゆすってふるうことで底の方へ降りて行きます。そして上澄みの砂を遠心力を使ってはじき出して、砂の量を減らします。この作業を繰り返していくと、底に溜まった砂鉄の中に金が残る…という按配。この作業を繰り返し30分間続けて、見つけた金をお水入りの小さな瓶の中に集めていきます。
ですが、なかなかこれが難しい。何より、腰が痛くなります。ただ、金がいくつか見つかってくるとそれが面白くて、腰が痛くなっても我慢して黙々と夢中にやり続けます。隣にいた若い男の子のグループやカップルさんたちも、最初はいろいろおしゃべりしながらやってましたが、最後の方はひたすら夢中になってやってました。
集めた金をストラップやネックレスに加工してもらえます。楽しかった[るんるん]

西三川ゴールドパークからお宿のある両津に向かう途中、真野湾沿いを走っていると…展望駐車場がありました。
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人面岩だって(^^♪
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天使のはしごも[ぴかぴか(新しい)]

この日のお宿は、両津エリアにある秋津温泉『両津やまきホテル』さん。
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ロビーには外国人…たぶん台湾の方がいっぱい。玄関には台湾の国旗も飾られてました。

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部屋は10畳の和室。窓からの景色はこちら。
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両津港と加茂湖が見渡せて、とても良い眺めです。加茂湖と両津湾の間が細長い砂洲になっていて、そこに両津港があります。
加茂湖には牡蠣の筏がたくさん浮かんでいます。

その景色をのんびり眺めていたら、数台の観光バスがホテルに到着したのが見えたので、大急ぎで宿の大浴場へ向かいました。
内湯も露天風呂も広くて、洗い場もたくさんあって、先客も少なかったのでのんびりと[いい気分(温泉)]を楽しむことができました。
泉質は弱アルカリ泉低張性弱アルカリ性泉で、柔らかくてとても気持ち良いお湯でした。

そして夕食。大広間での夕食と聞いていたので、観光バスの団体さんたちと一緒だと嫌だな~と思っていたら、大広間には7組ほどの席しか用意されていなくて、しかも私が行った時はご夫婦連れ一組だけしかいなくて、超静か。若干気まずい思いはしたけど、食べているうちに気にならなくなりました。外国の方はいませんでした。
そして、大広間というと畳に座卓で足が疲れることが多いのであまり好きではないのですが、こちらは高座椅子にテーブルだったので、リラックス出来ました。

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お料理はあらかじめ配膳されていて、温かいものや冷たいものは席に着いてから運ばれてきました。
[いい気分(温泉)]あがりに既に部屋でビールを飲んでいたので、日本酒からスタート。佐渡地酒の利き酒セットで、5種類[exclamation] グラスもお酒ごとに違う絵柄になっていて、ちゃんとそれぞれの解説付き。テンション、上がりますね~

お品書きがなかったので、覚えている限りで紹介します。
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先付けと小鉢は…あまり覚えてません。

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ベニズワイガニ一杯。食べ応え、ありました。

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お刺身と天ぷら。

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鮭の朴葉みそ焼きと茶碗蒸し。

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山芋入りのお蕎麦…NGの山芋は除けて。

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すき焼き~[ぴかぴか(新しい)]

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釜炊きのごはん。佐渡産のコシヒカリです。カニのお味噌汁も。

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デザートは、佐渡の柿を凍らせたもの。美味しかったけど、普通の柿の方が好きかも。

お料理は全体的に美味しくて、量もあったので、大満足でした。

が、ちょっとしたアクシデントがありまして。自分のことではないんだけど。
後から来た、30代位のご夫婦、子供二人とおばあちゃんという構成の家族連れのグループ。その奥さんが料理を見るなり『一人分だけ、カニもエビも生ものも食べられないので、お料理を変えてほしいとお願いしてあったんですが』と。仲居さんが『申し訳ありません[exclamation]アレルギーですか?』と聞くと、『アレルギーではなくて、ただの好き嫌いなんですけど』と。
子供の分?と思って聞いていると、どうやらダンナさんのことみたいで。。。海に近い宿に来て、カニもエビも、お刺身もNGって~[exclamation&question] 
事前にお願いされていたのに用意していなかったホテルもどうかと思うけど、大の大人がアレルギーならまだしも、好き嫌いで宿の料理を変えてもらうのか~と思ってびっくりでした。
ちょっと気まずくなった雰囲気の中、気の利く仲居さんがすぐに対応して、一人分だけお肉料理を何品か用意してもらっていました。
奥さんも実はちょっと、旦那さんに対してあきれ気味な感じだったんですけどね。
子供さんたちは美味しそうにカニをほおばっていました[わーい(嬉しい顔)]
お宿も大変だなぁ~

さてここで、この日佐渡金山や西三川ゴールドパークで購入した金グッズのご紹介。
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小判型のチョコレート、金箔入りのチーズケーキ、大きな小判型の箱に入ったクッキー、金箔入りの地酒、金箔入りの化粧水、小判型のマグネット。佐渡おけさやたらい舟の絵柄入りハンカチ(シブい[ひらめき]
お金持ちになりそうな気分[ぴかぴか(新しい)]

3日目へ続く。
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免疫力アップ大作戦!㉛新潟・佐渡島1日目 [旅行]

10月の三連休、新潟県は佐渡島にやって来ました~
台風18号が通り過ぎた後も台風一過とはならず、低気圧の影響で日本列島、雨模様。ほんとにここ最近、すっきり晴れた秋晴れの日がありませんなぁ~[たらーっ(汗)]

まずはお約束の富士山。
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影も形もありません…[たらーっ(汗)]

東京駅で新幹線の乗り換え。手前がこれから乗るMaxとき。秋田新幹線のこまちとのこらぼがかわいい~
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Maxとき、そういえば先月も乗りました。日光旅行の帰りに。今回は2階席のグリーン車に乗ってみました。

東京から新潟までは約2時間。車内でランチ。『秋露のささやき』、駅弁でお品書きがあるのは初めてみました。上品な味付けで、グランクラスのお弁当を彷彿させるお弁当でした。松茸ご飯のお米農家さんの写真入りというのも、こだわり感満載[るんるん]
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ちなみに、通路を挟んで隣にいたお兄さんも自分の駅弁の写真を撮ってました。ブロガーさんかも?

大宮を過ぎた辺りで、こんなかんじに。
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激しく雨粒が窓ガラスを横に流れていきます。新潟もこんなんかなぁ~と思っていたら、
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高崎辺りではお日様も。

新潟県にはずいぶん昔に赤倉高原にスキーに行ったことがありますが、観光目的では初めて。47都道府県宿泊制覇したとはいえ、実質的にはほとんど未開の地。
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新潟駅に近づく頃、しばらく田園風景が広がります。やっぱり米どころですね。

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新潟駅からはタクシーで新潟港まで。佐渡汽船のフェリー乗り場です。
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ジェットフォイルという高速艇で佐渡まで1時間。ずいぶん前にネットで予約したので、1階1番Aの席。
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時速80キロだそうで、揺れも少なく快適でした。カーフェリーとも遭遇。
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新潟の街が遠ざかっていきます。

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佐渡島が見えてきました。思いの外大きな島でちょっとびっくり。

佐渡汽船乗場でレンタカーを借りて、この日のお宿『ホテルファミリーオ佐渡相川』さんへ。佐渡汽船乗場のある両津から、車で約1時間。
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お部屋はツインルーム。テラスからは海が見えます。
備品やアメニティは普通かな。

到着が17時半頃だったので、18時頃に宿の大浴場へ。すると脱衣場はそんなに広くないのにスリッパが15人分位。。。ちょうど団体さんが入っているようで。大浴場もそれほど広くなさそうだったので、お風呂は後にすることにして、一旦部屋に戻ってそのまま夕食会場へ。

夕食はレストランでバイキング。団体さんもまだ来ていなくて、レストランは空いてました。
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銀鱈の塩焼きやてんぷら、水餃子、サザエごはん。稲庭うどん、サザエ入りのクラムチャウダー、煮しめ、そしてサザエの壺焼き。お刺身も。
種類はそれほど多くなかったけど、食べ応えのある美味しいお料理ばかりでした。特にサザエの壺焼きはお酒のお供に4個も食べました~[わーい(嬉しい顔)]
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お酒はこのお宿オリジナルの地酒『千年の杉』。
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デザートには大好きな梨が!コーヒーで締め。

おなか満腹状態で、19時半頃に大浴場に行ってみると…なんと[exclamation] 誰もいません[ひらめき] それほど広くない大浴場だけど、一人だと広いヨ~ [いい気分(温泉)]はいいお湯でした。

脱衣場のドライヤーは2個しかなかったけど、誰もいないのでゆったり。やっぱり人と同じことしてちゃあダメなんですね~

ゆったり[いい気分(温泉)]の後は、[ビール]を飲みながら、このブログを書いてます。こちらのお宿はWiFi完備なので助かります。

さて、もう一回お風呂に行ってくるかなぁ~

二日目へ続く。







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