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免疫力アップ大作戦!60回目富山・福井 [旅行]

乳がんの手術を受けてから丸6年が経ち、何とか元気でやっています。免疫力を高めるためということで、当初は毎月の温泉旅行を課してましたが、この1~2年の間は2~3ヶ月毎のペースに。それがこの1月からはまた毎月のペースで旅行に行ってました。「温泉行きたい!美味しいもの食べたい!」と。ストレスが溜まっていたのかな~

1月12日から2泊3日で、富山県と福井県に行ってきました。
まずは、東京から北陸新幹線で黒部宇奈月温泉駅へ。そこで富山地方鉄道に乗り換えて宇奈月温泉へ。宇奈月温泉といえば黒部渓谷のトロッコ列車で有名ですが、この時期は営業されていません。それでも温泉と美味しいものを求めるたくさんの観光客がいました。
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今回はお天気も悪かったので、直接お宿へ直行、宇奈月温泉の「お酒のお宿喜泉」さんへ。
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いきなりですが、自分用のお土産。富山と言えば、白えび。
ということで、夕食も白えびとヒラメの会席料理をオーダー。
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とその前に、お酒のオーダーから。こちらはお酒のお宿と冠するように、日本酒のラインナップがスゴイ。もちろん最初は限定のプレミアム吞み比べセットから。まだ若いけどとても好青年の日本酒ソムリエさんが、丁寧にお酒の説明をしてくれました。グラスにも拘りがあって、まるでワインのよう。

そしてお料理。
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鮃のカルパッチョ、蟹真丈、鮃の卵黄ポン酢醤油掛けに白海老のお造り。どれも美味しい[ぴかぴか(新しい)]

そして、次のお酒。
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鮃のえんがわ寿司と、もう一杯。

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ホタルイカの珍味と白えびの唐揚と野菜の和え物。白えびの甘さがめちゃめちゃいい感じ。

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メインの鮃しゃぶしゃぶ。肉厚の鮃、適度に脂が乗ってジューシー。

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白えびのかき揚げ。これをおかずに食べる滑川産のコシヒカリとお味噌汁。普段、天婦羅にごはんの組み合わせはあまり食べない方だけど、これはほんとに美味しかったです。

ごはんの前と後に露天風呂を堪能して、就寝。。。
翌日は、目の前の山頂はうっすら雪化粧。山深い温泉街は風情があります。
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喜泉さんに別れを告げて、次の目的地、福井の越前へ。
黒部宇奈月温泉駅から新幹線で金沢へ。ただ乗り換えるだけで降り立ったけど、素敵な駅舎です。
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金沢からはJRで武生へ。そこから越前に向けて1時間のバスの旅。長閑な山間の町を通る路線バスなので、正しく旅に来た~って感じです。車だと自分が運転するのでゆっくりと景色を楽しむことが出来ないし、新幹線や特急などは景色が飛んでいくし。地元の風景や生活ぶりを楽しむには、路線バスが一番ですね~

そして今回で4度目の定宿、越前御厨のいまい旅館さんへ到着。3年連続でこの時期に訪れています。お部屋の窓から見える日本海。今回はいつものお部屋とは違うお部屋でした。
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なので新しい出会いが床の間に。夕食までの間、ジェットバスの温泉に入って、部屋でまったり。

夕食はもちろん、越前ガニのフルコース[ひらめき] メニューはずっと変わらないのだけど、それでも良いのです。
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蟹のお刺身のほか、5種類ほどのお刺身。
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かにみそと蟹の身がたっぷり入った茶碗蒸し。そして焼きガニ[るんるん]
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ど~ん[exclamation] 越前ガニの姿茹で大一匹プラス今回はセイコガニがついてました~[ぴかぴか(新しい)] 越前ガニの不漁でサイズがちょっと小さいので、セイコガニを付けてくれたみたいです。なんとも、ラッキー!
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いつもは出ないお魚の煮付けをサービスしていただきました。蟹の天ぷらも、ホクホク~

そしてあまりのカニ三昧で、無心でカニの身をほぐしている間に・・・サブメインのカニ鍋&雑炊の写真を撮り忘れてました(^^; 18時から21時頃まで、3時間以上を掛けて完食[るんるん] 身も心も大満足、リフレッシュ出来ました。

最終日はひたすら家に帰るのみ。越前御厨から敦賀までは観光協会チャーターの送迎バスで日本海の景色を堪能し、敦賀から米原までJR、米原から新幹線で東京へと戻りました。
そういえば、この旅では行きは北陸ルート、帰りは東海ルートとぐるっと一周したことになります。東京の自宅から御厨温泉に行くには、北陸ルートだと6~7時間、東海ルートで5時間ほどです。いずれにしても遠くなったな~ でも来年もまた行きたいな~ その頃までにはコロナの影響が収まっていたらいいな~

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帰りの富士山。良いお天気になって、その雄姿に惚れ惚れしました。
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4ヶ月ぶりの更新です、コロナのこと [私の日記]

昨年末以来、4ヶ月ぶりのブログ更新です。
1月2月までは相変わらずの日々でしたが、3月後半からは今までに経験したことがない新型コロナの影響で戸惑う日々。

私の住んでいる東京では、非常事態宣言を受けて、生活そのものに大きな変化がありました。
ただ残念なことに、こういう状況の中でも会社に行かなければなりません。外出する人を最低7割にということが繰り返し言われていても、うちの会社は金融機関の子会社なので、社会的インフラを担う企業という位置づけで、今は50%の抑制に留まっています。すべての業務を2チームに分けて、交互での自宅待機となっています。自宅待機といっても、テレワークの環境が整っていないので、朝と夕方に業務開始の連絡を入れた後は、仕事は出来ない。
新規融資に関わる業務は目に見えて減ってきていますが、お客様からの問い合わせや返済に関する業務は増える一方。これまでもギリギリの人数でやっていたのに、半分の人数で業務を回していくのは、想像以上に大変でした。
これまでは100%の出社でも、みんなで連携したりカバーし合ったりして、実際には120%位の仕事をこなしていたところ、半分のメンバーでは連携が取れないし、別チームとの前日と次の日の引き継ぎをしなければならず、実際の可動力は30%程度。なので、出社する日は、ものすごい残業になっています。
それと、2チームに分けると検印が出来る人も分けなければならないですが、私の部には大きく分けて4つの異なる業務の課があり、私は全部の業務内容を分かっているけど、各課長は他の課の業務が分からない・・・なので、私が4つの課の検印をすることに。元々の部長としての業務もあるうえに、4人分の業務をしなければならないので「毎日やらなければならない業務と急ぎのもの以外は、全部明日のチームでやってもらって」と先延ばし作戦で何とかやれている状況。昨日が交代勤務後初の出社日でしたが、もうへとへとでした。
休業することで生活そのものに深刻な影響がある業種の人たちのことを考えると、自宅待機しても、ありがたいことに今のところはお給料はそのままです。でも、感染リスクがある中通勤電車に乗らないといけないし、この忙しさがしばらく続くことを思うと・・・

仕事以外のことで辛いのは、歌舞伎や旅行に行けなくなったこと。
海老さまの團十郎襲名披露公演が延期になってしまったのは、特に悲しい。5月から7月までの3ヶ月連続での歌舞伎座、襲名を発表した昨年1月から準備をしてきたご本人や関係者の方の落胆を考えると、本当に胸が痛くなります。もちろん、3月以降の歌舞伎公演は全てが中止や延期になり、歌舞伎俳優さんだけでなく全ての関係者の皆さんが、辛い気持ちの中、再開に向けて頑張っておられると思います。音楽アーティスト、演劇、映像の俳優さんやスタッフさんたちと同じように、歌舞伎俳優さんや舞台に関わるほぼ全ての人たちは、観客たちの前で演じて初めて収入を得る。興行しなければ、無収入の世界。そういうシビアな世界に生きる人たちが、私たちを楽しませて、感動させてくれていたってこと、本当にありがたいことだったと気づかされました。何とか踏みとどまって、また夢を届けていただけること、本当に願っています。


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新作歌舞伎風の谷のナウシカ [歌舞伎!!]

12月14日、新橋演舞場での『風の谷のナウシカ』を観に行ってきました。
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『風の谷のナウシカ』は、アニメの宮崎駿監督が37年前から13年も掛けて雑誌に連載した7巻におよぶ長編漫画。35年前にアニメ映画化された『風の谷のナウシカ』は、全7巻のうちの1~2巻の一部分しか描かれていませんが、今回の歌舞伎版では7巻全てを昼夜通し狂言として上演されます。

映画版は公開当時に観ましたが、安田成美さんの歌しか印象に残ってなくて…(^^; 熱心なジブリファンでもなくストーリーや登場人物などほとんど覚えてなかったので、この演目が発表されたあと、予習のためにDVDを借りて原作7巻も大人買いして読みました。
映画版のナウシカはあくまでもプロローグ的な感じで、宮崎駿監督がライフワークとして描きたかった世界観やテーマは、原作漫画を読まなければ分からないと思いました。原作漫画を読むには老眼鏡が必須でしたが…(^^; ほんとうに様々な深くて重いテーマが投げかけられていて、読後のスッキリ感はなく混沌としたかんじになりました。

この深くて重いテーマを歌舞伎で表現するって、いったいどうするんだろう~??という期待感マシマシ。たぶん、原作漫画ファンの方も同じ思いなのか、いつもより30~50代の男性のお客さんが多かった気がします。

そうはいっても歌舞伎はドキドキワクワクのエンターテイメント。歌舞伎が面白いのは、俳優さんたちの演技や舞台演出、音楽などを駆使して、非日常の世界へ連れて行ってくれるから。この新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』は、歌舞伎ならではの面白さが満載の上に、原作漫画の名場面を見事に忠実に再現されていました。どのキャラクターも違和感なく、というよりもむしろモノ本。外見や衣装だけでなく、俳優さんたちの演技が正にキャラクターに同化しているので、原作漫画を読んだことがある人は、かなりツボにはまったんじゃないかと。

もうひとつ、すごくイイ仕事してるな~と思ったのが、舞台美術。なんといっても、王蟲と巨神兵がすごい[ひらめき] 漫画では2次元の王蟲や巨神兵が、実際に3次元の世界にいたらこうなんだろうなぁ~というリアルさ。腐海や墓所の様子も、原作漫画のイメージ通りでした。
なので、歌舞伎を初めて観たという原作漫画ファンの方にとっても、思っていた以上に大満足出来るものだったと思います。

・・・残念ながら、菊之助さんが公演3日目に腕を怪我されてしまったので、復帰後は腕に負担が掛からないように、いろいろな演出が変更になってしまいました。舞台稽古の様子がマスコミに公開されていたので、菊之助さんが宙乗りでメーヴェに乗って行くシーンや京鹿子娘道成寺を取り入れた舞踊などがあったようですが、私が観た公演ではそのシーンはカットされていました。
ただそのことを知らなければ、菊之助さんが腕を怪我されているなんて分からないほどで、その分、尾上右近さんや松也さんたちが本水での立ち廻りなどで盛り上げていましたヨ~

大詰、墓所の主とオーマが闘う場面、こんな戦い方があったのか~[exclamation×2]とびっくり仰天。ほとんどの歌舞伎ファンが大好きなアレで決着させるなんて。。。まだ上演中なのでこれ以上は書けませんが、初めて歌舞伎を観る方にとってはなんともラッキーな演出でしたね~

菊之助さんのナウシカは、ほんとに可愛らしい。グランメゾン東京の丹後さんと同一人物だということを知らない人もいたんじゃないでしょうかね~

七之助さんのクシャナは圧巻[ぴかぴか(新しい)] カッコ良過る~
七之助さんといえば、昨日『中村屋ファミリー』がOAされてましたが、この1年で大役をたくさん勤めただけでなく、ほんとうに存在感が大きくなってきた感じがします。中村屋さんの贔屓でなくとも『七之助が出るなら観に行こうか』と思わせる、お客さんを呼べる俳優さんになったなぁ~と。

松也さんのユパは、年齢的な違和感を全く感じさせないほどにダンディ。右近さんは今回、本水での大立ち回りだけでなく、ラストシーンでも大活躍[ひらめき] ケンケンファンにとっては嬉しい活躍ぶりでしたね~
巳之助さんのミラルパとナムリスの演じ分け、お見事です。

昼の部のお席は、なんと右端最前列。この角度からだと舞台右端は見キレてしまうけど、その代わり最前列なので、やっぱり近い[exclamation]
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昼の部の幕間では、久しぶりに劇場のお弁当を。
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昼の部が終わって夜の部へ。通しといえども、チケットは別々なので、お席も移動。
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今度は1階中央の一番後ろの席。遠いけど、俯瞰して見える席でこちらもなかなか良かったです。
そして・・・私の後ろには席がないはずのところ、開演直前にお子様二人を含む御一行様に席が用意されて・・・なんと、クシャナ様の甥っ子たち、勘太郎くんと長三郎くん、そしてお母様と兄嫁様が、観劇されていました。私の真後ろなので、二人の話し声も良く聞こえまして、長三郎くんが『蟲、怖い~』と言ってました(^-^)
昨日の『中村屋ファミリー』でも二人の成長ぶりが微笑ましかったですが、勘太郎くんはもうすっかり少年の顔。今年は大役を二つも勤め、歌舞伎俳優としての自覚がしっかり身についてきたような顔つきでした。長三郎くんも相変わらずの元気ぶりでしたが、ちょっとお兄ちゃんになってきた感じでしたね。

今回の新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』、本当に良かったです。菊之助さんが何年も前から構想を練ってやっと実現できた公演なので、怪我のために演出を変更せざるを得なかったのは、とても残念だったと思います。出来ればまたいつか、フルバージョンの『風の谷のナウシカ』を再演してもらえたらいいな~


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ABKAI2019 SANEMORI [歌舞伎!!]

久々の歌舞伎ネタです。
今日、海老さまとしては最後のABKAIを観に行ってきました。このABKAIは海老さまが『伝統の継承と新時代の歌舞伎の創造』をテーマに、古典歌舞伎や新作歌舞伎を上演している自主公演です。

前回のABKAIは2年前の6月に上演された『石川五右衛門外伝』。実は海老さまにとって、とても悲しくて辛い公演になってしまったんです。。。もう少しで千穐楽という頃、麻央さんが亡くなられたのでした。でも、亡くなられた後も休演することなく、千穐楽まで勤められました。

今回の演目は『SANEMORI』、『源平布引滝』の中でも有名な『義賢最期』と『実盛物語』を中心に創作された新作歌舞伎です。この二つの演目は人気作品で、けっこう頻繁に上演されているので、私も両方とも観たことがあります。

『義賢最期』は義賢の死に際が壮絶すぎて、物語が進むにつれて、『あっ、もうすぐ、もうすぐ倒れる~[exclamation] 海老さま、怪我しないで~[あせあせ(飛び散る汗)]』とヒヤヒヤしながら観てました。最期の最期に至るまでの海老さまの義賢がとにかく壮絶なのに、クライマックスでは・・・[exclamation] 海老さまがご無事でよかった~

一転して『実盛物語』は、とにかく泣ける。私的にはいつも、太郎吉のほんとのお爺ちゃんが、わざと太郎吉に討たれる場面で大泣き[たらーっ(汗)] 今回もハンカチで涙を拭きふきしてしまいましたが、周りのお客さんたちはあまり泣いてない感じ。
歌舞伎の古典は特に『実は○○だった』とか『巡り巡って』というように、話の流れや登場人物の設定がややこしいものがよくあります。この実盛物語も、敵だと思っていたら味方だったとか、実は親子だったとか、そういう設定が満載。なのでそれが分からないと、面白さや切なさも分かりにくいのかも。そういう意味では回を重ねて観るのも大事かなと思うのですね~

今回は、ジャニーズJr.Snow Manの宮館涼太くんと阿部亮平くんが参加、重要な役どころを勤めています。ファンの方には申し訳ないですが、実は、名前も顔もほとんど知りませんでした~ でも、滝沢歌舞伎にも出演されていたとのことで、知らない人が見たらほんとに歌舞伎俳優さんと思う位に、立ち回りも台詞も発声もしっかりしていて、なかなか素敵でした。 

家に帰ってググってみると、ジャニーズの中でもキレッキレのダンスを得意とするグループってことが分かりました。阿部くんに至っては、なんと上智大学の大学院卒とのことで、ルックスだけでなく運動神経も頭も良くて。天は三物を与えた・・・んですね~

で、本日一番の驚きは。
今回も後援会でチケットを手配してもらったので、4列目中央ブロックの右端の席という良席だったんですが、シアターコクーンでは花道がないので、観客席を花道に見立てて俳優さんたちが観客席の通路で演技をされることが多かったのでした。そんな中、阿部くんが私のすぐ真横で演技をする場面があり・・・なんと、私の席の右側のひじ掛けに足を掛け、通路を挟んだ横の席のひじ掛けにも足を掛け。つまり、通路を挟んでひじ掛けの上に乗っている状態[あせあせ(飛び散る汗)] つまり、阿部くんとの距離は、ほぼほぼ5センチと超至近距離[exclamation] ほんま、びっくりでしたわ~
それにしても、ひじ掛けの高さはだいたい50~60センチくらいあるのに、そこに手も使わずに飛び乗り、通路を挟んだ反対側のひじ掛けにも飛び乗るなんて凄すぎます。しかもその状態で戦ってました[わーい(嬉しい顔)] ほんとに運動神経抜群ですね~

話は変わって、『実盛物語』では木曽義仲の家来である手塚太郎光盛の子供時代として太郎吉が登場しますが、子役が勤めるお役としては大役です。ほぼ出ずっぱりで台詞も多く、見得をしたり動作も多くてハードルが高いので、歌舞伎の家に生まれた子供の登竜門的なお役です。
今回は、子供歌舞伎スクール寺子屋の生徒さん二人の交互出演でしたが、今年4月の歌舞伎座では寺島しのぶさんの長男まほろくんが、昨年11月の平成中村座では勘九郎さんの次男長三郎くんが勤めてました。 長三郎くんが太郎吉を一生懸命勤めるところは、中村屋ファミリーのOAでやってましたね~

それで思うには、たぶん来年勸玄くんが新之助襲名する時、この太郎吉のお役も候補の一つではないかと。
来年5月から7月までの十三代目市川團十郎襲名披露公演では3ヶ月続けて違う演目を掛けることになるので、全てが新作という訳には行かないでしょう。歌舞伎十八番は当然としても、古典の人気作で子役が活躍する演目、ここ数年で上演した演目からということを考えると、『実盛物語』は有力候補の演目かも。楽しみ~[るんるん]




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免疫力アップ大作戦!59回目 新潟県2、3日目 [旅行]

新潟旅行2日目。
朝食もお部屋で。シンプルながらもやはりご飯が美味しく、お代わり~[わーい(嬉しい顔)]

それではこちらのお宿「かじかの宿和らぎ荘」さんの採点です。
部屋4、お風呂5、夕食4、朝食3、接客サービス3、癒され度5、コスパ5
総合評価は…4.1[満月][満月][満月][満月][三日月]ちなみにじゃらん口コミも4.1でした~

旅館と民宿のあいだのような。過度なサービスはない代わりに、欲しいものはちゃんとあるというか。静かでのんびり出来る。部屋の露天風呂も大浴場もほんとにいいお湯だったし。
なにより、働き者のおばあちゃんたちに力をもらえて、ほっこりした気分になりました。

チェックアウト後はどこにも立ち寄らず、新潟駅まで戻ってレンタカー返却。新幹線で越後湯沢駅へ向かいます。すると、駅のホームに来るまではまったく忘れていましたが、予約していたのがこちらの『現美新幹線』[ひらめき]
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注目のアーティスト監修の現代アートが全車両に施された新幹線で、『現美』とは現代美術館の略だそうです。車両や内装は、まさに現代アート[るんるん]
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6両編成で指定席は1車両のみ、あとは自由席ですが、人気列車のためほぼ始発駅で一杯になるようです。プラレールで遊べるキッズスペースやカフェもあります。
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新潟駅と越後湯沢駅間を1日3往復、土日祝日のみ運行されています。私の場合は狙って予約したわけではなく、たまたま新潟から越後湯沢まで行く予定でちょうど良い時間帯だったので予約したんですが、東京からだと越後湯沢での乗り換えが必要になります。が、この記事を書いている今日は10月6日ですが、この土日に初めて東京新潟間を運行しているそうですよ。

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越後湯沢駅に到着。越後湯沢というとスキー場というイメージでしたが、温泉街なんですね~ 東京からだと1時間30分なので、東京から行く近場の温泉街ということで、観光客も多かったデス。

まずは荷物を預けるため、この日のお宿『松泉閣花月』さんへ。
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チェックイン前だったので、そのまま今回唯一の観光へGo!
お宿から歩いて5分ほど、湯沢高原ロープウェイ乗場へ。
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湯沢高原パノラマパーク、山々に囲まれたとても気持ちの良い空間。トレッキングルートがあったり、高山植物アルプの里ではガーデンテラスの中をお散歩したり。
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サマーボブスレー、とても楽しそうでしたが、乗る勇気はなし[あせあせ(飛び散る汗)]

園内にはけっこうな高低差があるので、一旦散策路を降りて行ってから、リフトで戻るルートを選択。
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散策ルートで出会ったお花たち。9月後半だったので、最盛期は過ぎてしまっていましたが、それでもまだまだ見応えありました~
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ほっこりするコキアと大きなシャボン玉[かわいい]
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お宿に戻ってきました。今年の7月にリニューアルされたばかりの綺麗なお部屋でした。
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若女将手作りの館内案内や周辺マップ。とても可愛くて感動しました。英語バージョンもあるのにはびっくり[ひらめき]

まずはお宿の大浴場へ。ほぼ貸切でしたが途中で赤ちゃんを連れたお母さんとおばあちゃんが入ってこられました。お母さんとおばあちゃんが交代で体を洗っている間、赤ちゃんは大人しく気持ち良さそうに、温泉に浸かってました(^-^)
そして、そのおばあちゃんも、私と同じ乳がんの手術をされていたみたいでした。全摘手術以降59回目に及ぶ温泉旅行の中で、もしかしたら初めて出会ったかも。御苦労されたと思うけど、こうやってお孫さんと一緒に温泉に入れるなんて、お幸せだな~と思ったのでした。

お風呂上りは、地ビールと地酒で…夕食前というのに、やはり酒処の新潟県、恐るべし。
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越後湯沢駅もお土産屋さんが充実していて、いろいろ買い込んでしまいまして。『上善如水』は越後湯沢のお酒なんですね~ ちなみにお猪口はMYお猪口。旅のお供です。

夕食は食事処の個室で。お酒のメニュー表も、お品書きもすべて手書き。新潟県の名産品を細かく紹介してあって、その仕事ぶりに『新潟愛』を感じます。
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利き酒セットもお得な値段設定、品揃えも豊富で、ほんとテンション上がります[グッド(上向き矢印)]

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先八寸は、毬栗宝楽盛り、焼松茸、栗、甘鯛、妻有ポーク。雲子西京漬けと花月変わり玉締め。雲子とは鱈の白子のことです。どの一品も秋を感じるお献立。松茸、今年初めて食べたぞ~[るんるん]

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お造りと国産牛ステーキ陶板焼き。

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のどぐろ煮付け。きゃあ~[exclamation]のどぐろさま~[ひらめき]

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ご飯は魚沼産コシヒカリ、キノコ汁。一杯目は郷土料理のきりざいで白ご飯のまま、二杯目はお茶漬けで。。。(*^-^*)

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秋の味覚盛り合わせ。

品数はそんなに多くなかったけど、最後にごはんをたくさん食べられるように、余力を残しておける量で、ちょうど良い加減でした。どれも美味しくて、大満足[ぴかぴか(新しい)]

夕食後はまだ余力があったので、ラウンジのお酒Barへ。色々なお勧めのお酒をお猪口単位でお得に飲めるということで、酒処ならではのサービスです。普段は一人でBarなどへは行かないけど、こじんまりとした空間で一人でもゆっくり出来ました。それにマスターがとても気さくな方で、自ら厳選した希少なお酒をいろいろお勧めしてくれました。私自身はお酒の銘柄や味にはあまり関心がないので、申し訳ないほど(^^; でも、美味しいということはよくわかりますよ~

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その後は貸切風呂へ。露天風呂もついていて、サイコーにリラックス出来ました[いい気分(温泉)]

翌日の朝食。
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大好きなたらこがあるだけでも幸せですが、やっぱりごはんが美味しくてお代わりしちゃいました。『のっぺ』は郷土料理だそうです。優しいお味。

それではこちらのお宿『松泉閣花月』さんの採点です。
部屋5、お風呂5、夕食5、朝食5、接客サービス5、癒やされ度5、コスパ5
総合評価は・・・5.0[満月][満月][満月][満月][満月]5点満点出ました~[ぴかぴか(新しい)]
ちなみにじゃらんの口コミは4.5、こちらも高評価です。

お部屋もお風呂も食事もどれも大満足、とても居心地の良い空間。お酒Barでのひとときも楽しかったし。そして何より印象に残ったのは、若女将手作りのMAPやお品書き。イラストやコメントも楽しく、何かそういう方面のお仕事をされていたのかと思う位の完成度。いや~素晴らしいの一言です。

3日目は11時のチェックアウトまではお宿で二度寝[わーい(嬉しい顔)] またまた越後湯沢駅で大量の買い物をして、帰途に就きました。
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帰りの新幹線は『MAX谷川』、初めて2階建て車両に乗りました~

新潟県って、東京からだと割とお手軽に行ける距離だし、何といっても米処、酒処でテンション上がるところなんですね~ いや~また来ようっと。
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免疫力アップ大作戦!59回目 新潟1日目 [旅行]

9月21日から2泊3日で、新潟県に行ってきました。

東京駅から新潟駅まで新幹線で約2時間、新潟駅からはレンタカーで約1時間20分。新潟県北部にある関川村温泉郷の一つ、高瀬温泉へ。この日のお宿「かじかの宿和らぎ荘」さんへ直行。

山間の長閑な農村で、ほんとに静か。車もほとんど走っていないし、人の気配も。。。
お宿に着いたら、可愛らしいおばあちゃんがお出迎えしてくれました。旅館と民宿の間くらいのお宿で、従業員さんはほとんど60~80歳くらいのおばあちゃん。たぶん人手が少なくて、近所のおばあちゃんたちが手伝っているのかな~ なんだか、田舎の親戚の家に遊びにいったかんじで、優しい気持ちになれるお宿でした。
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お部屋は二間の和室で広々。椅子や調度品もなかなか素敵なセンス。
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部屋には露天風呂がついていて、24時間源泉掛け流し。こんな田舎の村で…と言ったら失礼ですが、お安い値段でかなりお得感アリ[いい気分(温泉)]

お宿の大浴場もいいお湯。ほとんど貸切でのんびり出来ました。
夕食までの1時間ほど、テレビもスマホもなしで、ひたすらボーっとして過ごしました。4月に部長さんになってから、とにかく毎日ずっと頭をフル回転させ、大量の書類をチェックしているので、頭も目も疲れてまして。このボーっと過ごせた時間はとても貴重[ひらめき]

さて夕食はお部屋で。
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部屋食の場合は、一品ずつ運ばれてくるとあまりリラックス出来なかったり、間が空くとイライラしてしまうので、こちらのように最初から全部出してくれる方がいいかも。
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品数も多くて、素朴な味わいの美味しいお料理でした。
そしてさすがに米処と言われる新潟県、ごはんがめちゃくちゃ美味しくて、お代わりせずにはいられませんでした~[るんるん]

この日は新潟駅で自分用のお土産をメチャクチャ買い込みました(^-^)
新潟駅のお土産屋さん、米処酒処ということで、美味しそうな米菓とお酒の種類が豊富で、けっこうテンション上がりますね~
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転院しました [乳がんなんて吹っ飛ばせ!]

私が乳がんと診断されたのが、2013年の年末でした。2014年1月30日に右乳房全摘手術を受けました。
術後の病理検査の結果は、しこりの大きさ1.5センチ、リンパ節転移なし、ステージはⅠ。ホルモン感受性はエストロゲン受容体(ER)は75%、プロゲステロン(PgR)は95%と高度ホルモン反応性、HER2スコアは3+(陽性)で、サブタイプはルミナールB(HER2陽性)というタイプ。増殖能(Ki-67)は60%(普通は20~30%)と高い値でした。組織的異型度(がんの顔つきによる再発のしやすさ)はグレード2(三段階あるうちの中)で、悪性度は高かったものの、薬物療法は抗がん剤治療と分子標的治療、ホルモン治療の三段構えが有効というタイプでした。
術後は、抗がん剤治療6ヶ月、分子標的治療1年、ホルモン治療を4年間行ってきました。

分子標的治療というのは、がん細胞の表面にHER2タンパクが過剰に発現しているタイプ、つまりがん細胞の増殖力が強いタイプの乳がんに対して、そのHER2タンパクを標的として作用する薬を用いて治療する方法のこと。乳がん患者の5~6人に1人がこのHER2陽性とのことで、私もそうでした。

ホルモン治療については、タモキシフェンというお薬を1日1錠飲むだけでしたが、薬をもらうために2ヶ月に1度通院していました。毎回血液検査と問診、6ヶ月毎にエコーかマンモ、CT検査をするというサイクル。ただ、肝臓の数値が悪いので、昨年8月からはタモキシフェンは中止していました。肝臓の数値が悪いのは、お酒の飲み過ぎと肥満が原因だと自分では思っているのですが、ホルモン治療の薬の副作用として、肝臓への負担が大きいということもあるそうなので、薬を止めて様子を見ようということでした。

手術を受けたのが名古屋での病院だったので、そのまま予後の治療も名古屋の病院で続けていましたが、今年4月に東京に転勤になったので、通院をどうするか迷っていました。が、7月に名古屋の病院で転勤になった話をしたところ、『僕の同期がいる病院を紹介しますよ』と言っていただいたので、東京の病院に転院することにしました。私の自宅からだとタクシーで20分くらいのところです。

そして先週、初めてその病院へ行ってきました。触診と血液検査、これまでのカルテなどから、特に問題ないということで、次回の通院は5ヶ月後になりました。薬の処方もなし。
ホルモン治療も1年前からやっていないので、先生に『ホルモン治療は10年やった方が良いと聞いてますけど、このまま薬を中止しても大丈夫ですか?』と聞いてみたところ、『HER2タイプの患者さんなら、再発や転移するとしたらもっと早い時期だから、5年経って大丈夫なら問題ないですよ』と。つまり、分子標的治療が功を奏して、完治したってことみたいです[ひらめき] 今後は半年に1度の定期健診でいいですよ、ということでした。

実は、名古屋の先生からは、その点についてはっきりとは言われていませんでした。肝臓の数値が良くなったら、ホルモン治療を再開するものだと思っていました。土曜日の診察OKだったので会社を休む必要はなかったけど、東京へ引っ越してからは、そのまま名古屋の病院に通院していたら、2ヶ月毎の通院はけっこう負担になるところでした。
やはり先生によって、治療方針が異なるんだなぁ~と思ったのでした。

明日、美智子さまが乳がんの手術を受けられるそうです。ステージ1とのことですが、ご高齢なので全身麻酔の手術の方が心配ですね。無事に手術を終えられますようお祈りします。
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私は長女ですが、姉がいました [私の日記]

母は生涯で5人の赤ちゃんを身ごもりました。が、無事に産まれてきたのは私と妹だけ。
先日TVドラマを見ていて、ふと、自分には亡くなった兄弟がいたことを思い出し、母が亡くなった時に取得した除籍謄本を見てみました。あと三人いたはずなのに、戸籍上、母の産んだ子供は私と妹だけでした。。。調べてみると、死産の場合は戸籍に記載されないということを初めて知りました。

私と妹がまだ幼い頃、地元の産院に入院していた母を見舞う記憶が、今でもあります。もう50年近くも前の話、その産院も今のような近代的なところではなく、昔を舞台にしたドラマに出てくるような簡素な造りの部屋。それでも、『弟か?妹か?』と楽しみに、母を見舞った記憶があります。産まれたのは弟だったと聞いた気がしますが、けっきょくその弟は自宅に帰ることはありませんでした。
当時の私は、それがどういうことなのかよく分かっていなかったし、どういう状況だったのかも知りません。ただ、母のお腹に大きな手術痕があったことは覚えています。
その後も母は妊娠したようですが、その赤ちゃんが産まれてくることはありませんでした。そしてそのことについて、私の中の記憶はほとんどありません。

大人になってからも当時の妊娠、死産について母と話をすることもなく、だけど、母が幼少の私によく話していたのが、私と同じ誕生日に産まれていた姉の存在のこと。私が生まれるよりも2年前のことだったと。だから私は姉の分まで生きているんだよと、母はよく言っていました。
ただ、その姉が産まれた事実が戸籍では分からないということが、なんだかとても悲しいことだなぁ~と思ったのでした。

死産は戸籍には載らない、そのことで辛い思いをしているお母さんたちがたくさんいることを、今回改めて知りました。



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市川海老蔵展in日本橋高島屋 [歌舞伎!!]

9月2日、病院の帰りに日本橋高島屋まで行ってきました。十三代目市川團十郎白猿襲名記念の市川海老蔵展です。写真OK、SNSもOKとのことなので、お気に入り写真、アップさせていただきま~す[るんるん]

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こちらは『にらみ』、市川團十郎家だけに許されるにらみで、にらまれると無病息災で一年を過ごすことが出来ると言われています。たぶん2018年1月の初春歌舞伎の口上の時のものだと思います。実際に目の前で観ると、ほんとに鳥肌が立ちます。。。

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この七月に勸玄くんが披露した外郎売、海老さまの外郎売の映像を観ることが出来ます。

市川團十郎家のお家芸歌舞伎十八番について、これまで海老さまが勤めた時の写真のほか、まだ復活させていない演目は昔の歌舞伎絵で紹介されています。
実際の舞台衣装も展示されています。
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勸玄くんの初舞台、白狐の衣装も[ひらめき]

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そして何よりも今回の一番の楽しみは・・・『暫』[ぴかぴか(新しい)] 展示も映像もあって見入ってしまいました。
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何度でも観ていたい[exclamation]

この他にも『ABIKAI』や『六本木歌舞伎』や自主公演など、海老さまが精力的に行っている新作歌舞伎の映像もあって、なかなか充実した展示でした。
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楽屋の様子も。

市川宗家と言っても、海老さまが歌舞伎座に出るのは1年のうち2ヶ月しかありません。歌舞伎界には他にもたくさんのお家があって、幹部俳優さんたちもたくさんいるので、いろいろな事情があるのでしょうね。海老さまが端役を勤めることは、襲名祝いなどを除いてはほとんどありません。そういう事情なので、新橋演舞場での『初春歌舞伎』以外では、『ABIKAI』『六本木歌舞伎』『古典への誘い』『自主公演』など地方を回るというスケジュールになっています。今年は演劇の舞台にも挑戦!
その分、いわゆる歌舞伎というジャンルに縛られない、いろいろな演出に取り組んでいて、それはそれでスゴイことだなぁ~と思うのです。そしていろいろやっても、歌舞伎十八番の復活という本家本元の歌舞伎では、市川宗家らしくピシッと決める。

来年5月の襲名に向けて、まだまだたくさんの舞台を勤めることと思いますが、くれぐれも体には気をつけていただきたいですね。

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八月納涼歌舞伎2019 [歌舞伎!!]

8月24日、歌舞伎座へ。八月納涼歌舞伎に行くのは、今年で3年連続になります。
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八月納涼歌舞伎はいつもと違って三部制。昨年の八月にも書きましたが、十八世中村勘三郎と十世坂東三津五郎が存命の頃、若手俳優の活躍の場を増やすことと、お客さんが仕事帰りに観られるように・・・ということから提案したのが始まりだそうです。
第一部、第二部、第三部とそれぞれのチケット代はいつもより少し安くなるんですが、全部観るとなると通常回と比べて9000円お高くなります。。。その分、11時から21時近くまで、幕間や入替時間も20分ずつ程度なので、ガッツリと芝居漬けの一日になります。
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第一部の席は1階11列8番。花道からは2列目です。
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第一部の最初の演目は『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)御殿 床下』
実は私が初めて歌舞伎を観たのが、この演目。その時の主人公政岡は尾上菊之助さん、仁木弾正が海老さまでした。今回は中村七之助さんが初役で政岡を、仁木弾正は松本幸四郎さんが務めます。
この演目は、とにかく泣ける[たらーっ(汗)] しかも号泣に近いほど[exclamation] あまりにも切ない母親の悲哀にもらい泣きしてしまい、心を揺さぶられるのです。初めて観る歌舞伎の演目としては、すごくインパクトがあって『歌舞伎ってすごいなぁ~ 面白いなぁ~』と思わせてくれた演目です。
今回の七之助さんの政岡も、初役とは思えないほど素晴らしい政岡でした。この御殿の場は、政岡とその子供千松、主君である鶴千代とのやり取りが眼目の一つなんですが、この千松を勤めるのが七之助さんの甥っ子の勘太郎くん、鶴千代が長三郎くんなんですね~ 
二人の成長ぶりは中村屋ファミリーの特番でもお馴染みですが、今回のお役は子役にとってはとても大きなお役で、1時間もの長丁場にほぼ出ずっぱり、長台詞もたくさんあるお役。勘太郎くんはもう8歳なので堂々と安定感のあるお芝居、長三郎くんも自分の台詞がないところでも、しっかりお芝居に集中しているかんじで『二人ともまた一段と成長したなぁ~』と思ったのでした。
なので、七之助さんと二人との息もピッタリ。勘三郎さんが始めたこの納涼歌舞伎で、息子の七之助さんと孫の二人が大作を勤めるなんて…本当に感慨深いですね~

二つ目の演目は『闇梅百物語(やみのうめひゃくものがたり)』舞踊劇です。
河童や一本足傘、骸骨などいろいろな妖怪が出てきて、楽しい踊りを披露してくれます。とてもユーモラスな舞踊劇で、思いの外楽しい演目でした。
一番のツボは、歌昇さんの一本足傘の妖怪[るんるん] キモカワ~(*^-^*)

第二部は『東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)』シリーズ第4弾[exclamation] 超人気作品です。
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コチラはなんといっても豪華俳優陣が集結、チケットもすぐに完売になるそうですヨ。
今回は、猿之助さんと幸四郎さんの弥次喜多コンビがそれぞれ二役を勤め、早変わりが満載。もちろん宙乗りも本水もあって、めちゃくちゃ面白かった~
中車さんも。鎌川霧蔵なんて[ひらめき] もちろん、かまきりも登場(^-^)
そして多分観客の一番のお目当ては・・・染五郎さんと團子さんの二人[ひらめき] 二人とも声変わりが落ち着いて、顔と背丈がシュッとして美しく、ほんとに見ているだけで幸せ~[ぴかぴか(新しい)]な気分になりました。もちろん容姿だけではなく、演技もしっかりしているし、華がある[exclamation] 染五郎さんの幸四郎襲名は既定路線としても、團子さんも五代目猿之助襲名、ほんとにありそうですね~
幸四郎さんと染五郎さん、中車さんと團子さんの絡みのシーンもありますヨ。
七之助さんや巳之助さんも出てます[るんるん]

毎度のことながら奇想天外、その中でも今回は古典歌舞伎のパロディーもたくさん散りばめられていて、古典が好きな方も楽しめる構成。観終わった後の充実感がたっぷりの、素敵な演目でした。

第三部は『新版雪之丞変化(しんぱんゆきのじょうへんげ)』
玉三郎さんと中車さん、七之助さんが勤めます。玉三郎さんがストーリー構成と演出を手掛けた、映像を駆使した新しい舞台でした。
雪之丞変化はこれまで何度も映画化、舞台化された有名なお話ですが、私はまだ一度も観たことがありませんでした。なのでスタンダードを知らないせいか、あまり琴線に触れず。。。
ただ、とても印象的だったのが、七之助さん。立役の七之助さんが、お父さんの勘三郎さんによく似てきたなぁ~と。顔立ちも、勘九郎さんよりも七之助さんの方が似ているけど、台詞回しや声もそっくり。七之助さんの女方としての実力もすごいけど、立役ももっとやればいいのになぁ~と思ったのでした。

第三部は20分の幕間を挟んでの二幕でしたが、お尻も痛くなってきたので二幕目の前に帰ってしましました。ゴメンナサイ・・・
最後まで観ることが出来なかったけど、なかなか楽しい一日でした。


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